イラン・イスラム共和国 Islamic Republic of Iran
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イランの「核」開発と情報操作
sk2003.06.06-14
イラン外務省のアセフィ報道官は2日の記者会見で、米がイランの核兵器開発の可能性を繰り返し警告していることについて、「そんなに心配なら、招待するから、米企業が核施設を建設すればいい」と述べた。米政府が対イラン経済制裁を続け、米企業が進出できない現状を皮肉った。➡全文を読む
『よく晴れた日にイランへ』(蔵前仁一 2015年4月21日 旅行人発行)
2014年9月当時のイラン旅行記。大手メディアの報道とは違う緩やかなイラン事情を伝える。P158~159に「核問題」がある。➡ 引用部分を読む
同書で引用されている
➡ イラン便りNo.1~No.8 イラン便りNo.9~No.17 イラン便りNo.18~No.30
『No.14 イラン核問題 情報操作といじめの構造』から引用:
伝えられないイランの主張と権利
《 では、なぜ「イランは核兵器製造を目論んでいる」という欧米の主張がまかり通っているのか。そこには、明らかにマスコミの意図的な報道の仕方がある。
核問題に登場する専門用語は、一般の人には難しい。例えば、争点となっている「ウラン濃縮」という作業は何を指しており、実際どれほど危険なものなのか。そうした説明を抜きにして、「ウラン濃縮活動は国際社会への挑戦である」とか、「イランが核兵器製造につながるウラン濃縮を諦めないかぎり―」などというアメリカ政府ばりの記事を載せて、アメリカのイラン戦略の一翼を担おうとしている日本のメディアのなんと多いことか。》
編集長の辛口時評より抜粋
2007.05.12
TBS「ホロコースト・アーカイブ」CBSドキュメント垂れ流しの唖然
2007.05.01
ホロコースト神話の最大の嘘はヒトラーという悪魔
2007.03.27
ホロコースト否定論を罰する「歴史記憶法」論争への論及記事発見
2006.12.01
イラク「内戦」はアメリカの「計算違い」か実は「狙い目」か
2006.07.24
ユダヤ人はどこから来たのかとシュピーゲルに質問したアハマディネジャドに加勢する。
2006.06.12
シュピーゲル誌イラン大統領インタビューの前提はアメリカのイラク敗戦
2006.06.10
ホロコースト批判発言イラン大統領に「瓢箪から駒」W杯追い風
2006.06.09
独シュピーゲル誌入手しイラン大統領の表紙画像を広める
2006.03.07
「ホロコ-ストは作り話」心底賛成ドイツ元首相発言の歴史的背景
2006.03.06
快挙!ドイツの元首相コールがイラン大統領に心底から賛成発言
2006.02.17
ホロコースト風刺漫画募集の斬り返しでイランが反撃
2006.01.30
ホロコースト国際会議「出番」は5年前のベイルート会議の復讐戦となるか。
2006.01.26
ホロコースト神話「飛んで火にいる英首相ブレア」調査団送るとイラン外相応酬
2006.01.16
イラン大統領「ホロコースト神話」発言は第三次世界大戦を誘発するか否か
2005.12.31
ホロコースト調査をイランが国連安保理に要請は愛の年の大晦日の画期
2005.12.27
イスラエルを認めないのはイランの国是という基本的問題点を強調
2005.12.16
イラン大統領ホロコースト「創作」欧米非難には苦い前史
亜空間通信より抜粋
1017号(2005/05/25)
【カスピ海石油パイプライン本日通油式典の日経夕刊記事あり英文情報と旧稿再録で世界を変えるか】
608号(2003/06/04)
【911/アフガン/イラク/イラン/パレスチナ急変状況に対応し国際情報資料室開設】
582号(2003/04/24)
【シーア派分割統治戦略大失敗でイランはヒズボラにアメリカ中東支配終焉語らす】
581号(2003/04/23)
【アメリカのイラク戦争の大義の大嘘「毒ガス」の裏にイラン・コントラゲートあり】
463号(2002/12/20)
【右も左も役立たず日本絶望状況でわが電網宝庫に外交安全保障戦略会議設置決定】
460号(2002/12/18)
【英がEU独仏協調意識しイランの中東における指導性評価する微妙な時局に米日?】
459号(2002/12/15)
【イラク攻撃控え資源外交展開中のイラン・ロシア・EUを日本は指をくわえて座視】
447号(2002/12/01)
【トルコでクルド語放送認可とイランとEUの平和協力に日本もイラク意識の3題話】
2002.10.30:416号
【イラク攻撃阻止でフランス85歳英雄ガロディに対米石油戦争を語らせたイラン紙】
2002.10.22:407号
【イラク攻撃控えブッシュの背後にイラン主軸パイプライン戦争カスピ海波高しか】
2002.10.20:404号
【ロ米パイプライン戦争の伏流が旧ソ連圏とイラン・トルコを加え再燃か旧稿再発見】
これ以前の記事は未整理
giga-i 国際情報総分析研(現在休止)資料倉庫
sk2003.06.06-14
「転用が心配なら米企業に原発建設頼む」イランが皮肉 [朝日新聞]
sk2003.06.06-1
米国にはイランを攻撃する意図はない=ブッシュ大統領 (ロイター)
2003.5.27
Pentagon Sets Sights on a New Tehran Regime/May 24/commondreams/Guardian
2003.5.26
アメリカによる対イラン強硬政策の始まり
2018.6.1
欧米側がイランに関して最も問題にしているのは核問題だ。『イラン 世界の火薬庫』(宮田律、光文社新書、二〇〇七年)では、「アメリカがイランの核問題をイラン・イスラム共和国体制の打倒の口実として考えているのは中東の石油を支配するため」とする。イランが過去に核兵器を開発していたことは定説になっているが、アメリカはイランが二〇〇三年に核兵器の開発を停止したと判断しているという。
『大村一朗のイラン便り』(webめこん)は、イランが求めているのは原子力発電に必要な低濃縮ウランにすぎず、「明らかにマスコミの意図的な報道の仕方がある」という。そして次のように書いている。
――(イランは)原発のための低濃縮作業だけが目的であり、ひそかに高濃縮を行なわないようIAEAの監視を受けると表明しているにもかかわらず、世界中からこれほどの非難と圧力を受けているのはなぜか。アメリカと敵対しているからである。アメリカの言い分は、「低濃縮の技術を獲得すれば、いずれ高濃縮、そして兵器級ウランを獲得することも可能だ」とか、「イランは高濃縮の実験を密かに行おうとしているといったものだが、長年にわたりイランの核開発を監視してきたIAEAは、そういった証拠は一切ないと退けている。にもかかわらず、こうしたいわれなき非難ばかりを流す報道が巷にあふれ、イランの主張と権利に関しては沈黙が守られているのが現状である。(二〇〇六年六月)
朝日新聞(二〇一五年三月四日、神田大介)の報道によれば、アメリカとイランの核協議は大詰めを迎えている。アメリカはイランの核開発を一〇年以上制限すべきと主張しているが、イランの原子力の平和利用は認める方向になっている。核開発の制限期間(米一〇年以上、イラン八年以内)、遠心分離器の数(米四五〇〇基、イラン九〇〇〇真)、地下ウラン濃縮施設の活動の是非など相違点はあるが、イランは「制裁による経済の停滞から抜け出すことこそが国益だと考え、核協議の交渉団に全権を委ねている」としており、両国とも粘り強い協議を続けている。二〇一五年二月末が協議の期限となっている。
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