【学校災害】
※「学校災害」という言葉には、「避けられない事故」ではなかった、「人災」的な意味を込めています。
※事件・事故の分類はあくまでTakedaの主観によるものです。法学的分類ではありません。
※子どもに関する事件・事故 2 の「教師と生徒に関する事件」に入れるべきか迷うものがたくさんあります。
いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件1 (1965-1999) | 子どもに関する事件・事故 1 | |||||
いじめ・恐喝・リンチなど生徒間事件1-2 (2000-) | 子どもに関する事件・事故 1-2 | |||||
教師と生徒に関する事件 | 子どもに関する事件・事故 2 | |||||
熱中症・プール事故など学校災害 | 子どもに関する事件・事故 3 | |||||
体育会系部活動での事件等 (事件・事故1-3とダブリあり) | 子どもに関する事件・事故 4 | |||||
学校災害 | 最終更新 2013/9/18 |
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年 代 | 1960年− | 1970年− | 1980年− | 1990年− | 2000年− |
※水の事故については、子どもの安全・安心に生かすデータ 『水泳プール無視された安全管理』/ 林田和行氏でもとりあげています。
※ No.欄の番号をクリックすると詳細内容が表示されます。
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種目 | 分 類 |
日 付 |
事 件 |
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1960年− | 3件 | ページTOP | |||
S600227 | 製図 授業 |
授業中 生徒間 |
1960/2/27 | 栃木県鹿沼市立菊沢中学校の製図の授業中、男子生徒(中3)が折ったセルロイド製定規の破片が隣の席に腰掛けていた同級生の男子生徒(中3)の右目に当たって失明。 1963/1/12 宇都宮地裁でI教諭の過失を否定し、原告の請求を棄却。 |
2002/3/3 |
S610509 | 柔道 | 部活動 | 1961/5/9 | 埼玉県大宮市立南中学校の大谷立くん(中1・12)が、柔道クラブの練習中、頭を強打して意識不明となり、その後、意識は回復するが全介助を必要とする障がいを負った。 | 2012/5/18 |
S680700 | 体操 | 部活動 | 1968/7/1 | 山形県の日本大学山形高校の近野光正くん(高1)が、体操クラブの練習中に吊り輪の2回転宙返りに失敗。首から下が完全に麻痺する障がいを負う。 1977/ 山形地裁で原告勝訴の判決。ただし、光正くんに7割の過失相殺。 |
2012/5/18 |
1970年− | 6件 | ページTOP | |||
S730400 | 学校環境 転落 |
1973/4/ | 大阪府高槻市の市立富田小学校の男子児童(小4)が、友だち4人とカギのかかっていなかった体育館に入り、鬼ごっこをしていて天井裏に入り、天井板を踏み抜いて約5メートル下のコンクリート床に墜落。頭を強く打って死亡。 1976/2/27 1審で学校側の過失を認める。きまりを破って天井裏で遊んでいた児童にも3割の過失相殺。 |
2009/5/ | |
S730522 | 柔道 | 部活動 | 1973/5/22 | 岩手県国立一関工業高等専門学校の小野寺勇治くん(高1)が、課外活動の柔道で教官に投げられた後意識不明となり、急性硬膜下血腫で植物状態になった。 1977/2/10 1審、1984/9/28 2審とも棄却。 |
2012/5/18 |
S730726 | ラグビー | 部活動 | 1973/7/26 | 福岡県立修猷館高校の清家一雄くん(高2)が、ラグビー部で社会人の九州電力チームと練習試合をした際、スクラムセンター(フッカー)として出場。スクラムを組んだ際、首の骨を折り、手足が不自由になった。 | 2004/4/18 |
S740205 | サッカー | 昼休み | 1974/2/5 | 神奈川県横須賀市立常葉台中学校で昼休み、仲間と校庭でサッカーをしていてゴールキーパーをつとめていた谷正志くん(中2)は、ボールをとろうとしてゴールポストに激突。気を失った。一時は回復して授業を受けたが様態が急変して救急車で運ばれたが、意識が回復しないまま4/24死亡。 | 2004/5/16 |
S750715 | 水泳 | 体育授業 プール事故 |
1975/7/15 | 神奈川県横浜市立中山中学校で水泳の授業中、男子生徒(中3)が教師の指導に従って飛び込んだ結果、水底に頭を激突させ、第4頚椎骨折、頸髄損傷を負った。四肢麻痺、知覚障がい、排泄障がいで、常時、看護人の介添えがなければ生活できない状態になった。 1〜最高裁で原告勝訴。 |
2004/5/16 |
S780220 | 文化系 | 部活動 生徒間 |
1978/2/ 下旬 |
岐阜県岐阜市の加納小学校で、課外クラブ活動中に、マンガ・クラブの教室で突然、男子生徒(小4)が手製の弓矢を射かけて、丁度振り向いたクラブ長の男子生徒(小6)の右目に当たって失明。 1981/2/4 岐阜地裁で岐阜市に約2270万円の支払い命令。クラブ担当教員は事故防止に万全を尽くす必要がある。校長の予見すべき事故の発生は、抽象的なもので足りるとして、原告の主張をほぼ全面的に認めた。 |
2002/3/3 |
1980年− | 10件 | ページTOP | |||
S821111 | 体操 | 体育授業 | 1982/11/11 | 茨城県勝田市の市立高野小学校で、体育の授業中、担任教師(50)の指示で、クラス全員が体育館2階観覧席から床に敷いた2枚重ねのマットのうえに飛び降りを命じられ、女子児童(小6)が着地の際、首を痛めた。むち打ち症と診断。1週間後、同じ飛び降りで、男子児童(小6)が右足骨折。 | 2005/6/ |
組体操 | 体育授業 | 1983/9/26 | 群馬県桐生市の小学校で、「人間ピラミッド」の練習中、女子児童が1メートルの高さから転落し、頭を強打。 9/27 死亡 | 2014/5/23 新規 |
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S860731 | ソフト ボール |
部活動 熱射病 |
1986/7/31 | 千葉県船橋市の小学生ソフトポールクラブで、対抗試合に負けた罰として全員に、指導教師(28)が炎天下(同日、船橋地方の最高気温は32.4度)で猛練習をさせたところ、近村力也くん(小5・11)が意識を失って倒れ、8/1重度の熱射病で死亡。 | 2002/10/18 |
S860807 | 相撲 | 部活動 熱中症 |
1986/8/7 | 千葉県の県立船橋高校相撲部の滝口浩二くん(高1・16)が他校との合同合宿の訓練中に熱中症を発症。翌日死亡。 1991/3/6 千葉地方裁判所で、教師の過失責任を認めて、原告勝訴。 1994/10/26 東京高裁は一審判決を支持。県に約3600万円の支払い命令。 |
2005/5/15 |
カッター | 部活動 熱中症 |
1988/8/ | 山口県下関市の国立水産大学のカッター部の合宿練習中、男子部員が熱射病で死亡。 両親が、息子の死はしごきともとれるランニングが原因として、当時のカッター部主将と国を相手に6600万円の損害賠償を求めて提訴。 1992/7/20 山口地裁下関支部は、「部員が倒れた後、主将は草むらに寝かせるなどしており、過失があったとはいえない」として原告の請求を棄却。 |
2008/7/ | |
S880805 | バスケット | 部活動 熱中症 |
1988/8/5 | 愛媛県新居浜市の市立新居浜中央高校で、バスケット部の練習後、阿部智美さん(高1・16)が、意識を失って倒れ、搬入先の病院で急性心不全のため死亡(後に熱中症と判明)。 1994/4 1審全面勝訴(確定)。 |
2001/5/31 |
S881208 | 給食 アレルギー |
1988/12/8 | 北海道札幌市立新琴似小学校で、そばアレルギー症の穴原哲夫くん(小6・11)が、給食の五目そばを食べて、帰宅途中にぜんそく発作のために窒息死。 1992/3/30 札幌地裁で、同市に1564万円の支払い命令。 1993/2/10 札幌高裁で和解。 |
2004/12/11 | |
S890630 | 水泳 | 体育授業 プール事故 |
1989/6/30 | 千葉県成田市立成田小学校で木内恵美さん(小4)が、水泳授業中におぼれる。救急車は呼ばれず、7/4死亡。 1999/12/6千葉地方裁判所で成田市、学校医に責任を認め原告勝訴。成田市控訴。 |
2003/12/9 |
野球 | 部活動 熱中症 |
1989/8/9 | 徳島県穴吹町の町立三島中学校の野球部が、炎天下に近くの県民運動場で練習。 監督の教師(32)はノックを続け、部員の内藤康仁くん(中1・13)がふらふらになっても近くの用水に手足を洗いに行かせただけで、水を飲むことを禁じ、引きつけを起こしたことを他の部員に知らされるまで放置していた。昏睡状態になり、練習開始から5時間後に熱中症で死亡。 1993/6/25 徳島地裁で指導教諭の過失責任を認め、県に約4710万円の損害賠償の支払いを命じる。 |
2008/7/ | |
S891128 | 体操 | 体育授業 | 1989/11/28 | 兵庫県尼崎市の県立こやの里養護学校高等部で、ダウン症の清水正烈(きみやす)くん(高3)が、ダウン症児には危険とされるマット運動を補助者なしでさせられて、頸椎の関節を脱臼、9カ月入院。 | 2002/1/13 |
1990年− | 15件 | ページTOP | |||
ラグビー | 部活動 熱中症 |
1990/8/12 | 静岡県の私立高校で、ラグビー部の合宿最終日、朝8時過ぎからの練習試合後、追加練習で無理に走らされた藤井清二くん(高2・17)が熱中症で死亡。 清二くんはアキレス腱をいためて練習にはあまり参加していなかった。 練習途中での水分の補給はなかった。 |
2008/7/ | |
S900905 | 組体操 | 体育授業 | 1990/9/5 | 福岡県福岡市早良区の福島県立早良高校で、体育祭の練習中に「人間ピラミッド」の下敷きになり、山崎忍くん(高3・18)が全身まひの後遺症(身体障がい者1級の認定)を負った。 1993/5/11 福岡地裁判決で請求認容。指導教師らの過失を認定。県側に約1億2千900万円の賠償命令。(実質勝訴)。県側控訴。 1994/12/22 福岡高裁は、一審判決をほぼ支持し、県側に約1億1千150万円の賠償命令。 |
2014/5/23 更新 |
柔道 | 部活動 熱中症 |
1992/7/28 | 山梨県南巨摩郡身延町の県立身延高校の体育館で柔道部の練習中、高校総体県代表の斎藤純くん(高2・16)が突然倒れ、救急車で近くの病院に運ばれたが、急性循環不全で死亡。純くんは学校の健康診断でこれまで異常はなかった。 この日の山梨県地方の最高気温は37.2度で、今年2番目の暑さ。熱中症による死亡とみられる。 |
2008/7/ | |
野球 | 部活動 熱中症 |
1992/7/28 | 大阪府柏原市の市立中学校のグラウンドで野球部の夏休みの練習初日、練習開始から約1時間後の午後2時頃に男子部員(中1・13)が倒れ、意識不明で市内病院に搬入。7/29 死亡。熱射病による心不全とみられる。 | 2008/7/ | |
バスケット | 部活動 熱中症 |
1992/9/2 | 愛媛県新居浜市の市立新居浜中央高校のバスケット部の練習中に、女子部員(高1・16)が熱中症で倒れ翌日死亡。 S880805の女子部員死亡事故と同じ顧問。 |
2008/7/ | |
組体操 | 体育授業 | 1993/9/ | 和歌山県和歌山市の小学校で体育の授業中、体重差のある同級生(約74キロ)と組まされた女児(小6)が腰痛を患う。成人後も、通院を続いた。 女性が、和歌山市を相手に、2人の教諭が体重差(女性は体重約44キロ、同級生は約74キロ)を考慮せずにペアを決めた組み体操で腰痛を患ったとして、500万円の損害賠償を求提訴。 2006/12/20 和歌山地裁で、和歌山市に対し、400万円を支払うよう命じる。 裁判長は、「教諭には、組み体操の危険性を考えて、体重差を考慮した上でペアを決める注意義務があった」とした上で、「女性と約30キロの体重差がある同級生に安易にペアを組ませ、危険回避策を講じなかった」と指摘、「教諭が指導監督上の安全配慮義務を怠った」とした。 |
2014/5/23 新規 |
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S940608 | 体操 | 体育授業 | 1994/6/8 | 東京都国分寺市の中学校で、戸塚大地くん(中3・14)が、体育の授業中、跳び箱から落下し第4頸椎を骨折して、3週間後に死亡。2002/2/7 八王子地裁で棄却。原告控訴。 200210/25 東京高裁で和解成立。 |
2003/3/25 |
S940724 | 登山 | 部活動 熱射病 |
1994/7/24 | 埼玉県立春日部高校山岳部の田中洋平くん(高2・17)が、夏合宿先の山形県朝日連峰で熱射病にかかり、下山中に死亡。 2000/3/ 浦和地裁は引率教師の過失を認め、埼玉県に賠償金支払い命令。(確定) |
2004/6/6 |
S940810 | 柔道 | 部活動 熱中症 |
1994/8/10 | 福島県会津若松市の県立高校柔道部の夏合宿で、成田直行くん(高2・16)が熱中症で倒れ、翌日死亡。 当日の気温は37.3度で、道場内はさらに気温が高く蒸し暑かったが、水分補給はなく、顧問は水分摂取を控えるよう指導していた。 1997/1/13 福島地裁会津若松支部で、県に総額5500万円の支払い命令。 その後、仙台高裁で和解。 |
2005/6/ |
レスリング | 部活動 熱中症 |
1995/7/25 | 茨城県の私立水戸短大付高校のレスリング部の男子生徒(高1・15)が県が主催した夏季合同合宿の練習中に倒れ、熱中症で死亡。 生徒の両親が当日の練習を監督していた県立高教諭らに落ち度があったとして、同校を運営する学校法人「田中学園」や同部の顧問、県を相手取り、総額約7700万円の支払いを求めて提訴。 2001/12/25 県が約2800万円、同学園が700万円を両親に支払い、和解条項に謝罪文を盛り込むことで和解。 |
2008/7/ | |
S950804 | 水泳 | 夏休み プール |
1995/8/4 | 静岡県西伊豆町立仁科小学校で、夏休みのプール開放で遊びにきていた林田靖司くん(小5・10)が、プールの排水口に右足を吸い込まれておぼれ死亡。 1998/9/30 静岡地裁沼津支部で判決。一部認容一部棄却。(確定) |
2004/5/16 |
S960813 | サッカー | 部活動 落雷 |
1996/8/13 | 高知県高知市の私立土佐高校の北村光寿(みつひさ)くん(高1・16)が、大阪府高槻市で開催されたサッカー大会の試合中に落雷を受け、両眼と下半身などに重い障がいを負った。その後、学校からは障がいを理由に、除籍通知が一方的に郵送される。 2003/6/30 高知地方裁判所で、原告の訴えを全面棄却。 2004/10/29 高松高裁で、原告の控訴棄却。 2006/3/13 最高裁で、高裁に審議差し戻し命令。 2008/9/17 高松高裁の差し戻し控訴審で、高校と協会に約3億円の支払い命令。 |
2008/9/20 |
ラグビー | 部活動 熱中症 |
1998/7/8 | 大坂府柏原市の私立柏原高校で、部活動中のラグビー部の男子生徒(高3)が「気分が悪い」と訴え、けいれんを起こした。救急車で病院に搬送。熱中症と診断される。男子生徒はこれまで健康に異常はなかった。同日最高気温は33.3度だった。 7/11 死亡。 |
2008/7/ | |
S990727 | ラグビー | 部活動 熱中症 |
1999/7/27 | 兵庫県川西市の市立川西中学校で、ラグビー部の夏休み早朝練習中に、宮脇健斗くん(中1・13)が体調不良を訴えたが、顧問の男性教師から「演技は通用せん」などと言われ、とりあってもらえず放置されて意識不明の重体。7/28、熱射病による多臓器不全で死亡。 2003/6/30 神戸地方裁判所伊丹支部でラグビー部顧問教諭に安全配慮義務違反の過失があったことを認め、川西市に総額4061万5418円(2030万7709円×2)の損害賠償命令。 2004/4/26 顧問教諭に業務過失致死罪。罰金50万円。 |
2004/9/12 |
S991011 | ラグビー | 部活動 熱中症 |
1999/10/11 | 佐賀県佐賀市の県総合運動場で、佐賀工業高校ラグビー部の野中優司くん(高3・17)が練習中に具合が悪くなり、意識不明の重体。 翌日、熱中症で死亡。 2005/9/16 佐賀地裁で、県に約4900万円支払い命令。県側控訴。 |
2005/10/29 |
2000年− | 38件 | ページTOP | |||
S000821 | 野球 | 部活動 熱中症 |
2000/8/21 | 神奈川県川崎市中原区の市立中原中学校で、野球部の練習中に、森本桂多くん(中2・13)が熱中症で倒れて死亡。 2002/9/30 横浜地検川崎支部(栗田健一裁判長)は野球部顧問だった男性教師(40)に業務上過失致死罪で40万円の罰金を言い渡した。 |
2003/7/21 |
S010324 | 春休み 学校環境 |
2001/3/24 | 岩手県沢内村の村立猿橋小学校で、春休みにグランドに友だちと遊びに来ていた田中綾太くん(小5・11)が、融雪作業でつくられた雪氷塊(高さ150センチ、幅170センチ、厚さ50センチ、重さ220キロ)の下敷きになって意識不明の重体。5月18日、多臓器不全で死亡。 2004/8/6 盛岡地方裁判所で、和解。 |
2004/12/19 | |
S010606 | ハイキング | 野外活動 落石 |
2001/6/6 | 愛知県春日井市立西部中学校の生徒が、野外学習でハイキングに来ていた岐阜県板取村の林道で、落石にあい、田中護くん(中2・13)が死亡、5人が軽傷を負った。 | 2004/5/16 |
S011200 | バトミントン | 生徒間 | 2001/12/ | 宮城県登米郡豊里町の中学校体育館でバトミントン遊びの罰ゲームで、同学年の友人ら(中3)から肛門に鉄の棒を差し込まれた男子生徒(中3・15)が、肛門の括約筋が切れ腸も破壊される大けがを負った。2カ月の入院。人工肛門を余儀なくされる。生徒7人と巡視していた教師1人を書類送検。 | 2004/6/15 |
S020507 | 持久走 | 体育授業 | 2002/5/7 | 神奈川県立小田原城北工業高校で、体育授業の持久走中に小野朋宏くん(高1・15)が倒れ、4時間後に死亡。学校は救急車を呼ばず、過呼吸症候群を疑った手当てをしただけで、タクシーで自宅に帰していた。 2007/9/ 横浜地裁で、和解。 |
2007/9/24 |
登山 | 部活動 滑落 熱中症 |
2002/7/13 | 山形県鶴岡市の山中で行われた国体山岳競技に参加していた県立山形工業高校の山岳部員・深瀬和久くん(高1・15)が、登山道から約5メートル下の林に滑落。 7/14 熱中症の症状で死亡。 同日、鶴岡市の最高気温は62.2度と平年より6.3度も高かった。 和久くんは、午後1時半頃から、10キロの荷物を背負って時間を競う縦走競技(5.4キロ)に出場していた。 |
2008/7/ | |
S020731 | 柔道 | 部活動 頭強打 |
2002/7/31 | 埼玉県の県立越谷総合技術高校の柔道部夏季合同合宿で、顧問に投げられた斉野平(さいのひら)いずみさん(高1・16)が、背中から落ち、意識不明になる。 その後、急性硬膜下血腫による外傷性遷延(せんえん)性意識障害で、植物状態となる。 2013/9/ 27歳で亡くなる。 2008/3/26 さいたま地裁で、学校側に過失はないとして敗訴。(原告控訴) 2009/12/17 東京高裁で逆転勝訴。渡邉等裁判長は埼玉県に、約1億741万円の支払いを命じる。 |
2013/9/ |
S030519 | 組体操 | 体育授業 | 2003/5/19 | 東京都中央区の区立常盤小学校の講堂で、体育授業中で運動会の組体操の練習中、女子児童(小6)が転落して前歯を損傷。 被害者は、担当教諭は下練習十分に行わず、倒立役の児童への適切な指導を行わなかったなどの安全配慮義務違反があったなどとし、区に対し通院交通費、慰謝料など260万円余の損害賠償を請求。 2006/8/1 東京地裁で、区に安全配慮義務違反を認定し、166万円の損害賠償を支払うよう命じる。 |
2014/5/23 新規 |
S030523 | 舟 | 修学旅行 水の事故 |
2003/5/23 | 長野県飯田市天竜川で川下り舟が転覆。修学旅行中の京都府八幡市立中学校の生徒ら29人が川に投げ出された。後続の舟とラフティング(激流下り)体験教室ボートに助け上げられたり、自力で岸に泳いだりして全員無事。 | 2005/1/11 |
相撲 | 部活動 熱中症 |
2003/6/13 | 秋田県の平鹿中学校の相撲部で、屋内相撲場で練習中に神谷信行くん(中2・14)が熱中症で倒れて病院に搬送される。当日の最高気温約25度。天候は曇りだったが蒸し暑かった。 信行くんは数日前から風邪の症状があった。普段から練習中はほとんど水を飲まない選手だったという。 内臓の血液の体温は40.6度に達していた。 翌朝には会話ができる位に意識が回復したが、再び症状が悪化。6/16 熱中症による多臓器不全で死亡。信行くんは県の強化指定選手だった。 |
2008/7/ | |
柔道 | 部活動 窒息死 |
2003/7/22 | 秋田県大曲市の県立大曲農業高校の柔道部で、監督(講師)より寝技を執拗に繰り返し受け、絞め技による頸部圧迫、胸部圧迫で、戸澤涼くん(高1・15)が窒息死。 涼くんは何度も「参った」のサインを出したが無視され、執拗に絞め技をかけられたという。 検察は嫌疑不十分で不起訴処分。検察審査会は不起訴不当を決議。再度、検察により不起訴処分となる。 民事裁判で、県が監督の過失による死亡と認め、県からの口頭による謝罪で和解。 |
2013/7/21 | |
相撲 | 部活動 熱中症 |
2003/8/8 | 福岡県で、相撲の国体合同練習中に、平井健太郎くん(高2・17)が重度の熱中症で死亡。 | 2008/7/ | |
野球 | 部活動 熱中症 |
2003/8/22 | 鹿児島県いちき串木野市の神村学園の野球部で、地区大会で負けた罰として、グラウンド100周(1周約200メートル)を命じられ、厚ケ瀬翔斗(しょうと)くん(高1)が熱中症で倒れる。約5カ月間入院。出席日数不足による留年を経て卒業したが、脳障害で足を引きずり、突然後ろにひっくり返る発作が起きるなどの後遺症が残った。 2008/8/7 損害賠償を求めて学園を提訴。 |
2009/5/ | |
レスリング | 部活動 熱中症 |
2003/9/10 | 愛媛県今治市の県立今治工業高校のレスリング部の男子生徒(高2・17)が、練習中に意識を失い、病院に搬送される。9/11熱射病で死亡。 当日の今治市の最高気温は27.1度だった。 |
2008/7/ | |
S031023 | ソフト テニス |
部活動 喘息発作 |
2003/10/23 | 愛知県知多市の市立中学校のソフトテニス部の早朝練習で、竹内孝行くん(中2・13)が喘息の発作を起こし、保健室に行くが鍵が開いておらず、倒れているところを発見される。救急車で搬送されるが、多臓器不全、低酸素脳症、気管支喘息重積発作により死亡(10/29)。 | 2008/3/9 |
S040717 | 野球 | 部活動 熱中症 |
2004/7/17 | 福岡県椎田町の築上西高校の校庭で、野球部の部員(高1・15)が練習中に熱中症になり、翌日(7/18)死亡。 学校側は部員を直ちに日陰に移動させず、心肺停止状態になってから通報していた。 |
2004/8/20 |
ハンド ボール |
部活動 熱中症 |
2004/7/27 | 愛知県一宮市の市立北部中学校男子ハンドボール部の佐藤崇明(たかあき)くん(中2・14)が練習中に熱中症で倒れ、約1ヵ月後に死亡。当日の同市の最高気温は35度を超え教育委員会から学校に、熱中症の注意文書が届いていた。 2007/9/26 名古屋地裁一宮支部で、村上久一裁判長は「学校側には熱中症予防を怠った過失がある」として市に計約4500万円の支払い命令。うち100万円は、自閉症の弟に対する慰謝料とした。 2008/6/ 名古屋高裁で和解。和解条項は1審判決内容に加え、市側が「今後、小中学校、保育園で熱中症事故の再発を防ぐために適切な予防策を作って徹底する」内容。 |
2007/11/20 | |
柔道 | 部活動 硬膜下血腫 |
2005/7/16 | 大阪の高校の柔道部で、田中康平くん(高1)が、部活動のあと武道場の更衣室で死亡しているのが、翌朝になって発見される。 死因は頭部外傷による硬膜下血腫が原因の脳腫脹。なぜか胃と食道が切り離されていた。 |
2013/3/30 | |
柔道 | 部活動 熱中症 |
2005/8/2 | 兵庫県神戸市の市立御影中学校の柔道部合宿に参加していた永原佑紀くん(中1・13)が熱中症による急性心不全で死亡。 柔道部顧問(29)は、体調不良となっていた佑紀くんの顔面を平手打ちにしたり、肩や腹をけるなどの体罰を加えていた。 また、顧問はふだんの練習中から竹刀を手にし、合宿にも持ち込んでいた。佑紀くんも竹刀でよく殴られていたらしいとの証言もある。合宿中に使用していたタオルは血で染まっていた。 |
2008/7/ | |
保育所 | 熱中症 | 2005/8/10 | 埼玉県上尾市の市立上尾保育所で、4歳児クラス約20人でかくれんぼをしていた榎本侑人ちゃん(4)が、保育所内廊下の本棚のなかで、熱中症になり死亡。 | 2008/7/ | |
剣道 | 部活動 熱中症 |
2005/8/11 | 千葉県小見川町の県立小見川高校で、剣道部の男子生徒(高1・15)が、午前中の練習後体育館脇に心肺停止状態で倒れており、病院に運ばれたが間もなく死亡。熱中症とみられる。 | 2008/7/ | |
野球 | 野球チーム 熱中症 |
2005/10/1 | 京都府京田辺市の運動公園で、少年野球チームの少年(中2・13)が、試合に負けた「ペナルティー」として科された練習中に倒れ、意識不明で病院に搬送される。 10/2 熱中症による多臓器不全で死亡。 総監督(63)は高校野球の名門校の監督を務めたこともあり、アマ野球界では知られた人物。また少年野球チームもプロ野球選手を輩出した名門で、練習は厳しかった。 |
2008/7/ | |
柔道 | 体育授業 心臓振盪 |
2005/10/7 | 千葉県の県立国府台高校の柔道の授業中、男子生徒約40名が総当たり戦の試合を行っていたところ、田中義章くん(高2・16)が柔道部員の男子生徒と対戦中、小外刈りをかけられ、尻もちをついて倒れたあと、袈裟固めをかけられた際、相手の脇腹が胸を押しつぶし、心臓振盪(しんとう)を発症。 119番通報に手間取り、学校の目の前にある消防署から救急車が到着したのは、事故発生から10分以上経過。病院で死亡。 |
2013/3/30 | |
水泳 | 高地 トレーニング |
2006/3/25 | 日本体育大学水泳部の宮嶋武広さん(大2・20)が、中国・昆明での高地トレーニング中に死亡。遺体は解剖されず、死因は「突然死」とされた。 http://blog.livedoor.jp/m_takehiro/archives/cat_50036505.html |
2009/1/ | |
S060831 | 組体操 | 体育授業 | 2006/8/31 | 福岡県北九州市の県立八幡中央高校で、体育祭に向けて柔道場で組み体操の自主練習中、男子生徒(高2)が同級生に肩車をしてもらった際にバランスを崩して後方に転落し、首を骨折。 胸から下がまひし、身障者手帳1級の交付を受けた。 事故が起きたのは、支え役の肩の上に立ち上がる「電柱」という演目の練習中だった。 2011/4/26 福岡地裁小倉支部で、原告の訴えを一部認め県に約622万円の支払いを命じる。青木亮裁判長(金光健二裁判長代読)は、事故現場の柔道場には教諭が6人いたのに「注意義務に違反した」として、教諭側の過失を認定。 ただし男子生徒にも7割の過失相殺 |
2014/5/23 新規 |
S070216 | 寮 | 病死 | 2007/2/16 | 北海道江別市の私立とわの森三愛高等学校の寮の自室で、体調不良で学校を早退してきた関川智和くん(高2・17)が死亡しているのが発見される。 2010/2/15 札幌地裁で棄却。 2010/10/26 札幌高裁で棄却。 |
2010/2/18 |
硬式 テニス |
心肺停止 | 2007/5/ | 兵庫県龍野市の県立龍野高校のテニス部で、練習中に主将の女子生徒(高2)が心肺停止で倒れる。低酸素脳症による意識障害で、意識不明の状態が続く。 テニスコートは、学校から約1キロ離れた場所にあった。 その日顧問教師は出張のため練習に立ち会わず、約3時間の練習メニューを指示していた。 2010/4/2 両親が、看護費用や慰謝料など約4億円の損害賠償を求めて、県を提訴。 |
2011/1/ | |
空手 | 部活動 頭強打 |
2007/7/10 | 熊本県熊本市の私立開新高校の空手部の練習中に、男子部員(高1・16)が組み手で相手の手があご付近に当たり脳震とうを起こして倒れ、その後も部長(39)に走りこみなどの練習をさせられた。 翌日(7/11)、吐き気などの症状があり、「病院に行きたい」と訴えたが、部長に部活に行くよう言われ、練習に向かおうと職員室を出ようとしたところで意識を失い、急性硬膜下血腫で意識不明の重体になる。その後、記憶障害などに陥った。 同校は全国でも上位に進出するから手の強豪校。男子生徒は滋賀県からスポーツ特待生で入学し、寮暮らしをしていた。6月にも練習中に倒れ救急搬送されていた。 その後、「空手部をやめたい」と実家に帰省。7/9に復帰したばかりだった。 |
2008/7/ | |
柔道 | 一般道場 頭強打 |
2007/6/22 | 広島県の川口道場で、投げ込み練習中、佐々木天馬くん(中1)が、男子(中3)に変則的な大外刈りで投げられ、後頭部を強打。頭を痛そうに抱えていたにもかかわらず、女性指導者が「頭を打ったくらい大丈夫」と言って続行させ、再度投げられて、急性硬膜下血腫を発症。7/6死亡。 女性指導者は、天馬くんの瞳孔が開き、激しく嘔吐し、呼びかけに反応しない状況を熱中症と思い込み、畳に寝かせ、すぐに救急車を呼ばなかった。 館長は、1972年のミュンヘン五輪柔道軽量級の金メダリスト。 天馬くんを投げた男子は、道場指導者から、非常に危険で、変則的な大外刈りを教わっていた。 2009/8/7 広島地裁で、館長に約2400万円の支払いを命じた。指導者や相手の少年ら計5人への請求は退けた。 福田修久裁判官は、「(館長は)道場の全指導者を指揮監督し、入門者の指導に当たる立場だった」と指摘。その上で「指導者に過失がある以上、責任は免れず、契約当事者として安全配慮義務違反があった」と認定。また、少年がかけたのは非常に危険な技と認め、相手がよく頭を強打する事実を放置していた道場側に安全配慮義務違反があったとした。 |
2013/3/30 | |
柔道 | 部活動 | 2007/7/28 | 大阪の金光大阪高校の部活の課外活動として、柔道の形の講習会、昇段審査会に参加した高瀬啓太くん(高1)が、形の模範演技終了後、体調不良を訴えたが、道場外のロビーで適切な処置を施されることなく、放置されていた。 事故当日、柔道部顧問は付き添っておらず、息子の友人の連絡で迎えに来た母親が救急車を要請。急性硬膜下血腫により、遷延性意識障害(植物状態)になる。 啓太くんと両親が、「事故防止策を怠った」として、講習会を開いた大阪府柔道連盟や上部団体の全日本柔道連盟などに損害賠償を求め、提訴。 2013/3/27 大阪地裁で、大阪府柔道連盟などとは1億円の解決金を支払うことや事故防止の安全対策に努めることを条件で、和解が成立。 2013/3/29 大阪地裁で、和解が成立しなかった全日本柔道連盟への請求について、「講習会の主催者とは言えない」として、原告の訴えを棄却。 |
2013/3/30 | |
S070920 | 組体操 | 授業 | 2007/9/20 | 愛知県名古屋市の市立小学校の運動場で、9月29日に予定されていた運動会の組み立て体操(組体操)の練習中に、男子児童(小6)が4段ピラミッドの最上位から落下し、左上腕骨外顆骨折の傷害を負った。 2008/12/25 名古屋地裁で、被告・名古屋市に110万1360円の支払いを命じる。 |
2014/5/23 新規 |
S080503 | 柔道 | 部活動 硬膜下 血腫 |
2008/5/3 | 神奈川県の横浜商科大学高等学校の柔道部のKくん(高1)が、神奈川県の団体戦に応援に行った際、投げ込みの相手をさせられ、意識不明の状態になる。急性硬膜下血腫で、遷延性意識障害(植物状態)になる。 Kくんは高校に入学してから柔道部に入り、柔道を始めた。当日は荷物番をしていたが、ウォーミングアップなしでいきなり、投げ込み相手をさせられた。最初に先輩部員に2回投げられ、次に大将で出場し、中学生から柔道を始めた体重105キロの男子部員(高1)と組まされた。大外刈りで投げられたあと、ふらふらの状態で、払い腰で投げられ、意識不明になった。 Kくんと両親が同校に逸失利益や介護費など約2億5600万円の損害賠償を求めて、提訴。 2013/2/15 横浜地裁で、原告の請求を棄却。 2013/7/4 東京高裁で、一部勝訴判決。 (確定) 難波孝一裁判長は、学校法人横浜商科大学高等学校に約1億7000万円の支払いを命じる。 |
2013/7/21 更新 |
柔道 | 一般道場 | 2008/5/27 | 長野県松本市の社会教育団体の柔道教室で、柔道四段、180センチ、80キロの柔道指導者と大外刈りから背負い投げの練習中、いきなり片襟の体落としで強く投げられ、澤田武蔵くん(小6)が急性硬膜下血腫を発症。遷延性意識障害(植物状態)になる。 2011/3/16 長野地裁松本支部で、原告側の主張を全面的に認め、指導者に損害賠償金として約2億4千万円の支払いを命じた。 2011/9/22 東京高裁で、市村陽典裁判長のもと、和解成立。 1.指導者が武蔵君との乱取り中に片襟体落としの投げ技によって武蔵君に急性硬膜下血腫の頭部損傷事故を発生させたと、指導と事故との因果関係を認め、これを謝罪する事。 2.今後柔道指導に際し、かかる行為を2度と繰り返さない事を誓約する事。 3.和解金ではなく、被害者への損害賠償金として、2億8千万円を支払う事。 等を、条件として和解。 2013/3/6 長野検察審査会は、長野地検が業務上過失傷害罪で2度にわたり不起訴(嫌疑不十分)とした元指導者の男性を強制起訴すべきだと議決。 議決書では、男児と元指導員は体格差、能力差が大きく「基本技でない片襟体落としをかけたのは事故発生の重大な危険性がある」と指摘。 また、小中高校生にスポーツの指導をする際には、脳が揺れやすく、急性硬膜下血腫を起こしやすいことを念頭に置く必要があると指摘し、危険を伴う柔道の指導者は、頭部を打たなくても急性硬膜下血腫などで重大な結果が生じることを知り得たと判断。 同罪の成立に必要とされ、検察官が一貫して否定している予見可能性は「柔道の指導者として頭を直接打ちつけなくても重大な結果が生じると知り得た」とし、元指導者には予見可能性があり、事故の回避は可能だったと結論付けた。 2014/4/30 長野地裁松本支部で、元指導者に禁固1年(執行猶予3年)の有罪判決。 |
2013/3/30 | |
柔道 | 部活動 | 2009/7/29 | 滋賀県愛荘町の町立秦荘中学校柔道部の村川康嗣くん(中1・12)が練習中に意識を失う。 約1か月後に急性硬膜下血腫で死亡。 2013/5/14 大津地裁で、一部認容。町に約3700万円の支払いを命じた。 長谷部幸弥裁判長は「練習中の水分補給の際、康嗣君が水筒のある場所とは別の方向に歩く異常行動があった」と指摘。行動を認識した時点で頭部に損傷が生じた可能性を予見し、練習を中止すべきだった。受診していれば救命可能性はあった」と判断、元顧問の過失を認定した。 その上で「公務員の過失による損害は公共団体に賠償責任があり、個人は責任を負わない」として、町だけに支払いを命じた。 元顧問のみを相手取って、原告控訴。 2014/1/31 大阪高裁で、請求を棄却。最高裁に上告。 |
2014/7/19 | |
剣道 | 部活動 熱中症 |
2009/8/8 | 茨城県水戸市の水戸短大付属高(現水戸啓明高)の剣道部合宿中に、高井竜也くん(高1・16)が熱中症で死亡。 8月6日から9日の予定で、剣道部員8人が校内に泊まり込んで合宿。 8月7日は校内の剣道場で午前6時半から練習を開始。正午から約2時間の休憩を挟み、午後は防具を着けて試合形式の練習をした。 高井くんは、午前の練習後に急にしゃがみ込むなどの体調不良を訴えていたが、午後も参加したという。 午後4時20分頃、練習を終え、防具を外した直後に意識を失った。搬送先の病院で、約12時間後に死亡。 練習には顧問の教諭1人も加わり、指導していた。 同日の水戸市の最高気温は、水戸地方気象台によると29.3度。 学校は、「小まめに休憩や水分をとらせており、体調管理には気を配っていた」と話す。 2012/7/11 生徒の両親は、顧問教諭が体調不良を知りながら練習を続けたために死亡したとして、高校を運営する学校法人田中学園と教諭に計約9200万円の損害賠償を求める訴訟を水戸地裁に起こした。 2013/3/18 水戸署は業務上過失致死の疑いで男性顧問(44)を書類送検していたが、水戸地検は不起訴処分。 佐野仁志次席検事は「証拠を総合的に判断した結果」とし、詳しい理由は明らかにしていない。 |
2013/9/18 | |
剣道 | .部活動 熱中症 |
2009/8/22 | 大分県竹田市の県立竹田高校で、剣道部員の部活動中に、キャプテンの工藤剣太くん(高2・17)が熱中症で倒れ死亡。 男子生徒は打ち込みで、合格が出るまでの間、他の生徒より多く行った。様子がおかしくなったが、「芝居じゃろうが」「演技じゃろうが」と顧問に言われ、腰を蹴られていた。倒れたあとも、「これは熱中症の症状じゃないことは俺は知っているから」と言って、10回程度往復で強く頬をたたいた。 2009/9/8 学校は第三者による調査委員会を設置。 2009/10/30 報告書を提出。顧問と部員とで意見に違いがあった場合には、双方の意見をそのまま記載。 今回の事故について、「熱中症について細やかな配慮がなされず練習メニューが.不適切であったこと、練習中の生徒の異常についての発見が遅れたことが要因」と結論。 2012/ 顧問と副顧問が業務上過失致死の疑いで書類送検。大分地検は2人を不起訴処分。 2013/7/ 検察審査会は、「熱中症での死亡は予見可能だった」として、不起訴不当の議決。 2014/1/8 大分地検は再び「熱中症の発生を予見すべき状況にあったとは言えない」などと判断し嫌疑不十分として不起訴処分。 2013/3/21 大分地裁で、原告勝訴判決。「練習中に熱中症になった」と認めた上で、「顧問と副顧問は練習を中止させ、応急処置などをとらなければならなかったのに、その後も稽古を続けさせた」などと2人の過失を認め、県と豊後大野市に対し、約4600万円の支払いを命じた。 顧問と副顧問個人の損害賠償を求めて、原告控訴。 2014/6/16 高裁で棄却。 |
2013/3/30 | |
柔道 | 部活動 | 2010/6/27 | 静岡県函南町の町立函南中学校の男子柔道部で、小川礼於くん(中1・12)が、1人を投げ役にして受け身の練習をし、何度か投げられたあと、順番を待っていた時に意識を失って倒れ、病院へ搬送された。7/6、脳内出血で死亡。 礼於くんは4月に中学入学後に柔道部に入部、柔道は初心者だった。 部活を柔道に決めたあと、地域の道場に見学に行き、2日目に大外刈りをかけられ、急性硬膜下血腫で14日間入院。その後、1か月はセカンドインパクトの恐れから、部活を見学。部活を再開して半月後に投げ技の受け身練習をしていて倒れる。 |
2013/3/30 | |
柔道 | 部活動 | 2011/6/15 | 愛知県名古屋市の市立向陽高校の柔道部の練習中、倉田総嗣くん(高1・15)が乱取りで、他の部員に大外刈りで投げられた際、頭を打ち、1カ月後に急性硬膜下血腫で死亡。 名古屋市教育委員会は、柔道家の医師を委員長に、弁護士、文部科学省の外部指導者、大学のスポーツ科学部教授、柔道連盟常任理事ら5名による有識者委員会を設置。(名簿公開) 現地調査1回、.会議を4回実施。 関係者(事故発生校の管理職2名、顧問等職員3名)を対象にヒアリングを事故が発生した事故現場で行い、事実の経緯を詳細にわたって認定するとともに、各種資料を収集して検証。遺族へのヒアリング、被害者のカルテ、X線検査等医療情報に関する検証を、脳神経外科2名で行う。 2012年5月11日、有識者委員会が市長に最終報告書を提出。倉田君が事故前の部活でけがをしていたにもかかわらず、顧問に伝わらないまま、練習に参加したことなどが原因とした。指導マニュアル充実や、柔道経験の少ない教諭を対象とした資格認定制度創設など、指導者が生徒の体調を十分に把握できる態勢づくりを提言。 報告書をホームページで公開。 http://www.city.nagoya.jp/kyoiku/cmsfiles/contents/0000036/36038/houkokusyo.pdf |
2012/8/5 | |
アメリカン フット ボール |
部活動 | 2013/8/8 | 大阪府豊中市の箕面自由学園高校の浦野遼平さん(高3)が、アメリカンフットボールの練習試合中、熱中症で倒れ、2日後に死亡。 この日は、午前9時半にキックオフで、試合終盤の11時20分頃、浦野さんは倒れた。 両校で申し合わせて、ほぼ5分ごとに水分補給をしていたという。 この日、試合会場に近い観測地点の午前11時の気温は32.1度だった。 関西高校アメフット連盟は規定で、夏季の正午から午後3時の練習試合を禁じている。 |
2014/7/2 新規 |
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組体操 | 体育授業 | 2014/5/9 | 熊本県菊陽町の町立菊陽中学校で、体育大会(5/18)に向け、2、3年生の男子生徒140人で編成する組体操10段ピラミッドの練習中、ピラミッドを築く途中で崩れた。一番下の段にいた男子生徒(中3)が倒れてきた生徒(中3)の重みで腰の骨を折り、救急搬送される。全治1か月程度の腰椎骨折と診断。 | 2014/5/23 新規 |
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