見慣れた職場をぐるりと見回してみることで、明日への改善アイデアが浮かびます。職場のどの箇所を具体的にどんなふうに改善することが可能か−見過ごしてきた様々な問題点を『改善する』という目的をも
って点検しまししょう。
職場巡視
環境測定・健診の結果などを参考にして、職場の良いところ・直したいところをしっかり把握し、具体的改善に結びつけていくための取り組みへとステップアップ!普段慣れ親しんだ職場内を職場の仲間と見回ってみましょう。決してあら探し作業ではありません。作業のやりやすさ・やりづらさを一番気がつくのもそこで働いている労働者だからこそです。
みんなで巡視。そしてグループワーク
職場のひとり一人がチェックした内容を元にして話し合いましょう。よいところ、改善したいところとその方法について意見を出し合います。できることから始めるのが何よりの早道です。コストや時間がかかる改善は長期的なものとして、まずはすぐできる改善を見つけてみましょう。一つ変えられた喜びが、次のステップへのみんなの意欲を育てます。
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●職場巡視を実施するために例えばこんなツールを用意してください。
職場チェックリスト
職場のこんなところ、あんなところ−箇所毎に、望ましい状態かどうかをチェック。
照度、温度、騒音、換気、通路の確保、作業台の高さは大丈夫かなど、項目を上げればきりがないものですが、チェックリストを作成のために事前の討論を持って、ポイントや重点課題などを絞ったりします。仲間各人の着目点や要望などを織り込み、巡視グループ共通のチェックシートを作ってみましょう。
職場マップ
チェックリストと一緒に職場マップを作ります。出入り口・通路、机や機械の配置関係など、より客観的に検証するのに役立ちます。巡視しながらポイントを書き込んだりできるので便利。これらは手作りで構いません。形式などよりみんなが使いやすいような中身を作ることが大切です。
改善は働く者の実感から生み出されるもの。毎年当センターが開催している東京労働安全衛生学校は、職場チェックからグループワーク、改善提案までを最短距離で、よりわかりやすく体験する企画です。一般に広く参加者を募集して、わかりやすく労働安全の具体的な取り組みを理解できます。
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