『寄せ場』No.15(2002.5.)
特集●グローバリゼーション下の底辺下層
「巻頭言」松沢哲成
特集:グローバリゼーション下の底辺下層
「グローバリゼーション下の外国人労働者再配置」藤田進
「アジア域内の労働力移動と下層社会」田巻松雄(→田巻松雄HP)
「東京圏周縁の都市下層」西澤晃彦
「マニラの労働運動――労働センター『五月一日運動』を事例に」青木秀男
国内外の底辺の諸相
「山谷・飯場・日雇労働に関する行政資料紹介」
田巻松雄・山口恵子・北川由紀彦
「アメリカン・ホームレス
――米国発信のホームレス文献、一九九四年〜一九九九年」トム・ギル
「中国人強制連行の実態
新発見資料・北海道庁『ペスト』防疫関係文書から」
中西昭雄・川上奈緒子・番場友子
寄せ場と表現
「廃虚とユートピア――宮内康とヴァルター・ベンヤミン」濱村篤(→濱村篤HP)
「男たちの〈物語〉、もしくは〈物語〉を欲望すること」雑賀恵子
ヨセバ・クリティーク
「皆違っていていい、そこにいていい
長居公園聞き取りの会『改訂ながいことはじめ―報告集2001』を読む」なすび
「ホームレスとそうでないもののあいだ
風樹茂『ホームレス入門』(など)を読む」下平尾直史
「どっこい生きてきた女性の物語
雫石とみ『荒野に叫ぶ声――女収容所列島』を読む」池田幸代
「『語り』が紡ぎ出す屠場文化の意味世界
桜井厚・岸衛編『屠場文化――語られなかった世界』を読む」八木正
「生々しい歴史の輪郭が……
金時鐘『「在日」のはざまで』を読む」中山幸雄
「トータルな印象が散漫
ジョン・ダワー『敗北を抱きしめて』を読む」管孝行
「曖昧な立脚点
原武史『可視化された帝国――近代日本の行幸敬』を読む」松沢哲成
「アウトサイダーは国家と民族の関係をあぶり出す
ベルント・レック『歴史のアウトサイダー』を読む」加藤晴康
学会日録 2001.5〜2002.4
編集後記
|