インターネット週刊誌 “I.eye.愛” (aiaiai!)

『憎まれ愚痴』

1999.3.26.発行:13号

目次


時事論説:「1寸の虫の5分の毒針」

北朝鮮に警告射撃、ユーゴに空爆、本誌にメール爆弾?!

 読めた文字は、奇数番号が「収入税を信じて下さい」、偶数番号が「そういえば私も収入税を理解してもらえなかたばかりに精神病院に入れられていたのでした」と、ローマ字のKAJIKAWAという名前のみ。あるベテランに電話で聞くと、即座に「見た事がある」との返事。すでに「メール爆弾」に使用されたことのある文面だという。⇒全文を読む

エリア・カザンのアカデミー受賞に異議あり!

 22日に発表されたアカデミー賞の受賞者の中に、映画監督のエリア・カザンが名誉賞受賞者として名を連ねており、赤狩りの時代にカザンの裏切りによって弾圧を受けた映画界の人々が、この授賞を批判している。授賞式当日は抗議行動が行われたはずである。
 私がこのニュースで気になったのは、アカデミー賞を検討する映画芸術科学アカデミーの理事が、「芸術に政治が入り込む余地はない。ならば、すぐれた作品をのこしたカザンは賞に価する」と述べたというくだりである。
 カザン監督は、赤狩り協力を糾弾された(だからこそ、これまで芸術家としての実力にもかかわらず、受賞できなかった)あとも、映画を作っており、「波止場」(1954年)でアカデミー賞監督賞(2度目)を受賞したという。ならば、アカデミー賞受賞も含めて、芸術家としての社会的地位および生活の経済基盤はなんら脅かされることがなかったわけだ。⇒全文を読む

盗聴法こぼれ話

 CIA の盗聴がばれて、アメリカ政府がアメリカ国民を監視するのは許されないことになったのですが、この抜け道が開発されたというのです。アメリカのFBIは、イギリス国内での反アメリカ活動の監視の目的でイギリス法による盗聴を許可され、イギリスの秘密情報機関のMI6は、アメリカ国内でアイルランド独立運動の盗聴をアメリカ法で許可される仕組みになっているのだそうです。そこで当然、FBIとMI6の裏取引が成立し ⇒全文を読む


長篇連載記事

●連載:シオニスト『ガス室』謀略周辺事態 (その13)『ガス室』妄想ネタ本コテンパン(換気扇編2)

 「ガス室」と称されてはいるのは、奇妙なことに、現在も半分は斜めの土手で覆われている小さな建造物である。この建造物に関して、しかも、いわゆる「ユダヤ民族絶滅」が行われたと称される時期について、確かに言えることは、「戦争の末期に防空壕」として使用されていたことだけなのである。それを戦後、ニュルンベルグ裁判終了後の1948年になってから、「生き残りの記憶に基づく再現」によって「改造した」というのが、博物館の従来の説明だったのである。⇒全文を読む

●連載:本多勝一"噂の真相"同時進行版 (その13) 言論人同士の「罵倒」訴訟無用論の二枚舌

 このようなゴロッキ雑誌のゴロッキ編集長にひどい目にあわされた被害者は、もちろん私以外にもたくさんいる。裁判のばからしさを知つて、ほとんどが泣き寝入りである。だが、私は死ぬかボケるかするまで、泣き寝入りはしない。裁判そのもののひどさを知って、裁判所あるいは裁判制度自体を批判する作業にとりかかることにした。⇒全文を読む

●連載:仰天!武蔵野市『民主主義』周遊記 (その13) 舌っ足らずの選挙争点「塩漬け用地」で各派を採点

 事実、武蔵野市の「塩漬け用地」の大部分は「事業予定地」とは言えない。目的を定めることができぬままに「代替用地」「諸用地」などの名目で購入している。しかも、不動産業界では何時暴落するかと危惧されていた時期から、誰の目にも暴落が始まっていた時期に掛けての土地取得を、「土地の値上がりを見越し先行取得したもの」などというのは、いかな土屋市長でさえも口に出せない強弁である。⇒全文を読む

●連載:元日本共産党『二重秘密党員』の遺言 (その13) さらに(中央)からの再反論の「嘘」

 私が特に怒ったのは、増田が、「日本共産党本部にはアムネスティ・インタナショナルの年次報告書があります」と記している部分である。
 私は、すでに、この「意見」の提出よりもずっと以前に代々木の本部への出頭を指示された直後に、文中のように、「中央はアムネスティ・イシタナショナルの年次報告書を所持していない」ことを「国際部に確かめ」、しかも本連載でも先に記したように、そのコピーを提供しようかとまで申し出ていたのである。ところが、増田は、「それは、客観的事実の間題として間違っているのです。日本共産党本部にはアムネスティ・インタナショナルの年次報告書があります」と称したのである。ただし、よく見ると、「あります」という現在形になっている。「当時からありました」とは書けないのである。⇒全文を読む