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G8サミットとは一言でいえば何ですか?
世界でもっとも力のある国々の首脳が一同にかいして、世界の方向性を規定しているのがG8サミットです。 G8サミットとは、アメリカ、イギリス、イタリア、カナダ、ドイツ、日本、フランス、ロシアの8ヶ国が、年1回、各国もちまわりで開催する会議のことです。狭い意味では、サミットとは首脳会合のことをさしますが、首脳会合の前には大臣ごとの閣僚会合も開かれており、たいていはそのすべてをサミットとよんでいます。サミットは政府のように閣僚会合をもち、あたかも世界を統治しているかのような体裁をとっているため、しばしば〈世界政府〉とよばれています。 しかし、G8サミットは決して世界を代表する国際機関ではありません。サミットに参加できるのは、わずか8ヶ国、世界人口のわずか14%をしめる国々にすぎません。サミットは、あたかも〈世界政府〉のようなよそおいをしていますが、少数の先進国のトップ会合でしかありません。第三世界のなかには、こうしたサミットの不当さをうったえ、サミットのことを〈私的サロン〉とよぶ人びとも数多くいます。 |
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