➡ 偽ユダヤ人カザール(Khazar・ハザール)問題
2006.6.13(2019.5.31分離)
http://asyura2.com/0601/holocaust3/msg/237.html
辛口時評060613 ユダヤ問題解決に日本とロシアが係争中の北方領土活用の妙案
阿修羅掲示板に、以下の投稿が出現した。
北方領土にユダヤ人新国家を建設するという恐るべき計画が進行中?
http://www.asyura2.com/0601/senkyo23/msg/214.html
投稿者 愛国心を主張する者ほど売国奴 日時 2006 年 6 月 13 日 01:29:34
[後略]
私は、一ヶ月前に、以下の提案を発表した。
辛口時評060510
シオニストは国際的孤立を自覚しカザール(ハザル)の歴史を継げ!
「聖都の守護者」を意味する「ナトレイ・カルタ」と呼ばれるユダヤ人の超正統派は、現在のイスラエルを「シオニスト国家」と呼び、その解体を求めている。この声を大きくすることが、目下の急務である。
拙著『アウシュヴィッツの争点』の横帯には、「ユダヤ民族3000年の悲劇の歴史を真に解決させるために」とある。
ところが、この悲劇は、実に奥深いのである。シオニストの中心は、本来のユダヤ人ではなくて、ユダヤ教に改宗したカザール(ハザル)人なのである。
イランの大統領は、ホロコーストを「神話」と呼び、イスラエルを地図から抹殺せよと求めた。
しかし、深く考えると、何百万人の元・カザール(ハザル)人を、抹殺することは不可能である。
それならば、パレスチナ紛争の解決の道は、どこにあるのか。
6日前の5月4日には、「ユダヤ人カガノビチと共産主義ロシア革命の深層」を論じた。
いわゆるユダヤ人問題は、実は、カザール(ハザル)問題なのである。
湾岸戦争以来、ユダヤ人問題を追求してきたが、今や、いわゆるユダヤ人の9割の元・カザール(ハザル)人の歴史的な宿命に、哀れを催すに至った。
カザール(ハザル)帝国の故地、クリミア半島、カスピ海周辺に、カザール(ハザル)の歴史博物館を築き、民族の歴史を継承することが、最高の解決の道である。ウクライナ、ロシアには、今も、何百万のユダヤ人がいる。すべて元・カザール(ハザル)人なのである。
日本列島の歴史で考えれば、「アイヌ」あり、「琉球」あり、大和朝廷に先行した「九州王朝」ありで、それぞれの歴史を、互いに共有することで、日本人全体の融和が達成される。
[後略]
北方領土活用の案は、以下の「ある、とんでもない提案」である。以下のパレスチナとユダヤを入れ替えれば、わが提案になる。もともと、カザール(ハザル)は、南ロシアにいたのである。
http://www.sensenfukoku.net/mailmagazine/no23.html
石原慎太郎エッセイ『日本よ』2004年5月3日発売の産経新聞より転載
産経新聞社HP http://www.sankei.co.jp/
「ある、とんでもない提案」文明が進み人間や情報の行き来がより簡単になって、今日、世界では予期せぬ出来事、予期できぬ出来事が頻発しているが、しかしその根底に理由無き理由などありはしない。そのすべてに人間たちの歴史がさまざまに介在している。そして世界はいまだかつてない危機に繋がる不安定に晒されている。
識者にいわせれば今日の世界の不安定要因の七〇%はパレスチナ問題にあるともいう。確かに戦後からこのかた、かの地ではすでに四度の戦争が行われ、さらに今なお血で血を洗うテロと弾圧がくり返されている。ユダヤ教、イスラム教という絶対神を仰いだ一神教同士の憎しみの激しさと戦いの凄まじさは、日本人のように鷹揚(おうよう)な汎神論的価値観の保有者には理解に遠い観があるが、しかし現実には悲劇に継ぐ悲劇が進行してい、それが増幅しさらに他の地においても新しい危険を醸し出している。
パレスチナ問題はもともと、イギリスの第一次、第二次戦争後の外交野心にきざした無責任な二枚舌、いや三枚舌外交のもたらしたものだが、戦後世界でのユダヤ人の復権台頭に伴って、彼等がその致命的中枢を支配する、今日世界唯一の超大国になりおおせたアメリカの動向をも規定している。それは世界のアメリカ化への兆候への反発とあいまって世界中で、ハンチントンが懸念した文明の衝突の態様を示すにいたってしまった。
パレスチナを巡るパレスチナ、ユダヤ両民族の過去の歴史を眺めれば、気の遠くなるような長い長い経緯を背景にしてもなお、周囲の大国に一方的に振り回されつづけた両民族は気の毒というよりない。そして彼等が共にそれぞれの強い信仰を踏まえた民族と文化の沽券(こけん)にこだわりつづける限り解決の道は遠く、その火種はとどまることなく世界中に蔓延(まんえん)しつづけるだろう。
私はかつて、当時ごく親しかったエジプトの大使にパレスチナの人々に安住の地を与えるべく、一度はイスラエルに占領された、あのほとんど瓦礫(がれき)の連なりのシナイ半島の一部をパレスチナ人に提供したらどうだといったことがある。答えは、とんでもない、あなたは日本の政治家として日本の領土の一部をそうする決心が出来ますかということだった。
そこでの、敢えてとんでもない提案だが、第二次世界大戦のどさくさにソヴィエトにかすめ取られたきりこの半世紀余未だに還ってこない北方領土の国後なり択捉の一島を、世界の安定のために割譲しパレスチナ人に入植させ新しい国家の建設をさせるというのは、はたして能天気な話だろうか。そのためにはロシアもまた同意する必要がある。北方四島だけではなくシベリアのような広大な国土をもてあましたままでいるロシアにとって、その領有にいかなる正当性も有り得ぬ島の一つを、持て余したきりで国家の沽券のためいたずらに抱えつづけることなく、世界の安定のために返還ではなしに、彼等にしても割譲ということになるのかも知れないが、新しいパレスチナ建設のために提供する決心をしたら世界の歴史は大きく変わっていくに違いない。
国後や択捉はそれぞれ面積からいっても、沖縄本島を上回る十分な大きさを持ち、気温はパレスチナの地に比べれば寒くはあっても、豊かな緑や水に恵まれた豊穣(ほうじょう)の地である。ちなみに沖縄本島の総面積は一二〇〇平方キロメートル。国後は一五〇〇平方キロメートル。択捉は三二〇〇平方キロメートル。パレスチナ自治区の面積は六〇〇〇平方キロメートル。入植地ガザは三六〇平方キロメートルでしかない。
アラブの諸民族の中でも極めて優秀とされるパレスチナ人ならば、短期間にして充実した新国家の建設は可能に違いない。日本もまた至近な友国として多角的な協力が可能だし、そうした協力は水爆を保有し日本向けのミサイルを配備し、尖閣諸島を侵犯してはばからぬ中国へのODAの提供なんぞよりもはるかに世界中の納得を得られるに違いない。
そうした至近な隣国との交流は新しい混血混交をもたらしさらに、文明の衝突の代わりに、新しい文明文化の造成にも繋がっていくに違いない。これはこの現代にして初めて可能な、人類として未曾有の実験ともいえるだろう。戦後このかたパレスチナの独立のために辛苦してきたアラファト議長も、かつて囚われのユダヤ人たちを率いてエジプトを出た「出エジプト記」のモーゼのように決心して、国家民族のための新しい実験に乗り出したらどうかと想うのだが。過去にも民族の大移動が歴史を変えた事例もある。
と、こんな夢想?を提言としてものすれば、かつてソヴィエトから被った非道を忘れ得ぬ人々から(私もまたその一人だが)非難の声が返るかも知れないが、今日の日露関係の態様からすれば私たちの目の黒い内にあれらの島々が全て戻ってくるとはとても思えない。あの豊穣な土地を人間の財産として人間たちのために今最も有効に役立てる術は、あの島のどれかに新しいパレスチナを、世界の意志として作り上げることではないかと思うが、これははたして戯(たわ)けた夢想に過ぎないだろうか。それを実現することは、強い信仰を持つパレスチナの人々にとっても決して屈辱ではあり得ないと思うのだが。
余り世の役にたっているとは思えぬ国連あたりで、こんな提案を持ち出してみたらと思うのだが。
北方領土の状況に関しては、以下の年国土地理院の情報がある。
http://www.hoppou.go.jp/gakusyu/islands/index.html
北方領土の位置と面積北方領土とは、日本の北東端に位置する歯舞群島(はぼまいぐんとう)、色丹島(しこたんとう)、国後島(くなしりとう)、択捉島(えとろふとう)のことです。
歯舞群島は、北海道根室半島の納沙布岬(のさっぷみさき)の沖合3.7kmから北東方に点在する小島嶼、すなわち貝殻島(かいがらじま)、水晶島(すいしょうとう)、秋勇留島(あきゆりとう)、勇留島(ゆりとう)、志発島(しぼつとう)、多楽島(たらくとう)等の島々から成っています。
色丹島は、歯舞群島の北東方22kmに位置しています。
歯舞群島と色丹島は、大昔、根室半島と地続きでしたが、土地の陥没などによって離れ島になったといわれています。
国後島は、根室半島と知床半島との中間、北海道本島の沖合16kmの地点から北東方に位置する全長122kmの島です。
択捉島は、国後島の北東方22.5kmに位置する全長204kmの島です。島名 面積
歯舞群島(貝殻島) - 3.7
歯舞群島(水晶島) 13.7 7.0
歯舞群島(秋勇留島) 2.7 13.7
歯舞群島(勇留島) 10.6 16.6
歯舞群島(志発島) 59.5 25.5
歯舞群島(多楽島) 11.7 45.5
色丹島 253.3 73.3
国後島 1,498.8 16.0
択捉島 3,184.0 144.5
計 5,036.0平成15年国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」等より。面積は周辺の小島を含めたもの。