兼『亜空間通信』2001.09.26:17号
TBS「報道特集」ハマス幹部のイスラエル関与発言を自社取材で放送ほか
送信日時 : 2001年 9月 27日 木曜日 0:34 AM
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『亜空間通信』17号(2001/09/26)
【TBS「報道特集」ハマス幹部のイスラエル関与発言を自社取材で放送ほか】
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昨日の夜、20時50分、3度目の試みの結果、TBSの9.23.(日)放映「報道特集」の当日の担当者と、電話で直接話すことに成功した。わが電網宝庫読者から、その番組で、ハマス幹部が今回の事件にイスラエルが関与しているのではないか、という主旨の発言をしたと聞いたので、それを確かめるためだった。
間違いはなかった。しかも、TBSの自社取材の映像を放送したのだった。つまり、TBSの報道責任者は、その映像を選択し、日本語の訳を付けて放送したのである。これは実に重要なことなのである。これまでの日本の大手メディアは、アラブ側の主張の報道を意図的に避けていた。わが通信では、アラブ人記者からの情報などをもとにして、すでに報じていたことなのだが、日本の大手メディアで放送されたことは、やはり大きい。
本日早朝には電子手紙で、別途、わが電網宝庫に最新情報として英文のまま掲載した情報が届いた。発信源は消してあるが、アラブ関係者には広く行き渡っているとのことである。ここには国際電網通信の積極面が出ている。情報の封殺を阻止する可能性が高まったのである。
以下は、その英文情報の部分訳と問題点の概略説明である。英文の全文は下記に入っている。
➡ http://www.jca.apc.org/~altmedka/glo-72.html
イスラエル関与情報漏れ以後のニュース禁制
スターン・インテル(カナダ)。
米国軍事情報部内の情報源は、世界貿易センターとペンタゴンへの攻撃に関連して、イスラエルのモサド情報局の関与を示唆する内部情報メモの詳細を明らかにした。
彼自身の名前の秘匿を要求した情報源は、米国情報機関の内部情報メモの存在を認めた。そのメモは4週前に回覧されたもので、米国の本土におけるイスラエルの隠密作戦の脅威を指摘するものだった。作戦の目的は、米国の国益に対しての目に見えるテロリスト攻撃によって、パレスチナのアラビア人に対する大多数の公衆の世論を逆転させ、イスラエルに向けて、パレスチナのアラビア人に対する大規模な軍事的猛襲を実行に移すための青信号を出すことだった。
専門家の評価によれば、9月11日の攻撃は、単独のテロリスト・グループが実行するには複雑化されすぎている。「この攻撃は、ハイ・レベルの軍事的に精密な力量を持つ高等な情報機関の資金と人員体制なしにはできない。さらに、攻撃者は、ワシントンのように重要な米国の都市に対する空軍の飛行作戦、民間の航空便パスおよび航空機による攻撃戦術の双方を、極めて詳しく知る必要があっただろう」、とイスラエルの情報作戦の専門家、デービッド・スターンは述べた。
以上は自動翻訳に手を加えた部分訳。以下は、問題点の概略説明。
ダーバンにおける国連の人種差別に関する会議で、イスラエルが激しい批判を浴び、米国とともに退場した直後の事件であること。
イスラエルは暴力的な秘密工作の長い歴史を持っている。スパイ活動が暴露されたジョナサン・ポラードの例もある。
世界貿易センター(WTC)の中の4000人のイスラエル人(多くは米国籍も持つ二重国籍者)の従業員が、攻撃の日に欠勤していた。
国際的なメディア(特にイスラエルのもの)は、この出来事を利用するために、急遽、2つのタワーで働く4000のイスラエル人に哀悼の意を表した。
その後、急に誰も、それらのイスラエル人に関して言及しなくなった。彼らが欠勤していたことが明らかになったからだ。
イスラエルの首相アリエル・シャロンは、アメリカの東海岸での「イスラエルを支持するシオニストの組織が主催するフェスティバル」への参加を中止した。
イスラエルの前首相イフード・バラクは、どのようにして爆撃のちょうど数分後に、あらかじめ準備した会見メモを持って、BBCのオフィスに現われ、インタビューに応じることができたのか???
しかも、インタビューの終わりに報道記者は、バラクがそこに1時間も前からいたと述べた。
アフガニスタンに隠れ住むウサマ・ビンラディンは、これらの作戦を指揮できない。
以上で(その73)終り。(その74)に続く。