『仰天!武蔵野市「民主主義」周遊記』(その25)兼用
WEB雑誌『憎まれ愚痴』2000.1~2001.1
(その1) 矛盾だらけの「元市職員の不祥事件」ご報告とお詫び
武蔵野市の「元」市職員の場合には、発覚以前に自己都合で今年の4月に退職し、その後、「事件が発覚した」と報告されています。当然、普通の自己都合退職の場合と同じ計算の退職金を受け取ってから、退職しています。「地方公務員法上さかのぼった処分はできません」…… ⇒全文を読む
(その2) 36億円の滞納とシドロモドロの隠蔽答弁
市長の土屋正忠の彦は、議会の答弁で、「3,000万円というよう数字もないわけじゃない」などと、実に「わけ」の分からないことを平気で言っています。「4人の市民と2つの法人」と報道されているのですから、市当局または武蔵野署が、そう発表したはずなのなのに、6人とか6件とか、紛らわしい答弁に終始し、議員が何度も「2つの法人」ではないかと確認を求めるのに、税務部長が渋々認め、「プライバシー」を盾に取って、以後も6人と表現すると突っ張っただけで、市長は、一貫して、この質問に返事をしません。 ⇒全文を読む
(その3) 箝口令と隠蔽工作は厳然たる事実
前回紹介した『日本経済新聞』(1999.7.2)の記事では「約2,000万円」だった金額が、何と、1桁以下の「約170万円」に減っています。あれよ、あれよ、の事態です。議会の市長答弁では、「平成7年8月下旬から一昨年3月」までの2人についてのみ告訴」となっていますから、記事自体が不正確なのですが、その不正確名記事が出た基本的原因は、市当局の「隠蔽工作」にあります。 ⇒全文を読む
(その4) 市民「ネタ貧」で平気な「ボキャ貧」反市長派?
市議、本間まさよの媛に聞くと、市長がまだ事情を明らかにすると言っているから、それを聞いてからと言います。この台詞は、とてもとても「ボキャ貧」なのでして、あの人は右翼ですよと評される議員までが加わる21民主代表の回答とまったく同じなのです。宅配で市民の目にふれる疑惑追及情報は、つぎの『むさしの市民の党ニュース21号』(2000.1.1)の記事のみの「ネタ貧」状況となっています。 ⇒全文を読む
(その5) 42,733,100円へと横領額倍増の奇怪な展開
この不祥事件の新聞報道は、これで3度目。最新は、2000.2.9.発行部数の順に紹介すると、読売、朝日、毎日、産経、東京、の各紙の武蔵野欄に載り、これで3度目の被害金額変更となった。まさに複雑怪奇と言う他ない。最初は2000万円、次が170万円、そして、4200万円である。これだけでも十二分に珍しい事件報道の例ではあろうが、金額だけではなくて、内容の方の報道も複雑に折れ曲がっている。新しいキーワードは、しかし、用語としては「複雑」ではなくて、その逆の形容の「単純横領」なのである ⇒全文を読む
(その6)『元職員による横領事件資料』の縦横解読
推測を組み立てる上での最大の障害は、前回指摘した通りの「守秘義務」を盾に取っての「情報公開」の渋り状況である。しかし、渋れば渋るほど、偉そうに「プライバシー!」とか「守秘義務!」とか叫ばれれば、叫ばれるほど、なおさらのことに隠れた部分を剥いで見たくなるのは、これ、人情の常である。しかも、何が何でも隠し切ろうとするから、いよいよ怪しく思えてくる。この際、「出歯亀」の非難は「下司の勘ぐり」と切り捨て、「真実の報道」なる錦の御旗も翻えろうというものである。野党議員の諸媛、諸彦も、山本ひとみの媛を先頭にして、議場での質問の鋭さを競い合い、実は陰では足を引っ張り合いながらも、ここを先途と突き進んでいる。 ⇒全文を読む
(その7) 検察への告発1.警察と癒着の起訴の疑惑
わが読者から提供された武蔵野市の情報公開資料によれば、武蔵野市の市長、土屋正忠の彦は、再三再四、警察幹部を接待している。いわゆる「官・官」接待である。「前警視総監」らを接待した目的不明の会合の記録もある。以下、年度順に、市の秘書室が記載した「名目」、「参加者」、「場所」、「費用」のみを列挙する。 ⇒全文を読む
(その8) 検察への告発2.泥棒が自分を裁く手際の疑惑
さらに数えてみれば19年も前のことになる「消し込み事件」の場合には、上記のような「行政報告」に至る期間の短さも、さることながら、すでに詳しく述べた告訴の経過はもとより、責任者の処分に至る経過も、今回の「不祥事件」の場合とは、大いに違っていた。「消し込み事件」の「行政報告」では、不正行為の内容と金額が「ほぼ」正確に示され、「問責決議」が先に行われ、翌月の12月6日に、「武蔵野市長等に支給する給料の特例に関する条例が可決され」、それによって…… ⇒全文を読む
(その9)『武蔵野市民オンブズマン』・兼・検察への要望書
「検察への要望書」を冒頭に配し、本シリーズ(その1)から(その8)までを改訂増補したA5半40頁の冊子、『武蔵野市民オンブズマン』号外特集を、印刷、製本し、東京検察庁八王子支部の「武蔵野市元職員H(仮名)被告の税金横領事件」起訴状作成担当の「山上検事」宛てに発送する。同時に、東京地裁八王子支部の刑事部担当書記官にも、裁判官向けの添え書きを付して送る。双方ともに、受取人と電話で受け取り方の確認をしてある。同日、武蔵野市市議会議員の郵便受けにも配布する。市役所の要所にも配布する。 ⇒全文を読む
(その10)「空領収書」を脅し取った前代未聞の「滞納税」詐欺か?
「求刑が重過ぎる。大銀行の頭取でさえ云々」の台詞を繰り返した後、私が、約3千万円とされた「単純横領」金額について質問すると、頭を振り回しながら、「細川さんは、はっきり記憶していないようなのですが、そんなに多くなかったと言っている」とか、「空領収書とか妙なことを言っている」とか答えたのである。
「空領収書を渡した」とは何か。このキーワードが最も重要である。細川被告が不正に持ち出した武蔵野市の納税課の領収書に、金額を記入せずに、「滞納者」に渡したという意味なのである。つまり、滞納者は、その「空領収書」に好きな金額を記入して、「これだけを細川に渡したから収めた扱いにせよ」と居直ることができたという意味である。これは重大ではないか。詐欺である。
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(その11)「土屋さんとは親しくさせて頂いてます」井野興業代表を告発
前回の「(その10)『空領収書』を脅し取った前代未聞の『滞納税』詐欺か?」の冒頭に、以後、私の命に別条あった際の「捜査依頼」を記した。その入力直後、私は、井野光章(イノ・ミツアキ)に電話をした。なお、今回の標題の「土屋さん」は、改めて言うまでもないことだが、武蔵野市の5期目、今年で18年目を迎える市長、世評では「下品で恥ずかしい小物の独裁者」こと、土屋正忠の彦のことである。
井野某に関しては、まず、電話帳の記載の仕方に不審な点があった。私は、できるだけ家族を巻き込みたくないから、井野光章が代表者であるはずの「井野興業」の電話番号を探した。どこにもない。念のために104で聞くと、やはり、ない。個人名の方には、2つも並んでいる。余り見掛けない風景だが、ワンマン企業の実態が丸見えである。
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(その12) 井野興業「土屋と相談」心証「クロ」で市役所前ほか演説開始宣言!
当方の考えを要約して話す。内容は「空領収書」に及び、井野光章と2法人の3千数百万円「単純横領」を疑うものであったが、黙って聞いていて、まるで怒らない。当方が何も言わないのに、「善良な市民として土屋さんを支持している」とか、必要もない弁解までして、「忘れたい」などと弱気の台詞を吐く。「決着したはず」などとも言うから、「判決が確定したのは業務上横領の1,100万円程度のことで、3千数百万円の単純横領または詐欺の部分については何も明らかになっていない」「市長が市の損害と称するのは地方税法違反」などなどの状況を説明すると、反論できずに、「土屋さんと相談する」ときた。最早、完全に「落ちた」と同然の症状である。心証は完全に「クロ」である。 ⇒全文を読む
(その13) 拡声器で市&警察「街宣」効果絶大で井野光章は弁護士雇う
おもむろに演説を始めたところ、直ちに、秘書室長6Fと管財課長が、部下を従え、正面の出入り口から、トットと出てきた。広場からは奥の昇降機は見えないが、秘書室長は市長と同じく6Fの住人である。それぞれ、わが行動準備中の情報を得て、ドドッと降り、ロビーで待機していたに違いない。ほかにも入り口周辺に、ドヤドヤ現われた。玄関のガラス越しに、市長の土屋正忠の彦までが並んで、キョロキョロ、ウロウロ、こちらを見ては何か叫んでいる。動揺の色は明らか。効果絶大である……
武蔵野警察署前でも、演説開始予定の15分前の13:00から悠々と舞台装置作りを開始し、冒頭に「武蔵野警察署の捜査活動への激励」を述べ、事件の告発に進んだ。やはり、演説を始めた途端、血相を変えた数名の逞しい刑事が、すっとんできた……
「木村さんから電話があったら平谷弁護士に電話するように伝えろと言われています。電話番号を申し上げます……
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(その14) 拡声器「街宣」発展、細川受刑者の代理人が市に抗議文送付
駅前宣伝では当然のことながら、武蔵野警察署の妨害は皆無だった。理由は、ただただ、人目が多いからに他ならない。武蔵野警察署は、暗闇好みのゴキブリ並のチンピラ・ゴロツキの本性を暴露……
抗議の内容の基本は、市当局が細川受刑者に「内容証明付きの請求書」を送っていたことである。請求金額は、すでに議会でも市長の土屋正忠の彦が、何度も勝手に「確定」と強弁していた約4,300万円に、細川受刑者に市が支払っていた退職金、約1,500万円を加算した約5,800万円である。この内、約1,100万円は、「業務上横領」として細川被告が法廷で犯行を認め、判決に記された金額である。しかし、詐欺部分とされる約3,200万円については、いかなる場でも「確定」はされていない……「
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(その15) 2度が3度の横領で月(小金井)とスッポン(武蔵野)対照鮮明
首都圏の地方自治体の滞納税横領事件が、立て続けに報道され、昨年来の武蔵野市と合わせて一挙に3件に増えた。最新の新聞報道を日付順に記すと、9.9(土)に武蔵野市の隣の小金井市、9.19(火)に埼玉県の北本市である。 ⇒全文を読む
(その16) 「公金横領金弁済請求書」「回答及び抗議」他の情報公開で当然の勝利!
「怪しい事情」と記したのは、他でもない。細川受刑者の退職以前、約半年以前に犯行が発覚していたのに、誰かが介在して通常の退職手続きとし、「内部の諸融資制度」に穴が開かない細工をした可能性が非常に高いからである。すでに前回紹介済みの「埼玉県北本市」の場合には、市当局が横領の事実を知りながら、通常の退職手当を支給していた。
このような「介在」の可能性が最も高い部署は、職員課である。武蔵野市では、上記のような「本当の発覚」から「退職」に至る当時の職員課長は、非常に顔色の悪い典型的な属僚風の男であるが、細川受刑者の退職後、生涯学習部長に昇格している。
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(その17) 住民監査請求:税金横領事件に関し詐欺部分の欠損処理を防止せよ
今回は、記者会見の案内FAX全文と監査請求の全文を紹介する。
記者会見の場所が「情報公開コーナー前の応接セット」となっていることだけに触れて置くが、現在の広報課長が独断で、すでに昨年、私の記者会見には記者クラブ室を使わせないと放言し、それを記者クラブ(実態は皆無)が容認しているからである。
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(その18) 各種メーリングリストに「乞う住民監査意見陳述傍聴参加」発送せり
以上の調査結果自体、事務局が「イヤイヤ、グチャグチャ」とごねたので、何度も叱り付け、やっと獲得したものである。それまでには、誰も調べていなかった。その後、以上の調査結果を印刷し、配布し、再び情報公開を求めたところ、1948(昭23)に監査委員会が設置されて以来、1979(昭54)年に至るまでの30年間、住民からの監査請求は一度も行われていなかったとの回答があった。 ⇒全文を読む
(その19) 武蔵野市は大手紙記者と何度も「クラブ」「一社毎」酒席「懇親」
現在の武蔵野市の文書課の情報公開担当者のKは、広報課から配置換えになったばかりである。そのKに、保存義務のある過去5年間の広報課の交際費と食料費の公開を求めたところ、「広報課と記者さんとの懇親会は会費制です」と断言した。
ところが、渋る相手を捩じ伏せて、保存期間の全部を公開させ、いちいち点検してみると、何と、書面上、記者が「自費精算」とか「会費徴収」と記されているのは、たったの2回しかなかった。Kは、武蔵野市の職員の中では、あくまで比較的にではあるが、まともな方に見えたのだが、やはり、この程度の嘘付きだったのである。
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(その20) なぜか地検八王子支部の別件呼出しを受け門前演説後に本件の再調査を迫る
武蔵野市の税金横領事件の不祥隠しに関して、私は、地検八王子支部前でも演説したいと思っていた。まさに渡りに舟である。駅前での通行人相手の場合とは違って、演説を聞かせたい相手はビルの中で動かない、または動けないのだから、長い話を続けることができる。話の論理的な組み立ての訓練にもなる。2時間前に到着して、ゆっくり準備し、バッチリやってやろうと張り切っていたら、午前中に電話を受けた当日の昼飯前、その11月10日が発売日の『噂の真相』が届いた。昼飯後にパラパラめくっていたら、何と、以下のような絶好の演説ネタが入っていた。
『噂の真相』(2000.12)「うわさの真相/マスコミが書けなかった情報を満載したコラム」
東京地検幹部の不祥事隠しが発覚! ゴルフ帰りの大事故を隠蔽工作
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(その21) キーワード「空領収書」が細川受刑者代理人の「求釈明」で公然化
以上のやり取りで、私が「核心的なキーワード」に位置付ける「空領収書」が、細川受刑者代理人の「求釈明」による文章の字句となり、いわば公然化したのである。しかし、それだけで降参するような相手ではないし、追及し切れる自称野党議員どもでもない。 ⇒全文を読む
(その22)「空領収証」の疑問を全く無視した監査結果に社民党市議の監査委員も賛成
以下のような私の「住民監査請求」の中の最大の問題点を、完全に無視している。このような世間常識を踏みにじる破廉恥な監査が、白昼堂々横行する理由は、下品極まる無頼漢どもが政治権力を握っているためばかりではなく、自称野党が無力だからでもある。無頼漢どもは、市民ばかりか、問題点を分析し切れず、できたとしても、住民に問題点を周知徹底できる方法を持たない自称野党を、嘗め切っているのである。 ⇒全文を読む
(その23) 委員長の餌で裏切り21民主の賛成と共産・市民のみ反対で詐欺含み決算承認
決算特別委員会では、市当局の説明に加えて、監査委員の監査報告が行われたが、本シリーズの前回で紹介した監査委員の仕事であるから、当然、同様の中味の実に白々しい報告振りで、臆面もなく、適法だとしていた。ただし、報告に立った監査委員の鈴木昭司の声が極端に小さかった。実は、臆病者なのである。だから、私が、傍聴席から、再三再四、「声が小さい!」と叱り付けざるを得なかった。 ⇒全文を読む
(その24) 横領発覚の連絡が「相次いだ理由は先方に聞け」と珍答弁で市長は逃げたが
予期した通りではあったが、やはり、憮然とせざるを得ず、たまたま当日がプールの休日で午後の日課の水泳が不可能だったので、市役所に行って、市民部の前で大音声の批判演説を行い、以下の要約版を持ち帰った。市当局は、この要約版をホ-ムペ-ジで公開することさえしない。むしろ、「隠蔽工作の言い訳版」とでも言うべきシロモノである。 ⇒全文を読む本「独自捜査シリーズ」は当分、不定期に続く。
連載「仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記」は(その26)に続く。
連載:仰天!武蔵野市「民主主義」周遊記リンクへ