アフガニスタン攻撃、テロ特措法成立以後の動き 2002年6月 (次)(戻る)
2002年6月
2002年6月1日
■防衛庁が個人情報リストを作成していた問題で、昨年4月、陸海空の各幕僚監部の情報公開室に秘密保全を担当する「調査」職種の幹部を最低一人ずつ配置していたことが明らかになった。
2002年6月2日
■中国瀋陽の日本総領事館の正門幅1メートルのすき間を外務省が駆け込み事件直後、鉄扉を完全にしめるように総領事館に指示していたことがわかった。
2002年6月3日
■軍事衝突の危機が続くインドとパキスタン両国の首脳の出席で注目が集まる「アジア相互協力信頼醸成会議がカザフスタンのアルマトイで始まる
2002年6月6日
■ブッシュ大統領全米向けテレビ演説で、対テロ政策を統括する国土安全保障省を新たに設置すると発表。
2002年6月10日
■パレスチナ自治政府治安当局は、自爆テロを指揮した疑いでイスラム聖戦の指導者アブダッラー・シャミ容疑者と同組織のメンバー14人を逮捕。
2002年6月11日
■防衛庁、情報公開請求者の個人情報リスト作成問題で調査報告書まとめ公表。リストが行政機関電算処理個人情報保護法に定める必要な限度を超える違法行為と断定。しかし、リストの作成そのものは違法でなく、LANに掲載し情報公開担当以外の職員に見せたことは違法としている。
■政府は閣議で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)保有に関する憲法解釈について「憲法上許されない」とした答弁書を決めた。
■テロ資金供与防止条約締結。締約国37カ国目。
■パレスチナ側とイスラエル側の居住地域を隔てる防御フェンス設置工事が始まる。計360キロ計画。
2002年6月13日
■韓国で女子中学生2人が在韓米軍の装甲車にひかれ即死。
2002年6月中旬
■イスラエルがテロリストの進入を阻止するためとして総延長350キロのフェンスの建設を本格化し始める。
2002年6月20日
■パレスチナ自治政府のアラファト議長はイスラエル市民に対する自爆テロに対し「高度な国家的利益を守るため、完全にやめるべきだ」との声明を発表した。
2002年6月22日
■イラン北部で強い地震。500人以上死亡、1600人が負傷。
2002年6月24日
■ブッシュ米大統領が新中東和平構想を発表。アラファト議長の退陣とテロと激しく戦う新指導部の樹立を条件にパレスチナ暫定国家を創設、その後、恒久的な国家創設に向け、3年以内の最終合意をめざすもの。
■中国の排他的経済水域内に沈没した「不審船」引き上げ作業のため、作業船や指揮船が出航。
■イスラエル軍、パレスチナ・ラファ難民キャンプを走行中の車2台にミサイルを撃ち込む。パレスチナ人6人死亡。
■愛知県高浜市は住民投票の参加資格を20歳から18歳に引き下げ、永住外国人や受刑者にも認める条例改正案を全会一致で可決。
■NGOの「小型武器サーベイ」は2002年版の年次報告を発表。小型武器の総数は約6億3千900万丁に上ると推定。世界で10人に一人以上が所有している計算になる。
2002年6月25日
■横浜市議会本会議場で「日の丸」掲揚に反対し議長席を占拠した女性市議2人を横浜市議会は除名処分を決めた。
2002年6月26日
■カナダ・カナナスキス・サミット開幕。ブッシュ米大統領は記者団にイスラエル・パレスチナ紛争に関して「武力行使を排除しない。すべての選択肢がある。透明でなく腐敗した社会にカネを出すと約束できない」と語る。
クレティエン・カナダ首相は「選挙実施には賛成するが、次期指導者を決めるのはパレスチナ人だ。次期指導者について語るのは時期尚早」とした。ブレア英首相は「選挙で指導者を選ぶのはパレスチナ住民。ただ和平進展には、交渉できる指導者が必要」シラク仏大統領は「パレスチナのリーダーはパレスチナ住民のために選ばれるものだ」とした。小泉首相は「中東和平プロセスでのブッシュ米大統領の役割、重要性は増している。大統領の演説を評価する(25日、日米首脳会談で)」とした。
2002年6月27日
■1972年5月の沖縄返還の直後、返還された土地の原状回復のために米国が日本に支払うべき補償費(400万ドル)を日本が肩代わりする密約があったことを明確に裏付ける文書を米ホワイトハウスが作成していたことがわかる。文書は米国立公文書館が保管し、秘密指定を解除されたニクソン政権関連公文書の一部。
2002年6月29日
■黄海で韓国軍と朝鮮民主主義人民共和国軍の銃撃戦が起こる。
2002年6月30日
■サッカー・ワールドカップ終了。