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京都日記とは、2000年1月4日から12月31日まで、京都ものづくり塾のメンバが日替わりで京都のできごと、発見したお店の情報、日常の風景について描いた日記です。
地元に住む京都の生の情報が満載です。

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6月30日(金) 今日が「水無月を食べる日」です

京都の6月の和菓子といえば「水無月」です。和菓子屋さんの店先には白や抹茶、黒糖 などの水無月が並んでいておいしそうです。しかも涼しげです。季節を感じられる和菓 子って楽しいですね。
ところで今日、6月30日が「水無月を食べる日」だそうです。もともと「夏の疫病、 水の災厄を除くために禊を行う日」だそうで、これを「水無月の祓い」というのだそう です。そこから水無月という和菓子を食べる習慣になりました。
何百年も昔、「夏の疫病」とは食中毒のことでもありました。おりしもきのう、京都で 食中毒があったとのニュースが報じられました。昔の人は、この時期は食べ物に気をつ けろ、ということを伝えるために、いろいろないわれをつけたのでしょう。
先人の知恵を学び、「水無月」を食べて夏を元気に乗り切りましょう。(まき)

6月29日(木) もうすぐ七夕

気がつくと、6月はもう終わりに近づいていて、夏はもうすぐそこ。そんなことを感じたのは京都駅のイルミネーション。
大きな壁のような京都駅ビルに関しては、賛否両論ありますが、その季節の風物詩を感じさせてくれるオーナメントが私たちを楽しませてくれます。
今、京都駅正面口、北側のクリスタルウィンドウには、七夕のイルミネーションが輝いています。天の川を挟んで、ワシ座アルタイルからこと座のべガにやさしい光が伸びて行きます。
たしか、去年の7月7日の夜は晴れていたそうですね。今年はどうでしょう。(やっち)
6月28日(水) 京都とKYOTO

京都という言葉は日本人にとっては特別な響きがあります。これは日本の歴史 を勉強すれば、その中心に京都という場があるからです。
でもKYOTOとなるとかなり違うようですね。TOKYOはどうでしょう。 TOKYOは市民権を得ています。世界中どこへ行っても通じます。日本が世界 のシステムに入った明治時代から日本の中心が東京へ移ってしまったからでしょ う。そういう意味で今は、京都は過去のものなのかもしれません。
でもでも、京都にはまだまだ世界に知られていない魅力的なものがたくさんあ ると思います。「京都ものづくり塾」が考えていることも、そんなものでしょう。 現代は新しいもの、最先端といわれるものが脚光を浴びてきました。でもでも でも、これからは今は埋もれているものを掘り起こすことも脚光を浴びていくこ とになれば新しい時代の価値観になるのではないでしょうか。(雅楽之助)
6月27日(火) 古き良き建物を囲む工事現場

堺町通三条を上がったところに「キンシ正宗」の看板が残る古い建物を発見。 イタリアンレストランの「あるとれたんと」といって、改装されてはいるものの、そこには古き良き 時代の面影が残されていました。
ものづくり塾はキンシ正宗さんにいろいろとご縁があり、1月には伏見の酒蔵見学を、4月の設立 総会では堺町二条にある堀野記念館を使わせていただきました。
そういうこともあり、ここ「あるとれたんと」は喫茶OKだったので、つい入ってしまいました。入り口横にはピザを焼く石造りの窯があり、店内には道に面してカウンターがつくりつけてあり ます。ここに座り行き交う人を見ながらほっと一息。そして気づいたのはこの向かいの右側も左側も マンション建設現場だということです。今はテントで覆われていて、なんとも殺風景でした。 外に出て周りを見渡してみると、お店の隣も工事中でした。
せっかくの古き良き建物をマンションで囲んでしまうのは とても残念ですが、せめてこのお店だけはこのまま残して欲しいと願ってやみません。(まき)
6月26日(月) ”体感する”伝統

四条通室町上ル「金剛能楽堂」へ行ってきました。 この日は「七三の会」といって、狂言で有名な茂山一門の発表会といった 感じで、一門のお弟子さんから、人間国宝の茂山千作さんまで出演され 朝10:00〜17:00まで1日中交代で演じっぱなし。しかもそれがタダ(無料) で見れました。建物も本当に素晴らしい能舞台で、古いけれどもなかなか良い 感じです。ぜひ一度機会があれば行ってみてください。
開演中、途中入場OKの本当にざっくばらんな発表会で、本当に狂言を 楽しむことができました。出演される方はお弟子さんがほとんどで(以外と女性が多かった) 正直まだまだだなぁと感じましたが、本物との違いは声と姿だと実感しました。 体で伝統を表現する凄さ。それを体で伝えていく凄さを感じ、やっぱり日本の文化はすごいと 体感しました。本当にすごいです。ぜひ皆さんも体感してみて下さい。(じゅん)
6月25日(日) 祇園祭へのプロローグ

今日、八坂神社の常盤新殿で祇園祭の鉾曳きボランティア オリエンテーションがおこなわれました。
ボランティア実行委員会で担当している17基の山鉾を曳いてくださる ボランティアの方、総勢400名近い方が来てくださいました。
私は実行委員の裏方として、会場の準備やなにやらに走り回って いたのでした。

毎年、このオリエンテーションがあると、とうとう今年の祇園祭も 始まるのだな、と少しわくわくします。祇園祭は17日の山鉾巡行だけ と思っているひとが多いようですが、実際はそうではありません。 行事としては、7月1日から始まって、31日までで終わります。山鉾巡行 以外にも、さまざまな行事があるのです。
このオリエンテーションはそのプロローグ。これから、四条界隈の 山鉾町は活気づいてきます。誇らしげに、そして、優雅に。
今年もわくわくする感動が始まります。楽しみです。(やっち)
6月24日(土) 染料屋さん

大学の研究会の用事で染料について調べることになり、三条西洞院の 染料店、長谷川繪雅堂さんにお邪魔しました。
京都は今衰退が叫ばれているといえども「染織のまち」なのか、プロもアマも利用す る、ここのような「染料屋さん」が町を歩けば、ちらほら目に入ります。ここで、染料 の種類、染めたときの色の出方などを教えていただきました。
また、先述のようにホームページを開設されており、染織のこと、きもののことなど を広く情報発信なさっているのです。おもしろくてためになるのでぜひアクセスして みてください。
また、ご主人もおっしゃっていたのですが、室町界隈の別の一面としてマンション建 設ラッシュなのです。これまで室町界隈は和装問屋のメッカでしたが、これらの相次 ぐ廃業、倒産、そして、業務縮小による移転などにより、空きになった土地にマン ションが立ち並んできています。(それも人の中心地回帰で売れている)
やっちが一昨日の日記で駐車場について書きましたが、「産業構造の変化は町並みを も決定付ける」という思いを強く持ったのでした。(誠信堂)
6月23日(金) 「風・水・土のしつらい展」

京都のお隣にある、梅田大丸百貨店では6/27(火)まで「風・水・土のしつらい展」 をやっています。内容は、自然素材を中心とした、アジアの手仕事展といった感じです。 京都からは多数作家や企業が出店しており、草木染、麻布、天然素材、ガラス、木工、 金工、和紙、バティック等、『創り手』が直接『使い手』に販売してくれます。
最近、自然素材やアジアの雑貨(もちろん和もふくめて)、癒し系の商品がとても注目されて いますが、もともと日本の工芸品は自然や手のぬくもり、創った人の想いが伝わるものが 多いはずです。この数十年、私たちの価値観は、安くて機械的な「もの」を好むようになってしまい、 私達の身の回りに「ぬくもり」の伝わるものが少なくなってしまいました。だからこそ今、 「もの」を創る人は、ぬくもりを伝えられる良いものをつくり、「使う人」はそれを理解し 大切に使っていかなければいけないなぁと感じます。
だれかが「その時代に必要とされないものは、自然淘汰されてあたりまえ」と言っていましたが、 それには私も同感です。ただ思うのは、今まで昔の人たちが試行錯誤して伝えてきたものを 、今の時代を理由に簡単に捨ててしまってもいものでしょうか・・・(じゅん)
6月22日(木) 洛中 駐車場事情

上京、中京周辺でも最近、随分と100円パーキングが目につくようになりました。
私の自宅の向かいも家が建ち並んでいたのですが、3件あった家はすべて駐車場に。 見通しはよくなったのですが、なんだかさみしい感じがします。
しかも、高いんですね。上京では、月極で25000円くらいが相場だそうです。 中京に行くと、40000円程度にもなるとか。

聞いた話ですが、中京のひとで、自宅に駐車場があるにも関わらず、よそに 駐車場を借りているひとがいるとか。なぜかと尋ねると、自宅の駐車場を 100円パーキングにして、貸しているそうな。そして、自分の車は月極駐車場に。 そのほうが儲かるらしいです。
100円パーキングって、そんなに儲かるんですね。
でも、儲かるからって、そんなふうにばっかりしていたら、街の風情も表情も なくなってしまいますよね。お金のことだけじゃなくて、まちづくりも大事だよ。(やっち)
6月21日(水) 100円パーキング

車で出かけたときに気になるのが駐車場です。 京都市内にも最近「100円パーキング」が増えました。気軽に利用できるのがよいですね。 20分100円が普通でしょうか。
先日京都駅八条口近くで1時間100円という、なんともお安いところを見つけました。 百貨店の駐車場は待ち行列がすごいので、買い物すれば無料とはいえツライところ・・・ 少し歩くにしても伊勢丹やポルタなどの京都駅近辺で買い物するときは、この駐車場を 利用していました。
ところが、6月から30分100円に値上げしたとのこと。利用者が増えると値上げするようですが 、値上げされたから私は利用しなくなると思います。(まき)
6月20日(火) 吉田山の山頂から見える景色

吉田神社へ行くとき、今出川通側にある北参道からのぼっていくと、 わりと急な階段が延々と続きけっこうきつい山登りです。ずんずん登って いくと神社よりも先に、吉田山の山頂へたどりつきます。
山頂に着きほっとしたとき、広場から見えるのは、なんと大文字山。 大きな大の字が正面に、自分と同じ高さに見えるのです。吉田山の上でも木が茂っているところからは見えません。この広場からの眺めは最高です。
そういえば春頃、山頂公園を整備したと新聞で見ました。 今年の夏は楽しみやなぁとほくそ笑むも、混むやろなぁとちょっと落胆。
ここは京都市左京区。近くには銀閣寺や京都大学が建ち並ぶ街の中です。街の中だけど この吉田山は、ホントに山なのです。なぜこんなところに小さな山があるのか 京都の地形のおもしろいところです。(まき)
6月19日(月) 花のある風景

散歩がてらに街中をぶらぶら歩いていると、 はっとするほど美しく花で彩られた路地に行き当たることがあります。 特に昔ながらの住宅街の路地で、こうした風景を目にすることが多いように感じます。
我が家のためだけでなく、ご近所や通りすがりの人の心まで潤わせてくれる心遣い、 素敵だとおもいませんか?ガーデニングがブームになって久しいですが、日本にだって 昔から続くこんなすてきな習慣があるんですね。(かつら)
6月18日(日) やっぱり絶景

雅楽之助のように他府県から京都に移り住んでいる人の多くは、 自分の一番好きな京都の風景を持っている人が多いようです。雅楽之助の大学の後輩で京都の 好きな風景をアンケートした学生がいます。その結果を見ますと、非常におもしろいんですね。 たとえば、京都大学の学生さんですと、大文字山。同志社の学生さんですと、御所。立命館の 学生さんですと金閣寺などの衣笠をあげているんですね。京都の町にはいろいろな顔がありますから、 それぞれ自分の身近な風景を誇りといいますか、気に入っているようです。
ちなみに雅楽之助の場合ですと、 鴨川をまたがる北大路橋から北を見る風景が雅楽之助にとって一番京都を感じる風景です。 ちなみのちなみでそこの季節の風景を同じ位置から写真に撮っています。それがまたいいんです。 なんとも京都のまちはに魅力を発するまちなんでしょう。(雅楽之助)
6月17日(土) ふたつの「ほんやら洞」

「ほんやら洞」といえば、京都の学生「御用達」の喫茶店として有名ですが、 現在ふたつの「ほんやら洞」が存在するのです。昨年10月まではおなじみの寺町今出川のお店だけでしたが、 ここがいったん「閉店」ということになり、西陣(大宮上立売)に移転することになりました。
雰囲気といい、建物そのものの趣といいおもしろい店だけに残念と思っていたのですが、 「閉店」後、看板は変わったものの同じ「ほんやら洞」として営業を 続けているではありませんか。どうやら別の経営者に引き継がれた格好で 寺町今出川の店が存続し、今年1月には西陣店もオープンしました。 そういったいきさつで現在、ふたつの「ほんやら洞」が存在しています。
昔ながらの寺町今出川の店と、ちょっとおしゃれに生まれ変わった 西陣のお店。でもどちらも「学生さん御用達」であることには変わりありません。(誠信堂)
6月16日(金) 西洋館で一服はいかが!

円山公園の一角に、長楽館と呼ばれる建物があるのをご存知ですか?
明治の末期に「煙草王」と呼ばれた村井吉兵衛の別邸で、財をふんだんに使い ルネッサンス調やロココ・バロックといった格調高い伝統様式のインテリアは、一見の価値があります。
現在は、レディースホテルとして利用されていますが、喫茶や食事は気軽に誰でも利用できます。
東山界隈を散歩したときは、ちょっと一服するのに利用するのはいかがですか。
明治の富豪の気分になり、コーヒーを飲むのもおいしいものです。 (たっくん)
6月15日(木) 日本的カフェ

清水さんで有名な、二年坂、参寧坂のちょうどまじわる坂の近くに、 今にもくずれそうな木造の小さな「おはぎ」やさんがあります。
メニューは「おはぎ」なのだが、江戸風、京都風、つぶあん、こしあん、 きなこ、と変わったお品書きで、なかなかおもしろい!!
お店に入ると、とっても小さな机とイスがぎゅうぎゅうにならんでいて、いつも、 お客さんでいっぱいです。
奥から小さなおばあさんが「ちょんちょん」と出て来て、お茶とおはぎを出してくれる。 お客はそれを、淡々と口にはこび、また、おばあさんが茶を入れる・・・・・・
のんびりとした時が流れ、昔の旅人の姿を想像してしまう。清水さんに参る時、きっと 多くの人がここでひと休みしていることでしょう。
最近、街の中にはとってもおしゃれな「オープンカフェ」なるものはたくさんあるけど、 なかなかここの店ほど「日本的カフェ」はないでしょう。(じゅん)

※ここのおはぎは、お持ち帰り出来ないので、お客さんが多くても、ならんで店の中で 食べて下さい。いつくずれるか分からない建物の中で休むのも意外とおもしろいと思います!
6月14日(水) ワンダァ カフェ

今日は北野天満宮の近くの喫茶店を紹介します。
北野天満宮から今出川通を西へ100メートルくらい行ったところ、 道が少しくねっているところがあります。その付近にワンダァカフェ というところがあります。
外から見ると、一見レトロ調の店構えで、店の中が覗きにくいので、ちょっと 入りにくいのですが、店の前であやしい (?)人形が迎えてくれます。
中はあまり広くないのですが、随分落ち着いた雰囲気で、家の中にいるような くつろいだ気分にさせてくれます。奥の席でじっくりとまんがを読むもよし、 気の合う友達と時を忘れて話し込むもよし、なかなかよいです。
おすすめはメニューの一番上にある450円の無農薬コーヒー。マスターの こだわりをうかがいしることができます。
夜は10時までやっているのも魅力。地元のひとの御用達っぽい雰囲気がまた、 いいあじをだしてますよ(やっち)
6月13日(火) オープンカフェの似合う通り

近頃人気のオープンカフェですが、京都で一番オープンカフェが似合う場所と言えば 白川通りでしょう。北大路白川下ルにある「cafe chou chou (カフェ シュシュ)」のテラス席なら、 白川通の街路樹を見ながらおしゃれなティータイムが過ごせます。
ブレンドコーヒーはなんと250円。紅茶やケーキも種類が揃っています。 大きくカットされたシフォンケーキには、ホイップクリームが添えられて 甘さ控えめで私のお気に入りです。 駐車場もあるので車で行っても大丈夫ですよ。(まき)
6月12日(月) カフェで一休みしませんか?

京都駅の西、梅小路公園の近くにすてきなカフェを見つけました。 「cafe boulevard(ブールヴァール)」は、通りの風がお店の中までそよいでくるように感じられる、 とてもオープンなカフェです。手書きのイラスト付きのメニューには、コーヒーのアレンジがいっぱい。 生クリームやチョコレートシロップを重ねたデザート風モカなんていうのもあり、どれにしようか迷って しまう程。焼きたてのワッフルやベーグルサンドなど、軽食も充実しているのでランチにもおすすめです。 スタッフの対応も快く、ゆったりくつろげること、請け合いですよ。(かつら)
6月11日(日) おいらにとっては寂しい通り、北山通り

北部担当の雅楽之助としてはやっぱり北のことを書いてしまいます。 おいらの住んでいる近くに北山通りという京都の町としては一風変わった通りがあります。 非常に新しい地区ですから、通りを飾る建物もいわゆる京都チックなものではありません。
聞いたところによると東京の青山なんかを意識したそうですな。一説には第二の河原町 (京都の一番の繁華街です)にするという計画のもと開発されたと聞きます。いずれにしても ちょっと変わったコンセプトで計画されています。どちらかといいますと女の子向けの、 ショップというやつでしょうかそんなお店が並んでいます。
週末になりますと、 若い子や若い家族づれでにぎわっております。 なんともそれを端から見ながら、おいらもいつかかわいい女の子と歩いてやるぞ、と思いつつ、 雅楽之助はいつものコンビニにいってジャガリコのチーズ味を買うのでした…(雅楽之助)
6月10日(土) 「能」の練習場

丸太町駅近くに「能」の練習場があり、そこで無料の観能会が行われました。 「嘉祥閣」といい、外観は古い家という感じなのですが中になんと能舞台があるのです。驚きました。 道を歩いていても誰も能舞台があるとは気づかないでしょう。こういうところが京都の街のおもしろさですね。
能を見たのは初めてで、恥ずかしながら話の内容はよくわからないのですが、「よー、ポンッ」という鼓の音や、 地謡と呼ばれる歌や掛け声がとても心地よかったです。邦楽ってなかなかよいものですよ。能は思ってたより堅苦しくなく、 話の内容がわかればおもしろいだろうと思いました。
この会は、観世会館などで行われる観能会の練習のような会で隔月に行われています。 今度は能や演目について少し予備知識を入れてから見に行こうと思いました。 日本の伝統芸能って実はとても楽しいそう。最近「歌舞伎」や「狂言」は人気がありますが 「能」もおもしろそうです。(まき)
6月9日(金) 蛍火の茶会

先日、じゅんが銀閣寺道の蛍の話をしていましたが、 市内には、もうひとつ蛍のスポットがあります。
明日(10日)、下鴨神社で「蛍火の茶会」が催されます。 夕方、蛍を境内に放すそうですが、糺の森を舞う蛍を眺めるなんて、 優雅じゃぁないですか。
昨年も同じ時期にこのイベントは催されていて、会社のひとが 行ったと言っていました。その時の話では、暗くなった頃に行くと、 すっごい人でゆっくり見ていられなかったとか。蛍を見るのをあきらめて 帰ったそうです。なんてもったいない...
先週の土曜、「市民500人を招待」という 京都新聞の記事を見て、 じゃぁ、今年自分は茶会の席をGETしてゆっくり見よう、と思って 応募したのですが、先着順だったため、漏れてしまいました。残念...
でも、今年は約100年ぶりに納涼市も催されるとかで、それもまた おもしろそうですね。(やっち)
6月8日(木) 貴船の川床

床(ゆか)というと鴨川、川床(かわどこ)といえば貴船のことです。
同じ床でも貴船では川のせせらぎのすぐ上に台が置かれ、すぐそこは山の斜面。 まさに自然の中という感じです。夕暮れになると川床には明かりがともり風情たっぷり。
夏でも涼しいこの辺りのこと、6月初旬の今頃、まだ夜は肌寒いせいか人影もまばらです。 せっかくなので川床でお食事を・・・と思うのですが、なんせお高い!懐石料理やすき焼きには なかなか手が出ません。流しそうめんならお手頃だそうですが寒いので今回は遠慮してしまいました。おそば屋さんか丼屋さんが 1つくらいあってもいいのにと思いながら、私たちは貴船を後にしたのでした。(まき)
6月7日(水) 京都の蛍

今出川通りと白川通りのそば(銀閣寺近く)の疎水では、今、蛍がいっぱいとんでいます。 昼間は車のたくさん通る今出川通りだけど、夜11時頃行くと、人通りも少なく、ひっそりと 蛍が見れてなかなか美しい!
現代、田舎でも蛍が少なくなってきている中で、意外にも京都の町の中で蛍がみれるなんて、 正直いってとっても驚きでした。
聞いたとろこによると、一度環境の問題でいなくなってしまった蛍を、人工的に復活させたとか...
きっとそれには、多くの人の手と、多くの時間をかけて、もとの環境にもどそうと、努力されたことでしょう。
一度、人間がこわした環境を、もう一度、元にもどすのは、とても労力のいることです。一度なくなってしまった伝統を、復活させることは、不可能に近いことです。いつの時代も"今"を正しく 次の時代へつなげていければ、素晴らしい日本の文化は残っていくことでしょう!(じゅん)
6月6日(火) 自転車で西陣を

先日、数ヶ月ぶりに自転車に乗りました。
昼間の京都はそろそろ、蒸し暑くなり始めているのですが、 夕暮れ時は気持ちのいい風が吹いています。 まだ7時ごろになっても明るい中、自転車に乗って買い物に 出かけました。
自転車は他の乗り物にはない視点で街を見ることを教えてくれますね。 車や原付では早くて見落としてしまいがちなことも、歩いていたら ぼーっとしていて気付かないことも。
大宮通りを走っていると、「町家再生工房」というお店がありました。 どうやら、町家を改造して手作りの品々を売ってられるようでした。 落ち着いた感じがよかったです。
それよりも家の近くに、小料理やさんを発見。へ〜こんなところに こんなお店があったのか〜などと思いつつ、笹屋町通りを走ると、 西陣織関係の看板が...
町家に囲まれた道を心地よく自転車で走っていく初夏の夕暮れでした。(やっち)
6月5日(月) 田んぼの中からこんにちは

わが町を取り巻く田んぼにも、すっかり水が入りました。 かつて日本で2番目に大きかった巨椋池を干拓して作られた田畑だけに、その広さは圧巻。 遥か彼方の山まで、水田が広がります。電車の中で見かけた中学生、そのスケールに 驚いたのでしょうか。「ここは池?沼?」なんて大騒ぎしていました。
毎年不思議に思うのは、田に水が入ると3日と経たないうちに、カエルの大合唱が始まること。 いったいどこから集まってくるんでしょうか。彼らのコーラスは幾重にも重なって涼やかに響き渡り、 町をすっぽり包み込みます。暑い夏の夜のちょっとした清涼剤です。
さあ、夏はもうすぐそこですよ。(かつら)
6月4日(日) 貴船神社

さればでござる。本日それがし貴船神社に参詣致し候。 貴船神社は、京都市街の北の北、昼なほ暗き山中に ひっそり立てる社なり。 古来より貴人の崇敬厚く、殊に水を掌るbとして奉られ、 干害の折には黒馬、長雨の折には白馬を献じて祈願せられり。 拝殿に続く灯篭並ぶ階段を登れば、二頭の馬の銅像が、 並びて立つもむべなるかな。 麓には、清く流れる貴船川。 川の沿道には宿場が盛り、板の下に流れる水を楽しむ水床に 提灯が灯る・・・。
いはゆる普通の「観光地」とは異なり、猥雑な「やかましさ」がなく 賑やかな中にもどこか幻想的な雰囲気を感じたり。 本日、まことに過ごし易き日和なりき。 春の名残をものづくり塾の御歴々と楽しみ、 心地よき疲労のみぞ、残れる。 では、御免。。(伏見奉行 安芸守京町)
6月3日(土) 「織物不況」

衆議院が解散されましたね。
それに関して、京都新聞では、京都の立場から、選挙に期待すること、 この国に期待することをいつも書いてくれています。
今日の夕刊には、地場産業の現状について書かれている ところがありました。
「深刻な織物不況」「○○織物が綴れ織り職人30人を解雇」とありました。 それを読んでいた私の母は「これしか知らんのに、解雇されたらどうする んやろな」と。
また、父が「最後まで生き残った者が笑うか?!」と言うと、
母はひとこと。「笑わんやろ。」
事態はますます深刻です...(やっち)
6月2日(金) ドラマ撮影 in 京都駅

今夜、京都駅を出たところにすごい人だかりが!何かと思えば、ドラマの撮影をやってました。 誰か有名人いる???興味津々で近づいてみたら「谷啓」さん!おっ、なかなかの有名人やん。 そう言えば、前にも「かたせ梨乃」さんの撮影現場を見たことあります。 こういうのはたいていサスペンスものですね。
撮影以外では八条口が穴場とか。新幹線からタクシー乗り換えの芸能人がよく通るらしい。 ジャニーズjrを見たと喜んでる子がいました。私がタクシー乗り場で見たのは 「ばんばひろふみ」さんでしたが。(まき)
6月1日(木) 地名の接頭語

京都の地名は先人の知恵より、非常によくできています。 一般的なまちでいう○○町という地名の前に接頭語のような地名がついているんです。 これには感心しました。
たとえば、雅楽之助が住んでいる地区では下鴨○○町。 他にも岡崎○○町、祇園○○町といった具合に。ですから、自分の住んでいるところを下鴨、 とか岡崎といった具合に説明できる訳です。それを聞いた相手もあーあそこかといった具合に だいたいの位置関係が理解できるわけです。
これは江戸時代以前からそうなっていたのかは わからないんですが、非常に便利がいい。 なんとも地名の接頭語とは粋な計らいをしてらっしゃいます。(雅楽之助)
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