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京都日記とは、2000年1月4日から12月31日まで、京都ものづくり塾のメンバが日替わりで京都のできごと、発見したお店の情報、日常の風景について描いた日記です。
地元に住む京都の生の情報が満載です。

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10月31日(火) 西陣織のネクタイ

今日も京都まつりの話題です。
パレードをしていた御池通に面した柳池中学校では、体育館で伝統工芸品やお菓子の販売コーナーがあり、グランドではお漬物やお好み焼き、うどんなど、食べ物やさんコーナーが出店されてました。
販売コーナーをのぞいて見ると、岡崎の朝市のときにお会いした方がたくさんおられて、ついつい話しこんでしまいました。
京象嵌(ぞうがん)の方、扇子を売られてる方、八橋やさんもおられました。
はやり、お話した方は覚えていてくださっているようで、半端ものの西陣織のネクタイを売られてる方と、お話しながら、また買ってしまいました。やはりね、西陣織のネクタイはいいですよ。すごく、しっかりしていて、手触りもいいです。それが1000円やそこらで売られているのだから、買わないわけにはいかないでしょう。(やっち)

10月30日(月) 町衆文化フェスティバル

昨日の京都まつりでは、町衆文化フェスティバルというのもやっていました。
鴨川の御池通りから四条にかけて、いろんな団体がテントを出し、その活動をアピールしています。そのなかで見たものをいくつか、紹介します。
まず、「京都でてこいランド」というのがありました。誰でもが利用できる気楽に遊べるスペース、ゆっくり、のんびりできる場所をつくろうよ、と93年にできたそうです。それから活動の中で資金を貯めて、京都府丹波町下山というところに、ログハウスを建てたそうです。写真などが展示されていたのですが、ほんとうに、のびのびと楽しめそうで、行ってみたい気持ちになりました。
ふたつめは、「姉小路界隈を考える会」です。よくイベントをされているようで、よく新聞で名前を見ることはあったのですが、こうしてお話するのは初めてでした。11月12日(日)には、13時から、姉小路画廊、ギャラリー象鯨で学生さんによる、姉小路界隈を題材とした京の都心部のデザイン提案の発表をおこなわれるそうです。
最後に紹介するのは、わたしたち、ものづくり塾とも、京都市のまちづくり支援事業仲間の「幕末ボランティア塾(左写真)」です。若いお姉さんが新撰組の衣装を着て、活動をアピールされてました。こうして、仲間ががんばっているのを見ていると、すごく嬉しい気持ちになりますね。そこでついつい、私もにやけてしまいました。来年は、ものづくり塾も出店するか?!?(やっち)

10月29日(日) 京都まつりのパレード

京都まつりのパレードを見に行ってきました。
各区の方たちが、御池通りをいろんな衣装で、踊りで、街の文化をアピールしていました。(左上写真は、先頭を歩いていた「京のぞみ」ちゃんです。きしょく悪い〜。)
私は今年、初めて見たのですが、なかなか楽しめますね。各区独自の文化を改めて見るいい機会になりました。そのなかから、いくつか紹介します。
上京区(上左写真)は、やはり、きものです。色とりどりのきもので、妙な舞を舞ってられました。
左京区(上右写真)は、大原女や花売り...それぞれが工夫された衣装で歩かれていました。
そして、不思議だったのは、山科区です。「山科なす」と書かれた大きななすの模型が行進し、その前に子供がなすのぬいぐるみを着せられてみんなに手を振っていました。う〜ん、ちょっとかわいそうな気がしてしまったのは私だけ?(やっち)

10月28日(土) 一揆で都を元気にしよう

この土日、京都まつり2000に絡んだイベントが京都各地で開催されています。今日は大手筋商店街に「きばりや一揆」がやってきました。  踊りと笑顔で京都に活を入れよう、「一揆」しようと企画されたこの祭りは、室町時代荒廃した京都を活気付けようと町衆が着飾り、唄い、踊った一揆にちなんだものとか(京都まつり学生実行委員会パンフレットによる)。
京都府内外から集まった踊りのチームの演技のほか、飛び入り参加OKの総おどり「OBUOBU」もあります。もちろん私も踊ってきました。
明日は正午から市役所前広場、13:10からzest御池、19:00から室町小路広場で行われます。皆さんもぜひ参加して、京都に一揆をおこしてください!(かつら)

10月27日(金) 「うしのほね」で和食を

今日、三条通富小路西入にある、「うしのほね あなざ」というお店に行ってきました。外から見ると、ただの町屋っぽいので通り過ぎてしまいそうになるのですが、知る人ぞ知る和の創作料理屋さんです。
町屋を改装したと思われる店内は落ち着いていて、ほっこりした気持ちになります。1階は掘りコタツ風のお膳でいただくことができますし、2階は屋根裏っぽい感じがまた素敵です。
料理はもちろん、何を食べてもむちゃむちゃおいしいですよ。今は特に秋の旬、栗料理がおすすめです。栗の春巻きや栗のクリームコロッケなんかは絶品です。
「うしのほね」のチェーン店は他にも3店ほどあります。木屋町と先斗町と、川端です。他はまだいったことがないので、ぜひとも行ってみたくなりました。
みなさんも、ぜひとも、行ってみてください。きっと、満足できますよ。(やっち)

10月26日(木) 30年先を見る

先日、NHKのプロジェクトxという番組で 「コシヒカリが一流ブランドとなるまでの軌跡」を紹介していました。 一流ブランドというと誤解を招きそうですが、豊富な物の中から消費者が求める物、 であるといえますね。
昭和30年代、安いお米をたくさん作ったほうが儲かるという方針の中で、 いつか米余りの時代がきて、おいしいお米が生き残る、と考えた人がいたのだそうです。 その人の「先を見る力」に感動してしまいました。
京都は?室町は?西陣は?そしてすべての伝統産業、伝統工芸、日本人が培ってきた技と文化。 私たちは30年後の未来に何を見るのでしょうか?(まき)

10月25日(水) 京都駅界隈のバー

京都駅の駅ビルはわりと早くに夜が終わります。 その辺りでもうちょっと飲んで行きたいのだけど、 センチュリーホテルやグランビアのバーはちょっと値が張るし...っていう ひとのために、いいお店を紹介します。
京都駅正面口から烏丸通を北へ向かい、七条通を西に曲がります。数十メートル 進むと道の北側に「Vis-sa-vis(ヴィ・ザ・ヴィ)」というお店があります。
地下の店内に入っていくと、カウンターもあり、広いテーブルをみんなで 囲めるようなスペースもありで、みんなでわいわい行くもよし、仲のいい友達と ふたりで語り合うもよし、わたしもときどきお世話になっています。
夜は平日でも2時ごろまでやってたと思うので、ふらっと飲みに行っても いいかもしれません。(やっち)

10月24日(火) 建仁寺といえば、、、

きのう登場した建仁寺はお茶にゆかりのあるお寺です。 12世紀、中国からお茶を持ち帰り、日本に広めた栄西という僧が開いたお寺だからです。
ところで建仁寺の北側には、JRAの場外馬券売場がありますね。競馬の行われる土日とも なれば人が集まり、活気ある界隈となります。古い町屋がたくさん残っているところなので、 似つかわしくないといえばそうですが、、、
祇園というと花街ですし、南座など一種独特の雰囲気がありますが、少し道を入れば なんとも庶民的な顔をのぞかせてくれるのも、おもしろい一面かもしれませんね。(まき)

10月23日(月) 気軽に伝統産業に触れられるイベント

先週末の京都はお祭りやらイベントやら、 盛りだくさんの週末でした。祇園を下がったところにある建仁寺さんでは、 「京都伝統産業展」が行われていました。
普段は拝観料をとる建仁寺ですが、この日は無料で拝観でき、伝統的工芸品の 展示・制作実演・工芸品販売・狂言・京舞・お茶席が楽しめるという、なかなか お得なイベントでした。
特に製作実演では、職人さんが仕事をしながら、お客さんや子供さんからの 質問に答えてくださって、とてもよい雰囲気でした。手機で爪綴織をしている 若い女性の職人さんや、竹細工をなさっている男性の職人さんなど。 職人さんと身近にお話できるというのは、ものを使う人にとっても楽しく、 工芸品を身近に感じることのできる、よい機会だなと、あらためて実感しました。(まき)

10月22日(日) 時代祭

今日は京都三大祭のひとつ、時代祭でした。
時代祭は建都1100年記念に始められた行事です。
巡行をちゃんとしたところで見ようと思うと、なかなか、前にたくさんのひとがいたり、 長く待たないといけなかったりしますが、巡行直前の御所を歩いてみると、舞台裏が見られます。
巡行の開始地点です。ここから時代祭は始まります。
舞台裏です。子供が馬の頭をなでていたり、巡行に行かれる方が昼寝をしていたり、 ほのぼのした感じがとてもよいです。(やっち)
10月21日(土) MATSURI WEEK IN KYOTO 1

昨日始まった「西陣夢まつり」を皮切りに、29日まで京都のまちは市内あちこちで お祭りのオンパレードとなります。
この「西陣夢まつり」が明日まで、今日は石座(いわくら)神社の火祭り、 そして明日は、「京都三大祭」のひとつである時代祭と鞍馬の火祭、さらに来週 末の28,29日には京都まつりと町衆文化フェスティバルと目白押しなのです。
今回はその中からすでに開催されている西陣夢まつりを紹介します。 西陣夢まつりは今年で6回目、低迷する西陣織産業の活性化と、 織物のまち・西陣の魅力を伝えるために始まりました。初回は 祭自体の知名度の低さとPR不足で客足も伸びなかったのですが、 ここにきてようやく定着しつつあるなという印象を受けます。
西陣織はこういった活性化の努力とは裏腹に衰退傾向が続いていますが、 町屋を活用したアトリエが出来たり、アーティストが西陣に住むようになってき たころから「西陣夢まつり」が賑やかになってきたのはちょっぴり皮肉ですが…
なお、期間中は、工房の一般公開や織体験、ファッションショー等のイベントが 西陣織会館をはじめ、界隈の織工房やギャラリーにて開かれます。(誠信堂)

10月20日(金) 市場小路でコース料理

おすすめのお店紹介です。いつも行列ができているので有名どころ なのですが、おいしいものがあるので、紹介します。
今日紹介するのは、京都駅ビルの市場小路です。もともと、 寺町四条上がったところにあるのですが、京都駅ビルができたときに こちらにもお店を出されたとか。
他の料理屋さんよりもちょっと量が少ないので、たくさん食べると 値がはってしまいますが、あまり食べない女性なら、京都の夜景も眺め られて、ちょうどいいかもしれません。
そこですごくおいしいと思ったのは、コース料理の最後に出てくる 「梅かつおご飯」です。一見、ふつうのご飯にかつおぶしとねり梅を 載せただけなのですが、これがすごくうまい。
同じように自宅でつくってみたのですが、このおいしさは出せませんでした。 さらには、それは普通のメニューには載っていなくて、コース料理の ときにしか食べられないのです。あー、こんなこと書いたら、食べたく なってきました。
みなさんも、もし機会があれば、食べてみてください。(やっち)

10月19日(木) 男もきもの

17日付の 京都新聞によると着付けボランティアの会の「松乃」が 12月に男のきものの無料着付け教室を開催すると報じました。
「松乃」はこれまで女性のための着付け教室を定期的に行い、 定着してきていますが、男に着付け、それも初心者を対象としたものは これまで例がなかったそうです。
私も「男のきもの愛好者」として、その良さは認識しているつもりですが、 金儲けでない、本当にきもの好きを増やすためのイベントや講習会が 増えてくるとちょっとは着物姿が京都のまちに増えるかもしれませんね。 (誠信堂)

10月18日(水) すっかり冬です

久しぶりです。北山は秋を通り越して冬の様相です。朝は非常に寒い。 北山、北大路、今出川、丸太町くらいまで下がると暖かくなってきます。ホントに寒い。 夜なんかもちろんTシャツでは部屋の中でさえいられません。でも寒い分、空気はきれいな証拠です。 夜空も中心部に比べるときれいです。特に鴨川にかかる北大路橋や北山橋(?)から月を眺めると、 南に東山や大文字山、北には比叡山がくっきりと見えます。満月の日には鴨川もくっきり見えます。 ということで…(雅楽之助)
10月17日(火) 御所の東側 その2

画像をクリックすると拡大したものが見られます。
きのうの続きです。カフェ・メープルツリーから少し下がったところに、 梨の木神社があります。萩の花で有名ですが、もう終わりかけなのが残念でした。
道をはさんだ向かいには廬山寺があります。「紫式部が源氏物語を執筆した邸宅跡」とのこと。 庭には紅葉の木があり、上の方が少し色づいて、深まる秋の気配が感じられました。観光客らしき人もちらほらいて、 これからまた京都の観光シーズンですね。京都に住んでいても、行ったことのない名所旧跡が多くあります。なんともったいないこと でしょう。素敵な場所がたくさんあるのですから、もっと京都を楽しみましょう!(まき)

10月16日(月) 御所の東側 その1

京都の真ん中にある御所。地下鉄烏丸線の今出川駅と丸太町駅の間にあるので、 烏丸通側にあたる西側はよく通ります。東側はどうなっているのかな?と思い、御所の東側を歩いてみました。
すると、素敵なカフェがありました。なんと「日本庭園のある欧風カフェ」です。メープルツリーというお店です。
建物はガラス張りで、窓に向かったカウンターからは小さな日本庭園が見えます。苔むした庭の真ん中には小川が 流れていて、松、サツキ、そして大きなもみじの木があります。もしかして、これがお店の名前の由来でしょうか? (もみじもメープルツリーというのかな?)
和と洋がミスマッチでなく、うまく調和されていて、よい感じです。梨の木神社の近くなので、コーヒーなどには 染井のお水が使われています。京都ならではのこだわりを持ったお店があるのは楽しいですね。(まき)

10月15日(日) 京都現代美術館

今日は京都現代美術館を紹介します。
京都市内の美術館としては、岡崎の2つの美術館が有名ですよね。京都現代美術館といわれても、え?そんなんどこにあるん?と思われる方も少なくないでしょう。それは四条通、八坂神社のちょっと手前くらいにあります。
そんなところにあるのは意外に思われる方も少なくないと思いますが、祇園の商店街の中に、ひっそりとたたずむビルのなかで、クオリティの高い作品を見せてくれます。
公共の美術館では見ることのできない、魯山人の陶器やおしゃれな写真展が催されます。
四条へお出かけの際には、ふらっと寄っていかれてはどうでしょうか。(やっち)

10月14日(土) 茶道体験できるところ

きのうは茶道の話題を出したので、茶道体験ができる場所をご紹介します。 哲学の道にある、鹿ヶ谷「さびえ」さんです。
こちらは裏千家のお家元の息子さんが主催されていて、本格的なお茶会の 体験をすることができます。茶道をまったく知らない方も、詳しく教えて いただけます。
教えてくれるのは若い女性の方々で、着物ではなく作務衣のようなものを 着てられるので、初体験の方にはとっつきやすい感じです。教え方は結構 厳しいですが、、、
また、茶道の経験がある方でも、お道具類はよいものが揃っていて、満足 できる内容です。例えば、お家元が作られた茶杓だとか、各地のお茶碗だ とか。
秋のよい季節になってきましたし、京都で文化を満喫してみませんか?(ま き)

10月13日(金) 西行法師ゆかりのお茶室

円山公園音楽堂の向かいに、 茅葺き屋根の小さな建物があるのをご存じでしょうか? 祇園の八坂さんの南門からまっすぐ出ている道の、つきあたりのところです。 ここは西行法師ゆかりのお茶室だそうで、今まで「すごいなー」と思いなが ら、通り過ぎてました。
ところが、このお茶室でのお茶会に行く、という大変な幸運に恵まれました。 古いお茶室は、保存のために人を入れないところが多いと思うので、そこを 使わせてもらえるのは大変珍しいことです。
茶道に触れたことのない方は、なんだか難しそうにと感じられるかもしれま せんが、茶道こそまさに「和」。日本人なのですから、気軽に「和」に触れ たいものですね。(まき)

10月12日(木) 招月庵

今日は和食のおいしいお店を紹介します。
先斗町通りを四条から北へ上がっていきます。通り沿いには 魅力的なお店がたくさんあるのですが、誘惑に負けずに、そのまま まっすぐ進みます。左手には路地がいくつか見られて、「ここ行ってみたら おもしろそう...」なんて思ってしまうのですが、やっぱりまっすぐ北へ 向かいます。
すると、右前に公園があり、ちょっと開けた感じのところにでてきます。その手前に 招月庵はあります。
落ち着いた和のたたずまいのなか、1階はカウンタ中心で、2階はお座敷とちょっとした 小部屋があります。衝立てのあるお座敷もよいのですが、小部屋で4人くらいでこじんまり とやるのもまた楽し。
食べ物は、はずれがなくて、何を食べてもおいしいですよ。他の店にはないよう な料理がたくさんメニューにはあります。特に印象に残っているのは、初めて食 べた生麩のサラダはよかったです。
このお店はほんとにおすすめです!ぜひみなさん、行ってみてください。(やっ ち)

10月11日(水) 京都の番茶 その2

10月6日の京都日記で取り上げた「京都の番茶」で、東京の人がおいしい と言ったお茶は「井六園」さんのおばん茶で、古式焙煎製法で作っていると いう、香りの強いおばん茶でした。最近ペットボトルで売り出したそうです 。井六園さんでは、香りの弱いものと強いものの2種類あるそうで、京都の 人でも好みがちがうのですね。
そういえば、我が家では香りの強いおばん茶は飲まないなぁと思って母に聞 いたら「薬くさいから嫌い」と言われてしまいました。うちの母は東北出身 なので、馴染まないのかなと思います。
でも私は香りの強い方が好きです。今までの疑問が解けて、なんだかスッキ リしました。
それと初めて知ったのですが、かくし味として塩を少し入れると「オツ」な ものなのだそうです。「オツな味」も一度、試してみようと思います。(ま き)

10月10日(火) 市バス1日乗車券

会社のひとと話していたら、市バスの1日乗車券で通勤しているとのこと。なにやら、片道でバスを乗り継ぐので回数券を買って乗るよりも安くあがるそうな。
京都の市バスは、均一区間220円。片道乗り継げば440円、往復で880円です。回数券を買ったとしても、1枚当たり200円くらいなので、800円はかかります。それに対して、1日乗車券は1日乗り放題で、1枚500円。そりゃお得です。
この乗車券はしばらく前まで、700円で売り出されていて、いつしか500円に値下げされました。1日乗車券は観光客の方のためのと思っていましたが、意外なところで活躍しているのですね。
みなさんもぜひ、市バスを活用しましょう。(やっち) 

10月9日 (月) きものを着るとバス・電車無料

10月6日付の 京都新聞、及び、 7日付の日本経済新聞(京都地域欄)によると、京都市は、着物を着用すると 地下鉄やバスに無料で乗れる「きものキップ」を配布する、と報じました。
3万枚用意し、地下鉄各駅や、観光案内所などで 10月20日からアンケートはがきとともに配布するそうです。
11月1日から12月24日までが利用期間で、市営地下鉄、市バスのほか、 京福電車(嵐電)、叡山電車(叡電)、京阪バス、京都バスでも利用できるとの ことです。
洋装よりも、動きが制約される和服を着てもらい、誰でも利用しやすい 公共交通機関の実現に向けてナマの声を集めるのがねらいだそうですが、 単なる「社会実験」に終わることなく、和装業界や、観光業界、 ほかの鉄道、バス、タクシー会社、そして、 市民や観光客をも巻き込んだ活動にして、 成果を出すことによって、全国初の「きもの無料パス」もしくは 「きもの割引パス」が誕生すれば、「きものでまちを歩こう」という人や 「京都にはきもので観光に来よう」という観光客も増えるかもしれませんね。
和装業界でないところからのきものに関する記事を久々に見つけたので 思わず目を止めてしまいました。(誠信堂)
10月8日(日) アートイン・ナガハマ2000報告です!

昨日、四春屋5名はちょっと足を伸ばし、滋賀は長浜のアートマーケット「アートイン・ナガハマ2000」を覗いてきました。さすが14年の実績を持つマーケットだけあって、全国からの出展者が所狭しとブースを連ねていました。
素敵な作品を見つける楽しさはもちろんのこと、日頃ふれ合う機会の少ないつくり手さんと話ができたことが何にもまして心に残りました。
各地のアートマーケットや手作り市が地道に続いているのも、出会いの楽しさを皆が感じているからではないでしょうか。
ものづくり塾の活動を通じてつくり手・使い手の橋渡しをして、双方にその楽しさや大切さを感じて欲しい。それが私のものづくり塾に懸ける想いなのです。(かつら)

10月7日(土) 梅小路通を通って

「梅小路公園」は機関車の展示で有名ですが、「梅小路」は小路。 つまり、通りの名前ですよね。その通りはどこにあるかみなさん、ご存じでした?
京都駅から西へ出て、伊勢丹の前を通り、ハローワークの前を通り、科学技術専門学校の裏を通 り、歩道橋をわたると、わりと広い一本道にでます。それを5分ほど歩いて行くと、梅小路公園 にたどり着くのです。
先日、それを発見。それを使うと、思っていたよりもずっと早く京都駅から梅小路公園までたど り着けます。
京都駅で時間のあるとき、ふらっと歩いてみるのもいいかもしれませんよ。ひろ〜い芝生と蒸気 機関車の音があなたを誘う(?!)(やっち)

10月6日(金) 京都の番茶

京都で普通に飲まれているお茶と言えば、京番茶と呼ばれている ほうじ番茶ですね。旅行で東京から来た人が、ペットボトルで売られている番茶を飲んで「こ んなにおいしいの、今まで飲んだことない」と、えらく感動してはりました。
いっとき流行った「○書いて茶書いて〜」とはちがうメーカーのもので、私も試しに飲んでみ ました。どちらかと言うと、気軽な食堂なんかで飲む味だなって感じでしたが、確かにおいし いですよね。
一保堂さんなどは東京にもお店がありますが、番茶はおいてないそうです。今度、東京へ行く ときは番茶をおみやげにするのも、喜ばれるかもしれません。(まき)


10月5日(木) 京風中華のお店

京風中華のおいしいお店を紹介します。
木屋町通三条の交差点から、北に進んでふたつめの橋を左に曲がったところ、なかむらビルというのが目に入ります。そこの1階に「巴里亭」
というお店があります。
カウンターだけのこじんまりとした和風のつくりのお店は、派手に宣伝されているようでもなく、その良さをほんとうに知っている人が来ている、という感じ。
中華といってもしつこくなく、しかも、京都でとれた素材を生かしたやわらかな味に仕上がっています。湯葉の天ぷら、九条ねぎとイカのいためもの、もちろん、賀茂なすもあります。
ほんとうにおいしいので、ついつい食べ過ぎてしまったのですが、これがまた安い!お酒も飲んで、3000円もしないでおなかいっぱいになりました。
みなさん、ぜひ、ご賞味あれ。(やっち)

10月4日(水) 生まれ変わる京の町屋

京の町屋が、個性豊かなお店に生まれ変わりました。御池小川通り下ルにある 『繭』というお店です。
入り口は一見雑貨屋さんなのですが、京都ならではの”うなぎの寝床”が、奥 へ奥へと続いていて、いろいろなお店が顔をのぞかせてくれます。服・雑貨・ 京友禅体験工房・ギャラリー・カフェ等。扱う商品はかなり斬新で新しい感 覚。けれど建物は昔ながらの京の町屋で、通り庭、坪庭、中庭、吹き抜けを空 間に取り入れ、うまく利用しています。今と昔が溶け込んだ、雰囲気のよい、 素敵なお店です。
顧客ターゲットを若い世代にすることで、町屋のよさや、京都ならではの雰囲 気が、若い世代にも自然に受け入れられるのではないでしょうか。どこの都市 に行っても同じ外観の、同じお店ばかりが並んでいるのは楽しくありません。 京都ならではの「まちづくり」が広まって欲しいですね。
『繭』の ホームページ (まき)


10月3日(火) 今宮亭

北大路通、今宮神社の参道から西に行ったところに「今宮堂」というお店があります。
こじんまりとした店内では、とんかつやてんぷらの定食が選べるおかずつきで700円から800円で食べさせてもらえます。なかなかのボリュームで、なかなかおいしい。
なかでも、おすすめは鍋焼きうどんです。卵、えび天、ねぎ、しいたけの天ぷらなどなどの具がいっぱい入って590円。おなかいっぱいで満足できますよ。
みなさんもぜひ、北大路通を通りかかったら、食べてみてください。
(やっち)

10月2日(月) 大徳寺は高桐院から

先日大徳寺山内の高桐院に行ってまいりました。JR東海のCMやポスターにも使われた、紅葉の名所なのだそうで す。
紅葉には早かったのですが、しっとりした日本庭園の美しさはさすがでした。特に大広間の濡縁を取り囲む庭は わざと木の間や足元を空かしており、舞台のような空間がポッカリとできています。
その昔には折々の季節の景色を 背景に、舞や芝居を楽しんだのかな、なんて想像するのも楽しいもの。
パンフレットによれば10月10日には宝物の 特別拝観も行われるそうです。大徳寺へは市バス建勲神社前下車、北へ一筋です。(かつら)

10月1日(日) ♪秋の空のように

昨日の雨は嘘のように晴れあがって、今日の京都は見事なまでの秋晴れでした。
陽射しがやや強いようにも感じられましたが、すっかり秋の空でした。
今日は今宮神社では手作り市が催されていました。四春屋は出店しなかったのですが、ちょっとのぞきに行ってみました。
「手作り」というわりにはそうでないものも結構多くて、ちょっと残念な気もしたのですが、和布をつかったちりめん細工、魚をかたどったアクセサリ、手作りケーキのお店もありました。
観光客と思われる方もちらほらいらしていて、そろそろ観光シーズン到来か、という感じでした。
もちろん、最後にあぶり餅をいただいて、秋のゆったりしたお昼を過ごしたのでした。(やっち)

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