『亜空間通信』263号(2002/05/31) 阿修羅投稿を02.12再録

モサドが911計画を米に事前警告は意図的な偽情報流布でCIA泥被りの常套手段

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『亜空間通信』263号(2002/05/31)
【モサドが911計画を米に事前警告は意図的な偽情報流布でCIA泥被りの常套手段】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 さる2002.05.14.、脳梗塞の自己診断が的中し、同日から28日まで同病の診断では最低の2週間の入院治療と検査の結果、28日に退院した。

 その間、偶然というよりも歴史の必然の時期的一致というべきか、ブッシュ政権が事前情報の存在を認めた。米議会では、野党の民主党などが「大統領は何を知ったか、いつ知ったか」というウォーターゲート事件の時と同じ文句の追及を始めた。そこで、まあ、ああ、ああ、やっとこのさっとこで、極度の恐米畏縮症患者の日本の大手メディアでさえも、おっかなびっくりの中途半端記事を載せ始めた。

 しかし、この状況は世間の表面に顕れた追及の第1ラウンドにしかすぎない。謀略の仕掛けにはまだ裏の裏がある。これだけで鬼の首でも取ったかのように騒ぎすぎると、陳腐な常套手段の蜥蜴の尻尾切りと、事件落着、目出度し、目出度しの幕引きの拍子木叩きの協力者にされてしまう。そのことも、やはり、わが電網宝庫で指摘してきた。

「裏の裏」の謀略の仕掛けの概略を復唱すると、以下のようになる。

 しかも、この「偽情報の流布」は、極めて計画的であって、事件発生直後から始まっていた。以下、私自身の『亜空間通信』報道の中から、時系列で順序を追いつつ、主要部分の抜粋によって、この「偽情報の流布」の事実とその発見の経過を紹介する。詳しくは、わが電網宝庫参照。


『日本経済新聞』(2001.9.21)に「イスラエル、事前に警告」と題するベタ記事が載った。それによると、「イスラエル、事前に警告」によると、アメリカの 西海岸の有力紙、ロサンゼルス・タイムズが興味深い報道をしていた。要約すると、「8 月」の段階で、「イスラエルの情報機関」が、CIAとFBI「に対し、200人ものテロ リストが大規模テロを計画と連絡していた」。情報源は「司法当局」となっている。
 これが本当だとすれば、何で、あの「偽イスラエル」が知っていたのか、が問題となる。


September 20, 2001
Officials Told of 'Major Assault' Plans
Inquiry:
U.S. authorities were advised in August that as many as 200 terrorists were coming to U.S. as part of plot.
By RICHARD A. SERRANO and JOHN-THOR DAHLBURG, Times Staff Writers WASHINGTON
-- FBI and CIA officials were advised in August that as many as 200 terrorists were slipping into this country and planning "a major assault on the United States," a high-ranking law enforcement official said Wednesday.
The advisory was passed on by the Mossad, Israel's intelligence agency. It cautioned that it had picked up indications of a "large-scale target" in the United States and that Americans would be "very vulnerable," the official said.
It is not known whether U.S. authorities thought the warning to be credible, or whether it contained enough details to allow counter-terrorism teams to come up with a response. But the official said the advisory linked the information "back to Afghanistan and [exiled Saudi militant] Osama bin Laden."[後略]


 以下の記事は、これまでに私が紹介してきた「イスラエル関与」説の外堀のような 位置付けになる。ロサンゼルス・タイムズやニューズ・ウィークが報じたことを、改 めて国務長官が渋々認めたことになるのだから、事前察知は否定できなくなった。

日時 2001 年 10 月 04 日 15:32:41:
【ニューヨーク3日=岡部伸】
 パウエル米国務長官は三日、米国がウサマ・ビンラーディン氏率いるテロ組織、アルカーイダが大規模テロを企てているという兆候をつかみながら、米中央情報局(CIA)など情報機関が十分な情報を収集することができず、米中枢同時テロを阻止で きなかったとの見方を示した。
 三日付のニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに答えたもので、パウエル長官は、情報機関が夏の段階で世界中の米国民や米軍施設に対し何らかのテロ行動が行わ れる可能性があるとの有力情報を入手しながら、世界貿易センターや米国防総省(ペ ンタゴン)など具体的な標的を特定できなかったと指摘。

Date: October 3, 2001
Powell Says U.S. Had Signs, but Not Clear Ones, of a Plot
By JANE PERLEZ and DAVID E. SANGER
Despite extensive efforts, intelligence agencies failed to pick up enough information to stop the Sept. 11 attacks, the secre
Source: The New York Times[後略]


 本通信の既報:

『亜空間通信』31号(2001/10/04)【米国務長官パウエルがNYタイムズにテロ兆候知ってたと認め不快感示す】に関して追跡調査の結果、極めて重大な日本国内における情報隠蔽工作が進行中の疑惑が浮上した(日本の大手メディア報道は皆無だった)。

武蔵野市中央図書館に入荷したばかりの『ニューヨーク・タイムズ』(2001.10.3) 一面トップ記事の複写からスキャナー読み込みし、校正し、PCトランサー・プラチナで自動機械訳を施し、必要最小限の用語訂正だけしたものを紹介する。[中略]

 なお、この記事は、1頁からB3頁に続く全文が300行を超える長大記事であって、以下に抜き出した部分だけでも108行ある。

The NewYork Times
『ニューヨーク・タイムズ』
WEDNESDAY, OCTOBER 3, 2001
2001.10.3.(水曜日)
[一面の上段中央にパウエルの顔写真。横 9.2センチ、 縦 12.4 センチ。眉間に皺を 寄せた苦渋の滲む顔で右手を広げて振って記者団を説得中の感じ]
[撮影者:Stephen Drowley/The NewYork Times]
[写真説明:]
Colin L. Powell said that despite long efforts, intelligence agencies had been unable to identify targets.

 コリンL.パウエルは、長い努力にもかかわらず、情報部は標的を確認することができ なかったと語った
[横 2 段分の見出し]
Colin L. Powell says U.S. Had Signs, But Not Clear Ones, of Plot
アメリカ政府は計画の徴候を得ていたが鮮明なものではなかったとパウエルは語る[後略]


 最後に本年5月5日、シンシア・マキニー情報を検索していたら、以下の電網宝庫で、昨年9月17日の『エルサレム・ポスト』記事へのリンクを発見した。

http://www.northbayprogressive.org/911.html
911 and the War on Afganistan

http://cgis.jpost.com/cgi-bin/General/printarticle.cgi?article=/Editions/2001/09/17/News/News.34954.html

Mossad warned CIA of attacks

By Douglas Davis September, 17 2001
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LONDON (September 17) - Mossad officials traveled to Washington last month to warn the CIA and the FBI that a cell of up to 200 terrorists was planning a major operation, according to a report in the Sunday Telegraph here yesterday.

The paper said the Israeli officials specifically warned their counterparts in Washington that "large-scale terrorist attacks on highly visible targets on the American mainland were imminent." They offered no specific information about targets, but they did link the plot to Afghanistan-based terrorist Osama bin Laden, and they told the Americans there were "strong grounds" for suspecting Iraqi involvement.

A US administration official told the paper that it was "quite credible" that the CIA did not heed the Mossad warning: "It has a history of being over-cautious about Israeli information." But the official noted that "if this is true, then the refusal to take it seriously will mean heads will roll." [中略]

 この『エルサレム・ポスト』記事は、「昨日付けの『サンデイ・テレグラフ』に基づく( according to a report in the Sunday Telegraph here yesterday)に基づくのであるから、昨年9月16日には、すでにこの「意図的な偽情報の流布」が始まっていたのである。

 この電網検索の『エルサレム・ポスト』記事に関しては、あとから捏造したのではないかと疑う声も聞こえたので、日本の国会図書館に問い合わせて、紙印刷の実物の存在を確認した。マイクロフィルムからの複写を注文したから、近日中に入手できる予定である。

 もともとの発信源はどこか。私はイスラエルだと喝破する。なぜかならば、この「意図的な偽情報」は、イスラエルに取って、非常に都合が良いのである。本通信で何度も既報のごとく、貿易センタービルで死んだことをイスラエルの総領事が確認したイスラエル人は、たったの3人で、2人は飛行機の乗客、 1人は訪問客だった。イスラエルはイスラエル国籍(アメリカと二重国籍が多い)のアメリカ人に事前警告を発したのに、アメリカはしなかったという物語になるのである。

「CIA泥被りの常套手段」に関しては、つい最近のユーゴ戦争でも、顕著な例があった。ユーゴに通信設備の便宜を供与していた中国大使館を、集中爆撃で完全に破壊し尽くして置いてから、アメリカ、様、様は、CIAが「古い地図を使っていた」と、賜ったのである。


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