イラクの政治的位置 なぜイラクなのか? その政治力学の解明
イスラエルにとってイラクは「目の上のたんこぶ」➡ ホロコースト神話検証
1998.3.8.初入力
1:予備知識なき報道
「なぜイラクなのか?」
簡単に言うと、石油資源に恵まれ、反イスラエル、その結果として反米を貫くアラブ人の独立国は、リビアとイラクだけである。
アラブ圏に無理やり割り込んだ「偽」イスラエルにとっては、「目の上のたんこぶ」なのである。➡ 全文を読む
2:10年の湾岸戦争準備
OPEC結成の1960年以来のアメリカの対中東戦略
イラクは、親英派のカイライ王政を倒したばかりのカセム民族政権の下にあった。クウェイトは独立前であった。反欧米的要素を表面化したOPEC加盟国は、イラクだけであった。
カセム打倒のCIAクーデターは、OPECつぶしでもあった。➡ 全文を読む
3:アメリカ上院議事録
米帝国軍「中東安全保障計画」に石油確保の本音切々
驚嘆すべきなのは、実に詳しい石油事情の分析と予測である。つまり、「安全保障」といい「軍事力」というものの本音が、まさに石油資源地帯確保にほかならないことを見事に自ら告白しているのだ。➡ 全文を読む
4:世界シオニスト機構機関誌
外部資金による“偉大なイスラエル”への野望
論文の題名は、「1980年代のためのイスラエルの戦略計画」
われわれの1980年代の政治的目標は、エジプトを明確に、その地理的条件にもとづく各州ごとに分割することでなければならない。
ひとたびエジプトが、このように分解して中央権力を失うならば、スーダンや、リビアや、その他の離れた国々も、同様の崩壊に至るであろう。
シリアとイラクの、民族的または宗教的な基準で決定される各地方への爆発的な分裂は、長期的に見ると、イスラエルに最も有利な到達目標であり、その最初の段階は、両国の軍事力の破壊である。➡ 全文を読む