イラク情勢・湾岸戦争 湾岸平和訴訟 大法廷証言記録
1994年10月12日「湾岸平和訴訟」
大法廷での木村愛二証言記録 目次
2003.7.18 WEB雑誌『憎まれ愚痴』92号-95号 4回連載
略称「湾岸平和訴訟」または「市民平和訴訟」は、東京で1,000名以上、全国各地を合わせると4,000以上の市民有志が、湾岸戦争への約90億ドルの「献金」を憲法違反として、各地の地方裁判所に提訴するという方法で争った市民運動である。
(その1)92号掲載
「湾岸戦争報道に関する単行本『湾岸報道に偽りあり』執筆に至る経過と調査の内容」
私自身は、日本テレビにいた時期に、マスメディアがいかに権力に操縦されやすいか、番組の放送中止などもいろんな事件がありましたので、放送民主化の運動というのを随分やってきました。ですから、そういう状況の中で、世界的なメディアの関係も知っておりましたし、第一次大戦、第二次大戦を通じていろいろ操作するという事実があったことも知っていました。ですから、この事件についても最初におかしいと思ったことがありまして、それはたしかNHKだったと思いますが……⇒全文を読む
(その2)93号掲載
「アメリカが仕掛けたイラン・イラク戦争以後の対イラク謀略の構図」
一九八○年にそういう予算をとりはじめて、着々準備します。もう一つ忘れていましたが、その中には、日本に輸送の協力を求めることができるということが一九八○年に文字になっているわけですね。事実、湾岸戦争では、日本は最終的には輸送船を提供しましたね。そういう計画でやって、言わば、それからの一○年間というのは、アメリカはむしろ準備に力を注ぐという時期だったと思うんです。そのときに登場したのがレーガン大統領で、二期八年やっておりますが、レーガンのスローガンというのは、力強いアメリカの再現ということで……⇒全文を読む
(その3)94号掲載
「アメリカのダブル・スタンダード、振り回す正義の旗は二枚舌」
湾岸危機が始まる直前には米ソ和解があって、日本でも、自衛隊が必要ないんじゃないかと。日米安保条約の必要がなくなるんじゃないかという議論が、一斉に出たわけですけれども、それが湾岸危機で全部吹っ飛んでしまった。それには、アメリカ自身の軍事的な準備に、一つ問題があると思います……⇒全文を読む
(その4)95号掲載
「情報操作・アメリカのマスメディアと日本のTV系列の対米従属の実態」
まず基本的には、私がここで申し上げたような、何年も前からのアメリカの動きとかアラブ諸国の状態ですね、それがまず伝えられてなかったと。しかも、この湾岸戦争から特に言われているのは、テレビ主導型の報道になってしまったということなんですけれども、なぜか、湾岸危機の前年に、ブッシュ大統領が就任して、アメリカと日本のテレビ系列というのが成立したんですね……⇒全文を読む
以上。