子どもに関する事件【事例】



注 :
被害者の氏名は、一人ひとりの墓碑銘を私たちの心に深く刻むために、書籍等に掲載された氏名をそのまま使用させていただいています。ただし、加害者や担当教師名等については、個人に問題を帰すよりも、社会全体の、あるいは学校、教師全体の問題として捉えるべきではないかと考え、匿名にしてあります。
また、学校名については類似事件と区別するためと、隠蔽をはかるよりも、学校も、地域も、事実を事実として重く受けとめて、二度と同じ悲劇を繰り返さないで欲しいという願いを込めて、そのまま使用しています。
S.TAKEDA
S040717 部活動中 2004.8.20新規
2004/7/17 福岡県椎田町の県立築上西高校の校庭で野球部の練習中、Aくん(高1・15)が熱中症になり、翌日死亡。学校側は部員を直ちに日陰に移動させず、心肺停止状態になってから通報していた。
経 緯
午前9時 野球部の1、2年生部員12人が、同校校庭で練習を開始。
休憩3回を挟み、ランニングやシートノック。
午後2時30頃 直径約80センチのタイヤを押しながら1、2塁間を3往復する最後の練習中、2往復を終えたところで、Aくんは倒れた。
当時、K監督を含め教員3人がおり、同監督がバケツの水を体にかけた。5分ほどしても回復しなかったため近くの休憩室に運び水を含ませるなどしたが、10〜15分で呼吸が弱まり、心肺停止状態になったという。
午後2時50分過ぎ 199番通報。
7/18
午前7時頃
搬送先の病院で、意識が戻らないまま死亡。


背 景 近くの同県行橋市の最高気温は、平年より3.3度高い32.8度を記録していた。
被害者 7/16 前日、Aくんは風邪で学校を休んでいた。練習も2日間休んでいた。
7/17 「熱も下がったので大丈夫です」と監督に話し、練習に加わっていた。
その後 同校は県教委や県高野連に報告し、全運動部の活動を自粛。
参考資料 2004/7/21西日本新聞、2004/7/21朝日新聞(福岡・北九州版)



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