米発:科技・通産出席、情報非公開批判
1999.11.3.mail再録。
まずは、以下の最新.記事を、御覧下さい。
『日本経済新聞』(1999.11.3)
原子力情報の公開
「日本は最悪」米有力民間団体が批判
米有力民間団体の自然資源防衛協議会(NRDC)のコクラン核計画担当部長は1日、コロラド州デンバーで開かれている核廃棄物に関する国際会議で講演し、日本の原子力情報公開は「まったくなっていない」と強く批判した。「米原子力規制委員会を見習うべきだ」などと述ベ、出席していた日本の科学技術庁、通産省の担当者らに改善を求めた。
NRDCは米原子力政策に強い影響力を持ち、米原子力規制委員会の透明性向上にも大きな役割を果たしてきた。コクラン部長は事故や対策に関する情報の公開が「日本とロシアで最も進んでいない」としたうえで「日本はロシアよりはるかに劣る」と指摘した。
同部長によると、過去20年近くにわたり日本の原子力規制当局に様々なデータや資料の提供、閲覧を求めてきたがそのたびに難航したという。米国では資料センタ-が整い、インターネットでも規制委員会の決定事項や調査内容が見られるようになったが日本は「進歩がない」としている。
東海村の臨界事故以来、日本の原子力規制への関心が高まっているが、米民間団体などの間では日本の情報提供に対する不満は強いという。同部長の指摘に対し、日本政府の出席者は「それほど格差があるとは思えないのだが」と戸惑いを見せていた。
(デンバー:安藤淳)
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ああ、恥ずかしい、と感じた途端に、元軍国少年Aとしては、アメリカの市民運動も良い気なもんだ、と思い直しました。原爆を落とした国、最下層の貧困に苦しむ有色人種の原住民に、被曝も危険も教えずに採掘させたウランを輸出している国、そこで少しぐらい情報公開が形式的に進んでいるからと言って、デカイ面するな、などと呟いてみるのですが、やはり、ともかく、不愉快至極です。
さて、昨日、またもや、アメリカ資本から「高い、高い」と文句を言われ続けているNTTに、仕方無しに電話料金を奉納する覚悟をして、通産省の報道課に「情報公開」問題を聞きました。
でした。こういう状況下、市民運動までが「外圧」に頼るようでは、情けないですね。他にも原発関係の「情報漏れ」が続いていますが、とても疲れます。
以上。
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