え ん ざ い  か ぶ と や ま  じ け ん
冤罪甲山事件
A FRAMEUP : THE KABUTOYAMA CASE

 1974年、兵庫県西宮市の精神薄弱児の収容施設、「甲山学園」で起きた二人の園児の死亡事件に端を発したいわゆる「甲山事件」で、被告とされた山田悦子さん、荒木さん、多田さんの無実を訴えてきたホームページです。

 一審の無罪判決から一転、大阪高裁でやり直し裁判となった甲山事件は、1998年3月24日、再び神戸地裁で完全無罪を勝ち取りました。(差し戻し審の判決要旨

 ところが、不当にも検察は、またも大阪高裁に控訴しました。この第2次控訴審は異例ともいえる早さで大阪高裁の審理を終え、1999年9月29日、山田さんに対して3度目の、完全な無罪判決が出されました。 (第2次控訴審の山田さん判決要旨

 また10月には偽証罪にとわれていた荒木さん、多田さんにも相次いで無罪判決がなされ、検察は最高裁への上告を断念し、それぞれ3人の無罪判決が確定しました。(第2次控訴審、荒木潔さん判決要旨多田いう子さん判決要旨
 これで「冤罪・甲山事件」の刑事裁判はすべて、無罪終結となりました。 これまでご支援、お見守りいただいたすべての人と共に、勝利を喜びたいと思います。ありがとうございました。

 しかしまた、この、当然な無罪確定までに、事件から25年以上もの歳月が費やされました。何故、このような誤った裁判がなされたのか、何故、3度の無罪判決が出されるまで長期にわたる裁判が続けられたのか。被告とされた人たちの取り返しのつかない人生を思うとき、怒りと無念を禁じ得ません。 この甲山事件・裁判を機に、冤罪という公権力の犯罪とその悲惨を、二度と起こさせてはならないという思いを強くします。

 私たちは「冤罪甲山事件」が、この社会での人権のいしずえとなるためのアピールを発し続けるために、当面、このホームページを存続させます。人権が社会的認知を獲得する<人権の夜明け>に向けて、今後とも歩んでいきたいと思います。
1985年、98年、99年、三度の完全無罪判決が出された。
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TOPICS

  • 2013年12月13日をもってこのサイトはhttp://www.geocities.co.jp/kabutoq_orijinalに移転します。未完成のままですが、資料として保存したいと思います。

  • いまも闘われている冤罪事件のリスト<「甲山」の隣に>を<冤罪事件紹介>ページに掲載しました。

  • 国賠の取り下げの弁護団声明、救援会声名は こちら
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    1998.3.1オープン/2008.5.19更新

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