Subject: [Africa on Line 00000078] 第78号!

Mon, 4 Dec 2000 00:00:00 +0900


==========================================================
  ■■■■
 ■■■■■■■   AFRICA ON LINE
 ■■■■■■  アフリカ情報インターネットマガジン
   ■■■■  第78号 2000年12月4日発行
   ■■■        【東京アフリカ映画祭特集!】(1341部発行)
==========================================================
□今回の目次
■東京アフリカ映画祭参加報告
■アフリカ関連イベント情報
●東北●
New ♪○フェアトレードフェア 2000
●関東・甲信越●
     ○フィ・ケルギ・アフリカン・パーティー
          ○寺崎卓也のDjembeClass&米村葉子のDanceClass
           ○B.B.モフラン&ジャンボ ライブ
New ♪ ○アブーケンプのジャンベ&ドゥンドゥンのワークショップ
New ♪ ○特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド設立記念イベント
●中部・東海●
       ○SEE YOU IN AFRICA"
●関西●
New ♪ ○京都大学アフリカ地域研究資料センター
          第103回アフリカ地域研究会
■探しています! 教えてください!
 ●ヤムイモのお返事もらいました
 ●南アの子供絵画展を開催しませんか?
■今日のひとこと
-----------------------------------------------------------
■東京アフリカ映画祭参加報告
-----------------------------------------------------------
当メルマガでもご紹介してきましたが、11月18日(土)から24日(金)まで
第5回東京アフリカ映画祭が開催されました。残念ながら東京のみの上映で、
読者の皆様の中には残念な思いをされている方もいらっしゃるのでは。
今回は、鑑賞された方の感想をご紹介します。
(引き続き、感想大募集中ですので、ぜひ皆さんの熱い思いを編集部までお
送り下さい。)

○『身分証明』(85分 35mm 1998年)
  ムエゼ・ンガングラ監督(コンゴRD)
  フェスパコ99年度グランプリ

  コンゴの王様マニ・コンゴの一人娘ムワナが
  ベルギーへ留学したまま、長らく消息を断っていた。
  そこで老王はあえて一人で、娘探しの旅へ出ていく。
  彼がベルギーへ行くのはコンゴ独立会議(1958年)以来のこと。
  老王マニ・コンゴが見た旧宗主国ベルギーの現実。
  彼らとアフリカ人の関係は……。
  アイデンティティを探す必要のない王の目を通して
  アフリカと西欧の関係が描かれる。

マニ・コンゴの目を通して、映し出されたベルギーには、未だに植民地支配
の傷跡が残っていた。アフリカ人を蔑視するテレビ番組や、頻繁に行われる
アフリカ人街への手入れなど。途中、度々コンゴ独立会議当時の映像が挿入
され、独立当時の華々しさと現実のコントラストを一層強調しているように
も思える。しかし、単純に重苦しいだけでなく、突然先進国に足を踏み入れ
た国王と周りの人々とのやりとりがコミカルで面白い。
最終的に、登場人物はそれぞれのアイデンティティを確立し幕は降りる。
アフリカのアイデンティティ、自己のアイデンティティも考えされられた。
                         (by  Mao)

○『太陽を売った少女』1998
 身体障害者の少女シシは男にできることは女にもできると、
 新聞(「ル・ソレイユ」)売りの仕事を始めた。
 ところが、新聞売り少年たちはシシを仲間と認めず、販売の妨害と
 嫌がらせをしつづける。そうした、いじめにもかかわらず
 少女シシは毅然とし、少年たちと闘っていくのだった。
 マンベティ最後の作品。

ストリート・キッズへの賛歌とも言えるすがすがしい作品。
「ソレイユ!ソレイユ!」と元気に声をあげて新聞を売り歩く凛としたシシ
の姿には、肩に力が入っていなくて、観ている私も気持ちが晴れ晴れしまし
た。
後半、雨季が近づいていることを示す場面がある。
観客は、当然、雨が降ったら松葉杖をついているシシが新聞を売るのは大変
だろうな、と思うに違いないが、映像からはそんな先の心配なんて感じられ
ない。カメラ回しや音楽の使い方がうまいとも思いました。(by Mao)

アフリカ映画祭で短編を含め21本をみました。土日祝日はこれに集中し、平日
は昼食時間に合わせて外部打ち合わせなどを設定し、何とかかんとか時間を確
保しました。なんと言っても良かったのが「太陽を売った少女」。タイトルや
内容説明をもう少し工夫すれば、もっとたくさんの人に見てもらえたのかも...。
悲しみにつられた涙ではなく、感動で涙が止まらないのです。いろんな映画が
あったけど、アフリカ人の黒い肌と、アフリカ大陸の光と、アフリカの生活の
景色とアフリカ人独特の正義感があってこその、アフリカ映画なんだと痛感し
ました。またいつか日本で見ることが出来るのでしょうか...。今こそアフリ
カへ!全人類よ、アフリカへ戻ろう!と、すっかりアフリカづいた1週間でし
た。                  (by NumataCisse)

ボランティアで支えられている草の根の映画祭というコンセプトがステキでし
た。スタッフの方々、ボランティアの方々に心から敬意を表します。また、アフ
リカの素晴らしい監督さんや役者さんにももう一度心から拍手を送りたいです
ね。
個人的には「太陽を売った少女」が印象に残っています。
映画を通したアフリカとアジアの交流が今後もっと広がることを祈っておりま
す。                     (by 門 敦之)
-----------------------------------------------------------
*なんと、アフリカ日本協議会では、2001年にフェスパコ(アフリカ映画祭)
にも参加するスタディーツアーを企画しています!映画を見逃した方は、ツアー
に参加して現地で観てはいかがでしょうか?!

アフリカ日本協議会・スタディツアー・ワーキンググループ企画
     ‐ブルキナファソ草の根スタディツアー2001‐
          “アフリカの豊かな文化に学ぶ旅”
       2001年2月22日(木)〜3月7日(水)

「西アフリカ・ブルキナファソでの都市や農村での生活を通じてお互いの"文
化"を理解しあい、草の根の人々のその豊かな文化について学びあうこと」を
目的とします。首都ワガドゥグで開催されているFESPACO(アフリカ映画祭)に
参加したり、農村に滞在し現地の人々と生活を共にするなど、様々な側面か
らアフリカの文化に迫ります。また、渡航前の充実した事前学習も当ツアー
の特徴です。

1. 日程:2001年2月22日(木)-3月7日(水) (ブルキナファソ内行程13泊14日)
      *1週間で帰国できるオプションも応相談

2.ツアー内容:FESPACO(映画祭)参加、都市・農村部での生活体験、
        NGOや市民活動地等を訪問。その他イベント多数。

3.現地でのツアーファシリテータ・協力団体:
  社会経済コンサルタント、ピエール=カ=シア氏
  TRADE(トレード:Training for Development)及び
  青年海外協力隊OB・元国連職員の楠田一千代氏他。

4. 募集人数 : 16名 (最少催行人数:10名)  (先着順)

5.説明会:12月17日(日)  18:30開場/19:00開始 
 国立オリンピック記念青少年総合センターにて(地図は以下HP参照)
  http://www.nyc.go.jp
 *説明会参加希望者は以下の請求フォームお送り下さい。
  会場の部屋番号おって連絡致します。

6.事前学習:1月-2月にかけ勉強会4回・合宿1回を東京で実施
(講師陣:千代裏昌道氏・獨協大学教授、その他NGO関係者、文化評論家等)

7.申込締切:12月25日(月)必着。先着順。

8. 参加費用 : 150,000円
   ブルキナファソまでの往復航空運賃・ビザ取得代は含みません。
(当ツアーは現地集合/解散ですが格安航空券の情報はアドバイスします)

9.詳しい案内書送付希望の方は、< BST2001@egroups.co.jp >宛に
  以下のフォームを記載しお送り下さい。
  (当メーリングリストには絶対に送りかえさないようご注意下さい)

案内書請求フォーム
=================================================================
「ブルキナファソ草の根スタディツアー2001」の案内書を請求いたします。

お名前 漢字:
お名前 ローマ字:
ご職業:
電話番号(ないし携帯・PHS番号):
メールアドレス:
案内書送付先住所:〒
・12月17日(日)の説明会に参加希望します:(a. 希望する、b.希望しない)
・どちらでこのツアーのことを御知りになりましたか?
メルマガ・メーリングリスト名等:(          )
・その他ご質問・ご希望などがあればご自由にお書き下さい:
=================================================================

-----------------------------------------------------------
■Event Guide アフリカ関連イベント
-----------------------------------------------------------
●東北●
○フェアトレード フェア 2000----------------------------------------
 仙台から身近な国際協力を発信します

日時:12月16日(土)11:00〜20:00
         17日(日)10:00〜18:00
会場:BEEB1階ギャラリーホール
  (宮城県仙台市青葉区一番町4‐1‐3)
最寄駅:JR仙台駅から徒歩10分
       地下鉄広瀬通駅から徒歩3分

宮城県およびその周辺の団体・NGOのフェアトレード商品を集めた国際協
力のバザールです。食品から民芸品、衣料品など、普通の貿易により輸入さ
れた一般の商品と何がどう違うのかを確かめに!どうぞお越しください。
(入場無料)アフリカ、アジアの商品が中心です。

◇◆◇フェアトレード フォーラム◇◆◇ 同日開催
■会場:BEEB2階
■参加費:500円(紅茶の試飲付き)
●12月16日(土)18:00〜20:00
 「フェアトレードって何が違うの?海の向こうの生産現場と暮らしを知ろう」
 グローバル・ヴィレッジより松江さん
 アフリーク・ソレイユ(仙台)より上崎さん
●12月17日(日)14:00〜16:00
 「地方都市から発信する海外協力 宮城・山形の実例から学ぶ」
 IVY国際ボランティアセンター山形より安達さん 
 しえろ・あすーる(石巻)斎藤さん
 パレスチナ・オリーブ(仙台)皆川さん

*フォーラムに関しては事前に要申込み
【氏名、連絡先、希望日をE-mail・FAXで】

★ボランティア運営の実行委員会に参加してみませんか?
  仙台市市民活動サポートセンターでミーティングを行います。
  ●12月9日(土)16:00〜

<フェアトレード フェア 2000 実行委員会> 
 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町2-8-15
   仙台市市民活動サポートセンター内
  フェアトレード フェア 2000 実行委員会 No 94
  (Fax可 022-268-4042 No94と宛名明記)
   E-mail batik@zmail.plala.or.jp

●関東・甲信越●
◯ソフィ・ケルギ・アフリカン・パーティー-------------------------------
アフリカを代表するパーカッショニスト『ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ』
の息子『ワガン・ニジャエ・ローズ』率いる『ソフィ・ケルギ』が
久々に関東地方でのライブを行います!
★12月6日(水) 江古田 Buddy (tel:03-3953-1152)
   open; 18:00〜 start; 19:00〜 
  ¥2.800(including one drink)
★12月7日(木) 横浜 Dolphy (tel:045-261-4542)
   open; 18:00〜 start; 19:00〜 
  前売り¥2.500 当日¥2.800(+drink order)
☆メンバー
  ワガン  サンバ  ボガ  ヤスダ 
  タロウ  ヤヒロトモヒロ  他ゲスト

○寺崎卓也のDjembeClass&米村葉子のDanceClass -------------------
 Djembeとは西アフリカで叩かれている、伝統打楽器です。
◆静岡ジンベ・クラス
12月23日(土)
1:30〜と5:30〜の2クラス
『グランシップ』B1練習室
¥3000・・ジンベレンタル¥500(2クラス受講の場合、割引有り)
JR東海道線、東静岡駅前 徒歩3分
問い合わせ・・大久保 潤 tel&Fax 0467-85-0867
E-mail:hattrick3@mail.goo.ne.jp

総合問い合わせは
寺崎卓也
tel&fax:03-5683-1427
keitai:090-7201-8949
E-mail:moumba@alles.or.jp
URL http://www.alles.or.jp/~moumba/

○B.B.モフラン&ジャンボ ライブ------------------------------------

日時:12月20日(水)19:30 より3ステージ
会場:新宿MINTON HOUSE  03-3346-0696
    新宿区新宿1-11-11 河野ビルB1F
ミュージックチャージ ¥2200
問合せ:マム・プロダクション0474-76-9840
コンゴの伝統音楽を中心にパーカッション、コーラス、リンガラスタイルの
ギターで編成。ケニア、タンザニアの曲も紹介。
ダンス、ヴォ−カルの飛び入りも。

○アブーケンプのジャンベ&ドゥンドゥンのワークショップ------------------
以前にもこのアフリカオンラインで紹介していただきましたが、アブーケン
プのジャンベ&ドゥンドゥンのワークショップを板橋区大山で開催中ですの
で、詳しいことをお知りになりたい方は、こちらをご覧下さい。

http://www1.ttcn.ne.jp/~Djembe/index.htm

なお、アブーはワークショップのため、1月にギニアに一時帰国しますので、
大山のワークショップは12月18日でいったん打ち切りになります。よろしく
お願いします。

○特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド設立記念イベント---------
国際シンポジウム
『ハンガー・ワールドからハンガー・フリー・ワールドへ』
       〜21世紀・飢餓から解放された世界の実現に向けて〜

今、世界では8億人以上が飢餓状態にあり、約12億人が貧困の中にあるとい
われています。
ハンガー・フリー・ワールドは、飢餓・貧困から解放された世界を創ることを
目的に活動するNGOで、アジア、アフリカ、中南米の11カ国で農業技術指
導、栄養改善、識字教育、職業訓練、収入創作等の事業を行っています。今回
のシンポジウムは、バングラデシュ、ウガンダ、チュニジア、ハイチの海外支
部代表よりそれぞれの国の飢餓、貧困の現状や、開発戦略についての報告や、
日本国内での様々な活動をディスカッションし、21世紀における地球市民と
しての取り組みを模索します。

日時:12月12日(火)午後2時開演、午後4時30分終了予定
会場:学士会館   202会議室 (東京都千代田区神田錦町3−28)
                           都営三田線「神保町」駅徒歩1分
定員:200名(英語通訳付き)
参加費:無料  (要申し込み)
お申し込み・お問い合わせ先
     特定非営利活動法人ハンガー・フリー・ワールド (渡邊)
    TEL:03−3261−4700    FAX:03−3261−4701
     E-Mail:office@hfwjp.org   URL:http://www.hfwjp.org
  
●中部・東海●
○"SEE YOU IN AFRICA" (会場が変わりました!) ---------------------
Dance to African Music - mix with Lingala Reggae
毎月第一土曜日はAfrican Night!
リンガラやレゲエなどのBlack musicでフロアーは朝まで大ブレイク!
DJ.: Ras Yama, Charles
Presented by: Yuki Maeda (Lisanga)
場所:CAFE B1F (地下鉄東山線栄駅下車 1番出口スグ)
A.G.Square 地下1階
時間:23:00〜05:00(翌朝)
料金:2,000円(2ドリンク付き)
問合せ:TEL:052-961-2576 (CAFE B1F)

●関西●
○京都大学アフリカ地域研究資料センター-----------------------------
  第103回アフリカ地域研究会のご案内
日時:12月12日(火)15:00〜17:00 
   (御注意!12月1日の研究会とは異なります。)
場所:京都大学アフリカ地域研究資料センター
     新館3階共同講義室(京都市左京区吉田下阿達町46)
演題:「英国資本家の帝国主義とブロジにおける低開発:1900-1964」
    (British Capitalist Imperialism and Bulozi's
              Underdevelopment  : 1900-1964)
講師: G・ニャンベ・スンブワ(ザンビア大学、教育学部)
          (G. Nyambe Sumbwa, University of Zambia, School of Education)

要  約:現在のザンビア西部州に相当するブロジは、植民地期の到来時、
中南部アフリカにおけるきわめて重要な王国の1つであった。そこには、
たくさんの牛が飼養されていたし(とくに氾濫原)、また農業は人々の
生活を満たすものであった。しかし南ローデシア(現在のジンバブェ)
への労働力を確保しようとした英国の植民地勢力によって、不幸にも
ブロジの経済力は衰えさせられていった。徴税を課したり、ザンベジ川
への牛の移動を禁止したり、あるいはマンバリとの交易を撲滅させたり
など、英国はさまざまな方策をとった。その結果、この地域は貧困に陥
り、セルフ・サステイニングな能力を失った。
*******************************************************
アフリカ地域研究会の案内を、ファックスおよびe-mail でお送りしています。
ご希望の方は下記宛に、お知らせ下さい。

連絡先:京都大学アフリカ地域研究資料センター、立川みお
Tel. 075-753-7821  Fax.075-753-7810
e-mail:  tachikawa@jambo.africa.kyoto-u.ac.jp
-----------------------------------------------------------
■探しています! 教えてください!
-----------------------------------------------------------
 ●ヤムイモの件お返事もらいました

 掲載ありがとうございました。夫がガーナ人と言う方とメール交換ができ、
自分の栽培しているヤムイモについて知ることができました。
今後ともご健闘をお祈りします。
                         白石 昭弘
-----------------------------------------------------------
 ●南アの子供絵画展を開催しませんか?

 突然な話ではありますが、南アフリカ共和国・ソウェトに住む子供たちの
絵画展を開催しませんか。絵のくわしい内容などは添付の資料を見ていただ
ければと思いますが、日本国際ボランティアセンター(JVC)南アの津山
直子さんに個人的にご協力いただき、昨年夏に函館で開催したものです。
 函館での開催後、他地域での開催も呼びかけたのですが、その時は反応が
あまり無く、南アへそのまま返送するはずでした。ところがメールアドレス
の間違いで津山さんとの連絡に行き違いがあるまま結局、今まで私が保管し
てきました。今年10月に一時帰国した津山さんと話して、すみやかに返送す
るつもりでしたが、モザンビークの水害写真展とともに北海道・江別の酪農
学園大での絵画展開催に続き、いわゆる不登校児を対象にした札幌のフリー
スクールでの開催が3月に内定、津山さんも了承の上で返送を遅らせること
にしました。
 内容については十分に自信をもってお勧めできます。必見です。ちなみに函
館での開催時にはメッセージを募集したところ約300通が集まり、主要なもの
は英訳して送りました。
 内容は
1.子供たちの絵画29点(A3サイズくらいから新聞2Pくらいまで。いずれ
も画用紙なので壁に画びょうを使って簡単に展示できる)
2.その他、説明パネルや絵を描いた子供たちのメッセージ、写真教室のスナッ
プなど。
 貸し出し条件としては
・来年3月ころまでの開催。それ以後であれば要相談。
・北海道・函館からの輸送費(往復で3000円程度)のご負担。
・可能な範囲での現地への募金。
 絵画教室に遠方から来る子供は、乗合タクシーを使いますが、祖母に育てら
れている子や、シングルマザーの家庭の子で交通費が出せない子が15人くらい
います。1ヶ月に5000円、年間6万円くらい必要。その他、画材の購入やより
広いコンテナ(コンテナを会場にしている)購入も計画しており募金を募って
います。募金は津山さん経由で現地に送ります。

*問い合わせは植村佳弘まで。
 携帯:090-3112−3705、uemura@dance.plala.or.jp 

(参考)
◎「サニボナーニ」(こんにちは) 南アフリカからのメッセージ
 日本の皆さん、こんにちは。私はマギ−・マコアナです。南アフリカ共和国
のソウェトで20年以上、絵を教え、今年で55歳です。私は若い頃、南アのアパ
ルトヘイト(人種隔離政策)を廃止するために自分も貢献したかったけれども、
心臓の病気で、他の人たちのように関わることができませんでした。それで、
自分が得意とする絵を子供たちに教えることで社会に貢献し、子供たちの創造
力を伸ばすと同時に、自分たちの目で現実をみつめ、それを絵に描いてほしい
と思いました。
 1975年から4年間、私は絵を本格的に学びました。反アパルトヘイト運動に
関わっていたビル・アンスリーという白人の美術の先生が、私を含む8人の黒
人学生を特別に彼が主宰する美術学校に入れてくれたからです。当時、黒人が
白人地域に入るには、労働許可が必要でしたから私たちはたびたび警察に止め
られたり、拘留されたりしました。通っていた美術学校にも警察が来ることが
よくありました。
 4年間の勉強を終え、私はボランティアとして、ソウェトの2つの孤児院で
絵を教えました。同時に「サディベング・サ・リンポ−才能の泉」という名前
の絵画教室をソウェトのデューベという地域で始めました。アパルトヘイトの
教育では、黒人の学校には美術の授業はなく、子供たちにとって、この絵画教
室が唯一の絵を描く機会になりました。
 現在は、コンテナーの教室と友人の自宅の一室の2ヶ所で教えており、70人
の子供たちが、私を含む3人の先生と一緒に、毎週金、土曜日に絵を描いてい
ます。子供たちの家は貧しく教室に通うためのお金は払うことができないので、
無給です。私は週一回、孤児院でアートセラピー(絵を使った精神的治療)と
して働いて得られるお金を3人の先生で分けています。孤児院にいる子どもた
ちの多くが、家庭で暴力を受けたり、性的な虐待を受けたりしているので、アー
トセラピーはそれらの子供たちのトラウマ(心の傷)を癒すうえで、とても効
果があります。
 私たちの絵画教室の一番の問題は、場所がとても狭いことです。古いコンテ
ナーを改造した教室は、2×6メートルしかなく、テーブルを置くことができ
ません。子供たちは椅子を反対向きにして座り、椅子の背に板を立てかけて、
絵を描いています。
 私は、子供たちの描く絵をとても誇りに思っています。絵画教室に通った子
供たちの中には、プロの絵描きや絵画の先生として活躍している若者もいます。
 今回、日本の皆さんに、ソウェトの子供たちの描いた絵を見てもらうことが
できてとてもうれしく思います。そして、日本の子供たちの絵を送っていただ
ければ、子供たちもとても喜ぶと思います。これからも、皆さんとの交流が続
くことを願っています。                        
                         マギ−・マコアナ
-----------------------------------------------------------
■今日のひとこと
強引に仕事を終わらせ東京アフリカ映画祭では4本映画を観ました。
ほんとは全部観たかった。。。明日は、キューバ人の誇る音楽家、「おれは
生涯現役だ」のコンパイ・セグンドさんのコンサートに行ってきます。めち
ゃめちゃ楽しみ!(Mao)
-----[情報募集]---------------------------------------------
あなたの身近なアフリカイベント情報募集しています!
掲載に必要な項目は、
イベント名称、日時、場所(住所よければ電話・FAX最寄駅等も)、参加費、
主催、問合せ連絡先(Tel、Fax、あればe-mail)
(紹介される方へのお願い)
*イベント主催者への情報確認、あるいは問い合わせの際に、紹介された方
のお名前が必要です。お名前・連絡先をお忘れなく。
*特にお断りがなければ、イベント紹介者も紙面に載せます。
よろしくお願いします。
○投稿先:afol@egroups.co.jp(奥田)
==========================================================
AFRICA ON LINEはAJF会員有志を中心に編集・発行しています。
◆感想・投稿はafol@egroups.co.jp(担当:奥田麻緒)まで
◆アフリカ日本協議会(AJF)
      http://www5a.biglobe.ne.jp/~AJF
◆発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
      http://www.mag2.com/
◆マガジンID:0000013255
◆当メール・マガジンの登録・解除は
 http://www.jca.apc.org/~ryosaito/aol-intro.htmlまで
 http://www.jca.apc.org/~ryosaito/にてバックナンバー公開中!
【転載・引用される場合は連絡をください】
==========================================Africa on Line======

最近のバックナンバー 第60号  第61号  第62号  第63号  第64号  第65号  第66号  第67号  第68号  第69号  第70号  第71号  第72号  第73号  第74号  第75号  第76号  第77号 
もっとアフリカ(目次のページ)