有事法制、イラク特措法成立、イラク派兵以後の動き 2004年5月 (次)(戻る)
2004年5月
2004年5月1日
■政府・自民党は1日、大規模テロなどに即応する危機管理チームを内閣官房に創設する方針を固めた。
■サウジアラビア西部の紅海沿岸の産業港湾都市ヤンブーで1日、政府系サウジ基礎産業公社と米石油大手エクソンモービルが共有する石油科学施設に武装グループが侵入し米国人技師2人、英国人2人、オーストラリア人1人、サウジアラビア人1人が死亡。
2004年5月2日
■イラク・ラマディ付近の攻撃で米兵6人が死亡、30人が負傷。
2004年5月3日
■イラク・バグダッドで2日から3日にかけ、駐留米軍基地に迫撃砲弾が撃ち込まれるなどの攻撃が相次ぎ米兵7人とイラク人2人の計9人が死亡。
■イラク駐留米軍当局者はイラク・アブグレイブ刑務所での虐待事件に関連し将校を含む兵士6人を懲戒処分したと発表。
■米紙ロサンゼルス・タイムズが3日、軍の内部報告書の詳細を初めて報道。軍用犬に襲わせたり、女性を裸にし撮影したりを計画的に行っていたことを明らかにした。
2004年5月4日
■政府は敵国から発射された弾道ミサイルに対抗するため、緊急時には首相か防衛庁長官の判断で迎撃指示できるよう自衛隊法などの改正に取り組む方針を固めた。弾道ミサイル防衛(BMD)を進めるにあたって、自衛隊に防衛出動を命じる閣議開催など現行の手続きを踏んでいては、対応が間に合わないと判断。早めれば来年の通常国会に改正案提出するとの報道が4日行われる。
■経済産業省原子力安全・保安院は、廃炉となった原子炉の解体に伴って大量に出るコンクリートや金属などの廃棄物について、放射能レベルが一定以下なら再利用や産業廃棄物としての処分が可能とする基準の導入を決めたとの報道。
2004年5月6日
■6日、イラク・ナジャフで米軍と民兵組織が戦闘、米軍が民兵41人を殺害。
■イラク・バグダット中心にある連合国暫定当局本部の入り口前で6日、自動車による自爆テロが起き米兵1人、イラク人5人が死亡。米兵2人を含む25人が負傷。
2004年5月7日
■イラク人虐待問題でラムズフェルド米国防長官が謝罪。
2004年5月9日
■チェチェン大統領が暗殺される。
■イラク南部アマラなど各地で駐留米軍、英軍との戦闘が相次ぐ、米軍が民兵18人を殺害。
■イラク・アマラで英軍ヘリコプターが空爆し子どもを含む市民4人が死亡、8人が負傷。
2004年5月10日
■10日、民主党の菅直人代表が「私の年金未加入問題で国民野党の不信を高め、迷惑をかけた責任はきわめて大きい」とし辞任を表明
■週明けの10日の主要国の株式市場は米国の早期利上げ観測の強まりから全面安の展開となり東京株式市場の日経平均株価は急落して今年最大の下げ幅を記録。香港、韓国などアジア株も軒並み大幅安となって世界同時株安となった。
■欧州訪問を控え、東京赤坂の東宮御所で記者会見した皇太子は「雅子のキャリアや人格を否定するような動きがあった」と会見で異例の発言を行った。
2004年5月12日
■CBSテレビが12日発表した世論調査結果でブッシュ大統領の支持率は44パーセントと政権発足以来最低を記録。
■公明党の神崎武法代表は12日、国会内で記者会見し、自身や冬柴鉄三幹事長、北側一雄政調会長ら党所属国会議員13人に、国民年金保険料の未納期間があったことを明らかにした。しかし、3氏はそれぞれ辞任しない考えを表明。
■12日、北京で六カ国協議の作業部会が開かれる。米朝両国の主張をもとに約6時間半議論が行われた。米国は北朝鮮に核開発放棄を要求し、北朝鮮は経済支援などの補償が得られれば核開発を凍結する用意があると述べた。
■外務省は12日、イラクで昨年11月に起きた日本人外交官殺害事件に関する調査報告書を発表し、殺害を目的としたテロの可能性が高いと結論づけ、米軍誤射説については「裏付ける証言や具体的な証拠はない」などと強く否定した。
■イラクの暫定統治機関、統治評議会に参加するイスラム教シーア派の「イラク・イスラム革命最高評議会」(SCIRI)のスポークスマンは12日、中東の衛星テレビ・アルジャジーラで「シーア各派は米軍との公選終結に合意した」と述べた。中部ナジャフに立てこもり武装闘争を続ける反米強硬指導者ムクタダ・サドル師が、合意を受け入れるとの見通しを示した。
■フィリピン政府は12日、イラクのバグダッド北部にある米軍基地が11日夜攻撃され、同基地で働くフィリピン人一人が死亡、4人が負傷したことを明らかにした。
■12日、イスラエル軍の兵員輸送車両がガザ地区南部のラファ付近を走行中に爆破され、兵士6人が死亡、5人が負傷。11日にもイスラエル軍用車が大破、兵士6人が死亡。
■イラクでの米軍による虐待問題について12日付、ワシントン・ポスト紙はキューバのグアンタナモ米海軍基地で収容所長を務めていたミラー少将がアブグレイブ刑務所に「グアンタナモ流」の取り調べ方を持ち込んでいたと報じた。またニューヨークタイムズ紙は12日、アフガニスタンでもイラクと同様に米軍拘束下での虐待があったとする被害者の証言をつたえた。
2004年5月13日
■13日、ラムズフェルド米国防長官がマイヤーズ統合参謀本部議長がイラクバグダッド入り。約三千人のイラク人を収容し、虐待事件のあったアブグレイブ刑務所を訪問。収容者が拳を突き上げ、親指を床に向けて不快感を示した。米兵を前に「ココで起きたことは、われわれの責任。ボディーブローのように効いている。厳しい状況は続くが、乗り越えられることに疑いはない」と演説。
■13日、イスラエル軍の武装ヘリがガザ南部のパレスチナ自治区ラファの難民キャンプを攻撃、パレスチナ人4人が死亡、15人が負傷。また難民キャンプに侵攻中の軍部隊にパレスチナ人一人が射殺された。
■政府は13日、北朝鮮にとどまっている拉致被害者の帰国問題に関して、永住帰国するかどうかの意思確認は、帰国して肉親である被害者と再会した後に行う方針を固めた。
2004年5月14日
■民主党の小沢一郎代表代行は14日、党代表への就任要請を承諾した。
■14日、南部ナシリヤでイスラム教シーア派のサドル師支持者とみられる武装勢力が連合軍司令部を襲撃、イタリア、米国、英国人など約10人と運転手ら10人が司令部内部に取り残された。
■パレスチナガザ地区でパレスチナ側とイスラエル軍が衝突、軍兵士2人が死亡、パレスチナ人も1人が死亡。
■イラク駐留米軍は14日、イスラム教シーア派の聖地ナジャフ中心部に戦車などで侵攻。フランス公共ラジオによると民兵側10人が死亡。また中部カルバラでも双方が衝突イラク人4人が死亡、13人が負傷。
■イラク駐留米軍は14日、米兵によるイラク人虐待の部隊となった首都バグダッド西郊のアブグレイブ刑務所に収容していたイラク人拘束者の釈放を開始。
■イラクの米軍基地で働くフィリピン人労働者の一部が14日、アラブ首長国連邦へ空路で避難し始めた。
2004年5月15日
■内閣法制局がイスラム教シーア派の対米強硬指導者サドル師支持派を「国に準じるもの」との解釈を示した報告を4月に福田官房長官に行っていたことが分かった。法制局の解釈に従えば、サマワでサドル派による攻撃や応戦があった場合、イラク復興支援特別措置法上の「非戦闘地域」でなくなり、結果的に「陸自部隊の活動中止−撤退」につながってくる。サドル派は10万人に上る民兵組織を持ち「反米反占領」を主張し米軍との衝突を繰り返している。
■イラク南部サマワでムサンナ州政府庁舎付近を警戒中のオランダ兵が15日、2発のロケット弾攻撃を受ける。死傷者はなかった。
■イラク駐留米軍のキミット准将は15日、バグダッドで14日、から15日にかけての戦闘で、武装勢力側の計21人を殺害したと発表した。
■15日、自衛隊が駐留するイラク南部サマワでイスラム教シーア派のムクタダ・サドル師支持者と警官隊が散発的に交戦、同師支持者1人が死亡、警官2人が負傷。
■米誌ニューヨーカー(電子版)は15日、イラクのアブグレイブ刑務所で起きた米兵によるイラク人虐待事件について、ラムズフェルド米国防長官が情報入手のために制限を逸脱した尋問を「極秘作戦」として承認していたと報じた。同誌によると虐待を伴う尋問は、アフガニスタンでも国際テロ組織アルカイダのあぶり出しのために行われてきた。「スペシャル・悪設・プログラム」と呼ばれ「テロとの戦い」で重要人物を逃がさないために、殺害や逮捕、尋問を事前に承認する機密作戦という。
■イスラエル最大の都市テルアビブで15日夜、パレスチナ自治区ガザからのイスラエル軍撤退とユダヤ人入植地撤去求める集会が開かれ、15万人が参加した。ガザ地区では先週、「テロリスト掃討」を続けるイスラエル軍部隊がぱれすちな組織の抵抗に遭い、イスラエルへ居合わせて13人が死亡。同時期、イスラエル軍ヘリコプターのミサイル攻撃などでパレスチナ側は民間人を含め29人の死者を出した。集会では、これ以上犠牲者を増やしたくないという声が相次いだ。
■米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は15日、イラク人虐待問題で訴追された米軍兵士7人の弁護士らの話として「上官の命令に従った」とほとんどの兵士が証言していると伝えた。19日から始まる軍法会議で、同様の証言を行うとみられる。
2004年5月16日
■イスラエル軍の参謀総長は16日、パレスチナ自治区ガザ南部の治安対策として「エジプト国境に沿って、数百件のパレスチナ人民家を破壊対象として選んだ」と語った。ガザでは先週、パレスチナ勢力の抵抗によりイスラエル兵の死亡が相次いだのを受け、イスラエル軍はブルドーザーでエジプト国境付近の建物80棟以上を破壊。約千百人のパレスチナ人が自宅を失った。
■パウエル米国務長官は16日、イラク戦争に先立つ昨年2月、国連安全保障理事会に提示した旧フセイン政権の「生物兵器製造装置に関する情報について「誤りだった。遺憾だ」と語った。トレーラーに載せた「移動式化学実験室」と呼ばれたものは「気球用の水素製造装置だった」との見方が出ている。
2004年5月17日
■17日、イラク・バグダッドの連合国暫定当局(CPA)本部ゲート付近で車が爆発し、イラクの暫定統治機関、統治評議会のイズディン・サリム議長らイラク人9人が死亡。
■米国は在韓米軍の一部部隊をイラクに派遣すると韓国に通告し、韓国政府はこれを受け入れたことを明らかにした。約3万7千人の在韓米軍部隊のうち、派遣されるのは約4000人。
■17日の米誌ニューズウィークはブッシュ大統領が国際テロ組織アルカイダ野メンバーらに対してジュネーブ条約を適用しないことを承認し、米中央情報局(CIA)が前例のない激しい尋問を行っていると報じた。
2004年5月19日
■ブッシュ米大統領は19日、ホワイトハウスで閣議を開き、6月末に予定するイラク暫定政権への主権移譲日程に変更がないことを確認した。また、大統領はパウエル国務長官が新しい国連安全保障理事会決議案について安保理と協議していることを指摘した。決議案は米軍などの有志連合軍の駐留を認める内容になることを明らかにした。
■19日、アビザイド米中央軍司令官は上院軍事委員会の公聴会での証言で2001年秋のアフガニスタン戦争開戦以来、アフガンやイラクで合計75件の虐待事件があったことを明らかにし、、「組織的な問題があったために事件が助長されたかもしれない」と述べた。
■ウルフォウィッツ米国防副長官は上院外交委員会の公聴会でイラクでの米兵の死者が相次いでいることについて「(旧フセイン政権関係者の)抵抗の強さを過小評価していた」と証言。戦前の予測が甘かったことを認めた。
■パレスチナ自治区ガザ南部ラファで19日、イスラエル軍の侵攻に抗議しデモ行進していたパレスチナ人らに同軍ヘリコプターや戦車がミサイルなどを発射。少年ら少なくとも10人が死亡、女性や子どもを含む数十人がけがをした。
■19日未明、イラク駐留米軍が結婚式会場を空爆、約40人が死亡。
2004年5月20日
■パレスチナ自治区ガザからの報道によると、イスラエル軍は20日、ガザ南部ラファへの軍事作戦を継続。少なくともパレスチナ人5人が死亡。同軍は前日、ラファ侵攻に抗議するパレスチナ人デモ隊に発砲し、子供ら10人の犠牲者を出したばかり。
■三菱ふそうトラック・バス(昨年1月、三菱自動車から分社)のビルフリート・ポート社長は20日、都内のホテルで家憲師、大型車のクラッチ系統部品の欠陥を公表せず8年間隠ぺいしたことを明らかにした。
■イラク中部ディワニヤ郊外で20日、撤退中のスペイン軍部隊が武装勢力の攻撃を受け反撃、武装勢力側の1人が死亡、一人が重傷。スペイン兵も一人が軽い怪我をした。
■バグダッド中心部で米軍部隊が手りゅう弾による攻撃を受け、1人が死亡、3人がけが。
2004年5月21日
■米軍によるイラク人虐待事件で、21日付のワシントン・ポストは、イスラム教徒に禁忌の豚肉を食べさせたり、酒を飲ませたなど、新たな内容を報じた。
■イラク人虐待事件が問題となったバグダッド西郊のアブグレイブ刑務所で21日、新たに多数の収容者が釈放された。米軍のキミット准将は、この日に、470人を釈放することを事前に公表していた。
2004年5月22日
■ブッシュ米大統領が22日、サイクリング中に転倒し顔などに擦り傷を負った。
■イラク駐留米軍は22日、反米強硬指導者ムクタダ・サドル師が率いるマハディ軍を中部ナジャフと、その近郊クーファで急襲、戦闘でマハディ軍や住民少なくとも34人の死者が出たもよう。
■22日、カンヌ国際映画祭においてブッシュ米政権のイラク政策を痛烈に批判したマイケル・ムーア監督の「華氏911」が最高賞パルムドールに選ばれた。ムーア監督は「私の映画に出演した俳優たち、ブッシュ、チェイニー(副大統領)、ラムズフェルド(国防長官)にお礼を言いたい」と世界のメディアを通じて、ブッシュ政権を皮肉った。ムーア監督の「でっち上げで起こしたイラク戦争であれほど多くの犠牲者を出すとは」との主張は、カンヌから世界に広く発信された。
■小泉首相は22日、北朝鮮の金正日総書記と平壌で会談。拉致被害者の5人の家族のうち蓮池さん夫妻と地村さん夫妻の子ども計5人の帰国が決定。同日夜、5人は首相の政府専用機に続いて同予備機で羽田空港に到着。会談は、日本は人道的見地で食料援助25万トン、1000万ドルの医薬品支援を今後1−2ヶ月に実施。平壌宣言を順守する限り、日本は経済制裁措置を発動せず。北朝鮮は核問題の平和的解決のため6カ国協議進展に努力。ミサイル発射凍結を再確認。安否不明の拉致被害者は北朝鮮側が調査を再開。日本も参加。などを内容としている。
■イラクの首都バグダッド東部のアブドルジャバル・シェイフリ内務次官の自宅前で22日、自動車爆弾によるテロがあり、警備員3人富本不明の女性一人が死亡、同次官も負傷。
■バグダッドの南方のマフムディアで22日、パトロール中に付近にあった車が爆発、米兵1人が死亡。
■中東・北アフリカ21カ国とパレスチナ解放機構によるアラブ首脳会議が22日チュニジアの首都チュニスで開幕。しかし、サウジアラビア、バーレーンなど多くの湾岸諸国の国家元首は出席を見送った。
2004年5月23日
■イラク人虐待事件で23日付の米紙ワシントン・ポストは、イラク駐留軍のサンチェス司令官が虐待現場にいたとする軍弁護人の話を伝えた。この弁護人は「サンチェス司令官が現場のアブグレイブ刑務所で、虐待を目撃していた」を証言する用意があることを明らかにした。事実なら軍上層部が組織的に関与したことになる。
■インド北部ジャム・カシミール州で23日、インド国境警備兵と家族らを乗せたバスが地雷を踏んで爆発、警備兵と女性子どもを含む少なくとも28人が死亡、10人が負傷。
■イラク中部ファルージャ近郊で23日、米軍の車両が武装勢力の待ち伏せ攻撃を受け、米兵2人が死亡、5人が負傷。
2004年5月24日
■イラク・バグダッドの連合国暫定当局(CPA)などがある米軍警護区域「グリーンゾーン」近くで路上の仕掛け爆弾が爆発し英国警備員2人が死亡。
2004年5月26日
■イラク中部のナジャフで26日、シーア派の民兵組織「マハディ軍」が駐留米軍と交戦。病院関係者は民兵ら24人が死亡、約50人が負傷。バグダッドやナジャフでの戦闘で民兵ら約100人が死亡したとの情報もある。
2004年5月28日
■東シナ海の日中境界海域で中国側が新たな天然ガス採掘施設を建設していることが明らかになった。
2004年5月29日
■サウジアラビア東部のアルホバルで29日、武装グループが外資系石油会社野事務所ビルと外国人居住区を襲撃して銃を乱射。米国人や10歳のエジプト人の子供ら外国人7人とサウジ治安部隊員ら9人の計16人が死亡。
■川口順子外相が韓国を訪問し盧武鉉大統領らと会談。朝鮮半島の非核化に向けた日米韓三カ国の連携を再確認。
2004年5月30日
■サウジアラビア東部の都市アルホバルで起きた外国人居住区などへの襲撃事件で、約40人の人質と共に武装グループが立てこもった住居ビルに30日早朝、特殊部隊が突入し銃撃戦となる。サウジ内務省は事件発生から民間人の犠牲者は22人となったと述べた。犠牲者の国籍は、インド人8人、フィリピン人とサウジ人が各3人、米国人、英国人、イタリア人、スウェーデン人、エジプト人、南アフリカ人が各一人。人質となっていたレバノン人らの話として人質は約40人で治安部隊の突入の際に約15人が死亡した。
2004年5月31日
■政府は31日、主権移譲後のイラクで編成される見通しの多国籍軍への自衛隊参加について、各国部隊に対する輸送支援などの形での参加を検討する方針を固めた。イラクで活動している陸上自衛隊部隊は、戦闘に加わらないことから連合軍には参加せず、連合国暫定当局(CPA)との協定に基づいて活動している。6月末の主権移譲に伴ってCPA画家違算すると、新政府と新たに地位協定を結ぶ必要が出てくるが、国連決議に基づく多国籍軍に参加すれば、新たな協定は必要なく復興支援活動も多国籍軍の一員として継続できることになっている。
■イラク・サマワで韓国製の小型乗り合いバスが爆発炎上。バスに乗客はいなかったが、窓ガラスが割れ、中の男性が軽傷を負った。米軍の車列が爆発時に付近を走行しており、米軍を狙った可能性がある。
■イラク・バグダッドしないで走行中の自動車が爆発し少なくとも2人が死亡、20人以上がけが。
■韓国外交通商相の金塾北米局長波31日、記者会見で、6月7、8日にソウルで開かれる第9回の未来米韓同盟政策構想会議で在韓米軍の規模など再編問題について協議すると述べた。米国は昨年6月、非公式に在韓米軍削減の意向を伝えたが、削減数は1万2千人程度とみられている。