ユダヤ民族3000年の悲劇の歴史を真に解決させるために ― 論証と資料
アラブ諸国におけるガロディ「雪崩の支持」 3
最新技術が歴史の変化を加速
「中東のメディアが、ホロコーストの真実と、ホロコーストに関する言論弾圧に関して、トランポリンの役割を果たすなどということは、一年か二年前には誰も想像できなかった」
アメリカで「唯一の見直し論月刊誌」を誇る『スミス・レポート』の表現である。
「トランポリン」とは、アラブ諸国ばかりか同じイスラム教国のイランで、宗教指導者がフランスのホロコースト言論弾圧を非難する座談会に参加し、その模様が、ドイツの志を同じくする知識人を対象に、短波放送でヨーロッパ向けに発射された事実を指す。
この『スミス・レポート』の発行者でアメリカの大学教授、ブラッドレイ・スミスが中心となって構築しているインターネット情報基地「CODOH」(ホロコースト公開討論委員会)のヒット数は、ガロディ裁判の時期に約30%高まった。その大部分がイスラム圏と推定されている。
私のこのホームページにも、CODOHへのリンクを設定した。そこからさらに世界中の見直し論情報基地へのサーフィングが可能である。
パリ地裁で知り合いになったパレスチナ人、バジル・アブエイドは、現在、大学院でぴったりのテーマ、博士論文「民主主義とテクノロジー」を作成中である。「仕事はインターネット」と称し、3畳ほどの専用室を設けている。収入はと聞くと「モネー」と答えた。円の動きにも詳しかった。必要なだけ相場から取り出すのだという。こんなしたたかなアラブ人、モズレムが各地にいるのだろう。