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『亜空間通信』473号(2003/01/07)
【米戦犯裁く自称アフガン民衆法廷「偽の友」前田朗教授2重3重の欺瞞の果て唖然】
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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
本日(2003/01/07)の通信は、5日前(2003/01/02)に発した「アフガン民衆法廷」企画の「軌道修正の参考」の続編である。そのURLは後に示すので、できれば直接訪問されたい。
実は、5日前、上記の通信を発して、これでやれやれ、超多忙中、この問題とは、もう、しばらくかかわるまい、と思っていたのだが、
ああ、あーあ、ああ、ああ、やんなっちゃった、ああ、ああ、驚いた!
(以下、ウクレレ伴奏入りで、わが懐かしき青春の想い出の牧伸二さんに、電網バーチャル御協力を願う)
[以下、引用]
http://www.joqr-bkc.co.jp/yumore/more_u.html
[中略]
牧 伸二(タレント・漫談師 現東京演芸協会会長)昭和32 年牧野周一に入門、牧伸二の芸名を貰う。昭和35 年文化放送「ウクレレ週刊誌」のレギュラー司会者となり「やんなっちゃった節」が爆発的な人気を呼ぶ。以来41 年以上にわたり常にお笑い界の第一線にたち続ける重鎮である。[後略]
さてさて、これは「新語登録」してなかったので、「兄は下欄や」と、一発変換されてしまったのだが、少し古い漢文の日本語読みであり、即刻、辞書を引き引き、「手書き文字入力」せり、もとい、豈(あに)図らんや(図らずも、意外なことには)、なのである。
その直後、真相を明らかにする断片情報、細切れの事実関係が、まさにぼろぼろと、わが電子手紙受信箱に溢れ出てきたのである。いわば、さほど意識せざる自然体の習性的コロンボ刑事」風周辺聞き込みの結果が、自然と、ほと走り出てきたのである。
いやはや、ますますもって、驚き、桃の木、山椒の木、ペテン、詐欺、欺瞞の種は、古今東西、数々あれど、まさに「浜の真砂は尽きるとも、世に嘘つきの種は尽きまじ」と言ったところか、2003年の年明け早々、唖然、呆然、愕然、寒心の至り、と相成り、このような嘘付き常習犯に無辜の若者が騙され、あたら青春を浪費しないように願うが故に、やむなく、仕方なく、その一端を明らかにし、広く告発するの止む無きに至る。
簡略に言うと、アメリカの戦争犯罪を裁くと自称する「アフガン民衆法廷」の「共同代表」こと、東京造形大学「教授」前田朗の「偽の友」振りに、またもや新たな罪状が、またしても、またしても、加わったのである。
呆然、愕然、寒心の至りの「最終情報」を先に記す。
前田朗は、自分ら「共同代表」という肩書きで担ぎ回る自称「アフガン民衆法廷」の「後光」として、2000年に世間を騒がせたお粗末至極な茶番劇、「女性国際戦犯法廷」を「偉業」と称える大袈裟な「呼び掛け」を発しているの。
ところが、何と、その肝心要のその「女性国際戦犯法廷」主催者の日本代表こと、アメリカの謀略に嵌り込んだ気の毒な犠牲者でもあり、今や故人の「松井やより」とは非常に親しい関係にあり、自ら「6年間松井さんの側にいて仕事をしてきた私」と自己紹介する女性が、「松井さん・バウネットが前田さんの民衆法廷をジェンダーの視点を持たないという理由で支援していない」(この部分は抜粋であるが原文のまま)と明記する電子手紙を発し、それが私の手元にも届いたのである。
これは極めて重大な情報だから、仕方なしに、あえて公開するが、一応は、「会員制」の電子広場の電子手紙の一部であることを断って置く。
以下の「会」に問い合わせれば、その手紙の存在は確認できる。もっとも、「はずである」とした方が良いのかもしれない。電子情報は抹殺可能だからである。しかし、私は、発信した本人が、嘘をついたり、それを抹殺したりする種類の人ではないと信じている。
個人名を記すまでの必要は認めないが、これも重大な理由に基づいて、その「会」の名だけは公開する。なぜかと言うと、その「会」こと、「テロ特措法・海外派兵は違憲市民訴訟の会」の「世話人会」は今の今、昨日落手の情報によると、その「有料会員」でもある私の度重なる詳しい反対意見を、まともに議論しようとはせずに、前田朗の非公式な個人宛の個人発電子手紙の求めだけを受けて、次のように、会員に発表しているからである。
「総会・講演・アフガンの民衆法廷公聴会と共催をも検討中。
3月15,16,21日ならどうか 11日に決める」
なお、この「11」日に、一会員である私は、「世話人会」から出席を求められていない。
私は、超多忙ではあるが、前田朗の正体に関連する情報を、昨年の2002年末から、2003年の年越し宵越し、いささか長文のものを交え、以下のごとく5つの通信として発した。それだけ重視しているのである。
以下、そのURLと表題だけを示す。時系列の逆で、念のために6), 5), 4), 3,) 2) ,1)と番号を振ったが、一番上が一番最近の発信である。
6)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku472.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/738.html
『亜空間通信』472号(2003/01/02)
【「アフガン民衆法廷」企画の軌道修正の参考にユーゴ戦争と米情報操謀略を概説
5)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku471.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/718.html
『亜空間通信』471号(2003/01/01)
【年越「法匪」米帝謀略典型ユーゴ・リンチがアフガン平和運動に及ぶ迷妄を喝破】
4)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku469.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/624.html
『亜空間通信』469号(2002/12/29)
【壮大なる「アフガン民衆法廷」企画にもの申す熟年「憎まれ愚痴」の堪えきれず】
3)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku467.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/468.html
『亜空間通信』467号(2002/12/24)
【アフガン空爆「空自機が米英軍に4割の空中給油」説あり真偽知りたし協力求む】
2)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku466.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/438.html
『亜空間通信』466号(2002/12/24)
【米国防総省までが出てくる日本出資「極東天然ガスパイプライン」謀略の迷妄】
1)
http://www.jca.apc.org/~altmedka/aku465.html
http://asyura.com/2003/war20/msg/429.html
『亜空間通信』465号(2002/12/23)
【平和運動にも「偽の友」あり必ず朝日が顔出す法則が非暴力平和隊で露呈中警告】
この6つの通信に共通する問題は「米帝(アメリカ帝国主義)の謀略」であり、それに騙された日本の「偽の友」であり、その彼らの「迷妄」である。基本的な意味は、それほど複雑なことではない。
私の意図は、「米帝」(アメリカ帝国主義)、もしくは「アングロサクソン」、「アングロ・アメリカ」及びイスラエルまたはユダヤ人の主流のシオニストの謀略に乗せられ易い自称「平和主義者」の「迷妄」を指摘し、もしくは、その「偽の友」的本質を暴露することによって、多くの善意の無辜の若者たちが、その毒牙に掛からぬよう、取り急ぎ、警告を発することにある。
その6つの内、「年越し宵越し」の主題としての「ユーゴ・リンチ法廷」に直接関係するのは、最新の4つである。
この4つは、「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」(以下、「アフガン民衆法廷」と略称)の名で行われている日本の市民運動に関する私の警告である。すべてが悪いとは言わないが、心配な問題点が多々あるのである。そして、この「アフガン民衆法廷」と「ユーゴ・リンチ法廷」とが、実に奇妙な「魑魅魍魎」的ねじれ結合を露呈し始めているのである。
超多忙中ゆえもあって、これ以上の多言は無用と判断する。
要するに、「デザイン学校の上げ底」でしかない「東京造形大学」で、文部科学省とかいうインチキ官庁の指導による一般教養として、憲法などの初歩のみを教えているだけの前田朗は、出世欲の掻き過ぎも甚だしく、何と、わが電網宝庫からさえもかき集めた雑多な資料を握りしめただけで、「国際戦争犯罪法」の専門家として、自分を世間に売り込みたいばっかりに、こともあろうに、「死人に口なし」と思いこんでか、故人の「松井やより」の意向を無視し、それ自体のお粗末至極な内容だけでも大問題になっていた「女性国際戦犯法廷」の茶番劇を、「偉業」とまで称える大袈裟な「呼び掛け」を発し、それによって、「松井やより」の晩年の大恥を、さらに世間に広め、引っ込みがつかなくしてしまっているのである。
つい最近も、自ら、次の公開電網宝庫に掲載される投稿をしている。
[以下、引用]
http://www1.jca.apc.org/aml/200211/30900.html
Subject: [aml 30900] アフガニスタン国際戦犯民衆法廷の呼びかけ
From: "MAEDA,Akira" <maeda@zokei.ac.jp>
Date: Wed, 20 Nov 2002 14:55:06 +0900
Seq: 30900前田 朗です。
11月20日重複投稿失礼。
転送歓迎。* **************************
「アフガニスタン国際戦犯民衆法廷」を開きます。
――各地で公聴会を開きましょう。みなさん手伝って下さい!――
[引用終わり]
ただし、「女性国際戦犯法廷」を、「お粗末な茶番劇」と書いてしまった以上、以下、そこらの右翼と間違えられないように、一つだけ「お粗末」の証拠を示しておく。
興味があれば、念のために、「女性国際戦犯法廷」と「判決文」、「全文」の3つのキーワードで、電網検索を試みて頂きたい。
「女性国際戦犯法廷、判決文、全文に該当するページが見つかりませんでした」と出てくる。
つまり、あれだけ電網でも騒いで、無辜の市民を集め、拠金までさせた茶番劇なのに、その肝心要の「判決文」の「全文」が、電網には、まったく発表されていないのである。
なぜか。この理由も至極簡単である。批判の電網記事は数多あるが、それに付き合う時間は無い。だが、実に面白いことには、ちょとだけ電網検索してみると、何と、主催者側作成の電網記事の中に、以下のように、「訳註1」が追加された頁があったのである。原文はドイツ語の新聞記事である。この「特殊性」が、もしかすると、主催者の「「隠蔽工作」のための「検閲」を免れ得た理由なのかもしれない。
http://postx.tripod.co.jp/NHK-kaizan/tennou_fr.html
フランクフルター・ルントシャウ2000年12月13日論評天皇の罪責
カール・グローベ
火曜日に東京で裁断を下したのは、正規の裁判所ではなかった。その判決は何らの義務をも課すものではない。この判決からは、日本軍に売春を強要され、人としての尊厳を奪われた中国や朝鮮、インドネシアやその他の国々の女性30万人のうちで生き残った人々が、その想像を絶する屈辱へのほんの僅かな額の補償すらも引きだすことはできない。
旧ユーゴ国際戦犯法廷前所長ガブリエル・カーク・マクドナルドは、単なる「法廷」の座長を務めたに過きず、また、この「法廷」を催したのは、女性の権利や人権問題に取り組んでいる団体でしかない。だが単なるトリビュナール──そしてこれがもっとも重要な点だが──であるからこそ、当時は神とされた天皇裕仁の歴史的な役割について、これまで日本の世論で公認されてきたのとは異なる評価が下せたのだ。
日本社会は総体として自らの歴史と向き合ってこなかった。歴史の真実と正義を求めたのは日本の国家ではなかった。国家にとっては、1946年から1948年にかけての東京裁判での主たる責任者7名に対する死刑と16名の終身刑で、十分こと足りただろう。受刑者が1959年に(裕仁の個人的な指示で)都心にあるあがめの場、靖国神社の、国家的英雄や偉大な指導者らの連綿と続く列に加えられたことは、それ自体数少ない連合軍裁判の判決を相対化してしまった(訳註1)。
一政権政党にほぼ不断に支配され、永遠の官僚制に行政を任せ、大企業の経営者たちに組織され、そしてこの3つの勢力の相互のせめぎ合いを通して制御される中で、国家は朝鮮や中国、東南アジアや太平洋地域への暴力的な略奪行軍の歴史を、一方では記憶から排除しつつ、他方で国の歴史の中に取り戻してきた。政府は何十年もの歳月を費やして、ようやく許しを請うところまで漕ぎ着けた。近隣の諸国に対して──。だがそれは国から国に対してであって人間に対してではない。森喜朗首相が天皇の神的系譜について語る際にときおり用いる奇妙な表現からうかがわれるように、近隣諸国が経験上恐れていることが、日本社会の少なくとも一部ではコンセンサスになっている。
「法廷」が下した裁断は、歴史認識の霧の中を一条の稲妻のごとく突き抜けた。それは法的効果は持たないものの、ニュルンベルク裁判の後、アウシュヴィッツを始めとする絶滅収容所の加害者に対する訴訟がドイツ人の意識に及ぼしたこと、すなわち啓蒙をもたらすものだ。
啓蒙は日本人自身の課題だったはずだ。日本人がほとんどそれに取り組まなかったことは、世界の政治情勢に負うている。天皇を国家の象徴として在位させることは、1945年以降の短いがラディカルな自由化改革の期間においてアメリカ占領軍自身の関心事だった。この象徴が、危慣された政府の転覆や革命をふせぐ保証となったからだ。そして朝鮮戦争勃発(1950年)の後は、(おそらく治癒効果をもたらしたであろう)意識改革をさらに推し進めようにも、日本はアメリカの同盟国としてあまりにも重要になりすぎていた。歴史を記憶の彼方に排除するメカニズムは、太平洋の彼岸と此岸に跨がる妥協策の片面であり、その別の一面は軍事戦略によって規定されていたのである。無数の名もない犠牲者たちを忘れ去るというシニシズムは、そのことから必然的に導き出された。
前提となる諸条件が、したがってドイツとは異なっていた。ドイツの西側連合軍の3占領地区は、冷戦の時代にあって、もっとも近い過去との訣別と引き換えにようやくその役割を達成しえた。西側世界への統合には、ナチス独裁に対して下された判決を社会に根づかせることが前提だった。「東」ブロックに対しては、旧態依然の連邦共和国(訳註2)は時にはラディカルだが概ね穏健だった労働運動を社会市場経済に統合することで初めて優位性を示せるようになった。そして、統一を遂げたこの国は、不和に満ちた過去から導かれる教訓を忘れない限りにおいて、ヨーロッパという枠組みの中で平和の旗をかかげる役割を果たせるのだ。もしドイツが違った態度をとれば、ヨーロッパ大陸においてアメリカの「陸の剣」たることすらできないであろう。歴史の道義的教訓を持ちだすまでもなく、この国は、存続していくためにあらゆる国々との宥和と友好を必要としているのである。
このことは、海の向こうでイデオロギー上の敵やその他の独裁者が支配していた間は、日本にはさほど厳密には当てはまらなかった。だがソ連の権力機構の崩壊と中国の経済開放、韓国と台湾における民主化が、ここでもこの前提条件に長く尾を引く変化をもたらした。日本は、平和を維持しようというのであれば、隣国との間で適当に折り合いをつけるだけではもはやおさまらず、和解を実現する必要がある、それも言葉の上だけではなく。天皇の責任そしておそらく罪も、そうなれば、もはや問わずにおいたり、美化したりしてはおれまい。歴史から学ばない者は、学び直さなければならないのだ。東京の「法廷」がそのための一つの方向性を示している。
訳註1:この部分戦犯合祀に関して、朝鮮人BC級戦犯裁判を考える会の田口裕史さんから以下の御指摘をいただいた。1959年に合祀されたのはBC級戦犯で、A級戦犯は1978年10月に合祀された。合祀されたのは14名。「裕仁の指示で」と明言してある個所は、疑問のあるところだ。(バウネット評)
[後略]
[引用終わり]
上記の「訳註1」で指摘されている「A級戦犯」の「合祀」が、1978年10月に強行されたこと「こそ」が、いわゆる靖国神社「参拝」問題の最大の焦点であることは、批判的な歴史研究の初歩中の初歩である。
このような、まさに決定的な論争的問題点で、初歩的な間違いを平気で犯す幼稚な連中が、全共闘時代こと、無秩序な学園紛争時代の学園祭さなながらの「法廷茶番劇」を演出してしまったのだから、この失敗については、当然、主催者が頭を丸めて詫び、訂正を発表すべきところである。
それなのに、もしかすると、「無辜の若者」たち相手なら、その間違いを隠し通せ、今後も、同じようなお粗末「平和売人」商売を続けることができるとでも、思っているのだろうか。
こういう連中が「平和」を語っている内は、この私までが、「また騙っている」と思われてしまって、誰もが歴史の真相を知ろうとしなくなり、誰もが本気で平和の実現のために戦おうとは思わなくなるだろう。
以下、簡略な「中立的」電網情報の存在を示す。
[以下、引用]
http://news.kyodo.co.jp/kyodonews/2001/yasukuni/news/20010807-80.html
靖国神社参拝問題
■共同フロント■フラッシュ24■中国語■English■ニュース特集
A級戦犯合祀とは靖国神社は一九七八年十月、東条英機元首相ら東京裁判のA級戦犯十四人を「昭和殉難者」として遺族にも知らせず合祀(ごうし)。八五年八月十五日の中曽根康弘首相による戦後初めての公式参拝の際、中国政府はA級戦犯合祀の事実を問題視して反発し、翌年から首相参拝は中断した。以後自民党は、神社の祭神からA級戦犯を除外(分祀)するよう要請しているが、神社側は信教の自由などを理由に拒否の姿勢。今年七月にも訪中した与党三幹事長に唐外相が「A級戦犯が合祀された靖国神社への指導者の参拝は受け入れられない」と強く批判している。
(了) 08/04
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[引用終わり]
以上。
➡ 前田朗関連記事:465号 466号 467号 469号 471号 472号
本多勝一“噂の真相”31