Subject: [Africa on Line 00000017] 第17号!
Tue, 21 Sep 1999 07:50:00 +0900
========================================================== ■■■■ ■■■■■■■ AFRICA ON LINE ■■■■■■ アフリカ情報インターネットマガジン ■■■■ 第17号 1999年9月20日発行 ■■■ ========================================================== □今回のもくじ ■アフリカからの話題 ●砂漠の中のダイアモンド 難民キャンプで暮らす西サハラの人々(四) ■アフリカの紹介 ●アフリカ関連WEBサイト 『The Africa Guide』 ■アフリカ関連イベント ●全国ツアー ●北海道 ●関東・甲信越 ●中部・東海 ●関西 ●海外 ■人材募集 ■今日のひとこと ----------------------------------------------------------- ■Realtime Africa アフリカからの話題 ----------------------------------------------------------- ●砂漠の中のダイアモンド 難民キャンプで暮らす西サハラの人々(四) by青柳 憲子(在オーストリア) 以下の記事は「月刊 嘉麻の里」(福岡県飯塚市)の1999年4月号に掲載さ れたものを、同誌のご好意により転載するものです。 著者の青柳憲子さんはウィーン在住です。 西サハラは旧スペイン領で、モロッコが武力占領しており、難民キャンプ はアルジェリア領内にあります。 詳細については下記をご参照下さい。 (http://www.arso.org/index.htm) ARSO - Association de soutien a un referendum libre et regulier au Sahara Occidental WESTERN SAHARA SAHARA OCCIDENTAL 青柳さんからは写真も届いています。ご希望の方にはメールでお送りしま すので、下記までご連絡下さい。 E-mail:dorogame@mqj.biglobe.ne.jp 野村民夫 ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞ <独立運動の歴史> 西サハラの少数民族は、15世紀にアラビア半島南部からサハラ砂漠西部へ 移住してきたイスラム教徒とベルベル人の遊牧民が融合した部族の連合体で、 極めて独立性が強く、しかも早くから各部族の代表による「40人集会」の共 同統治が確立されていました。これは北アフリカのイスラム化以降今日に至 るまで様々な王朝が交代してきたモロッコや、最も強力な部族が支配権を握 ってきたモーリタニアとは明確に異なる西サハラの特徴です。 18世紀後半、ヨーロッパ諸国によるアフリカの植民地化が進行する中で、 カナリア諸島に進出していたスペインが1884年、現在の西サハラに当たるリ オ・デ・オロ(黄金海岸)領有を宣言。翌年、アフリカの植民地分割を確定 したベルリン軍縮会議で「スペイン領サハラ」が列強によって承認されまし たが、実際には海岸に要塞を築いただけで、遊牧民の抵抗が強く、内陸に全 く進出できない形骸的な植民地支配に過ぎませんでした。この状態は今世紀 30年代まで続き、当時の模様はサンテグジュペリの「人間の土地」「リオ・ デ・オロ」にも描かれています。フランスの軍事的援助で遊牧民の抵抗を鎮 圧、スペインが実質的な植民地支配を確立したのは漸く1936年以降のことで す。 第二次大戦後の植民地独立時代、1965年にはスペイン領サハラも国連の 「独立化リスト」に加えられました。この時期には様々な独立運動のグルー プが組織されましたが、スペインからの完全独立を求める大規模なデモが始 まったのは 1970年前後からです。これらの平和的デモがスペインによって武 力鎮圧されたため、1973年5月10日解放軍を有する独立運動の組織としてフレ ンテ・ポリサリオ( Frente poplar para la liberacion de Saguia el Hamra y Rio de Oro の略称)が結成されました。その結成メンバーの一人が ルワリです。 私が難民キャンプを訪問したもうひとつの大きな目的は、ルワリについて 詳しく知ることでした。1994年、私のところに滞在したシディアが持ってい た1993年のカレンダーには西サハラの民族衣装を着けた女性が並び、その左 上に小さなポートレートがありました。誰か尋ねると、ポリサリオの創設者 で名はルワリ・ムスタファ・サイード、1976年に戦死したとのことでした。 その後詳しいことを知る機会が無いまま、常にチェ・ゲバラと比較しつつ想 像を巡らしていたのです。幸い難民キャンプにはルワリを直接知っている人 たちが大勢います。30代後半以上の男性の多くは当時兵士としてルワリの演 説を直接聞いたことがあり、私の滞在したダイラの村長はルワリと行動をと もにした一人で、村長の計らいで、ルワリが戦死する前の10ヵ月彼の運転手 を務めたサレクからも当時の思い出を聞くことが出来ました。 ポリサリオは、ルワリを始めモロッコのラバト大学で学んだ西サハラ出身 の大学生が中心となって従来の様々な独立運動グループを統合したもので、 このため西サハラ住民の圧倒的な支持を受け、結成後間もなく国連、アフリ カ統一機構など国際機関からも西サハラ住民の代表組織として承認されまし た。ポリサリオはルワリ一人の力で結成されたものではありませんが、それ 以前の様々な独立運動グループを結集するため彼が決定的な役割を果したこ とは明らかです。 エル=ワリ・ムスタファ・サイード(通称ルワリ)は 1948年の生まれで、 正しく全世界的な学園紛争世代の典型的な人物です。当然の帰結として彼は 徹底した進歩主義者でした。このことは、彼が手本とした人物がアルベルト ・アインシュタインとパトリス・ルムンバだったことからも明らかです。彼 はエジプト、シリアに滞在して両国の国家建設と近代化を研究、また西サハ ラ独立への支持を得るためヨーロッパ諸国のほかベトナムなどアジア諸国を も歴訪しています。難民キャンプで私がルワリのことを尋ねた人たちは皆ル ワリを真の意味での民族主義者と呼んでいましたが、ルワリは民族自立を社 会進歩の一環と考えていたに違いありません。同時にルワリは敬虔なイスラ ム教徒でした。このため伝統的あるいは宗教的立場から植民地支配に抵抗し ていた言わば長老グループと左翼志向の学生グループを結び付ける役割を果 しました。この点でルワリはポストモダンの人間像とも言えます。進歩主義 者の多くは長らく、宗教を近代化の障害と見てきましたが、ルワリは信仰と 進歩主義が両立しうることを示しています。ルワリと行動をともにした人た ちや彼と出会ったヨーロッパのジャーナリストがこぞって強調しているのは、 彼の極めて控え目で謙虚な態度と寝食を忘れた努力で、神出鬼没の東奔西走 ぶりから周囲の人々はルワリをタイール(鳥)と呼んでいたそうです。 当時スペインは人口調査を行い、独立の意向を問う住民投票の準備を始め ましたが、モロッコとモーリタニアが西サハラの領有を主張、 1975年11月に は「グリーンマーチ」の名のもとにモロッコが35万人の非武装モロッコ人を 送り込み西サハラを占領しました。独裁者フランコの死など国内の混乱が続 くスペインはモロッコとモーリタニアに譲歩、南からはモーリタニア軍が西 サハラに侵入しました。戦闘の際ルワリは常に最前線で闘い、多くの人々は これに反対しましたが、彼は「先頭に立って闘うのは指導者として当然の義 務であり、全ての母親同様、自分の母親も息子を誇りにしたいのだ」と説明 して譲りませんでした。こうして1976年6月、ルワリはモーリタニア軍との戦 いで戦死したのです。 ルワリは弁舌爽やかで説得力があり、演説の聴衆にも会話の相手にも深い 印象を与えたということですが、記憶力にも優れた彼は常に下準備無しに演 説したので、残念なことに、演説原稿などは殆ど遺されていません。彼の生 涯や思想に関する纏まった記録も殆どありませんでした。彼から深い感銘を 受けたレバノンの女性ジャーナリストが伝記を書いているほか、 1997年には スペインのサラマンカ大学から伝記が出版されています。ルワリは正しく西 サハラ少数民族の伝統と抵抗の歴史から生れた人物であり、今後更に研究さ れ高く評価されるようになるでしょう。 <住民投票の行方> ポリサリオの解放軍は極めて不十分な装備と困難な条件にも拘らずモーリ タニア軍を撃退、間もなくモーリタニアは領有権を撤回しましたが、国土の 約 70%は今日に至るまでモロッコに占領されています。既に1973年以降、ポ リサリオ解放軍に対するスペイン軍の攻撃によって最初の難民がアルジェリ アに逃れ、その後モロッコ軍の爆撃により大半の西サハラ住民が難民となり ました。1976年の独立宣言以来1982年にはアフリカ統一機構にも加盟、既に 72カ国が独立を承認しています。80年代後半からは国連で繰り返し住民投票 実施が決議され1991年漸く停戦が成立、同時に住民投票実施を管理する国連 機関としてMINURSO(Mission des nations unies pour le referendum au Sahara occidental)が活動を開始しました。 当時の国連決議では1991年中に住民投票が実施される予定でしたが、モロッ コは当初から国連の平和プランに反対で、住民投票は繰り返し延期されてき ました。国連決議による住民投票では、1974年にスペインの行った住民調査 が投票資格の前提で、占領後送り込まれた大量のモロッコ人には投票資格を 認めていません。これに対するモロッコの主張は、西サハラは本来モロッコ の一部であり、スペイン植民地時代モロッコに移住した元西サハラ住民をも 投票者名簿に加えるべきだと言うものです。しかしモロッコと西サハラは人 種や言語・伝統文化の面から明らかに異なっており、また植民地時代を通し てモロッコは何ら西サハラ解放の努力をしていません。しかも武力で追い出 されたのではなく自らの意志で移住した移民についても、モロッコの主張す るように出身国での投票権を認めるとすれば、大多数のアメリカ人はアメリ カのみならずスペイン、イタリア、メキシコ、ロシアその他世界各国の選挙 権を有することになり、世界各国で暮らす日系二世三世など、選挙や住民投 票の折りには日本へ戻って来ることになります。 モロッコが西サハラ領有権を主張するようになったのは、1963年西サハラ のブークラーで有力な燐鉱脈が発見されてからです。また、カナリア諸島を 望む大西洋沿岸も極めて豊かな漁場で、日本の水産業界も既に漁場調査を行 っています。こうした経済的利害に加え、西サハラ占領政策はモロッコ国内 の政治問題を回避する役割も果しています。またモロッコは、ポリサリオを アルジェリアの手先と主張しています。もちろん、植民地時代恣意的に引か れた境界線を巡ってアルジェリアとモロッコの間には度々国境紛争がありま したが、アルジェリアの意志や利害とは関係なく、西サハラの住民が独立を 望んでいることは確かです。過去数年、国連の平和プランは全く停止状態で したが、1997年コフィー・アナン国連事務総長がアメリカのジェームス・ベー カー元国務長官を国連特使に任命。ベーカー特使の仲介で、1998年12月7日を 投票日とする住民投票実施プランが作成され、ポリサリオもモロッコもこれ を承認しました。けれども 1998年5月末の段階で再び暗礁に乗り上げ、秋に コフィー・アナン自らモロッコ、モロッコ占領下の西サハラ、難民キャンプ などを歴訪、住民投票は又しても1999年末に延期されました。私がこれまで に読んだ英語、ドイツ語、フランス語の文献・資料や難民キャンプの人たち から聞いたところから判断する限り、西サハラ住民の独立の要求は全く当然 で自然なものです。残念ながら国際政治では、正義や論理的根拠の正否では なく、国際的利害や力関係による御都合主義が優先され勝ちです。西サハラ の人たちが自らの独立国で平和に暮らせるようになるための唯一の道は、強 力な国際世論がモロッコを批判し、国連をバックアップして公正な住民投票 を実現することだけです。 (次号へつづく) ----------------------------------------------------------- ■Africa a la carte アフリカの紹介 ----------------------------------------------------------- ●アフリカ関連WEBサイト 『The Africa Guide』 http://www.africaguide.com/ アフリカ各国の情報を集めたサイトです。アフリカ大陸の地図、各国の簡単な 地図も揃っており、思わずパクリたくなりました。各国の一般的な情報、旅行 情報、写真などが揃っています。各国のコーナーには、インターネット・カフェ の紹介などもあり、使えます。もっとも小さな国(カーボベルデとか)は情報 が落ちているようですが…。 どこが運営しているサイトなのかは不明ですが、メートル法を使っていない所 を見ると、アメリカ人がアメリカ人向けにやっているようです。(の) ------------------------------------------------------------ ■Event Guide アフリカ関連イベント ------------------------------------------------------------ ●全国ツアー ○今、アフリカで最も刺激的なバンド、アビブ・コワテ&バマダの 初来日決定! ■アビブ・コワテ&バマダ アフリカ大陸の中でも特に音楽豊かな音楽大国マリ出身のギタリスト、 そして歌手のアビブ・コワテ。伝統音楽を厳しく継承するグリオの家系に 生まれながらも、独自のポップ性、メッセージ性にこだわる異端の ミュージシャンです。 ◆AFRICAN VIBES 日時:10月9日(土)DJスタート 22:00/開演 24:00 DJ:Inoue KAORU、Alex ◆バマコの夜 日時:10月11日(月)DJスタート 16:00/ライブスタート 18:00 DJ:Kenji HASEGAWA、Inoue KAORU *両日とも 会場:”カイ”(南青山のスパイラルビル) 料金:前売り\3,800./当日\4,300 問合せ:META COMPANY TEL:03-5273-2821 CAY TEL:03-3498-5790 ■京都公演 予定日・会場 10月12日(火) 京都府立芸術文化会館 (西アフリカの風) 開場/ 18:30 開演/ 19:00 チケット 前売り :¥3,000 当日 :¥3,500 チケット問い合わせ:飛魚インターナショナル 10月13日(水) クラブMETRO(AFRICAN JAM) 開場/ 19:00 開演/ 20:00 チケット 前売り :¥3,000(ドリンク代別) 当日:¥3,500 (ドリンク代別) チケット問い合わせ:飛魚インターナショナル □チケット取扱先:飛魚インターナショナル、法然院、 関西アフリカの会、アフリカの会 詳しくは第15号参照(http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol0015.html) ■京都公演主催等 共催:アビブ・コワテ&バマダ京都公演実行委員会 飛魚インターナショナル 後援:ミュージック・マガジン 協力:関西アフリカの会、アフリカの会、メトロ、AD BRAIN INC. ■会場情報 □府立芸術文化会館(12日) ・住所:京都市上京区河原町通広小路下る TEL:(075)222-0847・1046 FAX:(075)211-2013 ・交通:市バス(府立医大病院前下車・三条京阪より15分・四条河原町より 15分・京都駅より30分)・京阪丸太町駅より徒歩10分 座席数:426席 ・担当者:総務・井上、音響・嶋村 □CLUB METRO(13日) ・住所:〒606-8393 京都市左京区川端通丸太町下ル 下堤町82恵比須ビルBF TEL:(075)752-4765 ・交通:京阪丸太町の南東出口手前 収容人数:約300人程度 ・担当者:林 薫 ■京都公演問い合わせ 飛魚インターナショナル 住所:〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町43-7 Tel:075-762-1105 Fax :075-762-1106 e-mail: tobiuo@mbox.kyoto-inet.or.jp (第15号・第16号での紹介の際、上記電話・FAX番号が間違っていました。) ○今後のJohn & Kazzライブ計画は次の通りです。 10月9日(土)15:00 地球市民どんたく「見つけよう! 自分サイズの国際協力 (於:福岡天神ソラリアプラザ1Fゼファー特設ステージ、福岡国 際交流協会主催) 10月10日(日)午後 JICA九州国際センター国際協力フェア (於:JICA九州国際センター、同センター主催) 10月29日(金)夕方 NHK甲府支局「甲府イブニングニュース」出演 10月30日(土)夜 山梨県国際交流センター(山梨県国際交流協会主催) 11月2日(火)20:00 原宿クロコダイル(ギター講師山崎さん主催) 11月2日は研修の集大成としてギターの講師をして下さった山崎さんの バンドをバックに、バンド編成でのライブとなります。もちろん、 ジョンさんのオリジナルも演奏します。 (境 勝一郎さんの紹介) ●北海道 ○さっぽろ自由学校「遊」 アフリカ講座のご案内 (転載歓迎) アフリカを知る、アフリカを感じる ・1999年10月14日開講 隔週木曜夜7時〜9時 全5回 ・会場 さっぽろ自由学校「遊」 ・受講料6,000円(学生5,000円)*会員のみ単発参加可 アフリカ、…この響きを皆さんはどのように感じるでしょうか? この言葉を一面的にしか捉えていなくはないでしょうか。 この講座では、そんなアフリカについて、さまざまな角度から 掘り下げていきます。私たちのまだまだ知らないアフリカの 魅力と可能性について、一緒に探し考えていきませんか? 10月14日(木) ブラック・サバイバル −ジンバブエ・この10年− ●高橋 朋子(たかはし ともこ) ハラレ市在住。ジャナグル・ミュージック・プロダクションの 共同ディレクター。テキスタイルデザイナー、編集者を経て1986年 からジンバブエに移住。ジンバブエを中心に南部アフリカの音楽、 工芸などの文化事情、現知事情を通信、ラジオ等で日本に伝えている。 1992年に設立したジャナグル・ミュージック・プロダクションはレ コード、ビデオの製作、コンサートの企画を手がけている。著書に 『ZIMBABWE』(長征社)。 小樽からジンバブエに移住し、音楽プロダクションのディレクター を務めている高橋さんをお招きして、南部アフリカの文化や暮らし、 近況などをお話ししていただきながら、日本人のアフリカとの関わり方 を考えたいと思います。 10月28日(木) サブサハラ地域における女子教育 ●大津 和子(おおつ かずこ) 北海道教育大学(札幌校)国際理解教育課程(国際協力)教授。 専門は開発教育、国際理解教育の教材開発およびカリキュラム研究。 近年はサブサハラ地域における女子教育やエイズの調査研究も行って いる。著書に『社会科=一本のバナナから』(国土社)、 『国際理解教育−地球市民を育てる授業と構想』(国土社)など。 サブサハラ地域における女子教育の進展を妨げている要因は貧困 だけではなく、文化的背景とも関連して国、地域、部族により実に さまざまである。ザンビア、ケニア、南アフリカの現状と取り組みを 中心に考えたい。 11月11日(木) アフリカの自然・文化・暮らし ●ピーター・オポンド Peter Opond 1964年生まれ。ケニア・モンバサ出身。 アフリカ大陸の自然やその民族と文化、そしてアフリカが抱える 問題点をケニア出身で札幌在住のピーターさんに紹介していただき ます。参加者の皆さんとの対話を中心に講座を進めていく予定です。 11月25日(木) アフリカの開発を巡る状況 ●森川 純(もりかわ じゅん) 1949年、石川県金沢市生まれ。明治大学卒業後、デンマ―ク、 ナイジェリアに学ぶ。1998年から酪農学園大学環境システム学部勤務。 専攻は国際政治学、アフリカ論、日本−第三世界関係論、日本外交論。 主要著作:JUN MORIKAWA, Japan and Africa - Big Business and Diplomacy -. HURST, LONDON, 1997. 森川純『南アフリカと日本− 関係の歴史・構造・課題−』同文舘,1988. 森川純「日本のODA外交のイリュ−ジョン」太田一男編『国家を超える 視角』法律文化社,1998. アフリカやアフリカの開発を巡る知的状況を再検討する事は、アフリカに 対する主要な援助供与国であり、1993年と1998年にアフリカ開発支援の為の 大規模国際会議、アフリカ開発会議(TICAD)を開催し、さらにはNGOの役割 に 対する期待が高まっている日本(社会)にとって現実的な意味合いを持つの ではないだろうか。 12月9日(木) アフリカンドラム“ジンベ”がひらく世界 ●いいだ ともき 80年代末、西アフリカのタイコ“ジンベ”の生演奏によるアフリカン ダンス・ワークショップに出会い、ダンス&ジンベを学び始める。95年 Uターン以来、道内各地でジンベの講座を開催し、音とリズムの魅力を 伝える。 ジンベとの出会いから活動のこと、ジンベを通して知ったアフリカの 豊かな生活文化、ジンベを通して広がり深まった人とのつながり、世界的 に広まる時代背景や問題点等を話し、実際にジンベの演奏を体験してもらう。 問合せ:さっぽろ自由学校 メールアドレス創刊0号 創刊号 第2号 第3号 第4号 第5号 第6号 第7号 第8号 第9号 第10号 第11号 第12号 第13号 第14号 第15号 第16号 第18号 第19号 第20号 第21号 第22号なお、さっぽろ自由学校「遊」のHPは以下をご覧下さい。 http://www.asahi-net.or.jp/~hx2k-ssd/ (新宅美保さんの紹介) ●関東・甲信越 ○アフリカのかたち展 アオキインターナショナルのコレクションを中心に 会期:8月21日(土)〜10月24日(日)11:00〜20:00(入館は19:30まで) 会場:アニヴェルセル表参道1階ギャラリー 表参道駅A2出口目の前 入場料:一般800円/大・高・中学生700円/小学生以下無料 主催:(株)アオキインターナショナル 後援:(社)アフリカ協会 企画協力:(株)東京かんかん 問合せ:アニヴェルセル表参道 TEL:03-5411-2488 ○NPO/NGOマネジメントの為のマネジメント講座 初級・中級講座(9月24日)が予定されています。 詳しくは第4号参照(http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol0004.html) ○スワヒリ語の個人・グループレッスン 全12回の初級・中級コース募集随時行ってます。 語学レッスンのほか、異文化体験として、料理講習や在日アフリカ人の方と の交流会、アフリカ体験ツァー(国内、国外)なども企画中です。 語学レッスンは通常、木曜か金曜日ですが、変更も可能です。 時間:18:30〜20:00 料金:入会金なし、授業料36,000円(全12回分) テキスト代約1,500円(実費のみ) 詳しくは第10号参照(http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol0010.html) ○ガーナ料理教室 場所:代々木上原 講師:リンダ・ルブロー 日時:8月29日(日)から毎週開催。全10回。 ウィークデーのクラスもあります。 参加費:1回 2,500円(材料費込み) 問い合わせ:TEL/FAX 03-3467-9729(英語/仏語) 詳しくは第12号参照(http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol0012.html) ○サヘルセミナー実践編のご案内 サヘルの会ではこの10年間「人々の暮らしの中で役立つ植林活動」に力を 注いできました。今回その経験を基に、サヘルの気候や人々の生活を イメージしながら、具体的な植林技術にもふれるセミナーを企画しました。 講義とワークショップ形式の3回シリーズです。これから植林活動を希望 されている方にはまたとない研修の機会と思います。身体を動かしながら、 サヘル地域の問題を一緒に考えてみませんか! <日程と内容> 第2回 10月2日(土)木を植える─サヘル地域の土地利用と植栽地 植栽 条件・土壌診断・植栽位置・穴掘りと植付けetc. 第3回 12月4日 (土)森を育てる─人々の生活と樹木の利用 食害対策・ 樹木剪定・森林整備・伐採利用etc. 内容については変更になる事もありますのでご了承ください。 なお、各回とも昼食づくりもワークショップに含まれます。 <募集人数> 各回15名(会員・3回通しての申込優先) <参加費> 会員 3,000円/回(3回参加の場合 計8,000円) 一般 6,000円/回(3回参加の場合 計16,000円) (資料代、材料費、昼食材料費、保険等を含む) <講師>サヘルの会現場経験スタッフ <プログラム> (予定は変更になる事があります) 9:30 オリエンテーション 9:45 サヘルの状況と植林活動の話し 11:00 食事作り実習(空缶、鍋、薪で昼食作り)、交流 13:30 ワークショップ 15:30 片付け、質疑応答 16:00 終了 <場所> 1回目(すでに終了しています)は横浜市瀬谷区(2・3回目も神 奈川県内を予定) <主催> サヘルの会 <申し込み> 氏名・年齢・住所・電話(FAX)・職業・現場希望の有無 (サヘルの会に限らず)を書いて事務局まで 郵送にて お申し込みください。 (お問い合わせはお電話でかまいません) サヘルの会 事務局 〒151-0066 渋谷区西原3-21-4 TEL:03-3460-3912/SGZ00753@nifty.ne.jp ○ジェンベ・ライブ 日時:9月25日(土)19:00〜21:00 会場:アフリカン フォレスト(西部池袋線江古田駅徒歩3分) 料金:2,500円(one drink and one food) 問合せ:アフリカン フォレスト TEL:03-3993-8671 ○講演会「アパルトヘイト終焉から5年」 日時:9月26日(日)14:00〜16:00 場所:与野市コミュニティーセンター 5階 講師:千葉愁子(AJF会員) ヴィヤニ・リンゲラ氏 主催:アジア・アフリカと共に歩む会 参加費:500円 問合せ:TEL:048-832-8271 ○セネガルバンド・ライブ 日時:9月26日(日)(16:00)17:30〜 会場:南青山レストランBAR「CAY」(スパイラルのB1) 料金:前売¥3000/当日¥3500 (小学生未満無料〜中学生まで半額) 出演:ソフィー・ケルギ(セネガル) 主催・企画:アニマミュージック URL http://www.animamusic.com (サティさんの紹介) ○アフリカと神戸俊平友の会 神戸俊平帰国報告会および総会 日時:9月28日(火)13:00〜17:00 会場:中野ゼロ 学習室(第4) JR中野駅を新宿方向出口をでて、線路に沿って新宿方向にあるく とすぐ(中野区役所内) 会員以外の方の参加も可能です。 問合わせ:アフリカと神戸俊平友の会 TEL/FAX:03-3330-7027 (AJF紹介) ○アフリカ連絡会第6回勉強会 日時:10月1日(金)19:00〜 講師:神戸俊平(獣医・ナイロビ在住) テーマ:援助と環境汚染について(仮題) 会場:アジア経済研究所 3階会議室 (都営新宿線曙橋A3出口左徒歩3分) 参加費:無料(ただし配布資料がある場合は、 資料代をいただくことがあります) 問い合わせ・申し込み: e-mail:QWJ01672@nifty.ne.jpまたは、FAX03-3834-6903 (AJF紹介) ○99国際協力フェスティバル「地域に広がれ、世界につながれ」 国際協力への理解を深めてもらうことと、市民の国際協力活動への 参加拡大を目的に、10月6日「国際協力の日」を前に開催。 第9回の今年は国際協力に携わるNGO、政府機関、国連、国際機関、 その他、民間団体等約190団体が参加します。 日時:10月2日(土)10:00〜19:00 10月3日(日)10:00〜19:00 会場:東京日比谷公園(噴水広場、第2花壇周辺、にれの木広場) 主催:'99国際協力フェスティバル実行委員会 共催:NGO活動推進センター、海外経済協力基金(国際協力銀行、10月1日発 足)開発教育協議会、国際協力事業団、(財)国際協力推進協会 協力:外務省 (AJF紹介) ○WEST AFRICAN DANCE WORK SHOP Griot in Tokyo '99 10/8(金)〜10/11(月) Youssou N'diaye Rose RROJECT 西アフリカ、セネガル独特のパーカッション,サバールを 世界中にひろめている、ROSEファミリー。今、日本で パーカッショニスト、そしてダンサーとして大活躍する ユッスーが、N.Yからすごいダンサーババカール.ンバイエ を招いて、10月の連休にスペシャルダンスワークショップ を行います。サバールだけでなく、ジェンベ、クテイロも あり、初心者から楽しめるクラス。ふるってご参加下さい。 会場A 上目黒住区センター(祐天寺)03-3793-1101 B 新宿村スタジオ 03-3361-5946 C 菅刈住区センター(中目黒) 03-3461-7235 10/8(金)会場A 19:00〜20:30 サバールダンス 10/9(土)会場A 13:00〜14:30 ジェンベダンス 15:00〜16:30 サバールダンス 17:00〜18:30 クテイロダンス 19:00〜20:30 サバールダンス 10/10(日)会場B 13:00〜14:30 ジェンベダンス 15:00〜16:30 サバールダンス 17:00〜18:00 DANCE PARTY 10/11(月)会場C 13:00〜14:30 ジェンベダンス 15:00〜16:30 サバールダンス 17:00〜18:30 クテイロダンス 19:00〜20:30 サバールダンス 会費 1クラス 3500円 5クラス 17000円 9クラス 30000円 12クラス 38000円(パーテイー1000円を含む) *当日受け付けの場合は1クラス 4000円 問合せ・申込み:サイトウ ミキ 03-3439-6849 神田 昌子 03-3298-1220(FAX) (北内陽子さんの紹介) ●中部・東海 ○元気の集い Pray Place Play! 祈地祭 厳しかった夏も終わったこの時期、日没後の涼しいひとときに、そして満月 の夜にリズム&バランス元気会、ママ・アフリカ、護国神社の自然と交流し ませんか?そして元気になりましょう! 日時:9月25日(土)雨天の場合9月26日に順延 19:00開演(18:00開場) 場所:静岡県護国神社(静岡鉄道 柚木駅徒歩5分) 出演:リズム&バランス元気会(唄・太鼓・舞踏 静岡市高松) ママ・アフリカ(セネガル公認舞踊団) その他 ゲスト出演の予定あり 参加費:前売2,500円/当日3,000円 問合せ:リズム&バランス元気会 tel 0120-76-3313 fax 054-238-3135 前売 静鉄オレンジプラザIP 西武静岡店チケットセゾン サールナートホール すみや本店ソフト館地下プレイガイド (小川晶央さんの紹介) ●関西 ○アジア図書館 スワヒリ語入門講座 毎週火曜日に講座が開かれています。 詳しくは第4号参照(http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol0004.html) ○芸術セミナー「アフリカン・サウンド・パフォーマンス'99」 出演:フクウェ・ザウォセ(タンザニアの天才ミュージシャン)と チビテグループの仲間達 日時:10月17日(日)15:00〜 会場:滋賀県八日市市文化芸術会館ホール 入場料:大人2,000円 子人1,000円 主催:(財)滋賀県文化振興事業団 協力:アフリカン・アフリカン 申込・問合せ:滋賀県八日市市文化芸術会館、:0748-23-6882 文京女子大学・文京女子短期大学 生涯学習センター (AJFの紹介) ●海外 ○International in SENEGAL 2000 Workshop Tour AFRICAN Drum & Dance のお知らせ 西アフリカセネガルで受けるジェンベ・サバール&セネガルダンス ワークショップです。 詳しくは第11号参照(http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol0011.html) 日程:2000年1月13日〜30日(18日間) 料金:435,000円 インストラクターはセネガルの実力派グループMAMA AFRICAの パーカッショニスト アリュン他DIOUF兄弟達。 お問合せ・お申し込み:『MAMA AFRICA日本事務局 デュゥフ』まで (日本語・英語・仏語 O.K.) TEL/FAX:092-881-3854 E-MAIL:am-diouf@xc4.so-net.ne.jp ■人材募集 開発協力NGO 「ナイロビ駐在スタッフ」「インターン」募集 アフリカ地域開発市民の会(CanDo)は、ケニアの村落地域及び 都市スラム地域において教育・保健・環境保全の分野で開発協 力活動を実施しているNGOです。この度CanDoは、下記の通り、 ナイロビ事務所の駐在スタッフ、及びインターンを募集します。 アフリカの開発に貢献したい、という意欲のある皆さんからの 応募をお待ちしております。 1.ナイロビ駐在スタッフ(1名) (1)業務内容 *ナイロビ事務所の運営(総務、渉外、会計) *村落地域事業の後方支援(中央・地方政府との折衝、資 機材の調達) *スラム高校奨学金事業の運営 *東京事務所との連絡 *コンサルティング(他団体の事業実施可能性調査、事業 モニタリングなど) (2)資格 *大学卒業以上 *日本語及び英語での業務遂行能力(交渉・文書作成) *途上国での実務経験(3ヶ月以上) (3)派遣期間 − 即日から1年間 (4)待遇 − 委細面談 2.インターン(若干名) (1)業務内容 *ナイロビ駐在スタッフ(上述)及びフィールド調整員の 業務補助 (2)資格 *満20歳以上 *日常会話程度の英語力 *国際協力に興味があり、将来その分野で働く意志がある。 (3)派遣期間 − 即日から6ヶ月程度 (4)待遇 *住居(事務所併設)・海外旅行傷害保険 *原則として、渡航費及び滞在費は自己負担。但し、派遣 期間によっては相談も可。 応募の際は、まずはEメール(メールアドレス・電話番号を明記) またはお電話でご連絡ください。その際に、書類審査、面接等の 詳細についてお伝えします。 <連絡先> 〒113-0022 東京都文京区千駄木3-25-6-302 CanDo−アフリカ地域開発市民の会(担当:國枝) 電話/FAX:03-3822-0595 Email:tam-tam@t3.rim.or.jp ------------------------------------------------------------ ■今日のひとこと 1日遅れてしまいました。ごめんなさい。(Mao) ------[情報募集]------------------------------------------- あなたの身近なアフリカイベント情報募集しています! 掲載に必要な項目は、 イベント名称、日時、場所(住所よければ電話・FAX最寄駅等も)、参加費、 主催、問合せ連絡先(Tel、Fax、あればe-mail) (紹介される方へのお願い) *イベント主催者への情報確認、あるいは問い合わせの際に、紹介された方 のお名前が必要です。お名前・連絡先をお忘れなく。 *特にお断りがなければ、イベント紹介者も紙面に載せます。 よろしくお願いします。 ○関西方面投稿先:kirihara@mx7.mesh.ne.jp(桐原) ○その他地域投稿先:mao-pole@bd5.so-net.ne.jp(奥田) ========================================================== AFRICA ON LINEはAJF会員有志を中心に編集・発行しています。 ◆感想・投稿はmao-pole@bd5.so-net.ne.jp(担当:奥田麻緒)まで ◆アフリカ日本協議会(AJF) http://www5a.biglobe.ne.jp/~AJF ◆発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ ◆マガジンID:0000013255 ◆当メール・マガジンの登録・解除は http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol-intro.htmlまで 上記URLにてバックナンバー公開中! 【転載・引用される場合は連絡をください】 ==========================================Africa on Line======