|
|
まずはジョン・レノンですが、御存じのようにビートルズは4人編成で、ドラム、ベースにギターが2本です。これはちょうどヴェンチャーズと同じ編成でリードギターとリズムギターに分れています。初期の頃はおそらくジョージよりジョンほうがギターがうまかった筈ですが、リードヴォーカルという性格上リズムギターにまわったのでしょう。
つぎにポール・マッカートニーですが、彼もまたギター出身のベーシストでかなり独創性の高いベースラインを弾きます。これは私の想像ですが、以前に私もベースを弾きながらコーラスをやっていたことがあり、その時の経験から言うと、ベースラインはルートが多くメロディラインとはかけ離れていて非常に歌いにくく、弾きにくい。ということでベースラインをメロディの低音部と似通ったものに変えたところ歌いやすく、弾きやすくなったことがあります。
次にジョージ・ハリソンですが、彼こそ我々アマチュアの鏡、努力の人です。初期の頃はお世辞にもうまいとは言えなかったプレイが時がたつにつれ目に見えて向上していきます。リードフレーズもチャックベリースタイルでちょうど「I Feel Fine」の「リフ」のようにコードを分解したものが多く、リズム感も決してよくはなかったものが、中期からはC&W風を取り入れ、後期はインド音楽を取り入れたりして段々よくなっていきます。エリック・クラプトンとの出合いも向上に役立っていますね。
おしまいはリンゴ・スター、彼もジョージと同じくビートルズとともに成長した人ですね。ファーストシングル「Love
Me Do」のレコーディングではどうしてもうまくいかずドラムだけはスタジオミュージシャンを雇い、彼はタンバリンを叩いていた、というのは有名な話です。 このようにビートルズはそのオリジナルメロディも秀逸ですが、それをより引き立たせる演奏、サウンドというものが重要な要素だったわけです。そしてメロディや歌詞だけでなく楽曲全体をとらえるという現代の傾向のもとにもなった存在と言える訳です。我々の音楽もそういったとらえかたでいけばもう一皮剥けるのではないかと思いますが。-- *********UNCLE*********** |
☆中村 充宏(宮崎県) (プロフィール) |
|
|
☆旭川にバー『フィレイン』オープン 旭川にお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。日曜は休業日です。営業時間は、午後七時半から午前一時まで。住所/旭川市3条6丁目(2・3仲)M-BOXビル |
日音協北海道支部の仲間がオーナーのペンション「あいらんど」[あいらんどご案内] 電話・ファックス 0136-23-4322 携帯 030-395-121 メール:island_k@f5.dion.ne.jp 北海道蛭田郡倶知安町字山田 163-27 石川美行、加鶴子 |