『寄せ場』No.17-18(2005.5.)
「巻頭言」加藤晴康
フォトグラビア
「撤去された名古屋・白川公園の生活」近藤昇/飯田忠男
特集●流氓から問う「家郷」と「国家」
「パレスチナ・ガザ難民暴動の背景にあるもの
ーー占領軍難民家屋取り潰し政策と住民抵抗」藤田進
「延期された帰還の物語
ーーパレスチナ人の帰還権と領土なきネイション」中野真紀子
「『存在』と『抵抗』ーー法的保護から排除された人々」奥山眞知
「上野英信と沖縄・移民・女性」比嘉道子
活動の現場から−−日本と世界
「名古屋市の『公園利用の適正化』と行政代執行の問題性」藤井克彦
「裁判官の人権感覚ーー今中事件・大阪地裁・高裁判決を読む」小柳伸顕
「日雇・野宿労働者運動から発する反グローバリゼーションの闘い」なすび
「第二の迫害ーークルド難民の強制送還について」入江公康
現地調査
「Nosotros los pobres『我ら貧乏人』
ーーメキシコのある家族の生活誌」増山久美
日本寄せ場学会・2004秋季シンポジウム報告
「映像に見る下層社会=寄せ場」水野阿修羅/長井公彦
資料紹介
「戦前期名古屋に関する文献紹介」田巻松雄
「寿町に関する文献紹介」北川由紀彦
ヨセバ・クリティーク
「象徴機能と戦争責任への分析の不在
ケネス・ルオフ『国民の天皇』を読む」菅孝行
「『当事者不在の反ユダヤ主義』をめぐって
金子マーティン『神戸・ユダヤ人難民1940-1941』を読む」池田浩士
「社会運動論の分裂
曽良中清司・長谷川公一・樋口直人編著
『社会運動という公共空間ーー理論と方法のフロンティア』を読む」西澤晃彦
「冷戦終結後の『戦争の犬ども』を先駆的に分析
P・W・シンガー『戦争請負株式会社』を読む」中西昭雄
「『なぜ若者は?』と問う大人たちの『なぜ』
玄田有史・曲沼美恵『ニート フリーターでもなく失業者でもなく』を読む」秋葉玲一
学会日録 2004.1〜2005.4
編集後記
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