単行本リスト
私が書いたり、訳したりした単行本です。いくつかのものには、その本への書評も再録してあり、書評の評者名をクリックすれば、その書評が読めます。
【帯の文】
「太平洋戦争」
「朝鮮戦争」「ベトナム戦争」から
「湾岸戦争」「イラク戦争」へ。
77歳吉川勇一が言ってきたこと、言っておきたいこと
。
書評 → 水口義朗(『サンデー毎日』 )、
小中陽太郎(『週刊読書人』)、
天野恵一(『季刊 運動〈経験〉』)
【帯の文】 この大病との遊び方
タバコは?酒は?食べ物は?
公共機関は?生命保険は?障害者手帳は?
妻は?親きょうだいは?……
「闘病」を通して見えてくる、“癌”との爽快な付き合い。
書評 → 鎌田慧(『時事通信』書評)
→ 井出孫六(『東京新聞』読書日記欄)
→ 国富建治(『かけはし』)
→ (加) (「女たちの情報紙 ふぇみん』)
→ 如月小春、井出孫六、小田島雄志、大石芳野、(NHK衛星第放送「週刊ブックレビュー」)
→ 『暮らしと健康』 99年9月号
正誤表 → だいぶこの本の誤植や記述の誤りを見つけました。
ここ・正誤表をクリックしてください。
6. 『反戦平和の思想と行動(コメンタール戦後50年 第4巻)』 1995年7月 社会評論社 (全9巻のシリーズのうちの1冊) ¥3,700
【帯の文】 〈国家非武装〉の思想的可能性。
生々しい戦争の記憶を背景とした反戦運動の高揚。
ベトナム反戦をきっかけとして、運動の質とスタイルは、
かつてなく新しいものを生み出した。「派兵国家化」の進む現在、再評価されるべき不戦・非武装の理念。
5. 『納得できる英文法』 1994年4月 研究社出版 \1.770 + 税
【帯の文】 英文法って、けっこうオモシロイ。
丸暗記だけじゃツマラナイのは当たり前。英語を好きになりたい人に、代ゼミ「ベイシック・クラス」の人気講師が贈る親切講座
4. 『「アメリカは正しい」か――湾岸戦争をめぐる日米市民の対話』 1991年 第三書館 ¥2,500 + 税
【帯の文】 湾岸戦争にNOと言った
日本人vsアメリカ人
NYタイムズに掲載された日本の市民有志による
全ページ反戦意見広告への圧倒的反響とその返信。
「アメリカの正しさ」の内実を問う日本の反戦市民運動と
アメリカの市民的視点。日米草の根対話の貴重な記録。
3. 『市民運動の宿題――ベトナム反戦から未来へ』 1991年9月 思想の科学社 ¥2,200 + 税
【帯の文】 経験が伝わらない、と嘆いたことがある。
すると吉川さんが苦笑して言った。
「私もン十年運動してきたが、伝わりません、なかなか。
若輩の私は恐縮した。
本書にはその苦笑のモトがぎっしり詰まっている。
中山千夏
書評.・論争 → 共同通信〈『京都新聞』ほか〉・吉岡忍〈『週刊読書人』〉・天野恵一(1)〈『情況』〉・栗原幸夫〈『フォーラム’90』〉・花崎皋平〈『朝日ジャーナル』〉・高橋寿臣〈『インパクション』〉・八坂康司〈『派兵check』〉・天野恵一(2)〈『インパクション 73』>
(この『市民運動の宿題』には、鶴見俊輔・久野収『思想のおり返し点で』朝日新聞社での鶴見俊輔の発言に対する反論が含まれているが、それに対して、栗原幸夫、花崎皋平らが、書評の中で触れ、それにさらに天野が批評を加えている。そのすべてを転載した。)
2. 『吉川のベイシック英語――5日間集中講義』 1991年7月 代々木ライブラリー 絶版
1. ベトナムに平和を!市民連合編 『資料・「べ平連」運動』 上・中・下 1974年 河出書房新社 絶版
4. 『一九六〇年代 未来へつづき思想』 2011年2月 岩波書店 (高草木光一編集 吉川勇一・原田正純・最首悟・山口幸夫共著)¥2,500
【帯の文】
「1960年代」とは,何だったのか?
高度経済成長の光の陰で棄て去られようとした「いのち」,
その復権を求めて運動に関わり,いまなお模索を続ける
論客たちによる連続講義
書評 → 書評(『南日本新聞』2011年3月27日、『週刊読書人2011年』4月1日、『東京新聞』2011年4月15日夕刊) 、『遊民』第3号(2011年5月1日刊行)、石田雄『市民の意見』126号(2011年6月1日)
3. 『帰ってきた脱走兵――ベトナムの戦場から15年』 1994年4月 第三書館 (共編者: 鶴見俊輔・吉岡忍) ¥1,545
【帯の文】 彼は
横浜から
スウェーデンに
亡命した。
殺すことを
拒否して……
25年後彼は
スウェーデンから
日本に帰ってきた。
あの日を共有した
人々と
再会するために……
2.
『反核の論理――欧米・第三世界・日本』 1982年7月 柘植書房 (共著者:高木仁三郎ほか)絶版
1. 『市民の暦』 1973年3月 朝日新聞社 (共編者: 小田実・鶴見俊輔) 絶版
遠山茂樹・渡辺洋三編 『ポポロ事件――黒い手帳は語る』 1964年6月 新興出版社 の第9-12章
「市民運動’68の認識」 いいだもも・白川真澄編 『七〇年への試論』 1969年 に所収。
「自由の危機――権力・ジャーナリズム・市民」 鶴見俊輔・山本 明ほか編 『事件と報道(講座 コミュニケーション第5巻)』 1972年11月 研究社 に所収。
「人民の手による国際主義」 安藤彦太郎編 『現代史への挑戦――中国の思想と科学技術』 1976年6月 時事通信社 に所収。
「国境を超える運動」 新村猛・松浦総三編 『あえて言う――中国とソ連への直言』 1980年3月 すずさわ書店 に所収。 これは全文を「論争・批判」欄の 「3 カンボジアにおける虐殺問題をめぐる井川一久さんとのやりとり」の中に再録した。 → 「論争・批判」欄
「一予備校英語講師のメモ」 土師政雄編 『受験の壁のなかで(教育実戦の記録 7)』 1981年8月 筑摩書房 に所収。
「戦後平和運動の歴史の中で――べ平連・そして今」ほか 反戦平和運動研究会編 『派兵時代の反戦思想』 1991年10月 軌跡社 に所収。
「べ平連――国境を超える運動」 池田浩士・天野恵一編 『思想としての運動体験(検証【昭和の思想】X』 1994年2月 社会評論社 に所収。
「ソ連大使館との交渉」 関谷滋・坂本良江編 『となりに脱走兵がいた時代――ジャテック、ある市民運動の記録』 1998年5月 思想の科学社 ¥5,700 + 税 に所収。
「ベイシック数学とベイシック英語の時代」 土師政雄さんを偲ぶ会記念出版『土師政雄さんをめぐる44の断章』 1999年7月 土師政雄さんを偲ぶ会実行委員会 非売品 に所収。
「反核の論理――運動の中から」 (柘植書房刊『反核の論理』の中の論文の再録) 坂本義和ほか監修『日本原爆論大系』全7巻のうち第5巻(岩垂弘編集) 日本図書センター 1999年7月 に初秋。
「半世紀前の砂川闘争から学んだこと」 星紀市編『砂川闘争50年 それぞれの思い』 2005年10月 けやき出版 に所収。
「『一人ひとりの生』の重さ」 第三書館編集部編 『テロ死/戦争死』 2005年11月 第三書館 に所収。
「国境をこえた『個人原理』」 岩崎稔・上野千鶴子・北田暁大・小森陽一・成田龍一編著 『戦後日本スタディーズ 2 60・70年代』 2009年5月 紀伊国屋書店 に所収。
【帯の文】 黒人兵士は脱走した!!
マルコムXの暗殺後3年、
キング牧師の暗殺された街から来たテリーは
ベトナムで負傷し、ヨコハマで女子大生タキに出会い、
自己を再発見し、スウェーデンへ脱出していく……
書評 → 鶴見良行〈『東京新聞」〉、福富節男〈『北海道新聞』〉、小中陽太郎〈『朝日ジャーナル』〉、武藤一羊〈『公明新聞』〉、稲垣治〈『中日新聞』〉、吉岡忍〈『サンデー毎日』〉、『読売新聞』書評欄、『東京タイムズ』書評欄、『神奈川新聞』書評欄、『夕刊フジ』書評欄、『週刊朝日』書評欄、
『朝日ジャーナル』談話室、『現代の眼』書評欄、ほか
ウィルフレッド・バーチェット 『立ちあがる南部アフリカ (1)アンゴラの解放』 1978年5月 サイマル出版会 (原書 Wilfred Burchett: Southern Africa Stands Up (1) ) 現在絶版
ウィルフレッド・バーチェット 『立ちあがる南部アフリカ (2)モザンビークの嵐』 1978年5月 サイマル出版 (原書 Wilfred Burchett: Southern Africa Stands Up (2) ) 現在絶版
ウィリアム・ウォレン 『失踪――マラヤ山中に消えたタイ・シルク王』 1979年2月 時事通信社 (原書 William
Warren: Jim Thompson ―― The Legendary
American of Thailand, Houghton Mifflin Co., Boston, 1970 ) のち、同タイトルで 1986年10月に第三書館から再刊。 ¥1,500
【帯の文】 1967年復活祭の午後、マレーシア中部カメロン高原
でひとりのアメリカ人富豪が忽然と消えた……。
超能力者まで動員の大捜索は「伝説」創成に終る。
サマセット・モームも感嘆したタイ・ハウスの主、
シルク王トムソン失踪の謎を追う名作ドキュメント !!
松本清張『熱い絹』のオリジナル・データ・ブック
書評. → 森詠〈『週刊文春』〉、中島河太郎〈『サンケイ新聞』〉、『朝日新聞』書評欄、『夕刊フジ』書評欄、『週刊朝日』書評欄、『放送文化』書評欄、
その後、2004年に、シンガポールの
Archipelago Press 社より 『ジム・トンプソン――失踪の謎』
として再刊される。この版で、第三書館版との違いは、主人公の表記が「ジム・トムソン」から「ジム・トンプソン」にあらためられたことと、シンガポールのエディシオン・ディディエ・ミレー社版
『JIM THOMPSON――The Unsolved
Mystery』(1998年版)にある著者の「1998年のあとがき」を翻訳追加しただけで、本文の変更はない。この新しい「あとがき」は、ここに採録した。
→ 著者による「1998年のあとがき」 なお、表紙、装丁、写真ページ(12ページ)はすべて入れ替わっている。
4. R・H・ヘイブンズ 『海の向こうの火事――ベトナム戦争と日本 ’65―’75』 1990年7月 筑摩書房 (原書 R. H..Havens: Fire Across the Sea, Princeton University Press , ) \3,910 現在絶版
【帯の文】 日本の「協力」「共犯」なしにアメリカ合州国は
ベトナム戦争を行ない得なかった。この「協力」
「共犯」に日本人はどう対したか。この労作は
日本を通して戦争の実態に迫り、
それ自体がすぐれた「日本論」だ。 小田実
書評 → 日高六郎〈『週刊読書人』〉・『毎日新聞』・共同通信配信〈『河北新報』ほか〉・『すばる』
5. デイヴィッド・デリンジャー 『「アメリカ」が知らないアメリカ――反戦・非暴力のわが回想』 1997年11月 藤原書店 ¥6,800 + 税 (原書 David
Dellinger: From Yale to Jail――The Life Story of a Moral Dissenter, Rose Hill Books,
Marion, South Dakota, 1996 )
【帯の文】 愛と勇気の生涯
米で刊行直後、発売停止、
血湧き肉踊る、「アメリカ」にとって最も”危険な書”、
遂に、邦訳完全刊行!
書評・紹介 → 中山千夏〈『熊本日々新聞』〉、吉岡忍〈『読売新聞』〉、栗原彬〈『朝日新聞』)、「余禄」〈『毎日新聞』〉、天野恵一〈『インパクション』〉、花崎皋平〈『図書新聞』・『みすず』〉、石田雄〈『みすず』〉、D・ラミス〈『派兵チェック』〉、吉川自身の紹介 ほか
ほかにも単行本に収められた座談会、対談、あるいは文庫本の解説などがあるが、それは省いた。