1998年度前期活動報告


 ユニセフクラブの活動報告です。普段はこんなことやっているので、興味があったら是非遊びにきてください。


1998年度前期

 

例会

  例会は、ユニセフクラブのこれからの企画や運営について話し合う場です。一昨年から始めた例会後企画も定着しました。毎週金曜日です。
  日時 例会後企画
3月27日 ミニ学習会「長野オリンピック」
長野オリンピックが終わりましたが、同時に会場建設のための多額の公債と環境破壊ももたらしました。長野出身の安藤くんからのレポート。
4月3日 ワークショップ「ランキング」
JFC問題を解決・改善するためにはどういう方法が考えられますか、ブレーンストーミングで出してもらった意見を分類し、ランキングしてみた。
4月10日
4月17日 ワークショップ「1枚のチラシから」
ある募金を求めるチラシをもらった。あなたはどう感じますか?またそのチラシのいいところ、悪いと思うところは?そこから粉ミルク問題や援助のあり方にまで発展しました。
4月24日
5月1日 From the Press
鴨川にかけられるポン・デ・サールに反対して住民投票を求める声も上がっている。住民投票・国民投票のメリット・デメリットをあげて、専門家の意見を参考に議論を展開。
5月8日 古本市打ち上げ
5月15日
5月22日 ワークショップ
子どもの頃を振り返るワークショップを2つ。新入生も入って来たことだし、相互理解につながると思ったんですが。
5月29日 From the Press
動物園で増えすぎたサルを、実験施設に売却することに対し、動物愛護団体が反対しているという新聞記事をもとに、動物実験の是非について話し合いました。
6月5日
6月12日 From the Press
JCILの会報に載った、「助ける/助けられる」という意識についての意見をもとに議論しました。障害者だからこういう意見が出てきた、いや障害者にせよ健常者にせよこういう意識を持つ人は持つ、云々と議論が脱線していくのでした。
6月19日 ミニ学習会「インドネシアの現代政治」
昨年来インドネシアについての学習会を時折やっている深川がやりました(それほどインドネシアに造詣が深いわけではないが)。共和国独立から5月21日のスハルト大統領辞任までの政治史を簡単にまとめました。レジュメ
6月26日 From the Press
売買春を合法化し、セックス・ワーカーの生活をきちんと保障すべきであるという、京都新聞に掲載された論考をもとに議論しました。売買春は倫理的に許されるかどうかということと、社会的・法的に認めるかどうかということを区別しなかったためか、相当議論は錯綜しました。それにしても、性に関することはやはり議論が盛り上がるのでしょうか。
7月3日 緊急コンパ
本来はワークショップをやる予定だったのですが、担当者が準備をしてこなかったので、コンパに切り替わりました。
7月10日 ミニ学習会「民族学校」
民族学校出身者への大学受験資格を求める運動をやっている片田朝日さんが、どうしてその運動をやるようになったのか、そもそも民族学校とは何かについて、話しました。
7月17日 大文字山コンパ
の予定だったのですが、前日、雨にたたられ、あえなく平地でのコンパに変わったのでした。そんなに行いの悪い人が、ユニセフクラブにいるのでしょうか。

 

 

新歓学習会

  新入生を対象として、南北問題や途上国について基本的なことを知ってもらおうと毎年開かれています。今年は計5回行われました。各回とも新入生の積極的な参加もあって、有意義なものになりました。
  日時 テーマ
4月27日 第1回「日比混血児は今」
日本人とフィリピン人の間に生まれたJFCたちの抱えるさまざまな問題を解説。フィリピンの現状、外国人労働者の問題、国籍法の壁、JFC弁護団、NGOの活動など。昨年来日したマリコ・オーロラのシンポジウムでの講演録を基に意見を交換するなどして、最終的には自分たちとの関わりの中で捉えてもらうことを目的に学習会を行った。
5月14日 第2回「ODA(政府開発援助)を考える」
 ODAに関する基本的な知識、問題点などをケーススタディを通して。
5月18日 第3回「もう1つの貿易を求めて〜フェアトレードの挑戦」
 フェアトレードが登場してきた歴史的背景、基礎知識、その限界など。実際にフェアトレードを行っている団体もいくつか取り上げました。
5月26日 第4回「違いを生かそう〜多文化主義の今」
ワークショップを通して、多文化主義とは何かを考えました。
6月1日 第5回「三峡ダムの功罪〜開発の進む中国で」
中国長江に建設が進んでいる世界最大級のダムである山峡ダム、その功罪を考えました。住民の立ち退き問題や、碓砂の問題など。

 

 

読書会

   みんなで共通の本を読んで議論するのが読書会です。
  日時 読んだ本
5月11日〜
6月8日(全3回)
(毎週月曜日)
五十嵐敬喜他『公共事業をどうするか』
 今年最初の読書会は、去年から続くODAを含む公共事業への疑問から、岩波新書の『公共事業をどうするか』をやりました。

 

 

新入生読書会

  新入生と一緒に、「岩波ブックレット 貧困」「岩波新書 市民と援助」を読みました。「貧困」では様々な問題群の所在を知り、「市民と援助」ではそうした問題に対して、人々が具体的にどう立ち向かおうとしているのか、知ることができました。今年の新入生にも議論好きの人が多いようで、時に本の内容とは無関係な方向に議論が発展することもありましたが、楽しかったので、まあ、よしとしましょう(笑)。

 

 

古本市

  毎年恒例となっている古本市。1回目を4月23日、2回目を5月7日に行いました。今年は2度ともぐずついた天気の下で行われましたが、収益は例年に引けを取らなかったようです。この古本市は2、3月から大学内の生協や食堂に設置した回収箱に寄付された古本を回収・整理・分類・値段つけをし、廉価で販売するというものです。昨年までは収益金を全額ユニセフクラブが支援したいNGOに寄付していたのですが、今年からその趣旨が見直され、一定額を控除してユニセフクラブの活動資金に組み込むということが決まりました。具体的にどの団体に寄付するかは、6月頃に行われるNGO訪問の後に決定されます。収益金は約80万円でした。

 

 

NGO訪問

  今年も6月から7月にかけて、関西にあるNGOを訪問し、お話を聞いてきました。
  • NGO活動の現場で実際に働いている人の話を直接伺うことで、NGOとはどのようなものなのかを新入生に知ってもらう
  • 古本市収益金の寄付をするにあたって、それに必要な情報を集める

ためにやりました。

  日時 訪問先
6月27日 多文化共生センター
6月30日 緑の地球ネットワーク 報告
7月2日 PHD協会 報告
7月8日 海外教育協力隊(JEV) 報告
7月9日 日本ユニセフ協会関西事務所
国際子ども権利センター
7月13日 APT 報告
7月日 フィリピンの子どもたちの未来のための運動(CFFC)
7月日 地球市民教育センター

 

 

イベント

  イベントの報告です。
  日時 テーマ
6月20〜21日 新歓合宿
池住義憲さんをファシリテーターに、新入生を迎えて合宿を行いました。

 

 

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