デヴィッド・コールは、ハリウッド近郊に住むユダヤ人である。
コールは、アウシュヴィッツ、マイダネク収容所跡の「ガス室」を訪れ、ヴィデオの映像によって、その矛盾だらけな実態を明らかにしたことで、一躍、有名になった。
全国ネットのテレヴィ・ワイドショウにも、本情報基地の「国際情報基地リンクの城」にある「CODOH」主宰のブラッドレイ・スミス教授とともに出演した。
『マルコポーロ』廃刊事件に際しては、自ら良く知るサイモン・ウィゼンタール・センターの言論弾圧に対して、怒り心頭に発し、自費で来日を申し出た。それを受けて、本基地管理人の木村愛二も、自費で2回の記者会見を準備した。
コールは当時、25歳。お茶の水駅下の総評会館で行った最初の記者会見では、質問に答えて、父方はアシュケナジム(5~10世紀に南ロシア周辺に栄え、ユダヤ教を国教にしたタタール系のカザール帝国の末裔)、母方はセファルディム(本来のユダヤ人)であるなどと語った。
アシュケナジムとセファルディムに関しては、拙著『湾岸報道に偽りあり』を参照されたい。1998年7月発行予定の『偽イスラエル政治神話』の訳者解説でも、さらに新しい情報を追加した。
このヴィデオは、2回目の記者会見で上映するために、急遽、事前に送られてきた英語版を短縮し、日本語を入れて準備したものである。
しかし、最初はテレヴィ局が殺到して満席、2回目も多数の新聞記者が参加した記者会見の努力にもかわらず、大手メディアの一つとして、「ユダヤ人」が来日して「ガス室」の矛盾を説明した事実を報道しなかった。
このヴィデオは、下記の郵便振替えに注文内容を記入し、特価2000円と郵送諸費 500円、計2500円を送って頂ければ、直ちに郵送します。
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お断り:2017.8.25現在ビデオは取り扱っておりません。
DVD化を検討していますが、実行には至っておりません。
デヴィッド・コールの断片記事@憎まれ愚痴
現存する「ガス室」は、何度も念を押すようだが、たったふたつだけである。アウシュヴィッツIにひとつと、マイダネクにひとつだ。
マイダネクの「ガス室」については、すでに紹介したユダヤ人のコールがビデオの映像で、ドアが内側からしか閉められない構造であることを明らかにした。かれは、西側のオーストリアのマウタウゼン収容所の“元”「ガス室」こと、「事実上の定説」では普通のシャワールームのドアの映像と比較して、まったくおなじ構造だということを、だれの目にもわかりやすいようにした。マイダネクの「ガス室」についても、普通のシャワールーム以外のなにものでもないことが、すでに立証されたも同様である。
『アウシュヴィッツの争点』より
『マルコポーロ』廃刊事件の問題記事「ナチ『ガス室」はなかった」の一番重要な主張は、この『ロイヒター報告』にあったのです。私が私費を投じて開いた2度の記者会見では、英語版の『ロイヒター報告』全文コピーを50部ほど作り、ほとんどの大手メディアに渡しています。ユダヤ人のデヴィッド・コールも飛んできたのですが、大手メディアは『ロイヒター報告』も、ホロコースト見直し論者のデヴィッド・コールがユダヤ人であることも、まったく報道しませんでした。 シオニスト『ガス室』謀略の周辺事態より
私が、『マルコポーロ』廃刊事件の際に受け入れて記者会見に出てもらったユダヤ人、デヴィッド・コールは、当時25歳の若者で、アウシュヴィッツなどのヴィデオを作っていたが、「日本にきて良かったのは殴られないことだ」と何度も言っていた。アメリカに帰ってから、上記ヴィデオの共同制作者、スミス教授(わがHPにリンクあり)から「コールが裏切った」と言う趣旨のファックスがきた。私は、コールの気質的に不安定な様子を見ていたので、「残念だが彼には背骨がないと思った」という趣旨の慰めのファックスを送り返した。 「在独イスラエル公館での4人のクルド人死者に想う」(1999.2.25)より
(『中村敦夫新聞』引用)