現場に立つ

大脇雅子の視察日記 (4) 2000.11〜現在


「現場に立つ」をモットーに国会活動を進めてきました。これからも自分の目で見、人々の話を直接聞いて、政策立案に力を注ぎます。視察の結果どのような対策等がとられたかの報告も随時このページに追加していきます。

 

アイム・ジャパン長野支社現地調査
2001年2月26日 長野県松本市にて

 KSDの関連の財団であるアイム・ジャパンは、特にインドネシアからの研修生・技能実習生の受け入れ団体として活動し、多額の利益を得てきました。長野の調査でも、企業が支払う18万円のうち、10万円をアイムが徴収し、研修生にはわずか8万円、そこから住居代なども差し引かれていることがわかりました。
 社民党調査団に対して、アイムの支社長は電話相談、雇用契約書をインドネシア語でも作成することなどを約束し、同行したインドネシア人研修生の移籍要求が5月中にも認められるなどの成果もありました。           

中国人研修生問題現地調査
2001年2月13〜14日 福井県武生市にて

 福井における中国人研修生に対する人権侵害については、参議院労働・社会政策委員会でもとりあげてきましたが、初めて現地調査に入りました。
 武生コンフィクソンでは、強制貯金の廃止など、改善点が見られたものの、中国の送りだし側の手数料取り立て(中方管理費)の問題は、さらに闇に隠れて継続されていることもわかりました。これは、日中二国間の外交ルートによる対策が必要ですが、技能・研修生制度自体が官政財の癒着、不正をはらむシステムとなっており、このままでは、外国人労働者の人権侵害が続くおそれがあります。 制度自体の抜本的改革が必要です。

 

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