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長編連載記事
●連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態(その36)「絶滅」黒「強制」白の髑髏で描くナチ収容所図の謎
拙著『アウシュヴィッツの争点』の読者が、古いはといっても、たかが29年前に初版が発行された本を、貸してくれた。『ゲシュタポ/恐怖の秘密警察とナチ親衛隊』(ロジャー・マンベル著、渡辺修訳、サンケイ新聞社出版局、1971.4.30.初版)である。貸してくれた実物は26刷で、1973.8.1.の増刷分であるが、注記がないから初版と同じ内容のようである。原著の初版は1970年と記されている。1970年は今から30年前である。
160-161頁には、拙著『アウシュヴィッツの争点』の冒頭、「はしがき」の直前の12頁で紹介した図と、ほとんど同じ図が載っている。簡略に表現すると、「絶滅」を黒、「強制」を白の髑髏で色分けしたナチ収容所の図である。「黒」を詳しくいうと「横長の矩形の黒に白抜きの髑髏」であり、「白」の方は「横長の矩形の囲みの中に黒の髑髏」である。私は、拙著の図の説明として次のように注記していた。
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●連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態 (その37)アメリカ放送「虐殺資料発掘」は古ネタ蒸し返し?
アメリカの有名な左翼雑誌『進歩論者(プログレッシヴ)』(49・2)が発掘していた資料によると、イギリスの心理戦争委員会(PWE)が、おなじ年の、おそらくその前に、ドイツ人が「ガス室」をつかって何百万人ものユダヤ人と「のぞましくないもの」の虐殺をおこなっているという「プロパガンダ」をながしはじめていた。そして、おそくとも一九四三年の八月にはPWEの責任者が内閣に、つぎのような内容の覚え書きをわたしていた。
「この噂話をながしているが、そのような奇妙なしかけ[ガス室]が存在するという証拠はまるでない。この関係のユダヤ人情報源からの噂話はとくに疑わしいので注意してほしい」⇒全文を読む
随時追加“編集長日記風” 木村愛二の生活と意見
2000年6月分
6.29(木):開店休業「21世紀アメリカの世界戦略」に軍事問題研究会の援軍
6.26(月):ガス室で絡む半可通の医者はドイツだけでなく日本にもいるのだ
6.23(金):1986年初版の『パズル・パレス/超スパイ機関NSAの全貌』で軽い皮肉
6.22(木) :「我は生き彼女は逝きし六月の……」歌詠みが目の前にいた昨晩
6.17(土):1960年安保論議から『正義の人々』(アルベール・カミュ)再読に至る
6.7 (水):「失敗」をデータベース化して分析する科学技術庁の方針
6.2 (金):「第十軍(柳川兵団)法務部陣中日誌」の実物の所在と背景事情(?)
緊急連載:『週刊ポスト』Bashing反撃
●『アウシュヴィッツの争点』Web無料公開
ユダヤ民族3000年の悲劇の歴史を真に解決させるために
第二章:「動機」「凶器」「現場」の説明は矛盾だらけ(その2)
(22)「死体焼却炉」には一日一万人分を処理する能力があったのか
(23)「ロシア人が許可しない」という理由、いや、口実で実地検証なし
(24)「復元」「改造」「偽造」「捏造」、戦後五〇年の記念の軌跡
(25) 揚げ足取り論評の数々、「ガス室」と「気化穴」のすり替え
(26) イスラエルの公式機関でさえ「信用できない」証言が半分以上
第2部/冷戦構造のはざまで~米ソ賛成、アラブ総反対のパレスチナ分割決議の背景~
(27) [第2部の「はしがき」に当たる映画『ショア』批判]
第3章:発言処罰法という「新たな野蛮」の裏の裏の背景
(28)「権威に弱い独マスコミ」と、ドイツという国の真相