『亜空間通信』208号(2002/03/26) 阿修羅投稿を02.12再録

アフガンとパレスチナ侵略拡大の最中にNHKが対米従属ホロコーストの大嘘放映

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『亜空間通信』208号 (2002/03/26)
【アフガンとパレスチナ侵略拡大の最中にNHKが対米従属ホロコーストの大嘘放映】

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転送、転載、引用、訳出、大歓迎!

 今回の主題は、「あの」「大本営発表」の戦争犯罪組織の後裔のNHKが、今また、しかも、時あたかも、アフガン空爆とパレスチナ侵略の拡大の最中に、アメリカとイスラエルの「正統化神話」、「ホロコーストの大嘘」宣伝の手先を努めた事実の告発である。それと同時に目的とするのは、このことの決定的に重要な犯罪性を認識できない偽善系左翼自称平和主義者への叱責でもある。

 NHK衛星2は、昨日(2002/03/25)早朝の深夜映画劇場で1960年ハリウッド製の「フィクション」、『ニュルンベルグ裁判』を放映した。私はすでに1994年に、同じNHK衛星2が同じ映画を放映したことを、拙著『アウシュヴィッツの争点』の以下で批判した。そして、放映以前に2度もNHKに電話をして、この放送は「大本営発表と同様の戦争犯罪」であると警告したのであるが、NHKは私の警告を無視して放映を強行したのである。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus-15.html
(美化されすぎてきた「ニュルンベルグ裁判」への重大な疑問)

 以下、この問題を含む電子手紙を巡る事情を再録する。

 一昨日(2002/03/24)、個人情報と広場名は不必要なので省くが、

Date: Sun, 24 Mar 2002 22:26:35 +0900
「Fw: 米の戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名の呼びかけ人になってください」

 という件名の転送電子手紙が届いたので、昨日(2002/03/25)、向こうの書式に合わせて書き込み、「ご」とか「お」とかの敬称は削除し、署名の趣旨に賛同する返事を送った。名前の次の( )内は、(肩書き、職業などが必要な方はお書き添えください)とあったからである。実は、この部分の書き込みこそが、署名に加ってみる最大の目的である。以下、主要部分に注釈と削除をほどこして再録する。

 私は、アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名の趣旨に賛同し、この署名運動の呼びかけ人になります。

※名前:木村愛二(アメリカとイスラエルの正統化神話ホロコーストの大嘘を暴露する歴史見直し研究会代表)
※名前の公表について:公表可
・ホームページへの公表:公表可

 ただし、(私が受信した)電子手紙広場に、(この呼び掛けを)転送された方へは、同広場に次の文章を送り、私の意図を伝えました。

 転送拝見。

 元軍国少年、元反戦青年、元反体制中年、65歳の現在、すべてを疑う熟年、自称「嘘発見」名探偵、『憎まれ愚痴』編集長の木村愛二です。

 転送の署名運動には一応協力して署名を送付しますが、肩書きに凝ると受け付けられない恐れがありますので、ここでも一応、見解を略述して置きます。

 私は、911以後の状況についても、わが『亜空間通信』及び阿修羅/戦争掲示板への投稿などで、自ら最高と自負する情報収集、選択、分析の超々辛口評論を発表してきました。わが電網宝庫にも『亜空間通信』から特集して納めてあります。

 911からアフガン侵略に至る状況に関する議論については、この電子手紙広場の主旨に添うかどうかに関して、一時、議論及び私信での意見を見聞きし、控えていましたが、転送の投稿があったので、以下、簡略に私見を述べます。

 私は、戦争とそれへの反対運動に関しては、孫子の兵法の極意、「故上兵伐謀」を推奨しています。私が裸の猿と呼ぶ自称人類のそれぞれの集団は、自己正統化のための先祖伝来の「正統化神話」を引き継ぎ、その御旗の下においてこそ、「戦場における死」を最高としたアリストテレスの美学の教えに殉ずるのです。

「元軍国少年A」こと私自身が、ユーゴ戦争におけるアメリカの嘘を暴いた作品、
木村愛二:監督主演(ただし出演はTシャツ着用の揺れる腹の部分と旅券の写真のみ)作品:「元軍国少年Aの果てしなき戦い」は、以下で無料公開しています。

http://www1.jca.apc.org/videoact/3minutes/index.html
1999年:山形国際ドキュメンタリー映画祭 ビデオアクト・スペシャル企画
『ニッポン・戦争・私 1999』

「ADSL、CATVなどの環境の方は、こちらでごらんいただくとより高画質・高音質でご覧いただけます。」リンク有り(なのですが、手続不精の私は未だに電話線供用のままなので、自分では、山形映画祭で「馬鹿受け」報告の旧作を寝酒の肴代わりに「ご覧いただけ」ないのです)

 アメリカとイスラエルの第二次世界大戦以後の「正統化神話」は、「ホロコーストの大嘘」です。

 NHK衛星2は、本日(2002/03/25)早朝の深夜映画劇場で1960年ハリウッド製の「フィクション」、『ニュルンベルグ裁判』を放映しましたが、私はすでに1994年に、同じNHK衛星2が同じ映画を放映したことを、拙著『アウシュヴィッツの争点』の以下で批判しました。そして、昨日以来、3度、NHKに電話をして、この放送は「大本営発表と同様の戦争犯罪」であると警告しました。

 http://www.jca.apc.org/~altmedka/aus-15.html

 裸の猿の戦争の歴史の幕を本当に閉じたければ、私が「憎まれ口」で「負け犬の遠吠え」と酷評する署名活動などに残り少ない貴重な時間を割くよりも、以上のような裸の猿の「正統化神話」を打ち砕くことに専念する方が、確実かつ一番の早道です。私は、そのことの重要性を、1992年発行の拙著『湾岸報道に偽りあり』で、次のように記しました。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/gulfw-ex.html
 もちろん日本だけのことではなかったが、「平和のペン」は「謀略」を完全に見破る力量を欠いていた。だから、湾岸戦争を防止できなかったのだが、今からでも遅くはない。この失敗の教訓を可能なかぎり早く整理し、現在の事態にも警告を発しつつ、今後に備えることが肝要であろう。

 以上の考えから、私は、この本を書くための徹底調査で気付き始めていた「ホロコーストの大嘘」の暴露に取り組んできたのでした。さらに1998年発行の拙訳『偽イスラエル政治神話』では、訳者のはしがきとして、

 私自身が「自分では何も調べずに」、旧著『読売新聞・日本テレビグルプ研究』(1979)の中の時代背景として、「当時は、ナチのアウシュヴィッツなどの大虐殺が明らかになり、ニュルンベルグで国際軍事裁判がはじまったばかりだった」と書いていたことの発見、私自身に関する告白をした上で、以下のように記しました。

http://www.jca.apc.org/~altmedka/nise-1.html
 弁解がましいが、古代哲学以来の「人間機械論」に立つと、「疑い」情報入力なしには疑う思考は働かない。その意味で、一九九五年二月号の「ナチ『ガス室』はなかった」と題する記事による『マルコポーロ』廃刊事件以後に関する限り、日本の知識人の科学的な思考能力は、問われざるを得ない。

 御参考までに。

 以上。


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