BNFLのストライキはセラフィールドを閉鎖しそうである
BNFL strike likely to shut Sellafield


ガーディアン 2003年11月8日
デビッド・ゴー


http://www.guardian.co.uk/business/story/0,3604,1080471,00.html


2000人以上の労働者による波状的な24時間ストライキが、30年間でこの国有会社[BNFL]に打撃を与える初めての争議行為の間、今後4週間にわたってBNFLのセラフィールドサイトを閉鎖しそうである。

セラフィールドの責任者ブライアン・ワトソンはさっそく、最小限の人員配置レベルを用意することによって全ての核プラントの安全維持を保証するように、組合に合意を求めた。

これから金曜日ごとに4回用意されているストライキは、再処理工場とMOX工場を閉鎖するだろう、そして、これらの工場は"静止"状態に置かれるだろう、と考えられている。もしこの会社がよい反応を示さなければ、組合はストライキを段階的に強化すると迫っている。

セラフィールドの2400人の労働者が関係しているこの争いは、工員と一部の幹部との間のシフト賃金の格差2000ポンドを2004年4月までに是正するという約束の不履行をBNFLが断言したことに関するものである。ホワイトカラー幹部は8750ポンドもらっている。

BNFLは、他のサイトの労働者とは合意に至ったと述べ、約束を破っていることをまったく否定し、格差是正にむけて作業を開始したと主張している。しかし、赤字を生んでいるこのグループは、最高で年40000ポンドを稼ぐ労働者の組合によって設定されたスケジュールを守る余裕はないと述べている。

Amicus労働組合エネルギー全国役員ダーギー・ルーニーはBNFLの代表取締役会は経営者に交渉に戻るよう指示するべきだと述べた。「彼等がそうしなければ、長期のストライキを引き起こすことになるだろう、なぜなら、私たちの組合は、この争点について最後までやりとおす準備を十分にしているからである。」

・再生可能エネルギーにおいて広範な経験をもつ前BP[ブリティシュ・ペトロリアム]重役ディペシュ・シャーが英国核エネルギー公社[UKAEA]の新社長に就任する予定である。