1.FAC6051普天間飛行場(Futenma Air Station)
(上図:『くらしと自然を考えて』(普天間飛行場移設対策本部)から)
(1)所在地:
宜野湾市(字宜野湾、字野嵩、字喜友名、字新城、字伊佐、字大山、字真志喜、字大謝名、字佐真下、その他)
(2)面積:4,830
(平成4年3月31日現在)単位:1000平方メートル
市町村名 |
国有地 |
県有地 |
市町村有地 |
民有地 |
計 |
宜野湾市 |
318 |
0 |
50 |
4,462 |
4,830 |
注)
(3)地主数:2,164人
(4)年間賃借料:37億2,100万円
(5)主要建物及び工作物
建物:
基地司令部、第36海兵航空群司令部、格納庫、管制塔、整備修理施設、部品倉庫、兵舎、消防署、診療所、体育館、クラブ、教会
工作物:
滑走路(2,800m X 46m)、燃料タンク、アンテナ、プール
(6)基地従業員数:183人
(7)軍人:3,228人
(8)軍属:40人
(1)管理部隊名:
普天間航空基地隊
(2)使用部隊名:
普天間航空基地隊司令部、第1海兵航空団第36海兵航空群、第18海兵航空管制群、第17海兵航空支援群A分遣隊、第262海兵中型ヘリ中隊、米海軍口径測定事務所、海軍調査部、その他
昭和20年 | 米軍占領と同時に接収され、米陸軍工兵隊が本土決戦に備えて滑走路を建設 |
昭和28年 | 2,400mの滑走路を2,700mに延長、ナイキ基地が建設される。 |
昭和35年5月 | 空軍から海兵隊施設に移管され、海兵隊航空基地として使用開始される。 |
昭和44年11月 | 第1海兵航空団の第36海兵航空群のホームベースとなる。 |
昭和47年5月15日 | 復帰に際し、普木間海兵隊飛行場、普天間陸軍捕助施設、普天間海兵隊飛行場通信所が統合され、普天間飛行場として提供施設となる。 |
昭和49年 | 嘉手納飛行場へのP-3機移駐に伴い同機の補助飛行場として使用するため滑走路が整備される。 |
昭和49年1月30日 | 第15回日米安保協議委員会で一部の無条件及び移投条件付返還を合意 |
昭和51年10月 | 返還予定の中原区から航空機誘導用レーダーを移設する。 |
昭和52年3月31日 | 109,000平方メートル返還 |
昭和52年4月30日 | 3,000平方メートル返還 |
昭和52年9月30日 | 24,000平方メートル返還 |
昭和52年12月15日 | 昭和52年3月31日返還部分の代替施設として、宿舎2,800平方メートル及び舗床、囲障等が追加提供される。 |
昭和53年1月 | キャンプ瑞慶覧のハンビー飛行場の返還に伴う格納庫、駐機場、駐車場、その他付帯施設の代替施設を建設(昭和54年3月完成) |
昭和54年5月4日 | 駐機場等が追加提供される |
昭和55年5月22日 | 格納庫、保安柵等(約2,600平方メートル)が追加提供される。 |
昭和56年7月18日 | 周辺整備法に基づく第1種区域(住宅防音工事対象区域)を指定 |
昭和56年9月4日 | 第103海兵隊ヘリ中隊(CH‐46E)と代わって |
昭和56年9月8日 | 第164海兵隊ヘリ中隊(CH一46D)が配備される。 |
昭和58年12月2日 | 宿舎等として建物約11,500m2と工作物(舗床等)を追加提供 |
昭和60年1月31日 | 普天間飛行場(FAC6051)約7,190平方メートル返還 |
昭和62年2月28日 | 普天間飛行場(FAC6051)約2,150平方メートル返還 |
平成2年5月22日 | 約560平方メートル追加提供 |
平成4年5月14日 | 普天間飛行場(FAC6051)15,230平方メートル返還(佐真下地区) |
平成4年9月 | ハワイから第262海兵中型ヘリ中隊(CH‐46E)12機が配備される。 |
平成4年12月 | 海兵観測中隊分遣隊(OV‐10ブロンコ)7機が米国本土へ移駐 |
本施設及び区域内の指定された出入路は、合衆国軍の活動を妨げないことを条件に、地元民の通行が認められることが合意されている。
宜野湾市の中央部に位置するこの施設は、第3海兵水陸両用部隊の第1海兵航空団隷下第36海兵航空群のホームベースとなって、ヘリ部隊を中心として約60機余の航空機が配備されているといわれており、在日米軍基地でも岩国と並ぷ有数のヘリコプター基地となっている。
この施設は、他の在沖米海兵隊施設と異なり、在沖米海兵隊基地司令部の管理施設外となっており、普天間航空基地隊によって管理運営され、駐留各部隊が任務を円滑に遂行できるよう後方支援活動体制をとっている。このため施設内には、滑走路(長さ約2,800m X幅46m)、格納庫、通信施設、整備・修理施設、部品倉庫、部隊事務所、消防著があるほか、PX、クラブ、バー、珍療所等の福利厚生施設等の設備があって、航空機基地として総合的に整備されている。
第36海兵航空群は、この施設に各中隊を配置し、上陸作戦支援対地攻撃、偵察、空輸などの任務にあたる航空部隊として同基地で離着陸訓練を頻繁に行っており、また、北部訓練場、キャンプ・シュワーブ、キャンプ・ハンセン等の訓練場では空陸一体となった訓練も行っている。
また、昭和53年1月、キャンプ瑞慶覧のハンビー飛行場の返還に伴い、東側に格納庫、駐機場、その他帯施設の代替施設が建設され、昭和56年9月のヘリ中隊の変更配備、平成4年の再編を経て現在の常駐機は次のとおりとなっている。
(1)地位協定第2条第4項(a)
(2)地位協定第2条第4項(b):米軍による一時使用