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2002年 3月30日取材 ものづくり職人列伝 |
「五代目の小倉織物」 |
小倉徳治郎さんについて |
高引き機について |
ジャガードの衝撃 |
家業を継ぐこと 家業を継ごうとされる亮さんは毎日、深夜まで猛勉強中です。 徳次郎さんがおっしゃるには、「毎日のことやさかいにね。日々の生活の中で見たり聞いたり」することが「自然の流れをつくっていく」とのこと。つまり、家業を継ぐとは、そういうことなのかもしれません。 わからないことがあれば、お父さんやおじいさんが聞くことはできますが、結局やっていくのは自分自身。「あとは、自分がどれだけ吸い取るかです」とひたむきな姿には心強い思いがしました。 織りについては、「1聞いて10わかれ」というおじいさんの言葉。 どんな仕事でも同じですね。自分が技術を身につけて、それで生計を立てていくというのは、伝統産業もサラリーマンも同じだな、と感じました。 |
新しい技術とこれから 最後に、亮さんがパソコンで作っている模様を見せてくださいました。織りのことは「まだまだ勉強中」とのこと。パソコンを使ったデザインなど、新しい技術を取り込んでいくのも、「時代の波ですわ」とおじいさん。こればっかりは、自分で切り開いていかなければなりません。ジャガードが入ってきたときのように、使いこなせないと取り残されてしまいます。 ただ、今の西陣の状況はほんとうに厳しいです。そんななかで、常に新しいことに挑戦し、これからの西陣織をつくり続けようとされる小倉亮さんにエールを送りたいと思います。 |
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