※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
『亜空間通信』732号(2004/02/10)
【中東『御用学者』として重用された筆頭は板垣雄三・東大名誉教授とその周辺で佐々木良昭は論外】
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
転送、転載、引用、訳出、大歓迎!
阿修羅戦争47掲示板に、本日(2004/02/10)、以下の投稿が出現した。やむなく憎まれ愚痴る。
---------- 引用ここから ----------
ニッポン外交大丈夫? 専門家はかやの外、まずイラク派遣ありき 御用学者佐々木良昭を重用 [東京新聞]
http://www.asyura2.com/0401/war47/msg/922.html
投稿者 のらくろ 日時 2004 年 2 月 10 日 13:25:25:lijcWyS1gzuJkhttp://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040210/mng_____tokuho__000.shtml
[中略]■優れた情報聞く耳持たず
「この間の自衛隊派遣をめぐる論議で、中東研究者の声がまるで聞かれなかった。日中戦争に日本が突入した一九三〇年代、日本では戦争が始まった後に“中国を知ろう”という本末転倒の動きが起きた。いまの事態はそれを想起させる」
先月下旬、都内。司会の臼杵陽・国立民族学博物館教授はこう切り出した。この日、日本の中東研究の草分け的存在であるを囲む会合が催された。会合には、国内で第一線の研究者たち約五十人が出席した。
無念さと無力感が入り交じった発言が相次いだ。「政府は実際には中東情報を求めていない。国内、対米関係ですべてが決められている」。そんな声も上がった。会合の主役である板垣氏はこう語った。
[中略]■『御用学者』を重用
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
しかし、私は、上記の「国内で第一線の研究者たち約五十人」も、御用学者と喝破する。小見出しで「優れた情報」などと表現した東京新聞の記者も、無知蒙昧である。
偉そうに「一九三〇年代」を「想起」するのなら、自分たちの腰抜け振りが、当時の日本の御用文化人と同じだということを自覚せよ!
一九三〇年代を云々した悪餓鬼は、何と、今や、国立民族学博物館教授、つまりは、国有施設の国家公務員に成り上がって、いやさ、下がっていたのだが、私は、今から7年前の拙訳、『偽イスラエル政治神話』への書評を忝なくしたので、以下に発表し続けている。この頁のヒット数は、936になっている。
---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/glo-18.html
連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態
(その18)『偽イスラエル政治神話』の書評紹介と批判(2)
前回の(1)の冒頭に、この(2)を含めて、「双方ともに『アラブ』による評価を無視し得ない点が面白い」と記した。その点では、今回の書評子の方が、自称にせよ「現代中東を研究している私」と称するだけの現場感覚もあり、かなり具体的である。
ただし、文章作法に関しては、前回と同様の「今時・若者風・下手糞・訳文調」であるから、およそ一般向けではないし、本音も分かりにくい。それを我慢して読んだ上で、最後の私の「批判」をも参考にて頂きたい。
******************************
『週刊読書人』(1999.3.19)
ホロコースト否定論に依拠した反イスラエル論
ロジェ・ガロディ著『偽イスラエル政治神話』
臼杵陽
[中略]
(木村愛二訳)(うすき・あきら氏=国立民族学博物館教授・中東地域研究専攻)
ロジェ・ガロディ(1913~)は、フランスの哲学者。ソルボンヌに学び、20歳で共産党に入党。ナチス・ドイツ占領下でレジスタンスに参加、逮捕、収容所暮らしを経験。1970年に共産党を除名。現在、本書を理由としてフランスで有罪・罰金刑判決を受け、係争中。著書に「認識論」「20世紀のマルクス主義」「カフカ」など。
******************************
さてさて、この書評子は、私の「饒舌な語りに」「辞易し」たとか、「いい加減うんざり」とか失礼千万なことを平気で言うのだが、自分では、しきりと「現代中東を研究している」などと売り込むのであり、当然、自分の「現代中東」に関する知識の程度に、かなりの自信を持っているのであろう。その自称専門家が、日本の一般読者向けに記した私の「『訳者はしがき』というにはあまりにも長い解説」に、勝手に「辟易し」て文句を付けるのは、見当違いもはなはだしい。まったくもって迷惑な話である。私は、そういう自称専門家相手に書いたのではない。むしろ逆に言えば、もともと、その「長い解説」に、いわゆる専門家への皮肉をたっぷり記した通りに、多くの自称専門家が不勉強で、まともなことを書いていないだけでなく、実に臆病、かつ卑怯未練で、あれだけ騒がれたガロディの本を、訳出すらしようともしていないので、その種の肩書きに騙されやすい一般読者に警告を発したのである。訳出そのものも、そういう事情の下で、やむをえず始めた仕事なのである。
[後略]
---------- 引用ここまで ----------
その筆頭の板垣雄三・東大名誉教授に関しては、すでに以下の通信、投稿で、その化けの皮を剥いだ。
---------- 引用ここから ----------
http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku698.html
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/526.html
『亜空間通信』698号(2003/11/27)
【現下の国際経済政治軍事をド素人の東大名誉教授板垣雄三とかの体制許容補完物に聞く愚民の悲惨】
板垣雄三は実に慎重にまたは巧妙に国会でも「国連」という言葉を1度も口にしなかった検索結果あり。
やはり、いかにも「東京大学名誉教授」らしい芸当である。「偽の友」断定の朱印を押す。
以下の議事録を複写して、「国連」の鍵言葉で検索した。
---------- (この投稿の内部の)引用ここから ----------
第156回国会 外交防衛委員会公聴会 第1号
平成十五年七月十八日(金曜日)
午後一時三十分開会
公述人:
上田愛彦(財団法人ディフェンスリサーチセンター専務理事)
板垣雄三(東京大学名誉教授)
小川和久(国際政治・軍事アナリスト)
栗田禎子(千葉大学文学部助教授)
前田朗(東京造形大学造形学部教授)[後略]
---------- (この投稿の内部の)引用ここまで ----------
以上の5人の「公述人」の中で「国連」という言葉を1度も口にしなかったのは、板垣雄三だけであった。
他の教員職の2人も、元自衛官の小川和久も、はっきりと、「国連」の旗の下での活動を強調していた。というのに、まあ。
---------- 引用ここまで ----------
なお、この「公述」で点数を稼いだものか、板垣は、日本政府から「文化功労賞」を授与された。
昨年の夏という決定的な時点で、「国連」という言葉を1度も口にしなかったのは、最早、許し難い戦争犯罪である。
日本政府が、こういう御用学者を「かやの外」に置いた点だけは、少し利口なのかもしれない。
以上。