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『亜空間通信』471号(2003/01/01)
【年越「法匪」米帝謀略典型ユーゴ・リンチがアフガン平和運動に及ぶ迷妄を喝破】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
ああ、ああ、またしても、わがiMacの画面には、突如、
「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」
などと。まさに機械的に、奇怪な画面が、音まで立てて出現するのであるが、このところ毎年のことなので、私は、慣れ果て、飽き果て、酔(ゑひ)もせず、いつも通りの呟き、
正月は冥土の旅の一里塚、めでたくもあり、めでたくもなし。
実感は、いくつかの旧友の年賀状の添え書きのごとく、なぜに、かくも、「ひどい世の中」に成りにけるかな、おどろおどろの「魑魅魍魎」(ちみもょうりょう:個人税収日本一とかの武蔵野市の資源ゴミの日に近所の友人が拾って届けてくれた新品同様で「寿・結婚記念」の金文字入り『広辞苑』の説明では「山の怪物やら川の怪物。さまざまなばけもの)、満ち溢れ、入り乱れ、まさにこれこそ、下界のそのまた下のどん底の暗闇の餓鬼地獄なり。
で、2003年の元旦に発信する予定で、2002年の大晦日に書き始めたる年越し、宵越し作成のわが電網速報通信、『亜空間通信』471号の主題に、「ユーゴ・リンチ」の「法廷」(一応の公式名称の訳語は「旧ユーゴ国際戦犯法廷」)を選んだのは、他でもない。
この怪しげな「国際戦争犯罪法廷」こと、実は米帝(アメリカ帝国主義)の謀略、私の呼び名では「ユーゴ・リンチ法廷」が、今の今も、旧ユーゴ連邦共和国の元大統領、ミロソヴィッチをば被告として、日本の高裁からも派遣されたる日本人女性の裁判官までをば居並ばせ、化け物屋敷さながら、年越しで続いているからでもあるが、この地球規模の「魑魅魍魎」の醜い不気味な余波が、何と、今の今、私自身の周辺、日本国内の「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」と称する市民運動の背後に、それも何と年越しで、奇怪至極な展開を露呈し始めてきたからである。
実は、ミロソヴィッチ被告には、テレヴィ画面でしか対面していないのだが、そろそろ2年前になる時期に私は、以下に記したような親近感を抱いていたのである。
[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/d-1-4-11-1.html
電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館
2001.4.11.(水)ユーゴの元大統領ミロソヴィッチ逮捕の絵解き序説に森鴎外著『阿部一族』と電網宝庫旧稿
送信日時 : 2001年 4月 11日 水曜日 8:28 AM
件名 : ミロソヴィッチ逮捕の絵解き序説
[中略]
で、この件は、あの、あの、私ではなくて、他の皆様の腰抜け日本の御主人様の、アメリカ様、様の、公然たる「人道」を盾に取った行状ですから、当然、日本の大手の追随報道もございまして、皆様ご存じのことと思います。新大統領のコシュトニッツァが、アメリカの札束外交の圧力に屈し、最初の公約を破って、ミロソヴィッチ逮捕を強行、一時は銃撃戦、あわや、でした。
その時、私は即座に、森鴎外の短編時代小説、『阿部一族』を思い出しました。
いわゆる「肥後もっこす」の原点のような一族が、新領主の理不尽な措置に怒り、最後には、討手が差し向けられるのを承知の上で、屋敷に立て籠り、全滅する物語りです。これも、すでに「青空文庫」で無料公開されています。
http://aozora.gr.jp/cards/ougai/htmlfiles/abeitizoku.html
『阿部一族』
「肥後もっこす」は、gooで検索したら、制作:熊本国府高等学校パソコン同好会の面白い記事がありました。
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/shoukai/k_bunka.html#2
肥後もっこす頑固一徹(がんこいってつ)で無骨(ぶこつ)な人物・性格を指した熊本の方言。土佐(高知県)の「いごっそう」と同様、肥後人の特性をうまく言い表わした言葉として知られています。一度言い出したら頑としてまげぬ一本気、悪く言えはちょっとへソ曲がり。しかし、非常に純粋な面を持った性格として、近年良い意味に使われることも多いようです。(注:ホントかな? あまりいい意味には使わないようです? [後略]
[引用終わり]
[割り中の前の上記に戻って続く]
ここで私事にわたり、別に恐縮はしませんが、私の亡父の親戚が熊本にいるし、親父はその親戚の世話になって、熊本の中学校に通ったそうです。私の性分は、どうやら、「肥後もっこす」の刷り込みらしいのです。
セルビアは、 土地柄も熊本に似ています。
ミロソヴィッチには、生き続けて、ハーグの法廷に出頭して、「民族浄化」の中心的な事件、「ラチャク村の虐殺」の大嘘、アメリカの謀略を、徹底的に暴いてほしものです。このでっち上げ事件を「金棒」として、「戦争犯罪法廷」の拳を振上げた 「鬼」婆、オルブライトも、主流派のユダヤ人です。
[後略]
[引用終わり]
さてさて、以上は少し昔の話であったが、「今は昔」と言いながら、いまもなお、少しも変わらぬのが、裸の猿の行状記なり。
で、また続いて、まずは、用語の説明から事始め。
この年越し作成の通信の表題の中の「法匪」という言葉は、「文字の国」とも呼ばれる中国の知識人が、今を去ること約80年前の1920年代、日本の関東軍が、ユーラシア大陸侵略の前進基地、「偽」満州国をば、でっち上げた時期に、自称「神国」、「皇国」、または「大日本帝国」をば、形容した表現である。
大量殺戮の最新兵器に加えて、人類社会の歴史的な文化遺産である「法律」をも、政治的な支配の武器として駆使し、欺瞞に満ちた傀儡国家をでっち上げ、先祖伝来の土地も財産も人命も、根こそぎ略奪する強盗国家、まさに「匪賊」的な、しかし、小生意気にも、国家と称する破落戸集団に対しての心の底からの軽蔑の意味を、さすが中国人、たったの2つの漢字で表現し切ったのである。
私自身は、5歳から8歳に掛けて、日本の敗戦まで、中国の北京で、いわば侵略者の悪餓鬼として育ち、近年も「帰国子女いじめ」で名高い東海の島国根性の野蛮国、日本に引き揚げてきた。その旅の途中、胸に名札を縫い付けていた日本人の子供たちが、真っ白くて長い長い顎髭を垂らした老人の前に立ち並んで、順番を待ち、次々に自分の漢字の名前を読んで貰う群れの中にいた。「ムーツン・アイアル」が、「木村愛二」の北京官話の発音のようである。これでも一応、中国人には通じるが、中国語には子音も母音も非常に多く、「四声」という複雑な抑揚まであるから、正確な発音は、発音を50ほどに無理矢理まとめてしまった「標準」日本人には、到底不可能である。
ともかく。当時8歳の私は、中国人を、どの漢字をも、鮮やかに霊妙な発音で読みこなす非常に優れた文化人として記憶に留めたのであった。
「匪賊」は、現在なら、さしずめ「テロリスト」であろうか、当時の日本を「匪賊」と形容するのは、「反テロ戦争」で、かつての日本の大陸侵略と同様の蛮行を繰り広げつつあるアメリカの方を逆に、「破落戸テロリスト国家」と呼ぶようなことである。
ことほど左様に、これも私の呼び名では「わが三等国家日本」でさえも、「法匪」謀略をば、80年程前に繰り広げたのであるから、もっともっと上手(うわて)の「鬼畜米英」(この呼称自体の正しさは、ますます証明されつつある)が、世界中から略奪した膨大な財産にあかせて、さらに高等な「法匪」謀略をば、現在、実施していないわけはないのである。
さらには自業自得の敗戦以後、魂を抜かれた腑抜けの日本人が、その上手(うわて)の策略に、簡単に引っ掛からないわけも、保証も、やはり、まったくないのである。そのもっとも、たわいのない部類が、いわゆる自称「平和主義者」である。
その上手(うわて)の「法匪」謀略の最たるものが、「20世紀最大の大嘘」との批評もある「ホロコーストの大嘘」判決を下したシオニスト企画の「ニュルンベルグ裁判」なのであるが、その延長線上に築かれた最新の「法匪」謀略こそが、「旧ユーゴ国際戦犯法廷」なのである。
だからこそ、「ホロコーストの嘘」にだまされたままの腑抜けの日本人の自称「平和主義者」たちが、「旧ユーゴ国際戦犯法廷」をば、「人道の罪」を裁く「人類史上の最高の法の巨塔」であるかのごとくに、仰ぎ見るのは、無理からぬことでもある。しかし、それでもなお、私から、その指摘を具体的に受けながらも、反省するどころか、裏に回って足を引っ張るような下劣な輩は、さらに重大な害を及ぼす恐れが多々あるから、放って置くわけにはいかないのである。
これから展開する数年来の持論に関しては、最近、すでに以下、URLと表題だけを示す4つの通信を発した。順序は、時系列の逆で、念のために4),3,)2),1)と番号を振ったが、一番上が一番最近の発信である。
4)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku469.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/624.html
『亜空間通信』469号(2002/12/29)
【壮大なる「アフガン民衆法廷」企画にもの申す熟年「憎まれ愚痴」の堪えきれず】
3)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku467.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/468.html
『亜空間通信』467号(2002/12/24)
【アフガン空爆「空自機が米英軍に4割の空中給油」説あり真偽知りたし協力求む】
2)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku466.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/438.html
『亜空間通信』466号
【米国防総省までが出てくる日本出資「極東天然ガスパイプライン」謀略の迷妄】
1)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku465.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/429.html
『亜空間通信』465号(2002/12/23)
【平和運動にも「偽の友」あり必ず朝日が顔出す法則が非暴力平和隊で露呈中警告】
この4つの通信に共通する問題は「米帝(アメリカ帝国主義)の謀略」であり、それに騙された日本の「偽の友」であり、その彼らの「迷妄」である。基本的な意味は、それほど複雑なことではない。
私の意図は、「米帝」(アメリカ帝国主義)、もしくは「アングロサクソン」、「アングロ・アメリカ」及びイスラエルまたはユダヤ人の主流のシオニストの謀略に乗せられ易い自称「平和主義者」の「迷妄」を指摘し、もしくは、その「偽の友」的本質を暴露することによって、多くの善意の無辜の若者が、その毒牙に掛からぬよう、取り急ぎ、警告を発することにある。
その4つの内、「年越し宵越し」の主題としての「ユーゴ・リンチ法廷」に直接関係するのは、最新の2つである。
この2つは、「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」(以下、「アフガン民衆法廷」と略称)の名で行われている日本の市民運動に関する私の警告である。すべてが悪いとは言わないが、心配な問題点が多々あるのである。そして、この「アフガン民衆法廷」と「ユーゴ・リンチ法廷」とが、実に奇妙な「魑魅魍魎」的ねじれ結合を露呈し始めているのである。
ああ、これ、実は、実に、やはり、ややこしいので、まずは、以下、私が今を去ること3年半前の999年の夏に発した「ユーゴ戦争」問題の記事のURLと表題を示す。この「ユーゴ戦争」問題の真相を知らないと、現在の問題も分からなくなるのである。少なくとも、これで、私が「ユーゴ戦争」にこだわり続けてきたことは理解して頂けると信ずる。
以下、わが電網宝庫情報の一部のURLと題名を示す。
[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/yugo.html
緊急:ユーゴ問題『憎まれ愚痴』記事一括リンク
(2002.12.30.現在のヒット数は5,318)
[後略]
[引用終わり]
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[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-23-sta.html
23号:旧ユーゴ国際戦争犯罪法廷の規則(英文)
STATUTE OF THE INTERNATIONAL TRIBUNAL
[後略]
[引用終わり]
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[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/ron-32-iac.html
Racak検証(19):仏紙疑惑報道をN.Y.国際行動センターも感知
1999.8.4.mail再録。
1999.7.28.:2日後に迫った7.31.開催予定の「NATOを裁く独立国際戦争犯罪法廷」を目前に控えて、同法廷を主催する国際行動センター(International Action Center。略称iac)の本部事務所を訪問しました。
[中略]
Racak「虐殺」への疑惑に関して、遥々持参したフランス紙、『ル・フィガロ』(1999.1.20/21)、『ル・モンド』(1999.1.21)、『リベラシオン』(1999.1.22)のコピーを見せると、「実物を見るのは初めてだが、ホームページで発表した」と言います。これには一面安心、一面残念、やはり一応は、これだけデカデカと報道されていた疑惑を、日本でならいざ知らず、「国際行動センター」を名乗る組織が、キャッチできなかったはずがないのでした。
サラさんが、静かにパソコンに向い、コピーしてくれた5頁のURL:
http://www.iacenter.org/racak.htm
記事はパリ発、ダイアナ・ジョンストンによる「報道批評」(Press Review)で、題は、「フランスのメディア"ラチャク虐殺"に疑問符」
(The "Racak Massacre" Questioned by French Media)
となっています。内容は、上記『ル・フィガロ』『ル・モンド』記事の英語訳に加えて、フランスではテレヴィ報道もあったことが記されており、同時に、それらが、OSCE(全欧州安全保障機構)のコソボ停戦監視団の団長、「ウォーカー他のメンバーに対する強烈な反発」(strong irritation)を示唆するドイツでの報道と一致する(coinsides)としています。これにより、出典資料の範囲が広がったことになりますが、上記『リベラシオン』記事への言及はありませんでした。[後略]
[引用終わり]
私は、上記のアメリカの集会の会場で買い求め、太平洋を飛び越えて持ち帰ったヴィデオの日本語版を、民衆のメディア連絡会の仲間の協力を得て作った。それを以下のようにして、わが電網宝庫の「木村書店」でも販売し続けている。
[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/hanbai-vtr.html
電網 木村書店 (映像部) (出版/販売)
[中略]
『NATOの標的』-ユーゴ“空爆”の実態 日本語版
(岩川事務所/2000年/VHS 30分/頒価3000円)
原作 国際行センター(ラムゼイ・クラーク代表)
[後略]
[引用終わり]
さて、肝心要の問題は、以上簡略に紹介した私の「ユーゴ戦争」体験と、今回の通信の表題の内の「法匪」米帝謀略典型ユーゴ・リンチがアフガン平和運動に及ぶ「迷妄」との関係である。
ここでようやくにして、年越し宵越しの「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」開催(2003年12月13日~14日)の重要な問題点を呈示するに順序に漕ぎ着けた。
この「「民衆法廷」の「呼びかけ」には、電網上でも、以下の字句が刻み込まれているのである。
[以下、引用]
http://afghan-tribunal.3005.net/yobikake.htm
アフガニスタン国際戦犯民衆法廷を開こう!
[中略]
昨年9月11日を契機に、世界は大きく変貌しました。その前年、日本から発信した「女性国際戦犯法廷」は、国際社会の注目を集め、多くの国際人・文化人の協力を得て、「戦争と暴力」に終始した20世紀の総括という偉業にむすびつきました。[後略]
[引用終わり]
つまり、この呼び掛けには、冒頭から、「女性国際戦犯法廷」を「偉業」と称え、その継続発展として、「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷を開こう」という主旨が、刻み込まれているのである。
では、どのような意味で、女性国際戦犯法廷」が「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」につながると言うのであろうか。ここが、実に実にゆゆしい問題点の核心なのである。
私は、上記の「昨年9月11日」、すでに一昨年の事件となった911問題に没頭せざるを得なかったので、「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」実行委員会参加の呼び掛けが、昨年、2002年の6月ごろに転送されてきた時、しばらく静観しようと思い、詳しくは調べなかった。その内に、その準備会の「講師」に、旧知の「前田朗」が予定されているとの情報も転送されてきた。しかし、上記のような「女性国際戦犯法廷」との関係については、まったく情報がなかった。
ところが、私が1999年以来、継続して付き合っている「ユーゴネット」の仲間が、この「アフガン民衆法廷」の実行委員会の集会に招かれ、その当日の夜遅く、わが家に電話を掛けてきたのである。電話の主の質問の主旨は、「前田朗」と、会場で参加者全員に配布された「統一の旗」というある党派の機関紙風の新聞につて、「何か知っているか」「何かおかしい」というのであった。
以下、要らざる誤解を避けるために、まずは、「統一の旗」についての私の電網検索結果と私のまとめを私の電子手紙から抜粋して再録する。出典は私自身発の手紙であり、日付も宛先も、それほど重要ではないから、特に示さず省略する。
[以下、引用]
「アフガン民衆法廷」運動の発火点は関西です。実行委員会の事務局の中心になっている団体、現在の名称は「民主主義的社会主義運動」とは、30年前の争議中から知り合っていましたし、カンプチアPKO出兵反対運動の時から各地の講演を頼まれましたが、関西が中心の運動で、関東では神奈川がほんの少し、東京の勢力は少ないのです。
[引用終わり]
問題の性質上、関係者にはすでに知られている細部も、ここで述べる。この現・「民主主義的社会主義運動」(DSM)の源流は、「統一の旗」で電網検索すれば、簡単に出てくる。そこには記されていないが、いわゆる全共闘時代、アメリカがヴェトナム戦争で惨敗した直後の1970年代に、世界中でも学生運動が盛んになり、日本でも全国一斉の「学園紛争」時代、京大の民青から割れた「民主学生同盟」、通称「民学同」である。同じ共産党系の分裂組でも、1960年安保党争当時に発生したいわゆるブント(共産主義者同盟)系とは違って、暴力主義ではない。だから私は、比較的に良い点を付けている。
次には、個人名が出ると、ひりつく向きもあるので、「女性国際戦犯法廷」そのものの問題点を要約する。以下は、やはり、電網検索情報である。つまり、現在も公表され続けている情報であり、当事者たちによる「広報」である。
発端は何か。主催者の組織は、VAWW-Net、またはVAWW-Net Internationalを名乗るが、これはThe International Violence Against Women in War Networkの略称である。
[以下、引用]
http://www.hri.ca/partners/vawwnet/intro.htmThe International Violence Against Women in War Network(VAWW-Net International) was formed following the International Conference on Violence Against Women in War and Armed Conflict Situation organized by the Asian Center for Women's Human Rights (ASCENT) Philippines, and the Asia Japan Women's Resource Center (AJWRC) Japan.
The four-day conference was held October 31 - November 3, 1997 and resulted in the adoption of 79 resolutions. Forty-five (45) women and men -- human rights activists, mothers, survivors, and advocates -- from different countries participated. [中略]
The prime movers of VAWW-Net are Marieme Helie Lucas of the Women Living Under Muslim Laws (WLUML) France, Yayori Matsui of the Asia Japan Women's Resource Center (AJWRC) Japan, Lepa Mladjenovic of the Autonomous Women's Center Against Sexual Violence (Yugoslavia) [後略]
細部は省く。結成された日付は、1997年11月3日、場所は日本である。誰が「言い出しっぺ」かと言えば、The prime movers (prime moverを手元の安物英和辞典では「原動力、主導者」などと説明しているが、キリスト教では「創造者」、つまりは「三位一体」のわが主なるぞよ!)の筆頭は、「フランスのイスラム教のの法の下に生きる女性たち」のマリエーム・ヘリエ・ルーカスと発音するのかな、ともかく、当時はユーゴ侵略軍のフランスのイスラム関係組織の代表なり。
次が、日本(アジア)代表の「松井やより」で、その次が、ユーゴ代表のレパ・マジェドヴィッチと発音するのかな、これまた「イスラム系」である。
場所としても、その後の「従軍慰安婦」問題の経過からしても、中心に据えられた日本(アジア)代表の「松井やより」の前後には、イスラム教徒が並んでいたのである。
なぜか。これも事情を知る者には、最初から見え見えの謀略だった。当時、ユーゴ連邦共和国大統領ミロソヴィッチの出身元のセルビアの兵士が、イスラム女性を1万人とか10万人とかレイプしたという話が、世界中を駆け巡っていたのである。ところが、これは真っ赤な嘘だったのである。この件では、単行本もあり、電網検索すると膨大な情報が出てくるが、以下、私自身の文章を抜粋紹介する。いささか「ドギツイ」のだが、「改竄」などと吠えられると、もっと大変なことになるから、議論に必要のない部分以外は、そのまま再録する。
全言語のページからバウネット、アメリカ、ユーゴ、セルビア、レイプを検索しました。
1件中1 - 1件目・ ・検索にかかった時間0.13秒
[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/d-1-7-5-3.html
電子手紙の送信日付け順・注釈付き一般公開文書館
[2001年]7.5.(木)ネオナチ暴力予防と称しバウネット教科書批判にミーハーするJCJ事務局の慢性左翼病患者を諭す
送信日時 : 7月 5日 木曜日 12:37 PM
件名 :[pmn 15477] Re: ネオナチ暴力予防
[中略]
バウネットのメーリングリストで各地の教育委員会とのやりとりが報告されていて、それを読む限り「作る会」教科書が各地で採択される可能性は少なくないようです。
この「ネオナチ暴力予防」なる暴力的な御提案にも呆れていたのですが、昨日、「ユーゴネット」と略称する市民運動の定例会に参加して、そこで「バウネット」とかのアメリカ系運動は困ったものだと、いささか議論になったので、再び一言します。
[中略]
ホロコーストの嘘を見抜けないどころか、極悪極右政治的シオニストの牙城、「偽」イスラエルの神話を担ぎ、あまつさえ、アルバニア系の麻薬マフィアに肩入れをするセルビアの「レイプ」でっち上げ(発信者のアメリカ人記者が告白済み)を持ち回り、従軍慰安婦問題を利用させるような連中に、日本の教科書を語らせるなんて、実に危険なことです。その連中の不勉強な傲慢さが、またまた、反動を呼ぶことでしょう。
ユーゴの子供の救援運動に10年も入れ込んできた人々は、「バウネット」代表「朝日新聞記者」松井やよりさんの定見のなさに呆れているのです。昨日は、私が、仕方がないので、本多勝一を典型とする朝日人の危険性について、簡単に言うと、「エリートの競争過多」組織の悪弊の実情を説明したのでした。一般には「目立ちたがり屋」の表現もありますが、朝日新聞人は、日本の偏差値教育の最も醜い典型なのです。
そういえば、『噂の真相』から追放された本多勝一は、それ以前に、『週刊金曜日』の立ち上げに際して、保坂さんが事務局次長とかのジャーナリスト会議に再加盟しましたが、今も会員なのでしょうね。[後略]
[引用終わり]
上記の電子手紙は、pmnと略称する「民衆のメディア連絡会」(私も創立者で言い出しっぺ)の電子手紙広場(ML)に流したものであり、この電子手紙広場には、この時すでに、今の今の「アフガン民衆法廷」の「共同代表」こと、前田朗が参加していた。そのことの意味については、後にまた別の証拠を提出する。
次に紹介する電網情報は、「女性国際戦犯法廷」自体の広報である。これは、最も重要かつ決定的な証拠文献なので、全文再録する。写真も入っているが、見たい方は直接訪問されたい。
全言語のページからVAWW-NETを検索しました。
約1,740件中1 - 100件目 ・検索にかかった時間0.31秒
[以下、引用]
http://home.att.ne.jp/star/tribunal/members.htm
法廷メンバー裁判官
ガブリエル・カーク・マクドナルド 旧ユーゴ国際戦犯法廷前所長(米国)
クリスチーヌ・チンキン ロンドン大学国際法教授(英国)
カルメン・マリア・アルヒバイ 判事、国際女性法律家連盟会長(アルゼンチン)
ウィリー・ムトゥンガ ケニア人権委員会委員長ケニア大学教授(ケニア)
P・N・バグワティ 国連人権規約委員会副議長、前インド最高裁長官(インド)主席検事
パトリシア・ビサー・セラーズ 旧ユーゴ・ルワンダ国際戦犯法廷ジェンダー犯罪法律顧問(米国)
ウスティニア・ドルゴポル フリンダース大学国際法助教授(オーストラリア)検事
韓国
金 明基 首席検事 明知大学国際法教授
趙 時顯 検事 誠信大学法学部国際法教授
金 昌縁 検事、 釜山大学法学部、日本法律史
張 莞翼 検事 弁護士、安山
朴 元淳 検事、弁護士 「参与連帯」事務局長
姜 貞淑 検事 韓国挺身隊研究所研究員
河 棕文 検事 ハンシン大学
梁 鉉娥 ソウル大学講師北朝鮮
鄭 南用 法学博士、共和国国際法学会常務委員
黄 虎男 「従軍慰安婦」太平洋戦争補償対策委員会事務局長中国
周 洪鈞 華東政法学院経済法研究所副所長
蘇 智良 上海師範大学歴史学科教授台湾
荘 國明 弁護士、国際法
廖 英智 弁護士、国際法
廬 佳香 弁護士、台北市婦女救援社会福利事業基金会
黄 昭元 台湾大学法学部教授
雷 文 中原大学教授
姜 皇池 警察大学教授
尤 美女 弁護士フィリピン
マーリン・マガリオーナ フィリピン国立大学法学部長、国際法研究所所長(検事団長)
セドフリー・カンデラリア アテネオ・デ・マニラ大学法学部副学部長
エレノア・C・コンダ 女性の人権アジアセンター(ASCENT)法律顧問
オーロラ・ハヴァテ・デ・ディオス ミリアム大学学部長
リカルド・ホセ フィリピン国立大学歴史学教授
ピュリフィカシオン・キスンビング フィリピン司法アカデミー・調査出版部長、フィリピン最高裁判所
エヴァリン・ウルスア 弁護士、女性法律援助局インドネシア
ヌルシャバニ・カチャスンカナ 弁護士、正義と民主主義のためのインドネシア女性連合事務局長
アンタリナ・アマ 弁護士、正義と民主主義のためのインドネシア女性連合
アスニフリカンティ・ダマニック インドネシア法律扶助、正義女性協会
パウロス・P・マフレッテ 弁護士、LBHジャカルタ(ジャカルタ法律扶助協会)東ティモール
カルメリタ・カエタノ・モニス UNTAET
マリア・ナターシア・グズマオ UNTAETオランダ
ヘンリー・グラント 法学部教授、旧ユーゴ国際戦犯法廷元検事日本
川口和子 弁護士、VAWW-NET Japan
東澤靖 弁護士、VAWW-NET Japan
横田雄一 弁護士、VAWW-NET Japan
阿部浩己 神奈川大学教授
申恵半 青山学院大学助教授法律顧問
ロンダ・カプロン 米国・ニューヨーク市立大学大学院教授
テオ・ファン・ボーフェン オランダ・マーストリヒト大学法学部教授
ケリー・ドーン・アスキン 米国・ワシントン大学法学部教授
ベティ・ムルンギ 弁護士、ルワンダ国際戦犯法廷法律顧問書記局
ロウェナ・グアンソン 弁護士 三木恵美子 弁護士[引用終わり]
以上、このように、「裁判官」の筆頭は、ガブリエル・カーク・マクドナルド旧ユーゴ国際戦犯法廷前所長(米国)であり、「主席検事」の筆頭は、パトリシア・ビサー・セラーズ旧ユーゴ・ルワンダ国際戦犯法廷ジェンダー犯罪法律顧問(米国)であり、「法律顧問」筆頭は、ロンダ・カプロン 米国・ニューヨーク市立大学大学院教授だったのである。何とも完全無欠な「ユーゴ侵略中」の「アメリカ」主導なのである。
この件では、最早、これ以上付け加えると蛇足になる。
最後に、先に予告した別の証拠を紹介する。これもまた、議論に不必要な部分以外は全文、そのまま再録する。
[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/glo-19.html
連載1.シオニスト『ガス室』謀略周辺事態
(その19)久々に「許し難い」「ガス室」信者への具体的質問
1999.7.4.mail再録・増補。
またもや、光栄にも、私を名指して、某氏(まるで見知らぬ人の氏名には意味は無いので匿名とします)から、「投稿を禁止して欲しいです」との、貴重な御意見を賜りました。[中略]
そこへまた、前田朗さんが、割って入ってくれました。覆面パソコンマニアにはからむのが多いから、いちいち相手にするなという忠告をしてくれるサイバー界の先輩もいるのですが、前田さんとは、カンプチアPKO出兵違憲訴訟以来の顔見知りの関係ですから、一応、ご挨拶しておきます。
「(『投稿を禁止して欲しいです』との)[前出]投稿を拝見しましたが、今のところ私は賛同できません」とあるのは、「賛同できません」は結構なのですが、「今のところ」という意味ありげな持って回った留保の条件が不明です。さらには、つぎが大問題で、肩を持つふりをして突き落とすという程、前田さんは悪い人ではないと思うのですが、一応、再録しましょう。
「木村さんのアウシュヴィッツ関連の発言は、私は許しがたいと思いますが、だからといって直ちに現在の日本における表現の自由の範囲を逸脱しているとまでは断定できないと思います。西欧諸国では『犯罪』としている例もありますが」
この部分の問題については、すでにこのamlMLで、かなりしつこい「質問」と称するデタラメな感情的攻撃があり、私は、時間の無駄として放置しているのですが、前田さんにも別途、「御研鑽の程」を願い上げたところです。しかし、前田さんは、ここで、ご自分の主張とは、まったく矛盾する文章を書かれているのですよ。
つまり、具体的な事実に基づく論理的な批判を記すことなしに、私の発言を「許しがたい」と断定しているのですよ。まずは、御自分の判断の根拠を、法学部の教員(その後、御本人から「法学部」ではないとのmailあり、法学教員とします)らしく、明確な証拠を挙げて、論理的に、お示し下さい。
簡単な論理展開の問題としては、特に、「西欧諸国では『犯罪』としている例もありますが」というのは、まるで戴けませんね。
これは、西欧コンプレックスを利用して脅しを掛ける日本の支配層の明治維新以来の手口そのものです。また、法律ができたら、それに従えというのなら、口が裂けても「自衛隊は憲法違反」などと言わないことですね。ドイツだって、フランスだって、同じことなのですよ。「ホロコーストはパレスチナ強奪のためのシオニストの嘘」だと主張する言論の自由を否定する刑法は、「あちら」でも、やはり「憲法違反」なのです。私は昨年の正月、パリ地裁で、「ガス室否定論」を理由に有罪を宣告される結果となったガロディらの刑事裁判を傍聴してきました。ことの経過は、拙訳『偽イスラエル政治神話』にも記しました。
法廷の周囲を、アラブ、モズレム、フランスの草の根市民運動家、多彩な人々が取り囲み、議論に花を咲かせ、その後の敗訴でも罰金以上のカンパが集まり、朝日新聞(1998.2.28.夕刊)には、ガロディについて、「アラブ諸国の知識人やイスラム教徒の間では英雄視されている」とするパリ発記事が載りました。
前田さんは、ゴラン高原出兵の違憲訴訟団にも加わっているのでしたね。あれは、基本的には、イスラエルを先兵とする「西欧諸国」のアラブ再侵略、または侵略の継続の問題なのですよ。この際、「西欧諸国では」などと私に皮肉っぽく『週刊金曜日』風に、からむよりも先に、「アラブ諸国の知識人やイスラム教徒」の意見にも耳を傾けてみたら如何でしょうか。
気軽に「西欧諸国では」と言うのも結構ですが、戦後10年も過ぎた私の若い頃にはもう、何かというと「アメリカでは」とか「あちらでは」とか言う連中を、「アメション」(アメリカで小便してきただけ)とか、「出羽守」(ではのかみ)などと、嘲り始めていました。それとも、またまた新しい流行が生まれたのでしょうか。
最後に、「ガス室」そのものについては、もう、何度も、口が酸っぱくなるほど、「構造を説明して下さい」という質問を投げ掛けています。
ところが、といっても、実際は嘘なのですから、理の当然なのですが、私の説を「許し難い」と激しく言い募る人々の内の誰一人として、この質問に答えられた人はいません。「凶器の説明ができない殺人事件」なんてものは、絶対にあり得ないのですよ。それでも、「ガス室」の存在を信じる人がいるのは、オーム真理教は愚か、世界中に神や仏など、超自然の存在を信じる人が沢山いる状態、ひいては人類という動物の情緒的不安定さの現れなのであって、別に驚く程のことでもありませんが、私には、そういう時代遅れの狂信者との議論で時間を無駄にする気は、さらさら、ありません。
[中略]
そういえば、法律というのは、もともと、「憎まれっ子」などを取り締まるためのものでしたね。前田さんは、岩波書店から訳本が出ている確か、『禍いなるかな法律家よ』(Woe! unto You, Lawyers)を読まれましたか。「西欧諸国では」までの情報は得ていませんが、原著が出た「あちら」のアメリカでは、大変物議を醸したそうで、実に面白い本でしたよ。
実際にシオニストの法律家が企画したことが明らかになっているニュルンベルグ裁判の仕掛けなどは、「法律家の禍い」の最たるものですね。呵々。
[引用終わり]
さて、私は、『週刊金曜日』と、「ガス室の嘘」または「ホロコーストの嘘」を巡って、訴訟に至るまで言論、法廷闘争を余儀なくされた。その有様は、以下に入っている。
[以下、引用]
http://www.jca.apc.org/~altmedka/gas-trial.html
1998年4月9日のリンク変更以後に、この城を訪問したのは、
あなたで2493[2003.01.01.現在]人目です。
「ガス室」裁判の城
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「ガス室」裁判こと「週刊金曜日」相手の名誉毀損・損害賠償請求事件
「ガス室」裁判の次回日程
「ガス室」裁判の現状
1997.4.18. 東京地方裁判所に提訴した「訴状」32頁を全文収録
「ガス室」裁判の訴状全文
『週刊金曜日』本多勝一・徹底批判・「偽」市民派の正体を見破る42頁
原告本人陳述書(1)
終準備書面
日本で最初の「ガス室」判決全文
本多勝一"噂の真相"の城へ
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シオニスト「ガス室」謀略の城へ
[引用終わり]
以上の「ガス室」問題は、この通信の冒頭で述べた「法匪」米帝謀略の根幹なのである。この問題で、途中から、まさに「茶瓶」の口先を挟んだ「売り込み屋」の前田朗「今は教授に昇格」が、今の今、「アフガン民衆法廷」の実行委員会の場で、特に名を秘す旧友に対して、「木村愛二と付き合うな」と言ったそうな。どこからか私に、その情報が伝わってくることなど、思いも寄らぬのかな。それで、「戦争」とか「平和」とか、口幅ったいことをば、ほざきおってからに、ほんに呆れた間抜けな便乗主義者なり。そう、そう、「ゲゲゲの鬼太郎」って漫画に、「ねずみ男」ってのが出てきよったっけな。あれに似ちょるぞ、奴の面(つら)は、な、はっ、はっ。
ああ、ああ、今年もまた、魑魅魍魎の跋扈は、さらにおぞましく続くのであろうか。ああ。(以上は年末年始、急遽、問題点を列挙したものなので、後に詳しく「アフガン民衆法廷」に関する報告と観察結果を記す予定である)
以上。