『亜空間通信』758号(2004/04/20) 阿修羅投稿を再録

イラク人質事件の捜査・報道・解釈・左右の批判の混乱に関しての電網対策本部長の総合的観測(2)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

『亜空間通信』758号(2004/04/20)
【イラク人質事件の捜査・報道・解釈・左右の批判の混乱に関しての電網対策本部長の総合的観測(2)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 私は、本日(2004/04/18)から数えて10日前の4月10日には、阿修羅戦争51掲示板の投稿によって、以下の経過でイラク人質事件のヴィデオのドイツ、シュピーゲルのテレヴィ動画の存在を知り、それを視聴して、「犯人」とされる連中の声と思しき「アラーアクバル」に」ついて、疑問を呈した。

1)------------------------------------------------------------ 
その映像 (Spiegel on line)
http://www.asyura2.com/0403/war51/msg/237.html
投稿者 笠井一朗 日時 2004 年 4 月 10 日 17:45:46:hjlOpqOBwUqa.
(回答先: 日本で放映されなかった恐怖演出“地獄絵図”--- 突きつけられるナイフと銃、止まら(ZAKZAK 2004/04/10) 投稿者 まさちゃん 日時 2004 年 4 月 10 日 15:12:20)

[中略]
Irak: Kidnapper
[中略]
(Spiegel on Line)
映像:http://asyura2.com/oriharu/bigup1/source/469.rm

2)------------------------------------------------------------
アラーアクバルしか言わず発音は日本人のように聞こえる:Re:Spieg
http://www.asyura2.com/0403/war51/msg/263.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 10 日 20:24:28:CjMHiEP28ibKM
(回答先: その映像 (Spiegel on line) 投稿者 笠井一朗 日時 2004 年 4 月 10 日 17:45:46)

 アラーアクバルしか言わないし、この発音は日本人のように聞こえる。実に怪しい。
 私は、一昨年、在日アラブ人のイスラエル大使館へのデモに付き合って、アラブ人のアラーアクバルの叫びを何度も聞いた。
 日本語のラ行は単純化されているから、ローマ字のLとRの区別がなくなる。撥音も不明瞭になる。声紋を研究すれば、もっと正確に分かるかもしれない。

この件は、以下の亜空間通信でも記した。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku756.html
http://www.asyura2.com/0403/war51/msg/687.html
『亜空間通信』756号(2004/04/12)
【「誘拐犯」のアラブ語はアラーアクバルだけで、発音は怪しいが声紋分析結果が秘匿されている】

[中略]
シュピーゲル・テレヴィの動画が一番はっきりしていますが、「誘拐犯」のアラブ語は、アラーアクバルだけで、発音は怪しいのです。

この種の事件の初動捜査の常識、脅迫文にあたる声明の分析も遅れ、やっと、怪しさが報道され始めましたが、動画の声紋分析も、当然、しているはずです。警視庁の科学捜査担当は、捜査上の秘密めかしたことを言います。

しかし、それが公開捜査に使われないのは、おかしいのです。

以下、専門家の情報です。
http://www3.alpha-net.ne.jp/users/japaco/
日本音響研究所
〒151-0063 東京都渋谷区富ヶ谷1丁目38番7号
TEL:03-3467-3366
FAX:03-3467-3377
e-MAIL:info@onkyo-lab.com

 以後、声紋分析に関する情報は、まったく出現しなかった。

 5日前の4月13日には、以下に抜粋する『亜空間通信』757号を発した。今回は、この(その1)の存在を前提とする(その2)であるが、以後、7日、丸々一週間を経ていながら、いまだに事件の真相は定かでない。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/2003aku/aku757.html
http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/177.html
『亜空間通信』757号(2004/04/13)
【誘拐犯「自衛隊撤退要求」前提を疑い現状の混乱に関しての電網対策本部長の総合的観測要約発表】

[中略]

開放条件二転三転、声明文は「不自然」(スポニチ) ―「日本国内の人間とつながっている可能性も否定できない」(政府関係者)
http://www.asyura2.com/0403/war52/msg/155.html
投稿者 シジミ 日時 2004 年 4 月 13 日 07:23:17:eWn45SEFYZ1R.

http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/04/13/01.html
イラクの日本人人質事件は12日、再び人質の解放情報が流れるなど、明暗さまざまな情報が乱れ飛んだ。自称「解放交渉の仲介者」が、犯行グループ側の新たな要求を伝えるなど事態は混迷の度が深まった。一方、政府部内では、犯行グループがカタールの衛星テレビ、アルジャジーラを通じ「24時間以内の人質解放」を表明した声明文について「日本の国内事情に詳しすぎて不自然」(政府高官)との見方が浮上した。
[中略]

ここまでを(その1)とし、とりあえず発表してしまうことにする。
[後略]

 さて、以後、「いまだに事件の真相は定かでない」理由の最大の原因は、解放された人質3人が、日本政府の手中にあり、大手メディアの取材すらが不可能になっているからである。

 私は、昨日、以下の警告を発したが、この状況に変化はない。

イラク人質事件電網対策本部長訓辞:慎重に事実を確認し疑い抜け
http://www.asyura2.com/0403/war53/msg/217.html
投稿者 木村愛二 日時 2004 年 4 月 19 日 14:34:30:CjMHiEP28ibKM

 政府筋が流している自作自演説は、デマなのか、自分たちがやらせた事実を知りつつ演技し、少しずつ事実を投げて、動揺を誘っているのか、落ち着いて考え抜くべきである。

 デマと攻撃し続けて、事実だったと言われたら、皆、腰が抜けるぞ!

 この種の謀略の仕組みは実に簡単で、わが青春の1960年安保闘争でもあった。

 日本共産党中央と割れたブント系は、転向右翼の田中清玄から資金を受けていた。

 田中清玄は、事実を隠しておらず、反スターリン、つまりは当時のソ連政権に反対する勢力を育成したのである。

 田中清玄の背後には、おそらく、アメリカ、CIAがいたのであろう。

 その状況下、ブント系の主導権争いで、最も過激、暴力的な方針を取った連中が、一時的に持て囃され、死者を出した。

 その当時は、そのブント系が、もっとも反体制的であると、思い込んだ阿呆が多かった。以後もその状況は続き、現在に至っている。

 ブント系は、その他の潮流を取り込み、その末端では、全体の構造を知らない阿呆が、自分のやることを正しいと信じ込んでいたのである。

 日本赤軍などは、そのド阿呆の典型、半気違いである。

 今回の事件にも、同じ構造を描いて、徹底的に精査する必要がある。

 今は、2004年、1960年から44年、謀略の手口も、さらに巧妙になっていると考えて、対処すべきなのである。

 このような主犯と実行犯の関係の構造は、911事件とアルカイダの関係と同じである。現在は、911自作自演謀略が継続している状況なのである。

以上。


「イスラエル関与疑惑」関連記事総覧へ
アメリカ「ゲリラ攻撃」関連記事総覧へ

亜空間通信2004.4に戻る