みなさんから寄せられたメッセージ


1997年2月に和歌山県・太地で捕獲されたオルカ、またロシアにおけるオルカ捕獲に関し、E-mailによる署名活動をおこなってきました。毎日少しずつみなさんからのメッセージが届き、こんなにも多くの人々が今回のオルカ捕獲、あるいは野生生物に対して真剣に考えていることを知り、大変うれしく思っています。

これらのメッセージは捕獲から4年以上が経過した今も途絶えることがありません。

|97.2〜97.4|97.4〜98.41998年1999年2000年2001年
2002年2003年


T.Tさん

水産庁のホームページに記載されている(このあと字化けしています)それは、国の調査機関と書いてあるが、その名称等を公開していない。
また、参加された研究者が誰かも公表していない事。事前に協議が行われたと書いて有るがいつ行われたか、どんなメンバーによる協議であったか、反対者は存在したのか等まったく触れられていない。
なぜ、今まで水産庁は捕獲に関しては許可を与えていなかったが今回はなぜ捕獲許可を与えたのか?その中には具体的な研究目的、期間、がはっきりとしていない。
私は闇雲に反対しているのではない。(グリー*ピースの様な自然、自然と言う人間でもないつもりである)ただ、その研究目的がはっきりしない研究などで捕獲する事について反対しているのであり、ただ単に今まで報告が有った研究に対する確認のための様な研究などは最低だと考えている。きちんとした、研究目的を提示するべきであると考える。
学術研究と名を打った水産庁の発表であるがシャチの研究で他の動物ではあまり類を見ない家族型の動物である事も犠牲にしてまで利を取る必要が有るのか?水産庁いや、国としてはもっとやる事が別にあるだろう?と私は思う。
無意味な干拓事業や、無意味なダムの廃止、そして海洋汚染の低減や浄化こういう部分にもっとわれわれの税金を使って欲しい。我々の汗水たらした税金はお宅ら役人の懐に入るために有るのではない。国のため、世界の日本のために使って欲しい。
そして、21世紀の自分らの子供たちに昔の様な自然を継承して欲しい。

F.Tさん

こんな事件が起こっていたことすら知りませんでした。
いろいろとオルカに関する本(バンクーバー沖の研究など)をよんで、家族単位の行動をすることは知っていましたが、水族館関係者がそれを無視した行動をとるのは驚きました。

S.Tさん

日本の水族館にシャチはもう必要ないと思います。

O.Mさん

人間が生きていくため(食用の魚など)に必要な”狩り”ならば許せます。
でも人間の勝手でオルカを見世物にして傷つけるのはやめて下さい。

N.Mさん

必要があって食する以外に、命を奪うことをするのは人間だけです。
大きな海洋動物を捕獲し飼育するというのであれば、海ほどの広い水槽を持たなければすべきではないと思いますし、陸の動物であればアフリカ大陸ほどの大きな場所を提供しなければ飼うべきではありません。人間だってあんなに狭い場所に閉じ込められたら気が狂います。動物だって例外ではありません。
もういいかげん、金儲けのために動物を虐待するのはやめましょうよ。人間が一番偉いんだという思い上がった気持ちは捨てましょうよ。もっと違う方法で、豊かに暮らせるはずではないでしょうか。知能が高いのならば、それを別なところに使うべきです。

S.Jさん

雑誌「Diver」の最新号でこの記事を読みました。私の住んでいる静岡県には件のシーパラダイスがありますが、私の記憶している限りでは、県内ニュースでもオルカが搬送されたという報道はされませんでした。
学術目的というのが誰に隠し立てするものでもない正当な理由として水族館側も認識しているのであれば、もっと大々的に報道されるはずです。事実、何年か前に雌のオルカ(彼女はフランスで調教されたものだ、と報道されていたと思います)がつれてこられたときは、その報道ぶりはすごいものでした。彼女は今でも水族館の看板スターとしてCMもされています。
ただし、CMに起用されている彼女の映像は非常に心痛くなるものです。彼女の背びれはまっすぐ立っておらず、左右どちらかにだらりと折れてしまっているのです。
今回、報道が控えられているのは、水族館側も批判を予見し、事前にこれを回避しているからではないかとも考えられるのですが、みなさんはどうお考えでしょうか?
また、一連の行動によって、明らかに学術目的以外の大きな目的があることを、水族館側が自ずから露呈させてしまったとも受け止められます。
今回は、オルカが日本近海で捕獲され、水族館に高額で取り引きされたことから、このような問題提起がされましたが、本当なら、オルカに的を絞らず、すべての野生生物について目を向けるべきではないのでしょうか?オルカ以外にも商業目的で捕獲され、輸入されてくる野生生物は数限りなくいます。学術目的で輸入されてくるものもたくさんいます。そういった生き物たちの権利についても、広く目を向け、狭い大学の構内や研究所、あるいは一般の飼育施設の中で行われている行為が果たして本当に彼らの生態の研究になっているのかについて、研究者自身にも考えてもらうべきだと思います。
私は趣味でダイビングをしていますが、海の中で出会う魚たちは明らかに水槽で飼われているものとは違う行動をしています。狭い空間に押し込まれたら人間だっておかしくなって日常とは違う行動をとるのですから、自然の中で生きている彼らを見たいのなら、観察する側が、リスクを覚悟で彼らの世界に入っていくべきです。彼らの視点で見たときに初めて彼らが見えてくるのだと私は思います。
今、学術研究という名で語られている行為を、「人間」という対象について行ったとしたら...ガラスの小屋に入れられて24時間監視され、機械をはめられ、定期的に検査され、行動のすべてを逐一記録され、さらに強引に交尾、出産までさせられたら...こんな状況下で「日常生活」が送れる人間が何人いるでしょうか?そう考えれば、今行われている行為がどれだけ無意味なものであるか、研究者になれるほど頭のいい(優秀な成績で一流高校、一流大学に進んだ)方々ならわかると思うのですが...
今すぐに方向転換することは、無理かもしれませんが私たちの子供の代には、21世紀には、この地球上のすべての野生生物の生息地が守られ、動物園や水族館、植物園が映像を通して彼らの生態を学習する場となり、本物がみたいならば、その場に赴いて観察するのが当然、という考えが定着し、自分の手元に野生生物を確保することは恥ずかしいことである、ましてや客寄せに使うなどとは言語道断、という社会であってほしいと思います。そのためにも、今を生きている私たちが、もっと地球規模で環境や人間の在り方について考えていかねばならない時期にきていると思います。

M.Rさん

私もこのような形でしか参加出来ませんが、積極的に自分なりに出来ることをやっていきたいと考えています。
まず、出来ることは、水族館や動物園には行かないこと。

H.Jさん

イルカ・クジラだから反対というのではなく、自然を消費する水族館の在り方そのものに抗議します。鯨類だけでなく、いま、日本に続々、新設されつつある大型水族館の需要のために、日本や海外の野生生物が、大量消費されています。
「教育・研究」という一見社会性のあるような名目で、こうした暴挙が実行されていることは、見逃されるべきことではありません。

Y.Nさん

私は今まであまり関心はありませんでした.友人にイルカが好きでオーストラリアのロッキンハムにある研究所で働いている人がいます.その友人の影響で最近の海洋動物を取り巻く環境の変化やそれに対する日本の関わりかたが決してよくないという事を知りました.人間は自然の中で生きているのではなく生かされているのです.つまりそんな人間に他の動物を生かす権利もないし不可能なことであり,ただ飼育動物を殺そうが生かそうが自然に対して何の責任もとらなくてもすむというだけの人間のエゴの固まりにしか感じられません.

W.Eさん

私は初心者ダイバーです。また、理系の学生です。研究のありかた、動物との接し方について、もっと多くの人が知るべきです。
人間も動物であり、自然の中から生まれてきたことを思い起こしましょう。

N.Cさん

人間の誤った知識で、野生動物達が住処を追われたり、命を奪われるようなことが許されてはいけないと思います。大勢の人達が、人工的な環境下での野生動物達の姿を見たいと望まなければ、この様なことも起こらなくなるのではないでしょうか。
一日も早く、彼らが元の住処に戻り、家族とともに平和に暮らしていけますように・・・。

S.Tさん

わたしもオルカが大好きです。鴨川シーワールドにも2回ほど行ったことが有ります。ただオルカに会いたかったから・・・
けど芸をするオルカは美しくない。やっぱり、大自然の中を悠々と泳ぐ姿が一番美しいと思います。芸をするオルカを見て何の教育になるのでしょうか。
野生環境を学習するには結構なことだと思いますが、野生動物を捕獲してまで、展示する必要が有るのでしょうか。鯨類の知能の高さはもう誰もが承知しているはずです。
家族で生活していることももう、常識のはず。家族をバラバラにしてもいいなんて権利は人間には無いはず。
人間が生態系を自由にしていいなんてことありえない。
水族館の教育的意味って”人間が一番偉い”と言っているような気がします。
***人間は偉くない***

K.Mさん

私は海洋生物の中でオルカが一番好きで、タルボット等環境ビデオなどを愛用していますが、そうした私1個人のニーズでさえ、やはり野生生物に対して何らかの有害なものとして利用されることになるということは悲しいことです。
野生生物は私たち人間と共生していくのに不可欠なパートナーです。一体誰が他人の自由を奪う権利があるのでしょうか?人にも人権があるように他の生物にも生きる権利があると思います。

F.Mさん

ここ2年ほど夏がくる観光客でにぎわう前の沖縄に行っています。(梅雨があけて、台風がくる前の一番穏やかな時期です。)
初めて沖縄に行ったとき、ダイバーさんの船に乗せてもらって沖まで出ました。私たちはシュノーケリングだけでしたが・・・。
恐かったんです。海面から海底を見たときに、透明度と良いサンゴの色と良い魚たちの泳ぎと良い・・まさに水族館で見たままなんです。
私自身が空を飛んでいるような気分にさせられてしまうんです。
でも、水族館では見れませんよね。魚たちのあんなにのんびりしてるところ。
あの、魚たちはあそこにいてこそ!なんだなーって思いました。せっかく、自分にあった”生きる場所”があるのにって思います。
先日も、水族館のニュースを見ました。今の水族館に求められるものは・・・「もっと大きな水族館」、「もっと大きな魚」
ストレスを感じるのは、「ストレスを感じてる」って主張できる人間だけで十分です!!

H.Hさん

象の密猟と同じで、買ってくれる客がいなければこのような非常なことは行われないことと思います。
このような恥ずかしいことは、同じ日本人として非常に、情けないことであります。いかに、学術のためと化粧を施そうとも、拝金主義以外の何者でもなく、間違いは、直ちに修正しなければならないと思います。

Y.Tさん

実際に海で暮らすオルカの姿を見ないかぎり、なぜ捕獲に反対するのか?ということが、世間の人々にはよく理解できないことなのかもしれない。
生態を知っていれば、たとえ1頭でも欠けるということが、家族単位で暮らすオルカにとってはとても残酷な事だとわかるはずなのに・・・。
とにかく、研究とか理由づけして商用に使うのだとしたら、もう止めてもらいたいと思う。

S.Mさん

どんな理由があろうとも野生のオルカ、もちろんイルカ・鯨類の捕獲に絶対反対します。
野生を捕獲・虐待する事は、地球の終わりを意味します。
「まだ大丈夫」「誰かがやるだろう」と思わないで今、行動を起こしてください。法律の見直しをしてください。
鯨・イルカ・オルカは、地球にとって大きな財産です。野生の彼らを守ること、そしてすでに捕獲されている彼らを野生に戻すべく努力を私たちはするべきです。

I.Yさん

オルカが家族で行動するのを知っていたので、また、そうでなくとも野性生物の捕獲は、たいへん悲しい事だと思いました。
私は、動物たちが好きです。だからこそ自然のなかで生きてゆくのを見守りたいと思います。

Y.Iさん

一時も早くオルカさんたちを海に帰してあげてください。
金儲けや娯楽といった人間だけのエゴによって動物たちを苦しめるのはやめてください。

K.Hさん

絶対に捕獲をくい止めたい。
このままことが進んでしまったら、今までの日本で開催された、クジラ・イルカ会議も、イルカブームもすべて台無しになってしまうような気がします。

M.Sさん

「野性動物の保護」、という言葉を知っていますか?

I.Jさん

私はシャチが大好きです。まだ、この目でシャチを見たことありません。だから、いつか見たいとおもってます。でも、シャチを痛めつけてまでみたいとはおもいません。シャチは自由にいきる生き物だから早く助けたいです。自分の利益のためだけにシャチの家族を離ればなれにするなんて許せません。わたしもなにかできることをしたいです。

I.Kさん

太地の伝統捕鯨については、反対するつもりはありません。伝統捕鯨/生存捕鯨に関しては、守っていくべき必要も感じていました。ただし、今回のシャチ捕獲のニュースで、太地の誇りは地に落ちたと思います。
シャチが決して人類よりも優れた頭脳をもっているとか、本当に家族関係を大切にする生物であるとかいう説の真意は、分かりません。
しかし彼らをじっと見てください。あなたたちにまともな人間らしさが残っていれば、必ず何か大切なものを感じるはずです。少しまともな神経を取り戻すためにも、捕獲した彼らの目をじっと見てください。少しは、自然に対する畏敬の念や私たちも自然の一部であるということを自覚し、国際世論にも耳を傾けてください。
お願いです。彼らを元の家族に返してあげてください。あなたたちも自分の家族を失いたくはないでしょう。

Y.Hさん

生態調査としての捕獲なら僕も異論は無いがその内の何頭かを、国の選定した水族館に渡すのは絶対に許せない!
理由1:オルカは水族館の水槽能力では飼育不可!
理由2:オルカは人々のさらし者にするべきではない!
オルカをどうしても飼育したいなら皇居がスッポリ入る位の水槽を用意しろ!

E.Rさん

世界の社会の認識を無視する今回の太地でのシャチの捕獲は、世界からの批判を受けるに等しい行為です。
アメリカで多くの人の協力によってkeikoという鯱を解放しようという動きが高まっている時に、その社会動向を考慮せず、施設内での研究を理由に捕獲するのは納得できません。今すぐにでも解放するべきです。

Y.Jさん

御蔵島のイルカにあってから、水族館のショーが見られなくなりました。
オルカももともと大好きな動物でしたので残念です。捕獲のニュースには驚きました。実際規則など守られていないんですね。

N.Hさん

反対です。
特に観賞用とか研究用というのがますます許せない。クジラみたいに、食用で捕るとか(これも不愉快ではあるが)なら、まだ、自然の中の流通と我慢もできるが...
体長が5mを超すようは生き物を、飼育出来ると思っていること自体が間違っていると思う。

F.Yさん

最近では野生動物保護のため、野生動物そのものを展示するのではなく、バーチャルリアリティーなどの使用など考えられている昨今、使用の目的が不明瞭な捕獲には反対です。この輸入はひょっとしたら、ロシアにとっては、元手のかからない輸出商品なのかもしれません。特に経済力の低い国々では、野生動物を商品化し、野生動物とペットの区別のつかない日本人などに売る商売があるようです。

F.Tさん

捕獲は可哀想なので止めてほしい。

E.Tさん

これは、オルカだけでなく、他の動物に関しても同じ問題と思います。
オルカは家族で行動するとのこと。これを崩してしまったら繁殖にも関わり頭数が減る一方です。
それに、人間はいままで、自然界から数多くのことを学んできました。そして、今後もたくさん学ばなければならないと考えます。自然に反してはいけないと思います。
水族館はなぜロシアから連れてこようとするのでしょう?

Y.Sさん

一昨年、和歌山県太地町の鯨類博物館でオルカを見ました。 海岸の一部をそのまま使って飼育しているので、一見自然の中で育てられているかのように思えますが、実際に側で見た時、オルカのすぐ近くを魚が泳いでいても目もくれず、濁った水のバケツに入っている死んだ魚しか食べない姿を見て、とてもショックでした。
もし教育の為、研究の為という名目で捕獲、飼育するのであれば、本来あるべき姿および環境下で扱われるべきだと思います。(その事自体が人間が自然を支配しようとしている表れだと思いますが。
本当は人間だって自然の一部にすぎないのではないのでしょうか・・・) どうか彼らの立場を尊重してあげてください。
彼らには彼らの生活の場があり、我々人間の生活を脅かすようなことはしていないと思うのですが。 彼らや他の自然と共存するということは、決して人間側の都合だけで判断できる事ではないと思います。

T.Cさん

オルカは家族の絆が人間並、いえそれ以上に強い生き物です。それを引き裂くことは私達が家族から引き裂かれるのと同じです。どうか、「捕獲」ではなく「保護」を、無事に海に帰してあげることを考えてあげてください。稀少種です。彼等の自由を奪うことは誰にもできません。同じ地球に生存するものです。人間の主観ではなく、地球規模の客観的視点でご考慮ください。
心から、慎重かつ適確なご判断をなされること、お願い申し上げます。



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