2005年9月21日午前10時。水戸地裁土浦支部において、布川事件第2次再審請求に対する決定が交付されることになりました。当日は、朝8時過ぎから支援者が土浦駅に集合。地裁前で固唾をのんで決定を待ちました。
午前10時過ぎ、「再審開始」ののぼりを持った弁護団の弁護士が地裁玄関から飛び出してくると、支援者から一斉に歓声があがりました。
しかし、9月26日午後4時過ぎ、検察は卑劣にもこの決定に対する即時抗告を行いました。
これによって、舞台は東京高裁に移り、櫻井さん、杉山さんの、もはやあまりに明らかになった無実を認めさせるために、さらなるたたかいを強いられることになりました。
無実のゴビンダさんを支える会は、あらゆる冤罪被害者や支援者との連帯の力があってこそ、ゴビンダさんの再審無罪を確実なものにすることができるという思いから、21日、水戸地裁土浦支部にかけつけ、また26日まで検察の即時抗告を断念させるためのたたかいにも参加してきました。
以下は、その経緯のレポートです。