エジプトのノーベル文学賞受賞者がフランスの言論禁止法に驚き

ユダヤ民族3000年の悲劇の歴史を真に解決させるために ― 論証と資料

アラブ諸国におけるガロディ「雪崩の支持」 2

エジプトのノーベル文学賞受賞者がフランスの言論禁止法に驚きを表明

 1988年のノーベル文学賞受賞者、エジプトのナギブ・マッフーズは、週刊誌『アル=アハラム』に、つぎの文章を寄せた。

 私は、フランスのムスリム思想家、ガロディの裁判の報道を通じて、フランスにはホロコーストに関係する事実に疑問を抱くことを犯罪とする法律が存在することを知り、大変驚いた。

 フランスは、無神論を容認する国である。それなのに、ホロコーストの存在、または殺されたユダヤ人の人数を疑うことが、犯罪だというのだ。

 何故、このような単純な歴史上の事件が、そのような神聖な後光を獲得し得たのだろうか?

 私は、この法律が不可解で、矛盾していると思う。

 人類の諸々の悲劇は歴史的事件であり、それらは繰り返し繰り返し研究されなければならないものだ。そのような諸事件の理解は、決して独占されてはならない。いかなる研究者も、彼または彼女の仕事に関して、裁判に掛けられたり、有罪にされるべきではない。


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