英仏再処理関連ニュースの部屋


セラフィールドの危険な核遺産:貯蔵プールに放置された使用核燃料棒
濁ったプール水の底には、汚染された金属片が溶けて沈殿し、致死量の放射線を放出
−日本の行き場のない使用済MOX燃料への警鐘−
 (2009/1/12up)
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美浜の会ニュースNo.92
ソープ再処理工場 「バーチャル再処理」─再処理せずにプルトニウムと廃棄物を返還 (2007/6/27up)


英国:セラフィールドの労働者の死体から家族に無断で心臓や肺などを摘出
セラフィールド労働者のプルトニウム濃度は高くなっていた
大気に放出されるプルトニウムが周辺住民に影響 (2007/5/13up)
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翻訳紹介
「深刻な過失と怠慢」に対して運転会社BNGに有罪判決
ソープ再処理工場の事故で50万ポンド(約1億円)の罰金を科される
翻訳紹介 (2006/10/30up)
「深刻な過失と怠慢」に対して運転会社BNGに有罪判決 (2006年10月16日 COREプレスリリース)


翻訳資料
ソープ再処理工場の漏えい事故で
英国原子力グループに200万ポンド(約4億円)の罰金
紹介と翻訳資料 (2006/8/21up)
ソープ再処理工場の漏えい事故で英国原子力グループに200万ポンド(約4億円)の罰金
(2006年8月9日 COREプレスリリース)


翻訳紹介
ソープ再処理工場の運転会社BNGは放射能漏えい事故で起訴へ
翻訳紹介 (2006/4/25up)
BNGセラフィールドの放射能漏れで起訴へ (2006年4月20日 ザ・ガーディアン)


翻訳資料
運転再開さらに遠のく 英国・ソープ再処理工場
修理方法が決まらず─昨年4月の配管破断・大量の高放射性溶液漏えい事故
紹介と翻訳資料 (2006/2/7up)
ソープ再処理工場は再開のさらなる延期に直面している (2006年1月30日 COREプレスリリース)


翻訳資料
来年3月まで延期されたソープ再処理工場の閉鎖
翻訳資料 (2005/10/14up)
延長されるソープの閉鎖 (2005年10月3日 CORE)


翻訳資料
英国の再処理工場
ガラス固化施設の危険な実態を内部告発文書が暴露
翻訳資料 (2005/10/12up)
セラフィールドでの大失敗のリストが秘密報告書によって暴露される (2005年10月12日 インディペンデント)


翻訳資料
BNFLの高レベルガラス固化体は地層処分にも海外返還にも適さない
翻訳資料 (2005/9/21up)
核廃棄物は「地層処分するにも海外へ返還するにも適さない」 (2005年9月15日 ホワイトヘブン・ニュース)


翻訳資料
放射能で汚染されたカモメが撃ち落とされている──英国の再処理工場周辺
カモメは核廃棄物 地下の冷凍庫に山積み
翻訳資料 (2005/9/14up)
セラフィールドは放射能で汚染されたカモメと苦闘 (2005年9月11日 インディペンデント)


翻訳資料
ソープ漏えい事故最新情報
漏えい溶液には複数の顧客の使用済み核燃料が含まれていた
BNGは1台の計量タンクのみでソープの再開を計画している
翻訳資料 (2005/7/21up)
ソープ漏えい事故最新情報 (2005年7月11日 COREブリーフィング)


翻訳資料
ソープ再処理工場での放射性溶液大量流出事故に関する
英国原子力グループ(BNG)の調査委員会報告書
報告書表題:ソープ供給清澄セルにおける1次格納物質の喪失を伴う配管破損
翻訳資料 (2005/7/14up)


ソープ再処理工場での放射性溶液大量流出事故の報告書
「新しいプラント」文化の蔓延がソープ事故を引き起こした
「ソープは新しいプラントなので漏えいは起き得ない」(BNG)
「六ヶ所再処理工場ではソープと同様の事故は起き得ない」(原燃社長)
六ヶ所にもはびこる「新しいプラント」文化
詳しくはこちら (2005/7/13up)


翻訳資料
報告書はセラフィールドの漏えい事故は再び起こりうると言う
重大な核汚染についてBNFLの「自己満足」が非難される
翻訳資料 (2005/7/11up)
報告書はセラフィールドの漏えい事故は再び起こりうると言う (2005年7月3日 オブザーバー)


翻訳資料
ソープ漏えい事故最新情報─原子力施設検査局(NII)の改善通達
翻訳資料 (2005/6/24up)
ソープ漏えい事故最新情報─原子力施設検査局(NII)の改善通達 (2005年6月17日 COREブリーフィング)


翻訳資料
セラフィールドの放射能漏れで約600億円の損失
翻訳資料 (2005/6/16up)
セラフィールドの放射能漏れで3億ポンド(約600億円)の損失 (2005年6月13日 ガーディアン)


美浜の会ニュースNo.82
英国・ソープ再処理工場−プルトニウムを含む大量の放射能溶液が漏えい (2005/6/9up)


翻訳資料
ソープの漏えいは9ヶ月間も放置されていた
翻訳資料 (2005/6/3up)
プルトニウムは9ヶ月間、床に流出した溶液の中で放置されていた (5/29 インディペンデント紙)
ソープ再処理工場の供給清済セル─新情報 (5/27 英国原子力グループ[ソープの運転会社]のプレスリリース)
ソープ再処理工場に関する原子力廃止措置機関の声明 (5/27 ソープの所有者の声明)
アイルランドがセラフィールドの漏えい事故をさらにひどい問題として厳しく非難する (5/28 ヤフー・ニュース[AFP])


ソープ閉鎖による雇用と経済危機を案じる地元新聞に
「閉鎖は、何百人の職の損失を意味するとは限らない、他に仕事はある」
とソープ所有者(NDA)が返答
紹介と翻訳資料 (2005/6/1up)
・「ソープ:NDAは政治のために人々の生活をもてあそんでいるのだろうか」 5/19 ホワイトヘブン紙
・「ソープの価値−『ヒステリーにではなく正直に』とCOREが要求」 5/20 CORE
・「ソープの閉鎖は、何百人の職の損失を意味するとは限らない」―NDA 5/26NDA会長がホワイトヘブン紙に宛てた書簡
・「ソープ再処理工場の労働者たちにとって新たな希望」 5/26 ホワイトヘブン紙


翻訳資料
COREは原子力廃止措置機関にソープの閉鎖を要求する
翻訳資料 (2005/5/23up)
原子力廃止措置機関(NDA)にソープの閉鎖を要求する (2005年5月18日 COREプレスリリース)


翻訳資料
ソープ再処理工場漏えい事故 最新版
ソープの漏えい事故について、現在までを概括するCOREのブリーフィング。
COREから送られてきた、漏えい事故の起きた施設の概略図付き。
翻訳資料 (2005/5/18up)
ソープ工場配管漏えい事故 最新情報 (2005年5月13日 COREブリーフィング)


翻訳資料
放射能漏れ施設は永久に閉鎖とセラフィールドは言う
ソープ再処理工場は決して再開すべきでない─責任者
 ソープ再処理工場を所有するNDA(原子力廃止措置機関)の上級職員は、ソープを永久に閉鎖すべきとの意向をオブザーバー紙に語った。英国再処理計画の終わりの始まりだ。
翻訳資料 (2005/5/16up)
放射能漏れ施設は永久に閉鎖とセラフィールドは言う (2005年5月15日 オブザーバー)


翻訳資料
英国・ソープ再処理工場
ウラン・プルトニウム20トン、プルトニウム200sを含む大規模な放射能漏れ事故で閉鎖
 英国・ソープ再処理工場で、前処理建屋の配管が破断し、約83m3(競泳プールの約半分に匹敵する量)の硝酸溶液が漏えいする大事故。この中には使用済み核燃料が約20トン、プルトニウム約200sが含まれている。放射能レベルが高いためそこに人が入ることはできない。漏えい溶液の回収に、ロボットの新たな製造も。再処理工場での漏えい事故がいかに危険であるかを示している。ソープ再処理工場の閉鎖は長期にわたる。六ヶ所再処理工場への警告である。
翻訳資料 (2005/5/12up)
大規模な放射能漏れがソープ核工場を閉鎖する (2005年5月9日 ガーディアン)


翻訳資料
事故続きの英国ソープ再処理工場
前処理建屋の複数の配管から高レベル放射能溶液が漏えい
翻訳資料 (2005/5/6up)
ソープ再処理工場─複数配管からの漏洩で操業停止 (2005年4月27日 COREブリーフィング)


翻訳資料
英国が世界の核のゴミ捨て場に
イタリアが英国での核廃棄物保管を含む再処理契約を提案
記事の紹介 (2005/1/15up)
イタリアが 核廃棄物を英国に輸出 (2005年1月5日 ガーディアン)
イタリアは核廃棄物問題を英国に輸出することを計画している (2005年1月4日 COREプレスリリース)


翻訳資料
BNFLの使用済み核燃料貯蔵プールB30では、被覆管が腐食し燃料が溶け出している
記事の紹介 (2005/1/6up)
セラフィールドの「汚れた」貯蔵プールがもたらしている恐れ (2003年7月13日 サンデー・ヘラルド)
英核燃会社:核物質30年間放置 貯蔵プールに溶け出す (2004年12月11日 毎日新聞)


 国連委員会が、食物中の放射能の制限値引き下げを提案
再処理工場からの放射能で汚染された英国産のエビ・貝などが食用禁止の可能性
記事の紹介 (2004/11/3up)
翻訳資料
カンブリアやソルウェー湾、モアカム湾から放射能を帯びた海産物がなくなる前兆か?
(2004年10月13日 COREブリーフィング)
新しい放射能の制限値は甲殻類(漁業)を滅ぼす可能性がある
(2004年10月12日 ニュー・サイエンティストコム・ニュース・サービス)


 リークされた政府報告書で、
放射線線量について多くの不確かさが確認されたことを、
COREは歓迎する
 BNFLのセラフィールド再処理工場から約3q南にあるシースケール村では、20年程前から小児白血病の多発が大きな問題となっていた。1983年ヨークシャーテレビが放映した「ウインズケール(セラフィールドの旧称):核の洗濯場」は、シースケール村での白血病多発が再処理工場から放出されるプルトニウム等によると示唆した。それ以降、因果関係を巡って多くの論争が行われてきた。BNFLは因果関係を否定し続けてきた。
 20年の歳月を経て、英国政府はその報告書で、内部被曝の危険性の過小評価、ICRP被曝モデルの不十分さを指摘し、シースケール村の白血病多発等を被曝に起因するものと認めることになる。
 翻訳した記事は、BNFLの放射能汚染に反対して闘っている地元団体COREによるプレスリリースである。英国の新たな状況は、六ヶ所再処理工場を運転させてはならないことを示している。
翻訳資料 (2004/8/3up)
リークされた政府報告書で、放射線線量について多くの不確かさが確認されたことを、COREは歓迎する
(2004年7月15日 COREプレスリリース)


 運転開始から2年
BNFL・SMP工場はいまだにMOXを製造できず
翻訳資料 (2004/5/24up)
セラフィールドMOX工場は[MOX燃料]引渡しの約束を果たせていない (2004年5月16日 COREプレスリリース)


 BNFLの労働組合が11/14からストライキへ
再処理工場もMOX工場も閉鎖に
翻訳資料 (2003/11/13up)
セラフィールドの労働者がストライキへ (2003年11月7日 BBCニュース)
BNFLのストライキはセラフィールドを閉鎖しそうである (2003年11月8日 ガーディアン)


 英国エネルギー大臣 前日になって訪日を中止
「英国民の税金でブッシュの核戦略を後押し」に議会で激しい批判
BNFLはブッシュの小型核兵器製造の手助けを狙っている
やっぱりBNFLはゴメンです
記事の紹介 (2003/11/6up)
翻訳資料
BNFLは米国の核兵器製造を手助けする (2003年11月2日 インディペンデント日曜版)


 BNFLの労働組合が、30年で初のストライキ権を確立
セラフィールド施設で、賃金格差是正を求め
11/3英国エネルギー大臣の訪日に花をそえるストライキ
 BNFLのセラフィールド・サイトの2つの労働組合は、10月27日、圧倒的多数でストライキに入ることを決定した。セラフィールドで30年目にして初のストライキとなる。
 このストライキは、1999年以来、ブルーカラーとホワイトカラーの賃金格差是正を求める長期の闘争の末に決定された。約2400人の労働者を組織する労働組合がストライキに入れば、セラフィールドの再処理工場やMOX工場は停止に追い込まれるだろう。
 折しも、11月3日、英国のエネルギー大臣が訪日予定である。BNFL製MOX燃料の売り込み宣伝のために。BNFL労働者のストライキは、この大臣の来日に「さらばBNFL」の花をそえるだろう。
 セラフィールド・サイトは、労働者のストライキに加え、原子力債務として核解体機構(NDA)に移管されることが決まっている。このNDAの設置法案が政府より近々公表される。問題続きのBNFLのMOX燃料をエネルギー大臣が日本に売り込むとはとんでもない話である。
翻訳資料 (2003/11/1up)
セラフィールドでストライキに向けた断固たる投票 (2003年10月27日 CORE)
BNFLはセラフィールドでストライキに直面している (2003年10月28日 ガーディアン)
原子力ストライキはセラフィールドを閉鎖するかもしれない (2003年10月26日 オブザーバー)


 フランス政府が「秘密防護」法令を交付
プルトニウム輸送 口頭で情報公開しただけで、7年以下の投獄と1270万円)の罰金!
 反原発運動への抑圧・弾圧と、表現の自由・知る権利を制限
こんな悪法に守られたコジェマとのMOX契約を阻止しよう
 フランス政府は、テロリストから核物質の輸送を守るためとして「秘密防護」法令を8月9日に公布した。この法令は、核物質の輸送等に関する、口頭からコンピューター・ファイルまで、もちろんインターネット上の情報公開も禁止するという。これに違反すれば、7年以内の投獄か10万ユーロ(約1270万円)の罰金刑である。
 この法令の狙いは、コジェマのプルトニウム輸送等に反対するグリーンピースやクリラッド等の環境保護運動を抑圧・弾圧することにある。これら諸団体は、法廷闘争や全国署名運動などで反対している。この法令は、反原発運動だけではなく、表現の自由と知る権利を著しく制限し、民主主義を蹂躙するものだとして、ジャーナリズムでも批判の声があがっている。時代錯誤も甚だしい。
 コジェマの再処理やMOX製造を支援するために、フランス政府はこんな悪法まで新たにつくりだしてきた。こんな悪法に守られての、関電と仏・コジェマのMOX製造契約を阻止しよう。
翻訳資料 (2003/10/28up)
新しいフランスの法規は原子力産業を軍事活動と同じく秘密にする/クリラッド


翻訳資料
原子力の夢は終わる BNFLのソープ再処理工場は2010年までに閉鎖
「六ヶ所の夢」もまた終わりに追い込もう
 BNFLのソープ再処理工場が2010年までに閉鎖されると、英国のガーディアン紙が報じた。「再処理工場の閉鎖は原子力の夢を終わらせる」。BNFLはプルトニウムを生産する再処理から、廃棄物処理に転業する。途方もない汚染と被害をもたらしてきた再処理工場が閉鎖される。
 再処理の先達が、その夢を終わらせるように、「六ヶ所の夢」もまた終わりへと追い込もう。
翻訳:美浜の会&グリーン・アクション (2003/8/28up)
「セラフィールドの再処理工場閉鎖は原子力の夢を終わらせる」 (2003年8月26日 ガーディアン)
「BNFLはソープ再処理工場を閉鎖する」 (2003年8月26日 CORE プレスリリース)


BNFLにMOX製造能力なし
コジェマにMOXペレットまで作ってもらっている
その証拠にコジェマにプルトニウムを送る
 BNFLは受注していたドイツ向けのMOXを製造できずに、代わりにコジェマ製のMOXをコジェマからドイツに納品してもらっていました。コジェマに肩代わりしてもらったMOX分に相当するプルトニウムがBNFLからコジェマに送られようとしています。このことは、事実上、MOXペレット自体の製造までをもコジェマに委ねていることを意味しています。BNFLの新MOX工場(SMP)は、2001年12月に製造を開始し、スイス、ドイツ、スウェーデンからのMOX受注を持っていますが、いまだに1体も完成品を製造できていません。
翻訳資料 (2003/8/24up)
「セラフィールドのプルトニウム搬出がまもなく行われる」 (2003年8月14日 CORE プレスリリース)


関電MOXにまたも暗雲
BNFLはMOX燃料を製造できない
ドイツ向けMOXを、競争相手のコジェマ社に作ってもらうしまつ
「BNFLはそれを彼等の好きなように呼ぶことができるが、主要なライバルへのMOX注文の恥ずべき譲渡は台帳から契約を失ったことになる」(CORE:マーティ ン・フォワード氏)
翻訳資料 (2003/8/6up)
「セラフィールドMOX工場の注文台帳は混乱している」 (2003年7月29日 CORE プレスリリース)
「BNFLはMOX燃料製造のためにフランスに行かざるを得なかった」 (2003年8月3日 インディペンデント)


ノルウェイの漁師たちがBNFLの放射能放出に怒り
ノルウェイ政府はテクネチウム99の放出をやめない英政府を非難
 セラフィールド再処理工場からの放射能放出は、ノルウェイの主要産業である漁業に大きな打撃を与えている。ノルウェイの漁師たちは、BNFLとの交渉において海洋汚染への怒りを爆発させた。
 放射能汚染への懸念から、大西洋産ロブスターの価格は下落している。日本の魚類輸入業者も懸念を示し、ノルウェイ産の海藻を原料とする健康食品や化粧品には消費者から不安の声が寄せられているという。
 ノルウェイ政府も、英国がテクネチウム99の放出停止計画を実施せず、むしろ放出量を増加させているとして英政府を非難した。6月にドイツで開催されるオスパー会議では、ノルウェイとアイルランドは、英国の放射能放出に再び抗議するだろう。
漁師達は核廃棄物に怒りをあらわにしている BBCオンラインニュース 2003年4月15日
セラフィールドの汚染について英国が非難された ガーディアン 2003年4月29日
 (2003/5/10up)


英・BNFL社 新MOX工場に2つの打撃
 BNFL社の新MOX工場(SMP)は2001年12月に操業を開始したが、最大の顧客である日本からの受注の見とおしがたたない状況で、わずかな契約さえも破られる危機に直面している。
翻訳資料 (2003/3/24up)


BNFLの債務管理機構への移管計画 正しい方向への第一歩だが、矛盾だらけ
2002年7月8日 CORE (2002/7/30up)


BNFLは破産状態 20億ポンド[3600億円]の巨額の損失
莫大な廃棄物対策費用を納税者に押しつける
 BNFLは完全に破産状態です。会計報告によれば、20億ポンド[3600億円]にものぼる巨額の損失です。廃棄物対策に莫大な費用がかかるためです。BNFLは、今後設立される債務管理機構(LMA)に莫大な債務を引き継がせ、すなわち核のゴミ処理を納税者に押しつけ、自らは新たな原発建設等を狙っています。また、アメリカの政党に対し違法な政治献金を行っていたことも明らかになりました。
ガーディアン7/17 納税者がBNFLの廃棄物債務に資金を出す
サンデー・ヘラルド7/14 リークされたBNFL報告書は20億ドルの損失を暴く
 (2002/7/18up)


英ヒンクリー・ポイント原発周辺でのガンの群発発生
海に放出された放射能が風に乗って陸地を汚染
 7月14日付け英オブザーバー紙は、ヒンクリー・ポイント原発の近く、バーンハムにおけるガンの多発を報じている。調査の結果、ガンの発生率は全国平均の6倍にもなることが分かった。原発から海に放出された放射能は、海底の浅い部分に堆積している。その堆積物が引き潮で干潟となって露出する際、放射性の粒子が風に乗って舞い上がり、陸地へと運ばれ、住民を被曝させているのである。
オブザーバー紙 記事の訳 (2002/7/17up)


CORE(環境の放射能汚染に反対するカンブリア人の会) プレスリリース
新たな保健研究によってセラフィールドの放射線リスクが確認された
COREプレスリリースの訳
調査報告書の概要 (2002/6/24up)


セラフィールド再処理工場閉鎖を要求するアイルランド市民のハガキ行動
130万ものポストカードがブレアに近づいている
アイリッシュ・インディペンデント 4月26日
ハガキ行動のホームページ (2002/4/28up)


翻訳資料 英・BE社が再処理即時凍結を要求
サンデイ・タイムス 11月11日
オブザーバー 11月11日 (2001/11/17up)


高レベル廃液の増加によってBNFLの再処理工場が運転停止に追い込まれた
 9月22日の英国「ガーディアン」紙によれば、昨日、BNFLの二つの再処理工場が運転停止に追い込まれました。日本等が再処理を委託しているソープ再処理工場と、B205再処理工場です。高レベル廃液をガラス固化する施設が事故などで運転できないにもかかわらず、BNFLは既に遅れている再処理を挽回しようと、再処理を行ってきました。そのため、ガラス固化処理されないまま、高レベル廃液が増加していったのです。NIIは高レベル廃液の量を削減するようBNFLに要求していましたが、これが許容されないレベルに達したため、運転停止に追い込まれたのです。
 このことは、COREが6月に発表した報告書の中で、指摘していたことでした。
9月22日「ガーディアン」仮訳 (2001/9/22up)


チャペルクロス原発で燃料棒落下事故 BNFLまたも事故を隠蔽
 7月5日、BNFLのチャペルクロス原発3号炉で、燃料棒落下事故が起きました。当初BNFLはこの事故を全く隠ぺいしようとしました。しかし地元スコットランドの新聞で暴露されたのです。そして、燃料棒の落下は、わずか60pと発表。その後15メートルと訂正、最終的には24メートルも落下していたと発表。さらにBNFLは、落下はしたが燃料棒の破損はないと言い続けました。しかし直近の情報によれば、3本の燃料棒が破損していたことが分かっています。
「チャペルクロス 最新情報」 CORE 2001年7月16日
「エネルギー大臣 BNFLを非難」 フィナンシャル・タイムス 2001年7月17日 (2001/7/20up)


BNFLと再処理──顧客への欺瞞は続く
CORE報告書の部分訳 2001年6月 (2001/7/8up)


2005年再処理完了は絵に描いた餅 BNFLでの再処理は10年遅れる
包囲されたソープ再処理工場を待ち受ける諸困難は、顧客には隠されている
CORE翻訳資料 2001年6月24日 (2001/6/30up)


英環境保護団体「地球の友」が裁判で勝利
翻訳資料 6月22日 フィナンシャル・タイムス (2001/6/29up)


BNFL再処理工場の故障等で日本の使用済み燃料再処理が8〜10年延期の可能性も
翻訳資料 6月25日 ジャパン・タイムス (2001/6/25up)


BNFL・セラフィールドの苦悩はなかなか消えない
フィナンシャルタイムズ 2001年2月22日 (2001/2/27up)


BNFL・高レベル核廃棄物貯蔵施設で爆発の大惨事一歩手前!
 1月26日、BNFLのセラフィールド核廃棄物施設で、高レベル核廃棄物貯蔵タンクが爆発寸前の危機に直面していた。タンク内のガスが異常に増加し、警報装置が作動したが、作業員は、この警報を3時間近くも無視していた。危険なBNFLとは手を切るべきです。
翻訳 セラフィールドは、爆発警報を無視した オブザーバー2月11日 (2/12up)


BNFLが助言していた! 六ヶ所再処理工場にクリプトン除去装置をつけるなと!
 BNFLは、費用がかさむため、セラフィールド再処理工場にクリプトン除去装置を つけていません。 そのため、20年以上も、ガンを引き起こすクリプトン85を大量に放出しつづけて います。
 さらに英のガーディアン紙によれば、六ヶ所再処理工場の建設にあたって、除去装置 をつけないよう 日本原燃に助言していたとのことです。日本が除去装置をつければ、クリプトンを放 出し続けている自分の立場があやうくなるからだというのです。そして、日本原燃も 「商業的にみあわない」として建設中の六ヶ所再処理工場に除去装置をつけないと 言っています。
 まさに「みんなで放射能を放出すれば怖くない」。こんなBNFLとは手を切る以外 にありません。日本原燃も許せません。六ヶ所再処理工場は建設をやめるべきです。
翻訳 BNFLはクリプトンに関する勧告を無視 ザ・ガーディアン1月22日 (1/24up)


ヨーロッパはイギリスの核廃棄物再処理会社にストップを投票した −ザ・ガーディアン6月30日
OSPARがゴミに対するスタンスを強めている −フィナンシャル・タイムズ・コム6月29日
 6月30日、コペンハーゲンで開かれていたオスパー会議で、デンマークが提案した、英仏再処理は再処理をやめ、放射能放出を防止せよという決議が採択されました。イギリス・フランスは、投票を棄権しましたが、12カ国の賛成により決議されました。英仏に再処理を委託しているドイツ、スイス等も賛成にまわりました。私達は、関電・日本の電力会社に対し、再処理委託を破棄し、北海・アイリッシュ海の汚染をやめるよう、強く要求します。
ザ・ガーディアン 6/30 (7/1up)
フィナンシャル・タイムズ・コム 6/29 (7/2up)


英仏は、再処理工場を直ちに閉鎖せよ!放射性廃液の垂れ流しをやめろ!
グリーン・ピースの「OSPAR2000」キャンペーン・ホームページに注目を!
詳細はこちら (6/18up)


【翻訳資料】セラフィールドとラ・アーグでの再処理中止なるか -WISE News 530
詳細はこちら (6/4up)