担当:田岡直博
1.参加者
参加者は6名程度。
2.ワークの概要
- 「JFCの置かれている状況を改善・解決するにはどうしたらいいか」、各自考えてもらって小さく切った紙に書けるだけ書いてもらう。
- 紙に書かれた意見で、同じような意見のものは重ね、分類していく。
- その中で優先順位をつける
- 最後に各自の感想を言ってもらって終わり。
ブレーンストーミング的に意見を書いてもらい、それをランキングするという極めてポピュラーかつオーソドックスな手法である。主題は何でもよく、参加者の知識や興味関心に応じて設定すればいいと思う。
3.ワークの流れ
出てきた主な意見は以下の通り:
- 日本人男性の責任追及(認知も含む)
- 経済的援助
- 心のケア
- NGO支援
- 広報・教育・マスコミ・出版
- アドボカシー
- 出稼ぎエンターティナーに対する教育
- スタディーツアー・交流
さらに極端な意見として
- 外国人労働者を全面受け入れ禁止
- 国籍廃止。そもそも国家をなくす
ここで質問の「主体」の問題があるが(「わたしたち」なのか「日本人」なのか)、ここではそれを問わなかった。ランキングをつける時に主体をはっきりさせておかないと問題になるだろう。さらに実現可能性についても制限を加えず、まったく自由な意見を出してもらった。
ランキングをつけて終わり。1番は「日本人男性の責任追及」
ランキングをつけるときの「優先順位」とは時間的な優先をいうのか、それとも重要度を言うのかが混同されている気がする。どちらかはっきりさせた方がいいだろう。それからランキングをつけること自体が目的ではなく、そこで議論を深めることを意識して進行すべきだろう。
4.感想
ワークショップの中で「何が問題なのか分からない」「何もできないんじゃないか」などといった感想も出された。あらかじめ簡単な学習会などを行っておくか、このワークの後に簡単にフォローしておいた方が望ましいだろう。学習会の中で使うのが一番いいように思われる。
個人的には次に行われるJFCの学習会に対する意識調査としての側面も持っていた。突拍子もない意見や新鮮な発想をいくつか聞くこともできてよかったと思う。