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心の傷について | 2005.12.15 新規 | |
学校事件・事故と心的外傷(事例) | 2005.12.15 新規 | |
その他のPTSDに関わる裁判(事例) | 2005.12.15 新規 | |
心の傷に関する記述 | 2005.12.15 新規 | |
治療や薬について | 2006. 2.14 新規 | |
心の傷に関するサイト内リンク | 2006. 1.12 新規 | |
参考資料 | 2005.12.15 新規 |
心の傷について | 2005.12.15 新規 | BACK | NEXT | TOP |
用 語 | 解 説 |
トラウマ Trauma 心的外傷 |
トラウマ(Trauma)」の語源は、ギリシャ語。身体的な傷を指す言葉である。 |
PTSD Post- Traumatic Stress Disorder 心的外傷後ストレス障害 |
「PTSD」(Post-TraumaticStressDisorder
ポスト・トラウマティック・ストレス・ディスオーダー)とは、心的外傷後ストレス障害と訳される。 心的外傷(トラウマ)を受けるような体験をした人が、それを原因として発病する病気のこと。 ベトナム戦争帰還兵士に多くみられた心理的な後遺症。 公式には、この疾患は、通常の人間の体験(つまり、単なる死別や慢性疾患、ビジネスの失敗、婚姻上の摩擦のような常識的な体験)からほど遠い、心理的に抑うつされるような出来事、 (1)事故による負傷や死亡 (2)意図的な行為(テロリストによる攻撃や戦争) (3)不可抗力とされる自然災害 などに引き続いて、特徴的な症状<フラッシュバック=再体験>が起こること。 |
Acute Stress Disorder 急性 ストレス障害 |
恐怖体験から1カ月内に起きる強すぎる反応を急性ストレス障害という。 1カ月以上持続するものを心的外傷後ストレス障害という。 |
学校事件・事故と心的外傷 | 2005.12.15 新規 | BACK | NEXT | TOP |
学校事件・事故と心的外傷(一部、学校外を含む) | 参考 | ||
いじめ | 1985/9/ | 東京都羽村町の町立羽村第一中学校で、男子生徒Iくん(中3・14)が、同級生のつっぱりグループから、殴る、ける、とび膝蹴りをされる、ナイフで切りつけられる、階段から落とされそうになるなど、度重なるいじめを受ける。 Iくんは、つっぱりグループの一員から睨まれて、足がすくみ、一歩も動けない状態になった。 翌日、「このままじゃ殺されちゃう!」と泣き叫び、登校しなくなった。 |
850900 |
症 状 | 一日中部屋のすみにうずくまって、食事もとらなくなった。 医師に「自律神経失調症」と診断される。 3年の後半から卒業するまで登校拒否。 |
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民事裁判 | 1991/9/26 東京地裁八王子支部で棄却(確定)。 いじめの部分的個別事実認定。いじめが登校拒否の一因と認定。 一方で、「このようないじめにあったらほとんどすべての者が登校拒否するであろうような、特にはげしいものではなかった」と認定。 |
判時1182 | |
いじめ | 1985/04- 1986/02 |
東京都杉並区の杉並区第三小学校で、男児(小1・7)が、クラスの複数の生徒から毎日のようにいじめを受ける。 | 「イジメと子どもの人権」/中川明編/信山社 |
症 状 | 小児神経症を発症し、長期欠席、転校を余儀なくされた。 | ||
民事裁判 | 1990/4/17 東京地裁で棄却。(確定) 「本件での『いじめ』は、原告が小児神経症を発症させた誘因になっていたと認められるものの、それが唯一の誘因であるということはできない」とした。また、いじめの程度がひどくなく、教師側のいじめ対策に過失なしとした。 |
判タ753 105頁 |
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体罰 | 1989/5/ | 神奈川県川崎市立の小学校で、男子児童Aくん(小4)が、男性担任教師に9カ月にわたって言葉と身体的暴力を振るわれる。 げんこつで殴る、往復ビンタをする、出席簿でたたく、足払いをかけて倒す、皆から離した特別席にAくんだけを座らせる、してもいないいたずらの犯人に仕立てられて100回も土下座させるなど、毎日のようにAくんに言葉と身体的暴力を振った。 両親が、体罰をやめるよう担任教師と校長に訴えたが、「親に言いつけた」として、教師はさらにAくんに暴力を加えた。 Aくんは学校に行けなくなる。 |
890500 |
症 状 | Aくんは物が食べられなくなり、38度の熱が薬を飲んでも下がらなくなる。 部屋の中を立って歩くこともできなくなった。 心配した両親がいくつもの病院に連れていき検査をするが、原因不明。 小児神経科の医師から、学校のことが原因ではないかと言われて、ようやく教師の暴力に思い当たる。 登校をやめてから徐々に回復。 |
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いじめ | 1990/5/11 | 大阪府高石市の市立高南中学校で、男子生徒(13)が、非行グループから暴行される。その後も嫌がらせはエスカレートし、父親はいじめ被害の日誌をマスコミに公開した。 | 900511 |
症 状 | 5/ 末には、親子とも不眠状態になる。Aくんは発熱したり、頭痛を訴えるようになった。 | ||
いじめ | 1991/1/26 | 秋田県南秋田郡天王町の天王中学校で、男子生徒(中2)が、休み時間に上級生3人(中3)から、(変形学生服の購入強要のことを)「ちくったべ」と言われ、殴る蹴るの暴行を受け、気を失い病院に運ばれた。 首のねんざと診断され、3日間入院(3月まで通院)。 |
910126 |
症 状 | その後、心因反応で、話すことも食事することもできず、記憶の喪失もひどくなった。 事件の4日後、秋田市内の病院にかかり、「心因性の反応で、情緒的には赤ちゃんにかえっている」と診断される。 治療のため引っ越しして転校。入院や通院を続けた。 記憶障害が回復した後は、乱暴した上級生に似たひとを見ると、体が震えだし、強い言語障害や幼児化がぶり返した。 心因反応による妄想で、自分を傷つけたりした。 (1992/11/14現在)病状回復の見込みが立っていない。 |
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民事裁判 | 1995/9/22 秋田地裁で一部認容。 裁判長は、争点だったいじめの有無については判断せず、上級生による暴行の事実と情緒障害との因果関係を認め、加害者の上級生に対し、原告本人に200万円、原告父に133万8440円、原告母に50万円の計384万8440円の支払い命令。 加害生徒の親や学校側には損害賠償を認めなかった。 |
判時1579 124頁 判タ903 192頁 |
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体罰 | 1991/6/14 | 大阪府八尾市の市立中学校で、担任のO教師が、不登校気味だったKくん(中2)の自宅を突然に家庭訪問し、暴力をふるった。O教師は、両手でKくんの顔や頭を殴ったり、手でKくんの体や頭をトイレのドアにぶつけたり、後ろから首を押さえて廊下の床に頭をたたきつけたりした。また、両手で首を締め上げて、そのままKくんの頭を階段の手すりにぶつけたりした。 7/19まで、12回ほど通院。 Kくんは、登校するとO教師からまた暴力を受けたり、いじめられるのではないかという恐怖感のため、ほとんど登校できなくなった。 |
910614 |
症 状 | 学年担任が迎えに行っても登校を拒否し、一緒に学校に向かっても、校門前で「こわい」と逃げたしたりした。 1992/4/ 3年生になってから担任が代わり、当初は登校していた。 しかし、O教師が3年生のクラス担任をし、理科の授業をしていることを知ると、再び登校できなくなった。 Kくんは成績が著しく低下。進路変更せざるを得なかった。 Kくんが不登校状態になってから、両親が登校するように説得すると、Kくんは「2階の窓から飛び降りて死んでやる」と泣き叫んだり、両親や妹に暴力をふるうようになった。 |
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民事裁判 | 1997/3/28 大阪地裁で一部認容。 Kくんの被った精神的苦痛に対して20万円の慰謝料と弁護士費用2万円の支払いを八尾市に命じた。 |
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体罰 | 1991/11/ | 神奈川県横浜市の市立小学校で、女性教師(44)が、図工準備室でいたずらをした女子児童(小5・11)の胸元を掴んで倒した。女児はメートル先に尻餅をついて尾てい骨骨折。 | 911100 |
症 状 | その後、心因性の頭痛などを訴えた。 | ||
いじめ | 1991/11/ | 兵庫県西宮市の市立甲東小学校で、男児Bくん(小2・7)が入学以来1年半にわたって、同級生の男児A(小2)から暴行を受けた。頭部顔面を拳で殴られて鼻から出血。その後も突発性の鼻血が続いた。左目の視力が1.2から0.4に低下。 | 911100 |
症 状 | 夜中に大声をあげるなどの心身に変調をきたした。 Bくんは神経科医から、「自殺の恐れがある」と診断され、親類の家で療養。 転校を余儀なくされた。 |
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体罰 | 1992/10/3 | 埼玉県浦和市の市立大谷場小学校で、Aくん(小1・7)は入学以来、女性教師N(45)に「じっと座っていられない」「言うことをきかない」「通学班での登校が遅い」などと言われ、毎日のように殴られていた。 運動会前日、同級生のハチマキがなくなったことを理由に、同教師が、男子児童Aくんの背中をけり、「運動会にはこないで幼稚園に戻りなさい」などと叱った。Aくんが運動会に出席すると、N教師は「運動会を休めと言ったのに、なぜ来たのか」と頭を殴った。 Aくんは登校を渋るようになり、登校拒否。 1993/1/中旬 3学期から別のクラスに変わると登校できるようになった。 |
921003 |
症 状 | Aくんは泣いたり、40度の発熱、吐き気、じんましんなどの症状が出る。父母に「死にたい」と漏らすようになった。 小児科医から「体罰による登校拒否」と診断され、両親はAくんを休ませる。 Aくんは家で、わけもなくあばれる、すねる、突然甘える、鬱屈する、ヒステリックに肘の内側をかくなどの症状を見せるようになっていた。 |
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いじめ | 1993/9/1 | 岡山県津山市の私立作陽高校で、男子生徒Aくんが、1年生時、学校寮で連日、上級生らから集団暴行を受ける。腕に身体障害4級認定の後遺症が残る。 加害生徒らが処分を受けた後も、「Sが退学になったのはお前のせいだ」として、暴力やいじめを受け続けた。性的な暴行もあった。 担任のO教師にいじめを相談したが、「すべてお前が悪い」「お前はこの世にいても何の取り柄もない人間だ。死んでしまえ」などと言われる。 2年生時に不登校となって、3年生に進級できずに留年、転校。 |
930901 |
症 状 | 寮を出た直後から、悪夢や不安感などPTSDの症状に悩まされた。 集団暴行を受ける夢をみる、狭い室内で大勢の人といると寮の室内でリンチを受けた際の状況と重なって耐えられない、大勢の人といるといらいらしてきたり、その場から逃げ出したくなる、暴れたり自傷行為に及ぶ、睡眠薬がなければ眠れなくなるなどの症状を覚えるようになった。 PTSDから自殺未遂を繰り返した。 2001/3/ 心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断される。 常に精神安定剤の服用が欠かせない。 |
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いじめ | 1994/9/21 | 大阪府貝塚市の府立貝塚高校で、女子生徒(高1)が、遊び仲間の同級生ら12人に無理やり知人宅に連れて行かれ、5時間以上にわたって殴るけるの暴行を受けた。 | 940921 |
症 状 | 事件後、別の夜間学校に編入したが、フラッシュバックなどの症状がでて、中途退学。 | ||
いじめ自殺 | 1994/11/27 | 愛知県西尾市の市立東部中学校の大河内清輝くん(中2・13)が、仲間のグループから暴力や恐喝される、川でおぼれかけさせられるなどのいじめを受け、自殺。 | 941127 |
症 状 | 9/16 学年会で清輝くんの様子について話し合ったとき、同席した養護教諭は「視線が定まらなかったり体のゆれがとまらなかったりすることがあった」と報告し、心理テストの実施を勧めた。 9/17 心理テストを実施した。その時の様子は前回と違い、安定して素直な状態であった。しかし、「友達はいい人、クラスのみんなは優しい、将来はいい高校、いい大学に入り、いい会社に入りたい。勉強は大切、成績は上げたい」と書かれていて、(中略)ますます心配になり学年の先生に相談してカウンセリングを受けることを相談する。 自殺。 |
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体罰 | 1996/10/23 | 長野県南安曇郡三郷村の三郷小学校で、担任の男性教師(36)が、授業で持久走の練習参加に遅れた女子児童(小6)が木の陰に隠れていたなどとして、左手の甲でたたく体罰で、女子児童の前歯2本の一部が欠けた。同教師は日常的に体罰を繰り返していたことが判明。 | 961023 |
症 状 | 事件後、担任を変えたあとも、児童たちの間で、友だちの筆箱を洗濯機で洗ったり、教室で衣服を脱いだり、幼児期の精神状態に戻る退行現象が現れた。 学校側が、児童らの心理状態を調べるために、長野県立こども病院に依頼して、臨床心理士の監督下で、絵を書くなどの心理テストを行った結果、複数の児童に体罰を原因とした心的外傷があると診断された。 なかには、幼児帰りの状態が強く、病院で継続的にカウンセリングを受けている児童が数人いるという。 |
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いじめ自殺 | 1997/1/7 | 長野県須坂市の市立常磐中学校の前島優作くん(中1・13)が、明日から新学期が始まるという日の夜、自宅の軒下で縄跳び用の縄で首を吊って自殺。 「あの4人にいじめられていた。ぼくは死ぬ ぼうりょくではないけど ぼうりょくよりも ひさんだった かなしかった。ぼくはすべて聞いていた。」と書いたメモがズボンポケットに入っていた。 |
970107 |
症 状 | 1996/12初め 漢字練習帳の最終ヘージに「感電死」「焼死」「溺死」など、「死」にかかわる熟語が3行にわたって書かれていた。 12/21 の日記に「・・・ぼーとしてたら、そのまま一日終わった」と書いてあった。 9/19−23 生活記録に「ふみんしょう、ひるまねむくて、夜眠れない」と書いていた。 自殺。 |
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民事裁判 | 2005/6/3 長野地裁で和解。 双方が、優作君へのいじめとして「あだ名」「悪口」「陰口」などが存在したと認める。 学校の調査で、優作君の死に結びつく「いじめ」の具体的事実は特定できなかったと認める。 市はいじめ根絶に向け、教育・研修活動に取り組む。 原告側は、賠償などの請求を放棄する。 など。 |
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いじめ | 1997/4/ | 長野県木島平村の村立木島平中学校で、村外からのただ一人の入学者で、日本人とアメリカ人の混血である男子生徒Aくんが、入学式数日後から約1年半にわたって暴行などのいじめを受け、1998年10月には転校を余儀なくされた。 | 970409 |
症 状 | 暗い表情をするようになっていた。同級生に乱暴な行為をすることがあった。 8/ 末、目の定まらない様子で帰宅した後、Aくんは荒れた。 自分の写真立てを投げ、そのガラスの上に乗り、足の裏にガラスが食い込んだ。ガラス片を取り上げ、自分の胸に突き刺そうとした。慌てて止める父親の力も及ばないくらいの激しさだった。その後、Aくんは一時間程、山の中に裸足で駈け込んで、探していた家族の前に、どろどろの服装で、疲労困憊の様子で戻ってきた。 また、「僕は何で生まれて来たのか、何で、ここに引越したか」と、荒れた。 「お母さんの大事にしているバラを燃やしてやる」と言って、灯油をバラにかけた。しかし、最後に思い止まってマッチはすらなかった。その後、Aくんはバラを水洗いしていた。 |
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民事裁判 | 2004/3/ 長野地裁で、村が原告側に150万円を支払うことで和解。 | ||
いじめ自殺 | 1998/7/25 | 神奈川県横浜市港南区で、県立野庭高校の小森香澄さん(高1・15)が、吹奏楽部で同級生らにいじめを受ける。 | 980725 |
症 状 | 食事の量が減る。頭やお腹が痛くなる。アトピー性皮膚炎がひどくなった。 精神科で「うつ状態」と診断。 香澄さんは、カッターを持って暴れたり、自傷行為に走ろうとした。 自宅で自殺。 |
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民事裁判 | 係争中。 | ||
わいせつ 行為 |
1999/4/13 | 北海道旭川市の旭川医大の看護学科の女子学生(大4)が、顔見知りだった同医大の男子学生(大6)から車中で、体に馬乗りなどされたうえ、体を触られるなどの性的暴力を受けた。 男子学生はいったん無期停学になったが、約1年後、復学。 |
北海道新聞 朝日新聞 夕刊 2002/3/12 |
症 状 | 女性は睡眠障害や吐き気などを訴えPTSDと診断される。 強い抑うつ状態がつづき、授業にほとんど出られなくなった。 卒業はしたが、希望していた保健婦の資格をとることができなかった。 女性は就労できず、現在(2002/3/)も通院、療養中。 今でも、人に触れることができないなどの症状が続く。 |
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刑事裁判 | 1999/5/ 女子学生は、男子学生を強制わいせつ罪で刑事告訴したが、旭川地検は、「暴行、脅迫によって強要されたという事実がない」として、不起訴処分。 2000/10/ 旭川検察審査会は、不起訴処分は不当と決議。同地検が再捜査。 |
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民事裁判 |
2002/3/12 札幌地裁で勝訴。被告男性に約957万円の支払い命令。 裁判長は、「脅迫や暴行は加えてはいないが、合意や承諾があったわけではない」「現在でもなお症状が続いており、社会生活や就労に重大な支障をきたしている」として、PTSDを後遺症として認めた。 さらに、「原告は学内の対応に怒りや不満を示しており、これがPTSDを悪化させた可能性もある」として二次被害の可能性も示唆。 また、「「原告の社会生活や就労に重大な支障を招いている」として、大卒女性労働者の賃金センサスによる基礎収入に対して、35%の収入を失ったとして、5年間の逸失利益を認める。 |
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いじめ自殺 | 1999/4/27 | 東京日野市内の市立中学校を卒業したばかりの少年(15)が、朝早く家を出て行方不明になる。同日夕方、八王子市の■■山で首を吊って自殺。 | 990427 |
症 状 | 次第に登校せず家に閉じこもるようになった。 1998/11 「お父さん、もう限界だよ」と言って、ベランダから飛び降りようとした。 死ぬ前に、「頭からきのこが生えてきた」などと言ったりして、言動がおかしいことがあった。 家を出で自殺。 |
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体罰 | 1999/9/ | 千葉県印西市の市立内野小学校で、担任の男性教師が、児童らに同級生の男子児童(小4)を「思い切り殴れ」と命令し、暴行を受けた。 登校拒否になって転校。 |
2004/4/29 朝日新聞 |
症 状 | PTSDを発症。 | ||
民事裁判 | 2004/4/28 千葉地裁で一部認容。市と県に計約150万円の支払い命令。 裁判長は、教師の命令が暴行を誘発したと認定。教師の発言を不法行為とした。 しかし、校長らの対応は不法行為にならないと判断。 一方で、児童のPTSDについては、「にわかに信用しがたい」として認めなかった。 |
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体罰 | 1999/11/24 | 千葉県白浜町立白浜中学校で、いじめをしたとして、担任の男性教師が男子生徒の顔や頭、胸などを数回殴る体罰。 | 2004/4/28 中日新聞 |
症 状 | 男子生徒は以降、学校を休みがちになり、頭痛や吐き気、意識がなくなるなどの症状が出た。 | ||
民事裁判 | 2004/4/24 千葉地裁館山支部で、町に110万円の支払い命令。 裁判官は、「生徒の脳波に見られる異変は、体罰に起因するとはいえない」としながらも、「原告の頭痛や吐き気などは教諭の体罰によるもの」と認め、「体罰が心身に悪影響を及ぼし、日常生活に支障が生じた」とした。 |
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いじめ | 2000/1/26 | 静岡県浜松市の市立東陽中学校の服部太郎くん(中3)が、下校時に同学年の男子生徒5人(中3)に囲まれ集団暴行を受け、全身打撲と頸部捻挫の傷害を受ける。 さらに2日後(1/28)加害者らを含む少年10数人(中3・14-15)が自宅へ押しかけ恫喝(どうかつ)。 |
000126 |
症 状 | 重いPTSDを発症し、以後、父親が経営する会社と自宅以外の外出ができなくなった。 2001/2から精神科に通院したり入院もし、カウンセリングや薬物療法を受ける。 外出ができなくなり高校進学を断念。 |
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民事裁判 | 2005/7/20 浜松地裁で一部認容。(原告控訴) 1月26日事件は、PTSDの診断基準にいう外傷体験と認められる。 ただし、平成12年6月5日の段階においてPTSDの症状は治まったとする。 |
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いじめ | 2000/4/ | 神奈川県川崎市多摩区の市立南菅小学校で、中国人の父と日本人の母を持つ女子児童Kさん(小3・8)が、複数の同級生らからいじめを受けて転校。 | 000400 |
症 状 | 2001/2/ Kさんが不登校になる。PTSDと診断される。 3/ 転居して、横浜市内の小学校に転校。その後もPTSDと診断され通院。 |
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民事裁判 | 2004/4/14 いじめられていた女子児童の両親が、同級生の男子児童Aと女子児童Bの両親計4人を相手に、総額740万円の損害賠償を求めて横浜地裁川崎支部に提訴。 | ||
いじめ | 2000/9/ | 栃木県南河内町の町立中学校の男子生徒(中3)が、同学年の男子生徒(中3)に階段からけり落とされた。 | 000900 |
症 状 | 2000/11/−2001/3/ 卒業まで不登校になる。 大学病院の精神科で、「学校での傷害事件と学校のその後の対応により抑うつ状態にある」と診断。 |
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障がい児指導 | 2001/4/ | 大阪府大阪市の大阪市立小学校で、発達障がいのある男子児童が、小学校1年生の担任の女性教師から残していたおかずを食べることを指導されて、PTSDを再発。 同男児は、発達障がいによる味覚過敏のため偏食が激しく、保育園で保育士に「お化けがいる倉庫に入れる」など脅されて、給食を強要されたことが原因でPTSDを発症し通うことができなくなっていた。 男児の母親は小学校入学前に保育所でトラブルがあったことなどを伝えていた。 |
朝日新聞 夕刊 2005/11/5 |
症 状 | 夜に泣き叫ぶなどPTSDの症状が再発。登校ができなくなった。 | ||
民事裁判 | 2005/11/4 大阪地裁で、大阪市に慰謝料など約132万円の支払い命令。 裁判長は、「校長は、男児の状態や障害の特徴を把握し、注意事項を教諭らに周知する義務があるのに、怠った」と認定。 |
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殺傷事件 | 2001/6/8 | 大阪府池田市の大阪教育大学付属池田小学校に、出刃包丁を持って宅間守(37)が乱入。1、2年生の児童に次々と斬りかかった。 児童8人が死亡。教師2人を含む15人が重軽傷を負う。 |
新聞各紙 |
症 状 | 事件直後、児童たちは、不眠、胸が苦しいと訴える、腹痛、幼児がえり、食欲がなくなるなどの症状が出る。 事件から2年以上が経過しても、人ごみのなかでおびえたり、事件当時のことを急に思い出して体調を崩したりするなどPTSDの症状に悩まされる。 |
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刑事裁判 | 2003/8/ 宅間守に死刑判決。 2004/9/ 死刑執行。 |
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賠 償 | 2003/6/ 文部科学省は、学校の安全管理不備を認めて謝罪。総額約4億円の損害賠償をすることで遺族と合意。 2005/5/8 大学側が、重いけがをした児童8人と保護者に謝罪し、PTSDに対する慰謝料を含め、賠償金約1億円を払うことで合意。 |
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シゴキ自殺 | 2002/3/25 | 群馬県高崎市の東京農業大学第二高等学校ラグビー部に所属していた金沢昌輝くん(高2・17)が、先輩部員から「シメ」と呼ばれる暴力を受けたり、指導陣からシゴキ的な練習や激しく叱責されていた。(特定の部員に注意が集中することを部員たちは、「ハメ」と呼んでいた) | 020325 |
症 状 | 昌輝くんは、学校で過呼吸を起こす。 その後も何度かラグビー絡みで、かなり激しい発作を起こす。 11/6 学校内合宿期間中(11/4〜11/7)、昌輝くんは授業中に過呼吸となり、気づいた生徒が保健室に連れていこうとしたが、昌輝くんは「もう、いやだ!」と大声で何度も叫びながら泣きだした。 2002/3/24 会話のなかで「ラグビー」という言葉がでた途端、自宅で初めて過呼吸の発作を起こす。 3/25 合宿の日、昌輝くんの呼吸が荒くなりあえぎ始めた。玄関でしゃがみこんだ。その後、自室で自殺。 |
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民事裁判 | 2005/9/1 前橋地裁で、学校側が弔慰金500万円を支払う、部員の健康や安全管理の徹底などに配慮した指導をするなどの内容で職権和解。 | ||
わいせつ行為 | 2002/10/25 | 大阪府堺市の堺市立中学で、担任の男性教師Y(51)が、職員室に相談にきた女子生徒Aさん(中1・13)を別の教室に連れだし、胸を触るなどのワイセツ行為。一週間前にも同様のことがあった。 | 021025 |
症 状 | 事件後、「急性ストレス障害」が見られると診断された。学校を休みがちになった。 | ||
刑事裁判 | 2002/10/26 Aさんが刑事告訴し、男性教師を逮捕。学校を懲戒免職。 2003/2/25 大阪地裁堺支部で、懲役2年6カ月執行猶予3年(懲役2年6カ月の求刑)の判決。(確定) |
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教師によるいじめ | 2003/5/12 | 福岡市西区の市立小学校の男性教師X(46)が担当するクラスの男児Aくん(小4・9)の母親の曽祖父が米国人だと知ったことをきっかけに、「血を恨みなさい」「汚れた人間は生きる価値がない。自宅マンションから飛び降りろ」「まだ死んでいないのか。今日やるんだぞ」などと繰り返し言った。 1か月近く体罰を繰り返し、Aくんは鼻血や切り傷、耳が裂けて化膿したり、歯を折るといった傷害を負った。 |
030512 |
症 状 | Aくんは、PTSDで、震えや腹痛、吐き気が続き、通学できない状態になった。「血を入れ替えたい。自分に生きる価値がない」と口にするようになった。 | ||
民事裁判 | 2003/10/8 男児と両親が、教師と市を相手取り、慰謝料など1320万円の損害賠償を求める訴訟を福岡地裁に起こした。 | ||
わいせつ行為 | 2003/5/21 | 2003/5/21、7/4、千葉県浦安市の市立小学校の養護学級で、担任の男性教師が、知的障がいを持つ女子児童2人に、胸を触るなどのわいせつ行為をしたとして起訴。 | 030521 |
症 状 | 女子児童は2人とも、病院でPTSDと診断される。 | ||
刑事裁判 | 2005/4/28 千葉地裁で、教師に無罪判決。 裁判長は、「(証言した)医師が(女児に対する)わいせつ行為があったと診断し、(女児が)体験したことしか話せないと証言していることから、(わいせつ行為を受けたことに)相応の信用性があると考えられる」としたが、「被害女児の供述内容には一部、誇張または想像の疑いが強い部分がある」「事件の経過や周辺事情の証言には不自然で、不合理な点も多く、行為を直接目撃した者もいない」として検察側の主張を退けた。検察側は控訴。 |
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教師の暴行 | 2003/9/ | 北海道札幌市豊平区の北海道尚志学園高校(学校法人北海道尚志学園経営)の職員室で、男子生徒が卓球部の退部を申し出たところ、顧問の男性教師から顔を平手打ちされるなどして5日間のけがを負った。 職員室の他の教師は制止しなかった。 |
北海道新聞 2005/12/9 |
症 状 | 男子生徒は精神的ショックから下痢や不眠の症状が出るようになった。 2004/4/ 定時制高校に転校。 2004/5/ 心身症と診断された。 |
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2005/12/8 札幌地裁で、学校法人と教師に計80万円の支払い命令。 学校法人側は、「暴行と心身症の因果関係は疑問。生徒の親とは和解が成立していた」と反論していたが、鈴木秀行裁判長は、「生徒が受けた苦痛は重大で、心身症と暴行には相当の因果関係がある。和解の成立は認められない」と認定。 |
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体罰 | 2005/8/-9/ | 愛媛県四国中央市の小学校で、スポーツ少年団のバスケットボールチームの男性監督(47)が練習中、小学校高学年の女子児童8人に裸で体育館内をランニングさせるなどの体罰。調査では、体罰は夏休みや放課後、計3回にわたり行われていた。頭を殴るなどの暴力もあった。 | 大分合同 新聞社 2005/11/11 |
症 状 | 女子児童らは、「監督が怖い」と話し、精神科の診察で4人がPTSDになっていることが判明。 |
その他のPTSDに関わる裁判 | 2005.12.20 更新 | BACK | NEXT | TOP |
その他のPTSDに関わる裁判 | 参考 | ||
暴力 | 1999/ | 島根県安来市で、乗用車で接触事故を起こした女性(70代)が、被害者と一緒にいた男性(60代)に背負い投げされるなどし、左腕に後遺症が残った。 2002/11/ 男性を相手取り、慰謝料など約550万円の損害賠償を求めて提訴。 |
讀賣新聞 2003/12/4 |
症状 | その後4年間、女性は被告男性に似たヒゲ面で大柄な男性を見るたびに、恐怖感を覚え、追いかけられる夢を見るようになり、熟睡できないなどの症状が出て体調を崩した。 病院でPTSDと診断される。 |
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民事裁判 | 2003/12/3 松江地裁で男性に440万円の支払い命令。 上寺誠裁判官は「暴行でPTSDになったのは明らか」と因果関係を認めた。 |
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殺害目撃者 | 1999/9/29 | 山口県下関のJR下関駅で、上部(うわべ)康明被告(40)が駅前やコンコースを乗用車で暴走して通行人をはねた後、車を降りてホームを駆け上がり、包丁で5人を殺害、10人に重軽傷を追わせた。(山口地裁下関支部、広島高裁で死刑判決・控訴中) 親子を含む死者4人の遺族3人と、負傷者5人、目撃者1人が、部康明被告と両親、施設管理者のJR西日本を相手取り、総額2億200万円の損害賠償を求めて提訴。 目撃者の原告女性(当時、中学3年生)は、ベンチに一緒に座っていた友人が切りつけられて負傷し、自分も心的外傷後ストレス障害(PTSD)で約2週間登校できなかったと主張。 |
讀賣新聞・夕刊 2004/11/1 |
民事裁判 | 2004/11/1 山口地裁下関支部で、一部勝訴。 上部被告に賠償責任を認めて、原告全員に計1億6191万円の支払い命令(両親とJR西日本の責任は否定)。 原告側は、三者(被告と両親、JR西日本)に責任があるとして、控訴する方針。 神坂尚(しょう)裁判長は、目撃者の女性に対し「医者の診断書がなく、PTSDを認めるのは困難。しかし、切りつけられた可能性もあり、自分に殺傷行為が及ぶという恐怖感を与えた」として、慰謝料300万円を認めた。 |
*1 下級裁主要 判決情報 平成13年(ワ)第272、 平成14年(ワ)第218 |
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犬に咬まれる | 1999/12/11 | 愛知県尾張旭市で、散歩中の男性(49)が、飼われている雑種犬に左ふくらはぎに突然咬み付かれて、傷害を負った。 同犬は、約3年前にもひとを咬んで被害を与えたことがあった。 |
*1 下級裁主要 判決情報 |
症 状 | 男性は、咬まれた左下腿部および、ひねった左膝の激しい痛みと、同犬が狂犬病予防注射をしていなかったことを知って、狂犬病の発症におびえた。 強度のパニック症状により、情緒不安定になり、神経精神科で心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断された。 突然泣き出したり、声を荒げたりするなどの症状が出て、まったく就業できない状態になった。 |
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民事裁判 | 2002/9/11 名古屋地裁で、犬の飼い主に約790万円の支払い命令。 裁判長は、原告のPTSDの発症と犬に咬まれたこととの因果関係を認め、年齢計の賃金サンセスを適用して逸失利益を算出した。 |
平成13年(ワ)第2182 | |
性的虐待 | 1992-2000 | 1992年から2000年まで、東京都で、女性(当時・小6)が、同居していた祖父(80)から8年間にわたり性的虐待を受けた。 女性は、両親の離婚をきっかけに父や弟とともに祖父母宅で暮らすようになった。 祖父は、同居数カ月後から女性と添い寝をするようになり、その後も布団の中で体を触るなどの性的虐待をした。 女性(24)は、心的外傷後ストレス障害(PTSD)になったとして、祖父に慰謝料など約1億2500万円の損害賠償を求めた。 |
共同通信 2005/10/14 |
民事裁判 | 2005/10/ 東京地裁は、祖父に約5900万円の支払い命令。 安浪亮介裁判長は、「女性は最も重症のPTSDになっており、性的虐待行為との間に因果関係がある」とし、「PTSDの症状が行為障害として固定し、就労などができない状態になった」として、2002年から20年分の逸失利益などを認めた。 |
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無言電話 | 2000/1/- 2000/8/ |
2000年1月から8月にかけて、奈良県で測量士見習いの男(39)が、知人の主婦(30代)宅に無言電話を約500回かけ、応答すると無言のままで、応答しないと呼び出し音を鳴らし続けた。 女性はPTSDになった。 |
朝日新聞 2001/4/6 |
刑事裁判 | 2001/4/5 奈良地裁は、無言電話をかけ続け知人女性に心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負わせたとして、傷害罪などに問われていた奈良県の測量士見習い(39)に対して、「被害者や家族に多大な精神的苦痛を与えた」として、懲役2年6カ月(求刑懲役3年)の実刑を言い渡した。 宮本定雄裁判官は、無言電話による心の傷をPTSDと認めたうえで傷害にあたると判断。 |
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圧死事故 | 2001/7/21 | 兵庫県明石市主催の花火大会で、明石市のJR朝霧駅と大蔵海岸を結ぶ歩道橋で群集なだれが発生。花火大会見物に訪れていた生後5カ月の乳児を含む11人が死亡、247人が負傷。 | 新聞各紙 |
刑事裁判 | 兵庫県警は業務上過失致死傷容疑で、明石署、同市、警備会社の当時の担当者ら計12人を書類送検。うち5人を神戸地検が在宅起訴。 2004/12/ 神戸地裁で、警察、警備会社の2人に禁固2年6月の実刑。市の3人に執行猶予付きの有罪判決。 全員が控訴。その後、市の1人が取り下げた。 |
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民事裁判 | 2005/6/28 神戸地裁、兵庫県(県警)、明石市、警備会社の三者に約5億6800万円の損害賠償命令。(確定) 判決では、「(被告三者の)準備段階の警備計画の不備が事故発生の最大の原因」と認定。 雑踏警備における警察の過失責任を指摘し、刑事事件で不起訴処分となった当時の明石署長や副署長の責任にも言及した。 さらに、原告側が求めていた心的外傷後ストレス障害(PTSD)について、原告10人の慰謝料増額を認めた。 |
神戸新聞 2005/7/13 |
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暴言 | 2003/12/11 | 京都府京都市左京区の役所で、女性が、新しい保険証が自宅に郵送されなかったため、保険年金課に電話をして、男性職員(42)と口論になった。 女性は翌日、同課を訪れ、この職員を責めて胸を押したところ、男性職員は、卓上のプラスチック製書類入れのかごを振り上げ、「おばはん、殺したろか」と怒鳴られた。 2004/1/ 職員は停職10日間の懲戒処分。 |
読売新聞 2005/12/15 |
症 状 | 女性はこの後、不眠や腹痛などを訴え、家事ができなくなり、PTSDと診断された。 | ||
民事裁判 | 2005/12/14 京都地裁で、市に50万円の支払い命令。 中村隆次裁判長は、「職員の言動とPTSDの因果関係は認められる」と認定。 |
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*1 最高裁判所のサイト http://courtdomino2.courts.go.jp/home.nsf の裁判例情報のうち
下級裁主要判決情報 http://courtdomino2.courts.go.jp/kshanrei.nsf/WebView/$SearchForm?SearchView
で検索可。
心の傷に関する記述 | 2005.12.15 新規 | BACK | NEXT | TOP |
分 類 | 内 容 | 参 考 |
データ | 公立小中高校教員の精神疾患による休職は10年前の約3倍。 | |
文科省の調査によると、2004年度に全国のなどの公立小中高校教員92万1600人のうち、病気休職者は過去最多の6308人(前年度比291人増)。このうち、うつ病などの精神疾患で休職扱いになった教員は56.4%で、過去最多の3559人(前年度比365人増)。教員全体に占める割合は、0.39%で、10年前の約3倍にあたることが判明。 原因については、「分からない」という回答が多かったが、ベテラン教員が学級崩壊など最近の子どもの変化に対応できなかったり、若手が職場のコミュニケーションに苦労したりするケースが報告された。このほか、多忙化をあげたところもあった。 教職員の病気休職は、他の地方公務員に比べ、0.1%程度高い傾向があるという。 一方、2004年度に懲戒処分を受けた教員は1226人(前年度比133人減)で、4年ぶりに減少。 交通事故が、585人(前年度比51人減)。 体罰が、143人(同30人減)。20人が停職、66人が減給処分。 わいせつ行為が、141人(同14人減)。全体の7割近い95人が免職。 |
読売新聞 2005/12/15 |
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情 報 | セクハラによる心の病は労働災害 | |
2005年12月1日付けで、厚生労働省は、職場での性的嫌がらせ(セクシャル・ハラスメント)によってうつ病などの心の病が起きた場合、労働災害に認定しうるとの見解をまとめ、全国の労働局に通知した。 具体的には、 1.セクハラは労災認定の時、業務に関係する出来事として評価対象になる。 2.被害が極端に大きいセクハラでなくても、起きたあとの職場の対応が適切でない場合は認定されることがある。 などとした。 1999年、旧労働省は、ストレスによる労災を認定する際にセクハラ被害も盛り込んだが、被害者が労働基準監督署に申請しても、「セクハラは業務上の行為ではない」として、労災が見つめられないケースが相次ぎ、批判が強まっていた。 |
朝日新聞 2005/12/13 |
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調 査 | 新潟県中越地震から1年。心の健康調査。 | |
新潟県中越地震の発生から10月で1年を迎えるのを前に、県教育委員会が被災地の小中学生約7万2000人とその保護者を対象に「心の健康調査」を実施。 結果、1150人に臨床心理士のカウンセリングが必要との結果が出ていたことが判明。 今回の調査では、「フラッシュバック」や「赤ちゃん返り」など地震直後に見られた症状だけでなく、無気力になったり、過度のストレスの中で人間関係がうまくいかない、などと訴えるケースもあった。 県は時間の経過とともに別な症状が表面化しているケースもあり、調査表の丸の付け方や筆圧など細かい点にも注意して分析、「結果を学校と家庭、臨床心理士で共有しながら危機感を持って子どもたちを見守ってほしい」としている。 |
共同通信 2005/9/29 |
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対 策 | 災害時の子どものこころの反応への対応 / 甲南女子大学 人間科学部 稲垣由子氏 | |
1.身体的および精神的安全感を与えるように働きかける 2.子どもの表現することをさまたげないこと 3.必要以上に表現させようとしないこと 4.子どもとともに心地よい時間を共有すること(一緒に遊ぶなど) 5.親を責めないこと(特に子どもの前では) 6.現在の生活で具体的に出来うることをともに考えていくこと 7.他機関との連携をとること 8.長期的な観察を保障すること |
小児科臨床 Vol.54 増刊号2001 |
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情 報 | 子どものうつの特徴 | |
・症状が出たり出なかったり、といった状態がある一定期間にわたって見られるのが子どものうつの特徴。(P21) ・子どもが本当にうつ病かどうか判断したいと思うのであれば、「子どもの落ち込んだ感情や悲しみに囚われた行動が、どの程度その子の日常生活や正常な発達を妨げているか」、これだけに集中して考えるといいと思います。(P22) ・うつ状態の乳幼児は、おもに腹痛や不眠などの身体的な症状を訴えます。 こういった症状は、両親や保護者から離れてしまって大きな不安を感じたり、置かれた場所や状況に対して恐怖を感じているときにみられます。 ・一方、思春期の子どものうつは、これとはまるきり異なる様相を見せます。 普段以上によく眠ったり、希望がないと感じたり、体重が増減したり、薬物を乱用したりなどがそれにあたります。(P60) ・通常、うつは、ある一定の区切られた時間内で起こります。したがって治療をしなかったとしても、おもだった症状はだいたい9ヶ月を過ぎると消えていきます。 ですが、治療されずにいた子どもの50%は、3年以内に再発します。また、うつ状態であることを気づかず、放っておけばおくほど再発もしやすくなりますし、情緒の発達面で深刻な影響を受けることにもなります。(P63) |
「子どもの心が うつになるとき」 デビッド・ファスラー/リン・ディマ 著 品川裕香 訳 エクスナレッジ 2005/7/20発行 |
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情 報 | うつ病に似た症状 | |
てんかんの発作を抑えるときに使う抗けいれん薬、ぜんそくに使うテオフィリン関係の薬、慢性炎症に使うステロイドなどといった薬を子どもに投与すると、うつに似た症状が引き起こされます。 また、甲状腺の問題や低血糖、貧血、単核細胞症、インフルエンザ、肝炎、糖尿病などといった病気も、うつ病に似た症状を引き起こすことが知られています。 ですが、慎重に診断すれば、本当のうつ病とうつ病に似た症状は見分けられます。(P23-24) |
同上 | |
情 報 | 子どものトラウマ | |
虐待された子どもの愛着障がいは、無力な子どものときに受けた肉体や心の痛みがトラウマ(精神的外傷)となって、「心的外傷後ストレス障がい(PTSD)」を一緒に引き起こすため、より複雑で深刻です。 PTSDの研究者、金吉晴博士によると、子どもが身体的、心理的に激しいショックを受けた場合、悪夢などにおびえる「再体験」、トラウマが起きた場所を極度に避ける「回避症状」、ボーッとする「麻痺症状」、過剰な警戒を示す「過覚醒症状」などがみられるといいます。 さらに、虐待やいじめのようにトラウマが繰り返されるケースでは、愛着障がいの「自制力のなさと無差別な社交性、多動、攻撃性と受動性、おびえ、過敏、発達遅滞、年齢にふさわしくない大人びた態度も性的行動」などの症状に表れてくるそうです。 |
子育てサポートブックス 「子を愛せない母 母を拒否する子」 /ヘネシー・澄子著/学習研究社 2004/10/13発行 |
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情 報 | 拒食症・過食症 | |
「食べ物を吐くのは、消極的な自殺かもしれません。私は私自身が大嫌いなので、よく自殺を考えます。でも、自分の中に妙に冷静な自分がいて、『他人の迷惑になってはいけない』という。だから人に迷惑にならない自殺を考えるのです。刃物で死んだら床に血がついて、かたづける人に迷惑をかける。飛び降りも迷惑だ。でも拒食で死んだら、汚れないから迷惑をかけない。『迷惑をかけないこと』が、死のうと思うときまで私を呪縛するのです」 「過食嘔吐について、心療内科の先生は『吐くのは悪いことではない。昔、口ではいえなかったことを、吐くという行為で肩代わりさせているのだ』と説明してくれた。嘔吐することに罪悪感を覚え、嘔吐止めの薬まで飲んで必死に吐くことを止めようとしていた胡蝶さん(仮名)は、このことばに救われる思いがしたという」 |
「子どもと性被害/吉田タカコ著/集英社新書 | |
情 報 | PTSDの症候の一つ、攻撃制御の機能不全について | |
ネグレストを含む虐待を受けた子どもたちにしばしば見られるにもかかわらず、PTSDには記述されていない症候の一つに攻撃制御の機能不全がある。 つまり自分の感情のコントロールが上手にできなくなる。 感情の中でもとりわけ怒りのコントロールが利かなくなるとそれは攻撃的行動として爆発する。 この怒りは本来は虐待者に向けられるべきもので、そうできれば心的外傷からの回復の第一歩になるのだが、実際には自分に対して向けられることが多い。あるいは自分を虐待者から守ろうとしてくれる大人、優しく自分を受け入れてくれる大人に向けられることもしばしばである。 また何の関係もない大人の何気ない注意や指摘などに過剰反応して爆発することもある。 さらには自分より弱い者や猫や犬などの動物へ向けられることもある。 暴力とは相手から(中略)自分の心とからだを大切にして生きていきたいという人間の基本的な欲求を奪う。新生児が泣き声をあげて他者に働きかけ、人と繋がりながら生きようとするあの本能的な力を押し潰す。 力を奪われた子どもは、力の欠損を自殺、自傷、薬物依存、摂食障害、繰り返し暴力の被害者になる、という自分の心とからだへの暴力として表わす。 あるいはいじめ、殺傷、レイプ、動物虐待など、誰か自分より弱い者を攻撃することで幻の力を獲得しようとする。こうして暴力の連鎖が続く。 |
「子どもと暴力」−子どもたちと語るために/森田ゆり著/1999.8.26岩波書店 | |
対 策 | 大阪教育大付属池田小の児童殺傷事件に際して、「事件、子どもにどう話す」。 | |
関西国際大学の清水将之・人間学部長(児童精神保健)は、「親の不安は必ず子どもに伝わる」と話す。 震災のケアでは、まず親の不安を取り除くことに重点を置く。親が精神的に安定すれば、子どものおびえやおねしょなどが消えることが多い。親との情緒的つながりが深い低年齢の子ほど、その傾向が強い。 いたずらな不安感をかきためないために、今後事件についてのおどろおどろしい報道が続くようなら、家庭であまりテレビを見ないほうがいいと勧める。 子どもが「学校に行きたくない」といったらどうか。「学校について行ってやる。近所の子と一緒に登校させるなど、具体的な手段を示して安心させてやることが必要だ。休ませてしまうと本当に行けなくなる恐れもある」と話す。 |
朝日新聞 2001/6/9 |
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立命館大学の鈴木みどり教授(メディア論)は、「親がテレビをつけっぱなしで黙っていると、子どもは恐怖感が募るばかりだ。事件のニュースが流れるたびに、親自身の言葉で考えを伝えてほしい」と語る。 日本社会事業学校教員の山下英三郎さんも「親は子どもの恐怖心に耳を傾けてほしい。感情を表現することで子どもは安心する」という。 「PEACE暴力防止トレーニングセンター」の安藤由紀代表は、「テレビや友人を通して事件は子どもの耳に入ってくる。『もしあなたの身に降りかかってきたら』という立場で、親子で考えることが大事だ」と話す。 「子どもへの暴力は、どこでもありうる。不可抗力のこともあるが、知らない人が近づいてきたり、前を歩く人の様子がおかしかったりしたら、自分の直感を信じて逃げること。逃げる場所も、自宅や友達の家、児童館、図書館など、日ごろから話し合っておくとよい」とアドバイスする。 |
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治療や薬について | 2006.2.14 更新 | BACK | NEXT | TOP |
内 容 | 参 考 | ||||||||||||||||
米で、注意欠陥多動性障害(ADHD)の薬投与で、51人死亡 | 副作用 | ||||||||||||||||
米食品医薬局(FDA)は、注意欠陥多動性障害(ADHD)の治療のため、薬の投与を受けていた大人や子ども51人が死亡していたと発表。死因には、突然死や心血管障害などが含まれ、治療薬の副作用の恐れもあるとして、死亡との因果関係を調査する。 1999年から2003年の調査で、米国でADHDの治療に使用されている英シャイア・ファーマシューティカルズ社の「アデロール」の服用者に24人、日本では向精神薬としても使用されているスイス・ノバルティス社の「リタリン」と同タイプの薬の服用者に16人の死亡例があるという。 2005年、カナダで「アデロール」服用者20人が死亡したとして、販売の一時停止措置が実施された。 国内では、うつ病などの治療薬として「リタリン」が認可されており、ADHDは保険の適応外疾患になっている。ADHDでリタリンを使用した複数の患者について、副作用とみられる全身けいれんの事例が報告されている。 |
2006/2/9 讀賣新聞 夕刊 |
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代表的抗うつ薬「SSRI」妊婦が飲むと子どもに障害のリスク | 副作用 | ||||||||||||||||
米カリフォルニア大サンディエゴ校などの研究グループが、代表的抗うつ薬で知られる「SSRI」というタイプの薬を妊婦が飲み続けると、新生児が呼吸障害を起こす危険性が高まる恐れがあることを、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンで報告。 この薬は従来の抗うつ薬に比べて副作用が少ないとされ、パニック障害や脅迫性障害といった心の病の治療に幅広く使われている。 米国とカナダで1998年から2003年に生まれた子のうち、肺に血液がうまく流れず低酸素状態を招く「遷延性肺高血圧症(PPHN)」になった377人と正常だった836人について、母親の抗うつ薬服用との関連を調べた。 結果、妊娠20週以降にSSRIを飲み続けていて、子がPPHNになったのは14人で、飲んでいない群と比べて発症の危険が6.1倍高かった。妊娠前半だけ飲んだ場合などは影響がみられなかった。 SSRIは、国内では「パロキセチン」(商品名パキシル)など3剤が使われている。 パロキセチンについては、米食品医薬局(FDA)が2005年12月、「妊娠初期に飲み続けると、出生児の心臓病などのリスクが高まる」と発表している。 |
2006/2/9 朝日新聞 夕刊 |
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うつ病に似た症状 | |||||||||||||||||
てんかんの発作を抑えるときに使う抗けいれん薬、ぜんそくに使うテオフィリン関係の薬、慢性炎症に使うステロイドなどといった薬を子どもに投与すると、うつに似た症状が引き起こされます。 | 「子どもの心が うつになるとき」 |
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薬物療法 | |||||||||||||||||
子どものうつに薬物療法は効果的だという研究報告はたくさんありますが、同時に偽薬を飲んでも同じような効果があるという報告もたくさんあります。 さまざまな可能性が考えられるにせよ、抗うつ薬が効果的であることは多くの児童精神科医が認めることです。 私自身は、睡眠障害や食欲の減退、極端な無気力・無関心であるなど身体的な症状が出ている場合や、家族歴があって抗うつ薬が効いた人が親族にいる場合、あるいは精神療法を行っても一切変化が見られないときに、薬物療法を用います。 しかしいずれにしても、薬物のみの治療を行うことは絶対にありません。他の精神療法がメインにあって、それを補う形で包括的に使用します。(P215) 薬物療法を始める前に、身体的な疾患に関する検査を必ず受けるようにしてください。 甲状腺に問題があったり単核細胞症などの疾患があるとうつの症状が出ます。 また、抗うつ薬を飲むと血圧や体重などに影響が出ますので、子どもの身長や体重、血圧、心拍数など基本的なデータを取るようにしてください。 うつになっているのが思春期の女の子の場合は、妊娠検査もしておきましょう。抗うつ薬は胎児に影響を与える場合があります。 子どもにあった薬を見つけ、適量が分かるまで数週間かかることなどよくあります。適量が分かっても、効果がでてくるまで通常2週間かかるといわれています。抗うつ薬は、徐々に、累進的に効果を上げてくる特徴があるからです。 抗うつ薬の効能は、前よりもよく眠れる、食欲が戻るなど、まず身体症状に現れます。 その後気分や行動にも変化が現れ、泣いたりイラついたりすることが減ってきます。 最後に、注意力が増し、学校での成績も向上しはじめ、いろんなことに興味や関心を持つようになってきます。 薬物療法を始め、症状が軽減されたからといって、すぐに薬を飲むのをやめてはいけません。薬は、だいたい3ヶ月から9ヶ月くらいかけて、ときにはそれ以上の時間をかけて、徐々に減らしていかなければならないのです。 また、「薬物療法をはじめたあと、効果を確認するための休薬期間を一度も設けず、漫然と1年以上の投薬を続けている医者は要注意」と覚えていてください。 主治医としっかり話し合い、メリットとデメリットについて聞き、理解してください。説明に納得できない場合や話を聞いても不安が残る場合は、必ずセカンドオピニオンをとるようにしましょう。(P216-217) |
「子どもの心が うつになるとき」 |
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抗うつ薬の種類と副作用 | 副作用 | ||||||||||||||||
* 子どもの薬は必ず保護者が管理すること。 * 抗うつ薬を飲んだあとに、お子さんに腹痛、じんましん、眠気、注意集中困難などといった 副作用が出たら記録しておき、早急に治療者や、薬を処方した医師に報告すること。 |
「子どもの心が うつになるとき」 |
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治療の効果 | |||||||||||||||||
セラピーを開始したからといって、子どもの状態がすぐによくなるとは考えないでください。 それどころか、治療を開始した直後の数週間は、今まで以上に態度が悪くなる子どももいます。 こういった行動を取る理由の一つに、うつ状態の時には、否定的な感情を行動に移す余裕もないということがあげられます。 しかし、うつの状態が少しよくなり始めると、エネルギーが高まり、これまで押さえ込んでいた問題行動が活発化するようになるのです。 また、うつの子どもの多くは怒りを心の奥底に閉じ込めている場合が少なくありません。 治療の過程でこれらの怒りを自覚すると、それまでおとなしかった子が突然問題行動を取ることがあります。 |
「子どもの心が うつになるとき」 |
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抗うつ剤で、未成年に「自殺誘発の恐れ」 | 副作用 | ||||||||||||||||
米食品医薬品局(FDA)は、「プロザック」などすべての抗うつ剤について、未成年が服用した場合、自殺を誘発する恐れがあるとして、医師や患者、患者の家族らに使用上の注意を促すため、医薬品警告としてもっとも厳しい「ブラックボックス警告」を製品に表示するよう製薬会社に命じた。 米国では、未成年のうつ治療にプロザックのみが認可されいる。9種類の抗うつ剤を使った試験では、偽薬を投与した未成年グループより、自殺願望などを訴えた人数の比率が約2倍に増えたという。 日本でも、同じ作用の仕組みを持つ抗うつ剤が承認・販売され、一部の輸入薬品で未成年への投与禁止措置が取られている。 効き目の強い抗うつ剤をインターネットの輸入代行業者を通じて入手するひとが後を断たず、厚生労働省が新たな対応措置をとる可能性もある。 |
2004/10/16 讀賣新聞 夕刊 |
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不登校ひきこもり 安易な薬漬けに警告 | 副作用 | ||||||||||||||||
NPO法人「東京シューレ」が2002年、不登校の児童・生徒を受け入れている傘下のフリースクールで、向精神薬を飲むケースが増えたため、精神科や心療内科にかかった270人にアンケートを実施。 結果、投薬された183人のうち約15%の27人が、「だるい」「舌がもつれて話せない」などの副作用を訴えた。 薬は平均で4〜5種類で、強い抗精神病薬のハロペリドールや塩酸クロルプロマジンが処方された例もある。 また3割が「薬の説明をされなかったことがある」と回答。
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毎日新聞 2003/1/23 |
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神奈川県で、ひきこもりがちだった男性(24)は薬をいやがったが、病院は家族に、ひそかに食事に薬を混ぜるように指導。体がだるくなって1ヶ月後入院。 病院は、統合失調症に使う向精神薬ハロペリドールを医師向けの説明文書で定めた1日当たりの上限量の10倍投与していた。 1994/11/ 入院2ヶ月後に循環器不全を起こして死亡。 2000/11/ 親が病院を訴えた裁判で、病院が過剰投与の過失を認めて、和解。 |
毎日新聞 2003/1/23 |
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C型肝炎の治療薬として使われているインターフェロン(IFN)α製剤の副作用でうつ状態になった32人が自殺を試み、うち12人が死亡していたことが判明。 IFN製薬はC型肝炎に使われるようになったのは、平成4(1992)年から |
1994/3/22 |
心の傷に関するサイト内リンク | 2006.1.12 新規 | BACK | NEXT | TOP |
キーワード | 内 容 | リンク先 |
PTSD | 「PTSD(心的外傷後ストレス障害) 事件・事故・災害が及ぼす‘こころ’の影響 」講演報告 (PTSDの主な症状やケアの仕方について) |
「雑記帳」 (2006/2/12) me060212 |
うつと自殺 | こころの健康セミナー「青年期のこころの危機」に参加して | 「雑記帳」 (2005/12/20) me051220 |
不登校 ひきこもり |
『不登校・ひきこもりを直す』暴力を問うシンポジウム。長田(おさだ)塾の問題 | 「雑記帳」 (2005/11/30) me051130 |
うつと自殺 | 「うつと自殺」「薬物依存症と家族」2つのセミナーに参加して | 「雑記帳」 (2005/11/20) me051120 |
虐待の心の傷 | アン基金里親学級の学習会、ヘネシー澄子さんの「最新トラウマ治療ワークショップ」に参加して | 「雑記帳」 (2005/3/23) me050323 |
虐待の心の傷 | 椎名篤子さんの「児童虐待−予防・発見から自立支援まで−」講座の報告 | 「雑記帳」 (2004/10/14) me041014 |
児童虐待 性的虐待事件 |
ドキュメンタリー映画「スティーヴィ」 児童虐待の影響 | 「雑記帳」 (2004/9/11) me040911 |
虐待者の心理 | 虐待の心理。「アイヒマン実験」と「監獄実験」から。 | 「雑記帳」 (2004/5/23) me040523 |
愛着障がい | 「宇都宮里親傷害致死事件を考える」緊急集会の報告 | 「雑記帳」 (2002/12/9) me021209 |
性被害 | 「子どもは性被害によっていかに深い傷を受けるか 〜二次被害を引き起こさないために〜」/吉田タカコ さんの話しから | 「雑記帳」 (2002/2/25) me020225 |
いじめの 傍観者 |
「殺せ!」と叫ぶ子どもたち | 「雑記帳」 (2001/5/10) me010510 |
不登校の 心の傷 |
ルポルタージュ「児童精神病棟」/佐藤友之著 にみる登校拒否 | 「雑記帳」 (2001/3/6) me010306 |
被害者の 心の傷 |
被害者の心。笑いながら・・・の裏側にあるもの | 「雑記帳」 (2001/2/20) me010220 |
不登校の 心の傷 |
「あかね色の空を見たよ」を観たよ | 「雑記帳」 (2001/1/12) me010112 |
参考資料 | 2005.12.15 新規 | BACK | NEXT | TOP |
「子どもの心がうつになるとき」 | デビッド・ファスラー/リン・ディマ 著 / 品川裕香 訳 / エクスナレッジ / 1600円+税 / 2005.7.20発行 |
2005.12.15 更新 |
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大人とは症状の出方の違う「子どものうつ」について解説。 うつの発見、自殺との関係、予防、支援の方法、治療方法について書かれたアメリカの書の翻訳。 |
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