基地の概況(宜野湾市)
FAC 6051 普天間飛行場(Futenma Air Station)
FAC 6044 キャンプ・瑞慶覧(Camp Zukeran)
月別騒音測定結果(1995年度)
宜野湾市における基地問題について
1. 基地の状況
宜野湾市は、沖縄本島の中部に位置し、中南部を結ぶ交通路の重要な位置にあります。面積は、19.37平方キロメートル、人口82,891人(1995年国勢調査)、人口密度4,279人/平方キロメートルであります。
本市における米軍基地は、FA060511普天間飛行場4.81平方キロメール、FA06044キャンプ瑞慶覧1.60平方キロメートル、FAC60761陸軍貯油施設0.02平方キロメートルの3施設が存在し、これらの施設を合計すると6.43平方キロメートルで、本市の全面積に占める割合は実に33.2%となり、人口密度は6,329人/平方キロメートルとなる。
特に普天間飛行場は、周辺の密集地に囲まれて市の中央部に位置することから、基地から発生するさまざまな被害や、調和のとれた計画的な街づくりの面でも大きな障害となっている。
基地から発生する問題として、航空機による騒音があり、市民からの苦情も多いため、現地司令官に対し市民上空での訓練の中止を求めて抗議するも、一向に改善がみられない。
改善を図るには、普天間飛行場の返還以外にはない。
2. 航空機事故等について
普天間飛行場に所属する航空機が、県内外で墜落事故等を繰り返している状況にあり、72年から1994年まで57件の事故が発生している。(年間2.5回の割合で事故が発生していることになる。)
市民は、常に不安をいだきながら毎日を生活している。平和な日本に、このような状況が他にあるでしょうか。
リコプター等の事故
事故の種類 |
件数 |
備考 |
墜落 |
11 |
死亡 84人 負傷 25人 |
不時着(繁急着陸) |
38 | |
落下物 |
8 | |
計 |
57 |
3.騒音被害について
平成7年6月 航空機騒音測定器の結果(別添参照)
19時〜22時(夜間) |
456回発生 |
22時〜24時(深夜) |
139回発生 |
7時〜19時(日中) |
1,642回発生 |
0時〜7時(深夜) |
7回発生 |
計 |
2,244回発生 |
秒数 39,853.1秒
最高値 94.6 dB
市民からの苦情 10件
*本市おける防音工事区域
(1)普天間飛行場関連
(2)嘉手納飛行場関連
助成区域面積:
80WECPNL区域 |
200ha |
75WECPNL区域 |
350ha |
合計 |
550ha |
新たな騒音間題として、FA一18ホーネットの飛来、P3一Cのタッチ・アンド・ゴウ及び最近横田基地からから一時移住しているDC一9患者輸送機ナイチンゲールが、ジェット音を響かせている。
出典:『基地の概況』(宜野湾市)