2007.05.12(2019.9.5分離)
http://asyura2.com/07/holocaust4/msg/306.html
TBS「ホロコースト・アーカイブ」CBSドキュメント垂れ流しの唖然
某放送局のOBの友人から、4月26日にTBSが放送した「ホロコースト・アーカイブ」の録画が送られてきた。添え書きの手紙の最後には、「参考になると思います。いつもガス室についての決定的なものは提出されないですね」とある。この友人は、わがホロコースト否定論の状況を熟知しているのである。このTBSの番組は深夜放送でもあり、新聞の番組欄の記載も見逃していたから、感謝、感激、早速、録画を再生して観た。
ナチス公文書が5000万件公開されるという情報は、昨年、2006年の4月21日に、インターネットの阿修羅・ホロコースト掲示板で産経新聞の記事の投稿があり、その時すでに、私見を短く述べておいた問題である。
私見の概略を先に示すと、古ネタの掘り起こしによるホロコーストの嘘の上塗りである。情報源のニューヨークタイムズの記事には、「数十年の抵抗の後に、ドイツがホロコースト記録のアーカイブの公開に同意」(After Resisting for Decades, Germany Agrees to Open Archive of Holocaust Documents)とある。いかにも、これまでに、「ドイツが隠し続けていた」かのように思わせる巧妙な心理作戦である。
「公開」云々以前に、アメリカは、すべての資料を押さえていた。重要な決定的資料は、ニュルンベルグ裁判で提出されている。昨年の公開は、いわば、その「残りかす」の在庫一掃展示である。
TBSの番組の解説者は、一昨年末のイラン大統領、マフマディネジャドのホロコースト神話発言や、ホロコースト否定論者の存在にふれ、「これで参ったか」と言わんばかりの高姿勢であった。
この番組を観た感想がインターネットの記事にあった。以下は、その抜粋である。
http://d.hatena.ne.jp/nsw2072/20070426
TBSが木曜日の未明に放送しているドキュメント番組で、元ネタは米国CBSの「60 Minutes」である。そのまま米国で放送されたものを放送するのではなくて、その中から何本かを組み合わせ、ピーター・バラカンとTBSアナウンサーの吉川美代子の解説で放送する。今日は1本目がホロコーストもの、[中略]
驚くほど克明につけてあるナチスのユダヤ人記録が地方の公文書館で発見され、公開されているという話である。なにしろ当時のナチス・ドイツが虐殺したユダヤ人の数は1700万人に及ぶという話だ。驚くことにナチスは如何に効率的、且つ合理的に進めることができるかという彼らの能力を誇示することにむしろ誇りを感じていた様子が見られるという。殺したユダヤ人の頭にどれほどのサイズのシラミが何匹いたのかという記録まで発見されている。そして、番組では3人の当時10代だった男性の記録を見つけ、本人にその記録を見せている。[後略]
この文中、「ナチス・ドイツが虐殺したユダヤ人の数は1700万人に及ぶ」とあるのは、シオニストの宣伝の「600万人」とも矛盾するが、アウシュヴィッツの死者が400万から150万に書き換えられたことや、火葬場の能力による議論とは完全に懸け離れている。おそらく、戸籍簿のような文書の数字であろうが、TBSの垂れ流し報道には、このような矛盾を検討する姿勢はまったく見れれない。
以下は、産経新聞の記事である。
ナチス公文書 今秋5000万件公開 ホロコースト解明へ
【ベルリン=黒沢潤】ナチスの強制収容所などの実態が記述されたドイツの公文書約五千万件が今秋にも、一般公開される見通しとなった。同文書はホロコースト(ユダヤ人大虐殺)の犠牲者や強制労働者ら千七百五十万人の名前が記載された最大級のナチス関連資料。これまで犠牲者の家族や生存者にのみ公開されてきた文書が幅広く公開されることで、ホロコーストの全容解明が進むとの期待が高まっている。
この文書は第二次大戦中の連合国が押収し、現在は米国やポーランド、ドイツ、イスラエルなど十一カ国が独中部バド・アーロルゼンの公文書館「国際追跡サービス」(ITS)で赤十字国際委員会(ICRC)とともに管理している。
一般公開には十一カ国すべての同意が必要となるが、ドイツ政府はこれまで、国家賠償訴訟が新たに起きることを懸念、「関係者のプライバシーが侵害される」などの理由で公開を拒んできた。しかし、米国が一貫して圧力をかけてきた経緯があるのに加え、「(戦後、六十年以上の)歳月が流れた」(独法務省スポークスマン)として、方針転換を決めた。
ドイツ政府は五月十七日、ルクセンブルクで行われる十一カ国の年次総会で、この決定を正式に報告する予定で、ツィプリース独法相は「半年以内に公開できるはず」と見通しを語った。
公文書館には毎年、十五万件もの問い合わせがあるが、資料は今後、ホロコーストの歴史家たちによって詳細に調査・分析されることになりそうだ。ホロコーストでは、ユダヤ人六百万人が犠牲になったとされる。
(産経新聞) - 4月21日3時55分更新
以上の記事に対して、わが私見を述べた。
記事の見出しも内容も逆である。Re: ホロコースト解明
http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/873.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 4 月 22 日 21:59:59: CjMHiEP28ibKM
(回答先: ナチス公文書 今秋5000万件公開 ホロコースト解明へ|産経新聞 投稿者 white 日時 2006 年 4 月 21 日 14:02:46)
記事の見出しも内容も逆である。
すでに投稿したが、文書の公開で、逆に、ホロコーストの嘘が暴かれる。
ホロコースト古文書の公開にドイツが合意した。
http://www.asyura2.com/0505/holocaust2/msg/868.html
投稿者 木村愛二 日時 2006 年 4 月 19 日 21:07:20:
ホロコースト古文書の公開にドイツが合意した。
拙著『アウシュヴィッツの争点』の関連箇所の抜粋を末尾に付す
After Resisting for Decades, Germany Agrees to Open Archive
of Holocaust Documents
By DAVID STOUT
The Bad Arolsen archive is one of the largest in the world,
with up to 50 million documents, some seized by the Allies
as they liberated concentration camps.
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus-17.html
『アウシュヴィッツの争点』
第一章:身元不明で遺骨も灰も確認できない「大量虐殺事件」
「歴史上もっとも恥ずべき法の名による茶番狂言」という批判
[中略]
『二〇世紀の大嘘』では、つぎのように要約している。
「おおくの事件では、“被告弁護人”がドイツ語を話せず法的資格のないアメリカ人だった。法廷には資格のある通訳が配置されていなかった。“検察当局”もまた法的資格をかいていたし、一〇人のアメリカ軍人で構成する“裁判官”も同様だった。一人だけ法的資格のある裁判官がいたが、その裁判官が証拠の認定にあたえる影響力は一番よわかった」
弁護団が記録を利用できず、被告に有利な証拠が突然「消滅」
被告側の弁護人は、しかも、裁判にはかかせない証拠の利用について、はなはだしく不利な立場におかれていた。
すでに紹介ずみの『ニュルンベルグ裁判』という本は、決して「ホロコースト」物語批判を目的として書かれたものではないが、そこにも事実の一端がしるされている。この本では、まず、連合軍が総力をあげてドイツの文書を押収し、「記録センター」に集中した状況をえがく。ところが法廷での実情は、つぎのように大変不公平なものであった。
「かくて検察側は、記録と記録保管所を自由に使えたわけであるが、これらについて弁護側のほうは、そんなものが存在することすら知りもしなかった。[中略]検察側はニュルンベルグでは(弁護団とは反対に)いつでも自分たちが必要と認めたものは、あらゆるところから手に入れることができたのである。ところが弁護団が見ることができるのは、無数の詳細なデータ、関連書類のうち[中略]、たいてい、有罪証拠物件だけで、多くはまったく知らないものばかりだった。これに反し、検察側はそれらを記録として証明できるのであった。被告側に有利な資料を探し出す可能性は、弁護団には皆無だった。
弁護団が、検察側の引用する記録を見せてほしいと要求しても、その記録が「消滅している」ことも、珍しくなかった。[中略]規約によれば、「重大な」箇所だけ翻訳すればよいことになっていて、(中略)テキストのひどい意味変更、歪曲、誤解が審理の際に生ずることも珍しくなかった。[中略]
連合国側に場合によっては不利となり、一方被告側の罪を軽減するのに適当と思える数千の記録は、突然姿を消してしまった。[中略]すでに一九四五年の時点で、記録が押収されたり、弁護団の手から取り上げられたり、あるいは盗まれたりしたという事実には、無数の証拠がある。
[後略]
TBSの番組は、アメリカの報道の垂れ流しの典型であるが、ホロコーストに関しては、特に、「お召し列車」さながらの状況である。