読売グループ新総帥《小林与三次》研究

マスコミ界独占を意図する読売『帝国』の狙いはなにか? 新総帥『よそじ』の
徹底研究からあばいた虚像と実像のなかに、おそろしい影がうかびあがった

電網木村書店 Web無料公開 2017.4.1

著者:征矢野 仁 発行者:三好 煕 発行所:株式会社鷹書房
昭和57(1982)年6月10日 第1版発行(絶版)
※征矢野仁は木村愛二の労働争議中の筆名

読売グループ新総帥《小林与三次》研究目次

はしがき

序章《新生か復古か》
あっと驚く〈ウルトラ人事〉とマスコミ独占集中の違法性

1 「ヨソジ・フー」と聞くものは?

2 ファミリー伝説の思想的直系

3 ワンマン支配は批判せずの競争相手?

4 ワンフロア独占のホストクラブ

5 ナメられっ放しの郵政電監局

第一章《旧内務省の幻影》
元「警察新聞」が世界にのびる「全国紙」に発展する恐怖

1 “田中角栄構想”の申し子

2 一応は“注意”された小林社長

3 “読売進駐軍”の違法パワーにバックアップ

4 マスコミ《独占集中》の開祖は元A級戦犯

5 中央支配と“地方自治”のマヤカシ

6 旧内務官僚閥によるマスコミ管理の″国内植民地″

7 全国紙と天下り高級官僚の歴史的関係

8 「白虹事件」にみる大新聞の屈伏

9 戦前派フィクサーの暗流つづく

第二章《高級官僚の系譜》
無思想の出世主義者が国体護持の“愛国者”と化す過程

1 「親の大罪」は子に報いるに止まらず

2 高等文官試験の席次にまつわる裏話

3 「本官は……」の特攻精神注入さる

4 帝国官僚の視察旅行は何々ツアーか

5 「かなりはなやか」だった「大人の火遊び」

6 《阿片ルート》の「宣撫工作」に「運命共同体」演説

7 「大東亜戦争」擁護論の“現実的”効用

8 「戦犯的」と自認する内務省の戦争末期行政

9 ヒロヒトイズムの一席はいまなお続く

10 原爆も大空襲も「恐れること」なかった事務官殿

第三章《逆コースの水先案内》
公職追放の日本側窓口はGHQから何を守ったのか?

1 アメリカ兵に殴られた戦闘帽の中身

2 元特務機関員鈴木俊一パージ逃れの秘密

3 地方《翼賛会》幹部へのドロボウに追い銭

4 戦犯パージのスリカエがレッドパージ?

5 「GHQ批判」バンフレットの真相

第四章《“民間”の官界ボス》
刑事被告人から“キング与三”とおだてられたブレインの無法人脈

1 《内務省復活》の野望と弁解の奇妙キテレツ

2 “角さん”と“キング与三”の珍道中なれそめ

3 《部落選挙》の戦後ルーツと全国的利権構造

4 天下り副総裁から副社長として読売入り

5 正力の後継者は“荒法師”修業か

6 “反官僚”ポーズの手柄話の内幕

第五章《組合征伐》
「決死」とか「捨て身」が飛び出す本人談の真相と現状

1 ブラスバンドを先頭にデモ行進

2 九段会館を満席にした決起集会

3 暴カガードマン・ファット?

4 鼻アレルギー患者に古本整理命令

5 テレビ局の良心を守るたたかい

6 「軽井沢発言」の血しぶき

7 右翼公安情報誌『全貌』まで活用

第六章《突撃隊長たちの末路》
アカ攻撃もあったドロドロの争議で専務も人事局長も更送

1 読売出身のヤクザ専務がアカ攻撃

2 「諸悪の根源」は正力ワンマン晩年の「無謀」

3 通俗的「反共理論家?」小林与三次

4 組合は征伐などされてはいない

5 新政権の「四天王」と小林の野望

終章《マスコミ独占集中》
新聞の「専売」・電波免許の「独占」・マスコミの系列支配

1 「新聞戦争」宣言の“現実主義”路線

2 違法グループの盟主宣言に”マル秘”指令

3 どうする?! ピストル・マニアの“元”拡販団長

4 ジャーナリストいま立たたずんば、いつ?

あとがき

2017.4.11全文アップいたしました。
(*^^)v ヤッタゼイ 


はしがき