連載:シオニスト『ガス室』謀略の周辺事態(その19)

久々に「許し難い」「ガス室」信者への具体的質問

1999.7.9 1999.7.4.mail再録・増補。

 またもや、光栄にも、私を名指して、某氏(まるで見知らぬ人の氏名には意味は無いので匿名とします)から、「投稿を禁止して欲しいです」との、貴重な御意見を賜りました。

 昔の子供の遊び兼教科書の「いろは歌留多」には「憎まれっ子、世にはびこる」というのがあり、これは不道徳だから「はばかる」の間違いではないかという優等生議論があり、やはり、「はびこる」が正しかったとなって、小さな「憎まれっ子」たちは、安心したものですが、もしかすると、これでまた、さらに私も「はびこる」力を蓄え得るのではなかろうかと、期待に胸を膨らませております。感謝に耐えません。

 ただし、どこがどう気に食わないのかが、まるで不明なのですが、でも、きっと、見ただけで憎らしくなるのでしょうね。実は、それこそが、「憎まれ役」を自ら買って出た私の真の目的でもあり、「マルバツ教育時代の世間知らず、一人っ子型の優等生」に対する、せめてもの親心なんですよ。

 これまた遠慮なしに自己顕示で行きますが、餓鬼の頃から手癖が悪く、小学校では悪戯の罰で立たされ坊主、万年落第生の私が、わがホ-ムペ-ジを本年元旦から『憎まれ愚痴』に改題したのは、旧知の不良仲間のキツネ目こと宮崎学・元「反」全共闘の闘士が『突破者』の命名で、にわかに有名になったので、日頃から「宮崎に学べ」(これは名前のもじりでもワープロ駄洒落でもありません)と忠告してくれるサイバー界の先輩をも意識して、最初は看板の化粧直しを「憎まれ口」と考え、それが、年賀状のワープロ変換ミスで「憎まれ愚痴」と出てしまったものです。

 ともかく「憎まれ」るのが、まずもっての目的なのです。

 そこへまた。前田朗さんが、割って入ってくれました。覆面パソコンマニアにはからむのが多いから、いちいち相手にするなという忠告をしてくれるサイバー界の先輩もいるのですが、前田さんとは、カンプチアPKO出兵違憲訴訟以来の顔見知りの関係ですから、一応、ご挨拶しておきます。

「(『投稿を禁止して欲しいです』との)YAMAKAWAさんの投稿を拝見しましたが、今のところ私は賛同できません」とあるのは、「賛同できません」は結構なのですが、「今のところ」という意味ありげな持って回った留保の条件が不明です。さらには、つぎが大問題で、肩を持つふりをして突き落とすという程、前田さんは悪い人ではないと思うのですが、一応、再録しましょう。

「木村さんのアウシュヴィッツ関連の発言は、私は許しがたいと思いますが、だからといって直ちに現在の日本における表現の自由の範囲を逸脱しているとまでは断定できないと思います。西欧諸国では『犯罪』としている例もありますが」

 この部分の問題については、すでにこのamlMLで、かなりしつこい「質問」と称するデタラメな感情的攻撃があり、私は、時間の無駄として放置しているのですが、前田さんにも別途、「御研鑽の程」を願い上げたところです。しかし、前田さんは、ここで、ご自分の主張とは、まったく矛盾する文章を書かれているのですよ。

 つまり、具体的な事実に基づく論理的な批判を記すことなしに、私の発言を「許しがたい」と断定しているのですよ。まずは、御自分の判断の根拠を、法学部の教員(その後、御本人から「法学部」ではないとのmailあり、法学教員とします)らしく、明確な証拠を挙げて、論理的に、お示し下さい。

 簡単な論理展開の問題としては、特に、「西欧諸国では『犯罪』としている例もありますが」というのは、まるで戴けませんね。

 これは、西欧コンプレックスを利用して脅しを掛ける日本の支配層の明治維新以来の手口そのものです。また、法律ができたら、それに従えというのなら、口が裂けても「自衛隊は憲法違反」などと言わないことですね。ドイツだって、フランスだって、同じことなのですよ。「ホロコーストはパレスチナ強奪のためのシオニストの嘘」だと主張する言論の自由を否定する刑法は、「あちら」でも、やはり「憲法違反」なのです。私は昨年の正月、パリ地裁で、「ガス室否定論」を理由に有罪を宣告される結果となったガロディらの刑事裁判を傍聴してきました。ことの経過は、拙訳『偽イスラエル政治神話』にも記しました。

 法廷の周囲を、アラブ、モズレム、フランスの草の根市民運動家、多彩な人々が取り囲み、議論に花を咲かせ、その後の敗訴でも罰金以上のカンパが集まり、朝日新聞(1998.2.28.夕刊)には、ガロディについて、「アラブ諸国の知識人やイスラム教徒の間では英雄視されている」とするパリ発記事が載りました。

 前田さんは、ゴラン高原出兵の違憲訴訟団にも加わっているのでしたね。あれは、基本的には、イスラエルを先兵とする「西欧諸国」のアラブ再侵略、または侵略の継続の問題なのですよ。この際、「西欧諸国では」などと私に皮肉っぽく『週刊金曜日』風に、からむよりも先に、「アラブ諸国の知識人やイスラム教徒」の意見にも耳を傾けてみたら如何でしょうか。

 気軽に「西欧諸国では」と言うのも結構ですが、戦後10年も過ぎた私の若い頃にはもう、何かというと「アメリカでは」とか「あちらでは」とか言う連中を、「アメション」(アメリカで小便してきただけ)とか、「出羽守」(ではのかみ)などと、嘲り始めていました。それとも、またまた新しい流行が生まれたのでしょうか。

 最後に、「ガス室」そのものについては、もう、何度も、口が酸っぱくなるほど、「構造を説明して下さい」という質問を投げ掛けています。

 ところが、といっても、実際は嘘なのですから、理の当然なのですが、私の説を「許し難い」と激しく言い募る人々の内の誰一人として、この質問に答えられた人はいません。「凶器の説明ができない殺人事件」なんてものは、絶対にあり得ないのですよ。それでも、「ガス室」の存在を信じる人がいるのは、オーム真理教は愚か、世界中に神や仏など、超自然の存在を信じる人が沢山いる状態、ひいては人類という動物の情緒的不安定さの現れなのであって、別に驚く程のことでもありませんが、私には、そういう時代遅れの狂信者との議論で時間を無駄にする気は、さらさら、ありません。

 なお、私のaltmedkaは、alternative medium by kimura aiji の略ですが、これは私がaml(alternative mailing list) の存在を知る以前に決めたものです。もともと、それ以前から参加していた「民衆のメディア連絡会」は、インタ-ネット以前からalternativeを意識していました。alternative とは、英米で、main stream mediaに対抗する概念として使われ始めたものです。

 main stream 情報のコピー転送にも意義があるとすれば、昔から「ベタ記事恐るべし」と言われたような断片的情報が、時として、main stream の政治的論調を裏切ることがあるからです。無批判な丸写しでは、alternatveでなくなってしまいます。しかし、そういうベタ記事すら出ない場合には、自分の手でalternativeの情報を構成する必要があります。

 ですから、はばかりながら、私が提供している情報こそが、これからが本番、近視、いや、もう一度、変換、はい、禁止専門の体制から大いに「憎まれ」ながらも、徐々に「はびこる」希望の星のalternativeの基本なのです。

 そういえば、法律というのは、もともと、「憎まれっ子」などを取り締まるためのものでしたね。前田さんは、岩波書店から訳本が出ている確か、『禍いなるかな法律家よ』(Woe! unto You, Lawyers)を読まれましたか。「西欧諸国では」までの情報は得ていませんが、原著が出た「あちら」のアメリカでは、大変物議を醸したそうで、実に面白い本でしたよ。

 実際にシオニストの法律家が企画したことが明らかになっているニュルンベルグ裁判の仕掛けなどは、「法律家の禍い」の最たるものですね。呵々。

 以上で久々の(その19)終わり。(その20)に続く。