110名を超える参加で成功
イラク戦争と劣化ウラン弾の被害を告発
−− 9/7 森瀧春子さん現地調査報告集会の報告−−


9月7日(日)午後1時半より、「NO DUヒロシマプロジェクト調査団・森瀧春子さんを迎えて−−9/7 イラク劣化ウラン被害調査報告集会」を開催しました。
 集会は、昨年12月に続き今年6月23日から7月5日まで2週間にわたって「イラクへの戦争被害・劣化ウラン弾ヒロシマ調査団」の団長としてイラクを訪問された森瀧春子さんの報告を聞かせて頂くことを中心に、米軍侵略後(実は湾岸戦争後)イラクで何が起こったのか、米軍の罪状を明らかにし、自衛隊のイラク派兵を許さない闘争の決意を固める第一歩となるものでした。
 森瀧さんには帰国直後からぜひ大阪で報告会をとお願いしていたのですが、ようやく実現したものです。本当にたいへんお忙しい中、大阪まで駆けつけて頂き貴重なお話をして頂いた森瀧春子さんに改めてお礼を申し上げます。
 集会は高校生や大学生など若い人から年配の方まで110名を超える市民が参加し、盛況でした。
森瀧さんの講演から報告します。森瀧さんの強い意志、人柄を偲ばせる「勇気をもらえる」講演でした。

 ヒロシマから、劣化ウラン被害調査すすめるアピールを発する

 森瀧さんは、「NO WAR NO DU」を人文字で発信した「3.2ヒロシマ行動」とアメリカでの意見広告の活動後、6月に「NO DU(劣化ウラン禁止)ヒロシマプロジェクト」を立ち上げ、6月末から7月はじめのイラク調査、8.6のヒロシマ国際対話集会反核の夕べ開催と写真冊子「ヒロシマアピール」の発行等々と精力的な活動をされてきました。
特に、危険な状況にあるイラクに、あえてこの時期に調査団として入られたのは、劣化ウラン弾やその証拠が残っているうちに、米政権寄りの暫定政権ができて調査がやりにくくなる前にどうしても行かなくてはならないとの思いからだそうです。また、被爆地ヒロシマからイラクでの劣化ウラン被害調査に先鞭を付け、劣化ウラン使用状況の一端でも示すことによって国際機関による調査を促し、反劣化ウラン弾の国際的な世論を作り出していくという位置づけがあったそうです。
 私たちは、このNO DUヒロシマプロジェクトの調査の意義をあたらめて確認したいと思います。このような意気込みが、わずか2週間の間に被災地や病院をまわり人々の惨状を住民の話を聞き調査しながら、重要なサンプルを収集するというハードな活動を可能にしたのです。

 ヒロシマだけが被爆地ではない

 森瀧さんは、まず昨年末に訪れたイラクの様子を話されました。窓ガラスが壊れ、冷たい風が吹きつける中で、文房具がほんのわずか配給されるだけにもかかわらず、笑顔で医者、建築家、教師など将来の希望を持つ女子中学生の様子など、制裁下の学校の様子が印象的でした。しかし、経済危機の中で健康状態が悪く、家族や本人の病気を尋ねたとき少女たちは押し黙ったといいます。また、森瀧さんは「ヒロシマから来たからといって歓迎されたわけではなかった」とも語られました。「ヒロシマが浴びたのは一発だが私たちが浴びたのは数え切れない。」−−この若い母親の言葉は、兵器についての誤解があるとはいえ、「劣化ウラン戦争」が現在の核戦争としてヒロシマに匹敵するほどの被害を与えていることを物語る言葉だといえます。

 灼熱の中でのサンプル採取

 3月20日に米によるイラク戦争が始まって以降、止めることが出来なかった悔しさと共に、自分が会った子どもがテレビに映っているのではないか、あの子が殺されるのではないかと気が気でなかったと、戦争前にイラクを訪問した人としてイラク戦争への気持ちを率直に表されました。
 現地で50度を超える灼熱の中で戦車の上に立ち、放射線量を測り、またサンプルを採取する調査団の姿などがビデオ映像で紹介されました。13カ所の土壌、戦車の上のチリの濾紙2カ所分、クレーターにたまった水4カ所、24人分の尿。すでにチリの濾紙からは劣化ウランが検出されているといいます。森瀧さんは、この一つの事実だけでも、劣化ウラン弾を米が使用したことは明らかだとして、米による劣化ウラン弾の使用を認めない日本政府を厳しく批判されました。森瀧さんは、砂漠に劣化ウラン弾が落とされた湾岸戦争に比べ、都市の中心部が集中的に攻撃された今回のイラク戦争の被害の状況は計り知れないと述べられました。

 ガン、白血病、先天性障害の子どもたち 「医薬品を!」

 ビデオは同時に、ガン、白血病、先天性障害などで苦しむ入院中の子どもたちの様子を映し出しました。白血病で片足を切り、そこがサッカーボールのようにふくれあがった少年、目玉が腫れ上がった少年、髪の毛の抜けた少女などなど。圧倒的に病院には子どもが多いといいます。絵はがきを渡そうとした森瀧さんに「そんなものより医薬品を」と訴えた母親など、きれい事では済まない辛い状況が伝えられました。森瀧さんは、「毎日この病棟だけで2〜3人が死んでいく」という医師の言葉を紹介し、日本には、ガンで子どもたちが一日に何人も死んでいく病院など無い、それは治療機材や薬が欠如しているためであり、子ども達は満足な治療も受けられず死を待つ以外に無い現状なのだ、と語り続けられました。

 講演に続いて会場から、今回のイラク戦争での劣化ウランの被害の状況はまだあらわれていないのか、12月に行ったときと比べて治安はどうかなどの質問が出されました。またある高校生は、8月6日に広島に行ったが森瀧さんの話を聞くことが出来ず、是非聞きたいとの思いでこの集会の参加したといい、ハードな活動をする森瀧さんを気遣い体調は大丈夫かなどの質問がなされました。森瀧さんによると、活気があって明るかったイラク戦争前に比べ、今は都市が荒廃し、何よりも子どもたちが「殺気立っているのが感じられる」ということです。

 署名事務局からUMRCイラク劣化ウラン被害調査カンパキャンペーンの協力をよびかけ

 集会の後半では、まず署名事務局がカナダのUMRC(ウラニウム医療研究センター)がすすめるイラク劣化ウラン被害の研究調査についてのカンパ活動への協力の呼び掛けを行いました。すでにUMRCはアフガニスタンでの劣化ウラン弾の使用の被害調査・サンプル分析を進めており、それに続くものとなります。すでにUMRCはイラクに先遣隊を派遣し、尿などのサンプルを入手しており、さらに今月調査団を送る予定です。イラクのウラン被害調査は尿の分析だけでなく、人体組織の汚染も研究する予定で、アフガニスタンを上回る総合的で重要な調査研究活動になります。私たちはUMRCイラク・ウラン被害調査カンパキャンペーンを9月12日にも立ち上げ正式に呼びかけを発して運動を始める予定です。集会ではその準備過程について報告されました。

 さらに、アメリカによるイラク占領の破綻についての署名事務局の見解の紹介ののち、イラク戦争での民間人殺戮の被害、特に最近明らかになっている負傷者についての調査結果と米によるイラク占領における住民虐殺についての報告、交野市で行われたイラク写真展の報告、イスラエルによる執拗な攻撃で「和平」の破たんに追い込まれたパレスチナ情勢の新局面とその基礎にある「壁」問題についての「アパルトヘイト・ウォールに反対する国際オンライン署名に協力を!」の報告が短時間で相次いでありました。

 最後に署名事務局から@劣化ウラン弾に反対する闘いを進めていくこと、Aイラクからの米英軍の撤退を要求していくこと、B日本の自衛隊派兵に反対する闘いを作り絶対に派兵を阻止することが呼び掛けられ、集会は終了しました。
 たいへん盛りだくさんの集会でしたが、森瀧さんの真に粘り強い取組みを聞かせて頂き、力をもらい、今後の長期に渉る反核(今や反DU)、反戦、平和の闘争への決意を新たにした集会でした。

 なお、森瀧さんの好意で今回の調査と昨年末のイラク訪問の際に撮影した写真を提供して頂きました。写真はすぐにパネルにして、集会当日に会場で展示されました。パネル展用の写真セットに加えましたので、ご利用ください。

講演「アメリカのイラク戦争は何をもたらしたのか
−−「戦争被害と劣化ウラン弾被害」についてのヒロシマ調査団緊急報告
森瀧春子
                 「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表
「インド・パキスタン青少年と平和交流をすすめる会」世話人代表
       「グローバル・ピースメーカーズ・アソシエーション」ヒロシマ代表


■ UMRCイラク劣化ウラン被害調査費用カンパキャンペーンの協力のお願い

米英は占領を中止し撤兵するしかない−−小泉政権はイラク特措法を廃止せよ!

被害報道日誌『イラク戦争被害の記録』

特別報告
交野市でのイラク被害写真パネル展の報告

◎パレスチナ情勢
 アパルトヘイト・ウォールに反対する国際オンライン署名に協力を




■ 森瀧春子さんの講演に寄せられた感想と質問

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 劣化ウランは外部的にも内部的にも命をうばっていくものなんだなと初めて知りました。イラクの子どもたちは白血病やガンなど直る見込みのない病気が多いと聞いてとても悲しい気持ちになりました。薬もなくて命が尽きるのを待つなんてめっちゃつらいだろうなと思いました。早くアメリカがイラク攻撃をやめるように皆でがんばりたいなと強く思いました。

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 森瀧さんへ
 大阪府下中学校教師の者です。20〜30年前(?)、原水禁大会によく行きましたが森瀧一郎さんの力強いお話が今も心に残っています。お父様の活動を引き継がれ、今イラクにまで行かれ「劣化ウラン弾調査」をされていることに敬意を表します。(とにかく「すごいなあ」と思いました。)
 職場でも組合でも中学生たちの中でも、「アメリカが何の正当な理由もなくイラクに侵略し何千人ものイラクの人々を殺し、放射能をまき散らす兵器をまたも使った」という感覚が大変弱く、「今はアメリカの言うことは聞いておかないと・・・」という意識が強いです。いらいらしたり、無力感に陥ることが多いこのごろです。でも本日のお話をお聞きし、「自分の健康を賭けてもがんばっておられる人がいるんだ!!」と驚かされ励まされました。本当にありがとうございました。病院の子どもたちの映像や写真は涙なしには見られません。でも出来る限り真実を知らせることをやっていこうと又思いました。組合に、「『ヒロシマアピール』のパンフレットを購入し、全部の分会(学校)に配布してほしい」と提案しています。
 今は御介護の方でもお忙しい生活を送っておられるとお聞きしました。ご自分のお身体も注意されて又大阪に来てお話を聞かせてください。

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 劣化ウラン弾をはじめとするイラク戦争の実態はひどい状況になっているだろうと思っていましたが、森瀧さんの生々しいレポート・ビデオをみると、事実はもっと衝撃的なものでした。
 やはり、外から見ていた自分のどこかに甘さがあったのだと思わされました。外で見ている人間には、もっとこういったレポートで直視していくことこそ大切と再認識しました。アメリカでも、このようなレポートを報道してくれるジャーナリスト、日本でもそうですが、の登場を望みます。
 又、何とか国際的なネットワークでもっと大々的な調査、医療援助が出来ないものでしょうか。自分自身の役割も含めて考えていきたいものです。

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日本は唯一の被爆国であって、核兵器の恐ろしさを痛感している、だからこそ説得力を持ってアメリカに戦争反対といえるし、そうであるべきだと思っていました。だから、森瀧さんのいるヒロシマプロジェクトというものが存在しているとまず知って、やっぱり同じ考えの人がちゃんといるんだと思って(いなければ困るのですが)うれしかったです。講演も新聞の文字を読んだだけでは想像しにくいイラクの人たちの実情を生々しく話してくれ、これからこの問題について考え、あるいは行動をおこす際の肥やしとなりました。劣化ウラン弾については今回森瀧さんが語ってくださった人民への計り知れない被害や影響を見て、ウラニウムについての責任をアメリカは即座に認め、元に戻すことなどできないかもしれないけれど、最大限の償いをすべきだと思いました。そのまず第一歩となる調査(責任追及のための)を行った森瀧さんらの行動はとても意味のあるものです。あの国が素直に自らの罪悪を認めるとは思えませんが、世界に劣化ウランの危険性、残虐性を訴えるというだけでも大いに価値のあるものですから、何があってもあきらめてはほしくないし、協力できたら是非したいと思います。

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 「人文字」に参加して以来、一度森瀧さんと会ってお話ししたいと思っていました。「人文字」の後、絵はがきの件で大阪からケータイに電話しました。覚えていらっしゃるでしょうか。
 私は戦争の加害を問う「アジア太平洋地域の戦争犠牲者に思いを馳せこころに刻む集会」と「ノーモアチェルノブイリ堺」で活動している者です。平和と反原発に関してはこれまで別な動きでしたが、劣化ウラン弾のことから動きが大きく変わったように感じます。若い人たちも強い関心を寄せています。でも、政治の世界は危険な状況に向かって突き進んでいますからじっとしていられないのですが、具体的に何を為すべきかすこし悩んでいるところです。また相談にのっていただくこともあるかと思います。きょうは本当にありがとうございました。

P.S.イラク戦争後無力感を抱えながら毎日鶴を折っています。「そんなものより医薬品を」との女性の叫びはもっともですが、祈りはなんとしても届けたい思いもあります。やはり折り続けたい。

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 生々しい劣化ウラン弾の被害の実情が報告されて衝撃を受けた。今後も大規模に除染作業を行わない限り半永久的に放射能被曝の危険は続くことになる。開戦前の大義名分は崩壊し、今やこの悲惨な戦争の無法さ、非人道性は誰の目にも明らかになっている。
 この戦争を支持した大国日本に住む者として、日本政府に戦争加担の責任追及とイラクからの米英軍の即時撤退、医療支援の着手を緊急に要求しなければならないことを痛感した。

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 森瀧さんへ質問です。
 先日イラクのアルアリ医師のお話を聞く機会がありました。その場で、アリ医師は、イラク政府の崩壊後に保健省が機能しなくなり、これまで配布されていた医薬品の供給がストップして一層不足していると話されていました。
 戦争がイラクの医療体制に与えた影響について見聞きされたことがありましたら教えてください。

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 森瀧さんのお話について

 時間がとても短く感じました。具体的で目的意識が非常にはっきりして大変わかりやすかったです。教えていただいたことを職場や周囲にできる限り伝えていきたいと思います。3/2広島人文字行動にも参加しましたが、その意義を再確認できて少し気を強く持てます。ありがとうございました。

P.S.UMRCカンパキャンペーン呼びかけ人に加わりたいと思いますが、今パソコン故障中でメールが使えませんのでこの場で申し出たいと思います。よろしく。

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 森瀧春子さんの報告を聞いて

 自分の生命を賭けての調査活動、感動しました。生々しい調査の現実、手に取るようにわかりました。あまり無理をしないように、自分の身体のことも考えて今後もがんばってください。

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 病院に入院している子ども達の病気の姿が痛々しかったです。

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 大変リアルな被害の実態が報告され、衝撃を受けました。こんな米軍に手を貸す小泉政権が許せません。

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 森瀧さんの貴重なお話ありがとうございました。イラクの子ども達が十分な治療も受けられず、痛々しい様子に心が痛みました。私には何が出来るだろうかと考えさせられました。もっとイラクのこの現状を回りに伝えたいし、劣化ウラン弾の深刻な影響については特に訴えていきたいと思いました。
 もう一点は森瀧さんの活動に感動しました。NO DUプロジェクトとして現地にわたって真実を明らかにしていることは本当に大事なことだと思いました。以前、原水爆禁止大会で森瀧一郎さんの話を聞いて運動をがんばってやっていこうと思った時を思い出しました。




(講演会案内文)

 私たちは9月7日、NO DUヒロシマ・プロジェクトの森瀧春子さんを大阪に迎え報告集会を開きます。森瀧さんは6月22日より7月5日まで、「イラクへの戦争被害・劣化ウラン弾ヒロシマ調査団」の団長としてイラクを訪問されました。クーラーも止まった酷暑の中を、大変苦労しながらバグダッド、バスラなどを訪問し調査をされました。昨年12月に戦争を止めるつもりでイラクに行ったが止められなかったのが悔しいと森瀧さんは言われます。今回は、劣化ウラン弾やその証拠が残っているうちに、米政権寄りの暫定政権ができて調査がやりにくくなる前にどうしても行かなくてはならないと思われたそうです。
 「イラクでは予想以上に戦争状態の続く危険に満ちた荒廃状態の中で苦しむ民の姿に胸を衝かれました。50度までしか計測できない温度計は振り切れました。熱暑を気にしながら、参加者の皆さんの懸命のご協力のおかげで、放射能測定や13の土壌サンプル採集、爆発後のクレーターからの水4個、水道水、破壊タンク上のチリの濾紙への採集そして何よりも現地医師や住民の協力による30数件の尿の採集の見通しなど劣化ウラン弾調査のための材料は十分に集められました。」(森瀧さんのメールから) 
 今回の報告会では、劣化ウラン調査の途中経過と結果、湾岸戦争以降の劣化ウランによるガンや白血病、異常出産などイラク南部の子どもたちの深刻な状況のほか、米軍による数々の戦争犯罪、電気や水道など生活基盤まで破壊された米軍占領下に生きるイラクの人々の様々な実情、そしてイラクの人々への今後の連帯・支援のあり方などについても詳しくお話を聞きたいと思います。

 私たち署名事務局からは、新たに開始するイラク劣化ウラン調査UMRCカンパキャンペーンについて広くご協力をお願いしたいと思います。私たちがアフガニスタンでのウラニウム被害調査について支援してきたUMRC(ウラニウム医療調査センター)は、ジャララバード、カブール、トラボラで通常の人に対して最大200倍もの異常な人体のウラニウム汚染を発見し世界を驚かせました。米軍が大量に投下した貫通型爆弾がウラニウムを含んでいるのはほぼ確実です。
 イラク戦争でも大量の貫通型爆弾が使われました。その数は数千発に達する可能性があります。UMRCはアフガニスタンに続いてイラクでも被害調査を計画し、すでに予備調査を始めています。私たちは、アフガニスタンでのUMRC支援活動の成果の上に立って、イラクでもUMRCの調査に協力するカンパキャンペーンを立ち上げたいと思います。ぜひとも皆さんのご協力をお願いします。
 私たちはこのカンパキャンペーンを通じて、広島の森瀧さんら市民・専門家のその他の調査活動とも協力しながら、今後国際機関に全面的な調査を行わせ米英政府に除染と補償を行わせ、更には劣化ウラン兵器の製造・使用の全面禁止を訴えていきたいと思います。

NO DUヒロシマプロジェクト調査団・森瀧春子さんを迎えて
9/7 イラク劣化ウラン被害調査報告集会
イラク劣化ウラン調査UMRCカンパキャンペーン協力のお願いを兼ねて
 日時 9月7日(日) 午後1時半〜5時
 場所 「ヒューマインド」(旧;大阪府同和地区総合福祉センター)
               第1研修室にて (JR芦原橋駅下車、徒歩5分) <地図>
 主催 アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局