『寄せ場』No.13(2000.5.)
時代がつくる新しい下層……?
「巻頭言」小柳伸顕
「新しい下層と組織されざる階級闘争」小倉利丸
「都市下層の可視性と変容――野宿者をめぐって」西澤晃彦
「新しくもあり、古くもある下層」笠井和明
「野宿者の人権――憲法学的考察」笹沼弘志
「労働の近代性――上野英信を読む」濱村篤(→濱村篤HP)
寄せ場の変容――地域
「野宿層増大の背景と寄せ場の変容
――『山谷、上野調査』からみる飯場労働の実態」田巻松雄・山口恵子
「釜ヶ崎における保健医療上の課題
――大阪社会医療センターを中心とする統計分析」松本義恵
「仲間づくりと未来の展望と」湯浅誠
寄せ場の変容――世界
「フランスにおける失業者の運動
――労働と雇用の変化と社会運動」稲葉奈々子
「南カリフォルニア日雇労働プロジェクト
――アベル・ヴァレンズエーラ氏の作業をめぐって」トム・ギル
ヨセバ・クリティーク
「ホームレスの内面世界に深く踏み込んだ現代福祉国家批判
――岩田正美『ホームレス/現代社会/福祉国家』を読む」平川茂
「『ホームレス』をめぐるまなざしの変化が問題か、政策課題なのか
――社会政策学会編『日雇労働者・ホームレスと現代日本』を読む」北川由紀彦
「都市はなぜ、ホームレスを救済できないのか
――宮下忠子編『路上に生きる命の群』を読む」中西昭雄
「建設業の前近代性を多方面から分析
――内山尚三『現代建設請負契約法』を読む」岡本祥浩
「『調査の猟犬』がたどりついた『浮浪者』の発見
――安岡憲彦『近代東京の下層社会』を読む」文貞實
「致命的な資料扱いの無神経さ
――松本正徳『日本労務管理史』を読む」松沢哲成
「地域拠点に立脚したグローバルな視点
――杉原達『越境する民』を読む」八木正
「期待はずれの『定量的分析』
――伊藤正一『現代中国の労働市場』を読む」松沢哲成
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