鯨が増え過ぎて生態系を破壊する「反捕鯨」の大嘘(その13)

環境保護運動の育成は「新道徳武装」CIA謀略だった!

「ひとを呪わば穴2つ」捕鯨禁止謀略に肩入れ英国発「狂牛病拡大の恐れ」

2001.1

 本シリーズ(その9)で、下記のごとく、捕鯨禁止謀略の粉砕を目指し、個人作戦、牛肉の「断固、断食」開始の宣戦布告をすると同時に、「『遂に狂牛病が日本上陸』のデマでも流して、報復しましょうか」とのドス黒い冗談を発して置いたところ、「当たらずと言えども遠からず」の事態となり、我ながら、そぞろ、悪夢の想いに襲われている。

 このところ、髭を延ばした理由として、「カリスマ性を出そうかと思って」などと冗談を飛ばしていたのだが、メフィストフェレスが、それに気付き、わが脳ミソに忍び込んだという可能性は、信じてみたいが、やはり、ない。ただし、まったく手掛りがなかったわけでもない。今や日課の米軍放送傍受によって、ヨーロッパ各国で、狂牛病の発祥地、イギリスの牛肉輸入拒否の騒ぎが、ヒステリックに広がっているのを知っていた。

 だから、これも、自称「嘘発見」名探偵のドタ勘によるハッタリ捜査の成果、と言えなくはないのである。

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[本シリーズ(その9)]

[前略]「断固、断食」です。牛肉を食わずに、しかし、増え過ぎた鯨に大量にパクられつつあるサンマは高いので遠慮し、代わりに豚肉を増やします。この闘争の相手は、アメリカ帝国主義だけではなくて、日本国内の「牛肉族」でもあります。必ず足元に裏切り者が潜んでいるのです。牛肉の運搬が真因らしかった学校給食の集団中毒事件の際にも、「カイワレ」が人身御供に上がり、農水省の内部抗争が報じられました。今度は、「遂に狂牛病が日本上陸」のデマでも流して、報復しましょうか。[後略]

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「カイワレ」が人身御供の件は、いささか旧聞に属するが、別件の報道状況を比較する目的でコピーした4ヵ月前の『読売新聞』(2000.9.19)には、「6人、O157に感染/外食チェーンの神奈川・埼玉/DNAが一致」の3段見出し記事があった。「神奈川・埼玉両県」が、「いずれも和食レストランチェーン『夢庵』(本部・東京都)の店舗で『一口ステーキ』を食べていた」と、発表したのである。これは、まさに悪夢の集団感染である。

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『日本経済新聞』(2001.1.26.夕)

狂牛病拡大の恐れ

FAO見解/東欧・アジアなど

【ミラノ25日=小林明】国連食糧農業機関(FAO,本部ローマ)は25日、狂牛病が東欧、アジア、中東など欧州連合(EU)以外の地域にすでに拡大している可能性が極めて高いとする見解を明らかにした。これを受け、非EU諸国にも、感染源と見られる動物性飼科の使用禁止を促すよう呼び掛ける意向だ。

 国内で飼育された牛に狂牛病が確認されたのは、EU加盟15ヵ国以外ではこれまでスイスだけだったが、FAO高官は「1980年代以降で英国を含むEU諸国から肉牛や動物性飼料を輸人したすべての国に狂牛病感染の危検性がある」と指摘。

 感染の可能性の特に高い地域については、東欧、中東、北アフリカとインドを中心にしたアジア地域を挙げた。

2001.6.19.追記:「日本でも狂牛病の恐れ」の続報あり。自選電子手紙集に近く収録予定。

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(その14)“反捕鯨”国際世論でなく欧米人の過半数が捕獲支持の世論調査結果
『亜空間通信』3号(2001/09/11) 「狂牛病の日本上陸」の無気味予言
「反捕鯨」の大嘘の目次
『憎まれ愚痴』62号の目次